晴れて大学に合格し上京してきた多田万里。大学デビュー、東京デビュー、ひとり暮らしデビュー、と初めてのことづくしで浮足立つ彼は、入学式当日、不意打ちにあう。圧倒的なお嬢様オーラ、完璧な人生のシナリオ、得意なのは一人相撲。襲撃者の名は加賀香子。薔薇の花束を万里に叩きつけた彼女は、万里の友達でもある幼馴染みの柳澤を追いかけて、同じ大学に入学してきたという。そんな眩しくも危うい香子が気にかかり、放っておけない万里だが—?竹宮ゆゆこ&駒都えーじの強力タッグが贈る青春ラブコメ。
多少冗長な導入部があり、その上、序盤から登場人物が次から次へと増えていきます。
彼らの特徴や性格を把握するかしないかで楽しさが大きく変わってくるという、ごく当たり前のことではありますが、本書においては序盤から楽しむための必須事項と言ってもいいでしょう。
先頭のページにイラストと登場人物がまとめられているので、まずはそれをじっくり読んでおくのをオススメします。
基本的には昼ドラのような展開が続き、大学生ということもあってサークルやキャンバスを中心に起伏のある話になっています。
登場人物たちの心情、外見や服装が丁寧に書かれているのが好印象。人物同士のやり取りや対立の構図、表現力は流石だなと思いました。
一冊目にしていきなりナンバリングが振られている通り、続刊が確定しているそうです。
それだけ自信がある、売り出す価値がある作品ということで世に送り出し、見事に読者の期待に応えた名作です。