ミニ四駆ニューイヤーGP2010関東大会レポート


2010年1月17日に東京の浅草ROX-3スーパーマルチコートで開催されたミニ四駆ニューイヤーGP2010関東大会に参加してきました。
天気は晴れですが、冬で屋外の会場ということもあって、寒い一日。
前日はジュニアクラスが行われましたが、そちらは今日以上の寒さだったようです。

写真は屋外からの会場の様子。
ROXには数えきれないほど行っていますが、ここからの写真は初めてですね。

●会場内


会場内。
ところ狭しとレーサーが集まっており、会場内の移動も一苦労です。
参加者は12時ちょっと前の時点で464番までのエントリーカードが配布済みで、その時点でもまだ参加が可能でした。
参加者数と比べると来場者が多かったように感じます。


入ってすぐのテントにて、エントリーカードを配布。
自分のマシンを持っていない方のために無料で貸し出してくれるレンタルマシンも、よりわかりやすいようにカード配布場所のすぐ横に置かれていました。
今日はこういった心配りが随所に見られ、スタッフの方の気遣いが伝わってきました。


会場であるROX-3スーパーマルチコートは、普段はフットサルなどスポーツのイベントで使用しています。
人工芝の上にビスやナットなどを散らかしてしまうと、後で使用する方がケガをする恐れがあります。
そのため、セッティングは敷物や台の上で行うようアナウンスされていますが、そういった物を持っていない方のために、ビニールも貸与してくれるようになりました。もちろん無料。


※画像をクリックすると拡大します。
左が今年のミニ四駆GPより施行されることになった「2010年 タミヤミニ四駆特別ルール」。
マスダンパーの位置に制限が加わり、いわゆる囲いや提灯などといった改造に影響を及ぼすことになりました。
提灯はこのまま消滅するという見方もありましたが、そこはミニ四レーサー。
レギュで禁止された組み方であり今まで主流だったリヤバンパーからプレートを伸ばすのではなく、レギュで認められた範囲である前後のシャフト軸の間で組んでいるマシンを何台か見かけました。

右は2009年で廃止された小径タイヤ限定クラスにかわって新設された大径タイヤ限定クラスを始めとした、各クラスの紹介。
少なくとも、今年前半は大径タイヤ限定、オープン、ジュニアの3つを軸に展開していくそうです。

 
大会特別ルールがわかりにくいという声があったのか、問い合わせに対しての受付窓口が用意されていました。
特別ルールだけでなく、通常のレギュレーションについても、質問して構わないということでした。


車検入り口。
オープンクラスと大径タイヤ限定クラスの参加者比率は3:7くらい。
初物ということもあってか、大径タイヤ限定クラスはかなり活況でした。
大径タイヤ限定クラスはこちら
 
●レース参加の手順/大会参加の諸注意


※画像をクリックすると拡大します。
レース参加の手順。
今回もレースに参加するにあたり、必要な事項が書いてあります。
エントリーカードと一緒に配布されているので、必ずもらって読んでおきましょう。

タイムスケジュールは下記の通り。
 10:00〜12:00 オープンクラス予選、大径タイヤ限定クラス予選
 12:00〜 休憩
 13:00〜14:30 オープンクラス予選2、小径タイヤ限定クラス予選2
 14:30〜 二次予選
 15:00〜 コンクールデレガンス
 15:30〜 決勝
 16:00〜 抽選会


※画像をクリックすると拡大します。
大会参加の諸注意。
毎回書かれていたコースレイアウトがなくなり、前述した大会特別ルールが大きく載せられています。
また、今年より新設された大径タイヤ限定クラスについても触れられています。

●コース紹介


本日のコース。
一見、規模も小さく難易度の低い、ガチのスピード勝負ができるコースかと思いましたが、それは大きな間違いでした。
余談ですが、前日のジュニアクラスとコースレイアウトを変更したようです。 意図的なものだそうですが、理由は不明。

