えのもとサーキットレポート

テキスト&グッズ撮影:P-M
写真撮影全般:あさがやさん

スペシャルサンクス:えのもとサーキットさん

その知らせが来たのは春の訪れを感じさせるにはほど遠い、寒い夜だった…。

はじめまして。私は、pursuitsと言います。
先日、火鳥 泉行(カトリ)さんに、ミニ四駆対決の挑戦状をたたきつけられました。
あの激瘠せ野郎 [この一年で、65キロの体重が55キロに激減] は、お前が叩き付けたと喚いていますが、全て無視してください。悪魔みたいな火鳥泉行(カトリ)さんから、私は騙されたんです。

(原文のまま掲載)

なんだ、新手のオレオレ詐欺か。
そう思いつつ、メールをゴミ箱に移動させようとしたが、どうも様子がおかしい。いや、可笑しい。
カトリに事情を聞くと、どうやらミニ四駆のレースをするので立ち会いの依頼をしているということだった。
なんだ?、それならそうと言ってくれれば。
よ?し、やる気がみなぎってきたぞ!!
早速、P?Mのアシスタント(勝手に任命)であるあさがやにアポイントを取ることにした。

P?M「ゴールデンウィークにレースの立ち会いを頼まれた。罠の可能性もあるので様子を見てきてくれないか?」
あさがや「任せろ!!鉄砲玉になって漢(おとこ)の生き様、とくと見せて候(そうろう)」
P?M「ふ?ん(歓喜に満ちあふれた返事)」

カトリ氏とpursuits氏に事情を説明。
二人とも快く承諾してくれた…はずだった!!

敵の力が強大すぎて俺の力じゃどうにもならねぇ。
助けてください。この通りです。お願いします!!

(原文のまま掲載)


またスパムメールか。
そう思いつつ、メールをトラッシュボックスに移動させようとしたが、たまたま予定が開いたので行ってみることにした。
向かうは高尾にあるえのもとサーキット。(会場選出者:P-M)
ここで川中島ならぬ高尾山の合戦が行われるのだ!!
長い前フリになりましたが、やってきましたえのもとサーキット。レーサーなら誰しも一度は耳にしたことのある超有名店です。
この看板のとなりにある紳士の腕に注目してください。
実は看板とつながっていて、ステッキを持っているデザインになっています。

下に目をやるとジュニアサーキットやダンガンサーキットが寝っ転がっているという(笑)。

ここではミニ四駆、ラジ四駆、ダンガンレーサーのありとあらゆるパーツがそろっており、特にミニ四駆のパーツは右に出るものなしといった感じでした。
このマーク、見覚えがある方はダンガンマニアの称号を授けます。
フリーサーキット。
ダンガンサーキットをミニ四駆のコースが囲んでいます。
外は車道になっていますが、ちゃんと柵が設置してあるのでマシンが外に飛び出ることはないようになっています。

→別アングルから
ミニ四駆コース2大難所。
特にレーンチェンジがくせ者で、コーナーを高速で走れれば走れるほどスピードに乗ってレーンチェンジャーに突入するという、上級者泣かせのレイアウト。
ミニ四駆の最大の敵はレーンチェンジャーというほど、コースアウトの危険が高いのですが、ここらへんもあっさりとクリアしていたマシンが多かったです。さすが。

→タイムアタックもできます
店内の様子。
あさがやくん、もう少しイイ写真はなかったの?
パーツの山!!
まさに高尾山といった感じで圧倒されました。

通常のグレードアップパーツ、AOパーツはもちろん、限定パーツやシャーシ、ボディのばら売りも豊富に取りそろえてありました。
AOパーツの中空ハードシャフトのようなレアものも販売されており、レアモノゲッターなら必ずチェックしておきたいお店です。

余談ですが、自分もタイプ1のホイールや透明のゴムタイヤ、ワイルドミニ四駆用ギヤなどが欲しかったのですが、財布を忘れてしまうというドジを踏んでしまいました。サザエさんだったら愉快という言葉で済むのでしょうが…。
ここでお待ちかね。
えのもとサーキットオリジナルマシンをご紹介いたします。

まずはウイングバルカンをゴールドに塗装したこのマシン。
ウイングバルカンの特徴であるウイングを、可変ウイングセットでさらに強調。このウイングはマシンが傾いた際のスタビ効果もあり、カッコ良さとの両立をはかることが出来ます。

→ちょっと拡大
シャーシ。
内部構造(特に駆動系)もやっぱりスキがないのですよね?

