第51回全日本模型ホビーショーレポート(その1)〜ニューマシン編〜

画像の量が多いので、分割でレポートを掲載します。
レポート:その1/その2/その3/番外編




2011年10月15日に千葉県の幕張メッセで開催された第51回全日本模型ホビーショーに行ってきました。
今年は13日、14日が業者招待日、15日、16日が一般公開日というスケジュール。
写真では快晴のように見えますが、午前中は雨が降ったり風が吹いたりと荒れ模様でした。
その影響で最寄り駅である海浜幕張駅を通るJR京葉線が一時運行休止、その後も大幅に遅延するなどしました。


会場は例年通り第9ホール。
割引券の印刷ページも例年通りな感じでした。


会場内はたくさんのホビー系企業が出展しています。
前述したとおり天候の影響もあったのか、来場者数は少ない印象。
各社のブースも全体的におとなしかったように感じられました。

そんなことを思いながら、一番奥のタミヤブースへ直行。


そして到着。
このところ通路ぎわ、他社ブースのむかいという一等地と言っても良いくらいの場所をキープしていたミニ四駆ですが、今年はその場所をRCに譲っています。


前までは四方から見渡せたのですが、今回は奥にタミヤスタッフ、その前に製品が並ぶカウンターのようなスタイルになっており、正面からしか見ることができませんでした。

それではお待たせしました。
ここからは新製品たちを紹介していきます。


ライジングエッジとスラッシュリーパーの実機がいよいよ眼前に!!
近年はリメイクや復刻版ばかり続いていたミニ四駆ですが、待ちに待った完全新型が登場です。


ライジング エッジ
発売日:10月29日 定価:1050円
漫画「鉄のラインバレル」の作者、清水栄一、下口智裕両氏がデザインしたオリジナルマシン第1弾です。なめらかでエッジの効いたラインは刀をモチーフとしたもの。セパレートタイプのリヤウイングも新鮮です。カラーリングはホワイトをベースにブルーとレッドのグラフィックをあしらった正統派。シャーシはモーターをミドシップマウントした3分割構成のMSを採用しました。


背面から。
リヤまですっぽりと覆ったカウルはフルカウルミニ四駆を思い起こさせつつも、全体のフォルムも相まって近未来的なイメージを作り出しています。


ボディはMSシャーシを包みこむサイズであるため、若干大きめな印象。
そこそこの重量がある分、強度は高そうです。


ステッカーはメタルタイプ。
こだわったというだけあり、量が多いですね。


シャーシはMS。
N-02、C-01、T-01というミニ四駆PROの基本構成です。 


パッケージは実写ではなく、清水、下口両氏のデザインが描かれています。
左上には両氏の作品である鉄のラインバレルのキャラクターが。
マシン自体はラインバレルに登場するわけではありませんが…あ、いや、もしかしたら…?とか勝手に期待してしまいますが、今のところは「鉄のラインバレル作者 清水栄一×下口智裕 オリジナルデザイン」以上の意味はないようです。


スラッシュ リーパー
発売日:11月26日 定価:1050円
清水栄一、下口智裕両氏がデザインするオリジナルマシン第2弾がスラッシュリーパー。ライジング エッジのライバルをイメージした、ガンメタルとオレンジのアグレッシブで精悍なカラーリングが注目。骨をイメージしたサイド部分は穴あき加工され、軽量化はもちろん内部メカの冷却効果を高めます。シャーシは小型・軽量でショートホイールベースのVSを採用しました。


リヤから。
ライジングエッジのライバルということですが、対をなすかのようにガンメタリックのボディ、VSシャーシ、大径タイヤ、レッドのホイールが採用されています。


もういっちょリヤから。
ライジングエッジと共通する部分も。


ステッカーはライジングエッジと比べてシンプル。


スラッシュリーパーはVSシャーシを採用しましたが、MSシャーシやスーパーIIシャーシにも搭載が可能なので、実用性の面ではこちらが上ですね。
残念ながら、会場にはVS以外のシャーシへの搭載例は展示されず。


パッケージ。
こちらも清水、下口両氏によるマシンが描かれています。


※クリックすると拡大します

ライジングエッジ&スラッシュリーパー 製品化までの流れ。
本キットもデザインスケッチからクレイモデル、データ作成と基本的な流れを踏襲したようです。
とはいえ、それらにつぎ込んだパワーはリメイクの比ではないでしょう。


ライジングエッジのクレイモデル。


上から。


スラッシュリーパーのクレイモデル。


上から。


ミニ四駆 新マシン・デザインの裏側
ミニ四駆・新マシン"ライジング エッジ"と"スラッシュ リーパー"のデザインした「鉄のラインバレル」の作者、清水栄一、下口智裕両先生。
ここではメインデザインを担当した清水先生へのインタビューを紹介!










下口先生による両氏の自画像イラスト

ご自身のブログでも書かれていましたが、かなり苦労されたようですね。
本音を言うと買うのはスラッシュリーパーだけにしようと思っていましたが、このインタビューを読んで、ライジングエッジも買ってしまいました。


※クリックすると拡大します

久しぶりの完全新型ということで、タイアップも気合が入っています。









「ワンメイクレース開催」「WEBコンデレ開催」の文字が!?


「記事展開」 や「広告」とありましたが、具体的にどんなものなのよ?と思っていたら、ラインバレルが連載されているチャンピオンREDが展示されていました。


※クリックすると拡大します

ラインバレルの特集ページの「月刊 鉄の城」に、ライジングエッジとスラッシュリーパーが。
この一体感っぷりは、もはや「ラインバレルミニ四駆」「鉄のミニ四駆」といっても過言ではないですね。


※クリックすると拡大します

雑誌の裏表紙には広告が。
ミニ四駆の広告が、しかも裏表紙というのはかなり久しぶりな気がします。


最後になりましたが、鉄のラインバレル。
単行本18巻まで発売中ですので、興味を持った方はぜひ読んでください。
ライジングエッジとスラッシュリーパーへの愛着が増すと思いますよ。

その2に続く!

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