なお、今回も司会進行が声優の櫻井那琉さん、アシスタントの熊谷さんのコンビ。


1つ1つ見ていきましょう。
まずはスタート地点から。
ストレート4本で、スタートダッシュが決まったかどうかがすぐにわかります。


90度コーナー、ストレート、90度コーナーといったいわゆるS字。


ここから中盤。
 →別角度から
 

レーンチェンジは久しぶりのノーマルタイプ。
最近はココでコースアウトするマシンをほとんど見かけなくなりました。


ストレート、90度コーナー、ストレートと続いて、後半へ。


後半。
ここからレースは急展開をむかえます。


今コース最大の山場、3連ドラゴンバック。
唯一にして最凶のポイントです。
単体でも脅威となるドラゴンバックが2つを通り越して3つも連なっている、その姿は龍の背中ではなく、もはや山脈。
 

横から。
1つめでマシンが跳ね、2つめの登りで着地に失敗してクラッシュといったのが定番パターン。
完走率だけで言ったら、ここ数年のレースで最も低いのではないでしょうか。


この起伏が恐怖。
コレを恐れてノーマルモーターに変更したり、バッテリーをわざと消耗させるといった戦法がかなり有効だったと聞きました。
他のマシンがコースアウトし、結果残ったレンタルマシンが勝利するといった光景も。


定点動画。
かなりの難関であることがわかります。


ケンビシ@ぱだわんさんから投稿をいただきました10FPSのハイスピード撮影での動画です。
マシンの挙動をじっくり見るのに非常に参考になります。


3連ドラゴンバックを越えると芝セクションが。
スタッフの方が度々直していましたが、継ぎ目に結構隙間が出来てしまっています。


最後はデジタルカーブで締め。


あるレースの動画。
やはり最大の難関は3連ドラゴンバックですね。

2010年最初のレースにして超難コース。
スピードは捨てて完走を目指すといった戦い方をしたレーサーが目立ちました。


メインコースとは別に用意された、誰でもいつでも走らせられるオープンコース。
段差付き芝が設置されています。

●販売コーナー


1月30日の一般販売にさきがけ、先行販売のアバンテMk.IIIホワイトスペシャル。
ホワイトのボディと蛍光グリーンのシャーシが、今までにないパターンで新鮮です。
1155円(税込)。


パッケージ側面には「特別限定モデル」の文字が。


こちらも先行販売。
HG MSシャーシ カーボンフロントワイドプレートセット。
極厚のカーボン製プレートが4枚セットになっています。
一応、MSシャーシ以外にも使え、フロントではない箇所にも装着可能。
1月30日発売。1260円(税込)。


先行販売3つ目。
HG MSシャーシ カーボンリヤワイドプレートセット。
こちらもMSシャーシ以外にも使え、リヤ以外にも装着可能。
1月30日発売。1260円(税込)。


限定販売のメッキキット3種。
年間チャンピオン戦で販売された面子と同じです。
各1260円(税込)。
 →スピンアックス Mk.II ブルーメタリック仕様
 →ダッシュ01号・超皇帝 ゴールドメタリック仕様
 →ダッシュ2号・太陽 オレンジメタリック仕様

この他、新年大会恒例のミニ四駆福袋も限定販売されました。
去年のような抽選販売ではなかったので、早々に無くなってしまいました。無念…。

●配布物


ミニ四駆GPXのパンフレット。
レーサーデビューキャンペーンが実施中で、今ならスピンアックスMk.IIでスタートできるとのこと。
  →裏面はミニ四駆オンライン。特に新情報はなし。


その他の配布物。
ジュニアニュースは112だけ見当たらず。

●その他


会場の一角に誰も座っていない、意味ありげなスペースが。


タミヤプラモデルファクトリーで限定販売されたミニ四駆福袋の一部に入っていた、特別ピットパスポート用の席。
パスポートは5組10名の方に用意されたはずですが、予定があわなかったのか、1枚1名のみというのがネックで同行者と別の場所を使うことにしたのか…。

関連情報:イベントレポート メインページ

このエントリーをはてなブックマークに追加