
2012年12月16日に開催されたミニ四駆年間チャンピオン戦2012東京大会に参加しました。
会場はジャパンカップ、オータムカップに続いて品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデン。後述するミニ四駆GP2013の会場としても選ばれ、名実ともに「ミニ四駆の聖地」と言っても過言ではない場所となりましたね。
前日は雨が降り、翌日も雨の予報。
オータムでは2回連続降雨という不遇の会場でしたが、今日はご覧のように晴天。
多少風が強かったですが、日があたっていましたので、思ったほど寒くはありませんでした。

会場設営の様子。今回も2面構成です。
定員は1400名とかなりの枠が用意されましたが、朝早くから多くのレーサーが詰めかけました。
エントリーシールがはけるペースとしてはオータムと同じ程度。
ジャパンカップには及びませんでしたが、昨年とは比較にならないレベルです。
なお、司会進行は一面をMCガッツ、もう一面を熊谷さん&櫻井那琉さん。
まずはいつもどおり、参加ガイドなど。
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スケジュール
8:00〜9:30 受付
9:30〜9:40 競技説明、オープニング
9:40〜13:00 オープンクラス、ジュニアクラス一次予選
13:30〜13:30 お昼休み
13:30〜14:10 オープンクラス、ジュニアクラス二次予選
13:35〜14:10 コンクールデレガンス ※二次予選同時進行
14:10〜15:00 決勝戦、表彰式
15:00〜16:15 年間チャンピオン戦
16:15〜16:30 表彰式、抽選会
今回は一次予選は一回のみ。
一発勝負…でしたが、一次予選終了後に敗者復活の抽選が特別に行われ、エントリーシールの番号の末尾n番の選手といった感じで、再チャレンジのチャンスが与えられました。
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大会参加の諸注意。
参加可能モーターにライトダッシュモーターが追加されています。
続いて、コースの紹介。
コレが今回のメインコース、「チャンピオンズロード2012」。
2012年のトレンドを凝縮した、総決算的なコースです。
陽の光が神々しく、最終戦に相応しい雰囲気を出していますね。
ちなみに、ジャパンカップのようにレイアウトの組み換えはなし。年間チャンピオン戦でもこのまま使用されました。
別角度から。
全長205メートルのビッグサーキット。
もういっちょ、別角度から。
高低差がある過酷で難易度の高いコースです。
では、各セクションをじっくりと見ていきましょう。
エアロトンネル2012。
ジャパンカップで登場した、タミヤ曰く「様々な話題を巻き起こした強風吹き荒れるエアロトンネル」。
ちなみに、Ustreamでゴーッという音が背後で鳴りっ放しだったのは、コレに風を送っている両端のブロワーの音です。
間髪入れず現れる空中回廊。
上りスロープ。
アイガーではなく安心…というわけにもいかず、周回を重ねてスピードが乗ってきたマシンが、ここで飛んでコース外に消えるというレースが何度かありました。
スロープ、ストレート1本、180度コーナー。
この組み合わせは2010年間チャンピオン戦などでも度々見られます。
ここをターンしてストレート1本挟む。
そして、デジタルコーナー&ウェーブセクションへ。
デジタルカーブ、ウェーブセクション、デジタルカーブの複合セクションは、マシンが激しく揺さぶられ、一気にスピードがダウン。
ちょっとでもビスの緩みがあれば、ここで一気にガタが来てパーツがはじけ飛びます。
基本ではありますが、レース前は要チェックですね。
下りスロープ、そして芝。
ここは割と安全圏でしょうか。
直角に曲がり、ストレート2本へ。
別角度から。
レーンチェンジはバーニングブリッジ。
レーンが変わって、久しぶりのドラゴンバック&二連芝セクション。
数年前は猛威をふるっていたドラゴンバックですが、近年は存在感が薄くなりつつあります。
しかし、スロープ下りからスピードが出て突っ込むため、マシンが跳ねます。
単品ではそれほどでもないドラゴンバックでしたが、芝と着地後のコーナーが難関。
着地時にバランスを崩して突入すれば当然、餌食に。
しっかり着地しても横Gに耐えられずにコースアウトするパターンがかなり多かったです。
今回のコースではヘルクライムと並ぶコースアウトポイントでした。
後半戦へ。
空中戦が幕を開けます。
今年を象徴するセクションといえば言うまでもなく、ヘルクライムとナイアガラスロープでしょう。
チャンピオンズロードでは、ジャパンカップやオータムカップで設置された透明の架け橋「クリヤーブリッジ」が消滅。その代わりにクリヤーブリッジの半分である1本のストレートになり、難易度が上がりました。
相変わらずの高低差。
下り側はオータムと同じ、坂が緩めのナイアガラスロープver.2。
ヘルクライム通過時の様子その1。
ヘルクライム通過時の様子その2。
ヘルクライム通過時の様子その3。
思い切ってブリッジをムシして、ナイアガラに飛び込むというのもアリですね。
そういった芸当が出来るマシンは決まって安定しているという…。羨ましいです。
横から。
来年もこのコンビは登場するのでしょうか。
まずはミニ四駆GP2013のコースレイアウトに注目ですね。
もっと極悪になっていたりして…。
ナイアガラを降りると、ストレートが2本。
そして、今度は45度の大型バンクに。忙しいですね。
2連サンダーバンクセクション。
45度、30度と続く連続バンクは、オータムカップの四連サンダーバンクを彷彿とさせます。
ヘルクライム&ナイアガラを突破したマシンにとってはそれほどでもないでしょうか。
昨年は45度の連続バンクなんてものもありましたし。
→別角度から
横から。
このくびれが!!