え?勿体ぶってないでもっと見せろって?
やっぱり気になりましたか(笑)。
そう、えのもとさん特製のフロントローラーシステム。
まるでカブトムシのツノのようなワイドマウント&フロントローラー、そしてそれらを支えるように縦横無尽にローラーが張り巡らされています。

よ?く見るとわかるのですが、実はサイドのローラーステーに?のスラスト角がついています。ミニ四駆などでは/向きになっていればマシンを下側に抑えるこ とでコースアウトをしにくくしていました。しかしダンガンはコースが円上になっているため、スラスト角を逆にする必要があるとのことです。いやはや、勉強 になりました。

→別角度から
→ボディをつけて
もう一台。
タイプ2が登場する以前に作成したギヤ直結のマシン。
サーフローラーを前後に切り、電池ボックスとモーターを線で繋いであります。
ホイールベースがながいため、コーナーの多いダンガンサーキットでは不利ですが、ストレートコースでは絶大な能力を発揮しそうです。

→背面
→電気系
駆動部。
一見シンプルですが、ムダな部分を排除して計算された作りになっています。

実際に走ったところを拝見させていただきましたが、キッチリと噛み合っており、非常に静かな音でした。

→上から
てしろぎ先生直筆のサイン色紙。
鉛筆の下書きまで残っており、ソウルを込めて書いたのが伝わってきました。

店長の大切なお宝ですね。


このシーン、見覚えありますか?
えのもとサーキットに来たことのある方なら一目でわかりましたよね。
なお、コロコロをお持ちの方は、単行本の隅から隅をぜひ比較・確認してみてください。きっと面白い発見をしますよ。

ちなみに単行本をお持ちの方は私ではありません(笑)。


→てしろぎ先生直筆サイン(単行本にも)
この帽子、何だかわかりますか?
そう、コロコロコミックにて連載中の漫画「かっとびレーサー!ダンガン狼」の主人公、シンジローが被っている「ウルフキャップ」です。

通常、レースの優勝者に贈呈される非常に名誉な品なのですが、ご厚意でいただいてしまいました。
これを被ってダンガンサイトのウルフを目指していこうと思います(笑)。
ほら、カッコイイでしょ?
このウルフマーク、タミヤ&小学館に許可をとって使っているとのことで、正真正銘の田宮公認のオリジナルグッズです。素晴らしい!!
ウルフステッカーもあります。
優勝者には金のステッカーがプレゼントされるとのこと。
このステッカーをレーサーズボックスに貼ったら尊敬のまなざしで見られること間違いなし!?

→えのもとオリジナルステッカー
えのもとさんといろいろ話をさせていただき、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今度出る新ユニット「アクティブローラーユニット」の裏話やパーツのアイディア、提案、レギュレーション改訂の真実、TEA-Leagueについてなどなど…。
(ここで載せてしまっていいのかどうかわからないのであえて伏せました。スイマセン!!)
お店に行ったことがある方ならわかると思いますが、レーサー思いで楽しそうにやってらっしゃる姿にとても感動いたしました。自分もレーサーが楽しい時間を過ごせるようなサイトを目指してよりいっそう努力していこうかと思います。

いろいろとつきあっていただいたうえに、プレゼントまでいただきまして本当にありがとうございました!!

今回おじゃまさせていただいたえのもとサーキットさんのサイトはこちらです。

・編集後記
結局レースの立ち会いは行いませんでした。
なぜなら、マシンが動かないで試合にならなかったからです。
不戦勝という形で勝利したカトリ氏は、えのもとさんから賞状を受け取り自慢顔でお店をあとにしました。
帰路、「俺って最強?」と連呼していたのは内緒です。

「合戦が行われるのだ!!」から「長い前フリになりましたが」まで2行しかありませんが、その間は帰省ラッシュに巻き込まれたりあさがやが間違った道を意図的に教えたりで片道4時間ほどかかりました。
帰りは2時間だったことを考えると、あれは何だったのか不思議でなりません。
幸いえのもとサーキットさんは駅から近いので、次回からは電車で行くことにします。

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