45度バンク。
レンタルマシンがここを登り切れずに止まっていたので、なかなか侮れません。
30度バンク。
バンクを抜けてコーナーを曲がりフィニッシュ。
レーンによって走行する距離が大きく違うので、前半大きくリードしていたと思っていたら、一気に差が縮まっていたり、その逆もあり、非常にエキサイティングなレース展開が多かったです。
2012年を締めくくるコースにふさわしく、非常に走りがいのあるコースでした。
恥ずかしながらワタクシことP-Mも、久しぶりにタスキをゲットしました。
上級者の方にとってはタスキごときで浮かれるなという感じでしょうが、夏のジャパンカップから何度もヘルクライムとナイアガラに阻まれて、まともに完走すらできなかったり、完走してもスピードを抑えて走っていた有様だったので、いつも以上に嬉しかったです。
逆に、二次予選で1レーン差で負けたのは筆舌に尽くしがたい悔しさがありましたが…。
こういう気持ちがあるうちは、まだミニ四駆を続けていこうと思います。
オープンコースはいつものレイアウト…ではなく、長方形のスピードコース。
こういうレイアウトだと、メインコースで使いたくても使えないようなカッ飛びマシン(死語?)がイキイキしますね。
販売コーナーの紹介に移ります。
先行販売のダッシュX1・原始皇帝(プロトエンペラー) プレミアム (スーパーIIシャーシ)。
ダッシュ軍団の先祖であり元祖。
限定ボディセット、メモリアルボックスへの同梱、VSシャーシ版の発売を経ての発売です。
一般販売は2013年1月12日。
毎回楽しみにしているPOP。
今回は四駆郎が「東京大会先行販売!!ヨロシクね!!」とおっしゃっています。
数が増えてきたらまとめたいなぁ。
限定販売のアバンテMk.IIIネロ レッドメッキ仕様。
レッドメッキのボディに、グリーンメッキホイールの特別限定キット。
税込み1260円。
お客さんがどんどん手に取っていき、スタッフの方が補充のくり返しに忙しそうでした。
それなりに潤沢に用意されていたためか、売り切れはなし。
ひっそりと並んだアバンテMk.IIIアズールのブルーメッキ仕様。
ミニ四駆GWGP2011やサマーGP2011で限定販売されたキットです。
5〜6箱しか並ばず、まさに瞬殺でした。
例によってお一人様1個まで。
グレードアップパーツなど。
エヴァンゲリオン零号機SPやMSシャーシのセットは常連化していますね。
主な販売品は以下。
先行販売
・2段低摩擦プラローラーセット(赤・青13-12mm)
・ARシャーシ ブレーキセット
限定販売
・ARシャーシ FRPフロントワイドステー 2012オータムカップSP
・ARシャーシ FRPフロントリヤワイドステー 2012オータムカップSP
・19mm アルミベアリングローラー(ディッシュ) J-CUP限定
・大径ナローライトウェイトホイール(バレルタイヤ付き)J-CUP限定
・X・XXシャーシFRPリヤローラーステー(ナチュラル)
この中から自分が購入したモノたちを紹介。
アバンテMk.IIIネロ レッドメッキ仕様。
残っていたら買おうと宣言したら残っていたので購入しました。
30周年記念ホイールなど、買いそびれていたパーツ群も一気に。
思い返すと大径ハードローハイトタイヤ&カーボン強化ホイールは既に持っていた記憶が…。
先行モノはARシャーシブレーキセットのみゲット。
同行した◯さがや氏が購入した2段低摩擦プラローラーセット(赤・青13-12mm)。
あ◯がや氏が購入して即装着したARシャーシブレーキセット。
柔らかめの素材でこの幅はなかなかイイですね。スポンジも装着可能。
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2013年もミニ四駆は止まりません。
東京では月一のペースで公式レースが開催されます。
次回は1月27日、次は2月24日。
会場は今回と同じ品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデン。
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イベントといえばこちらも。
犬神研究所さん主催の「新世紀ミニ四駆GP Round16」が3月17日に江東区男女共同参画推進センターで開催されるとのことです。
タミヤ規定部門、チームリレー、コンクールデレガンスの3本立てで、1月に発売されるアストラルスターの改造コンテストも。
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注意事項と案内。
最寄り駅は住吉。錦糸町や東京、東陽町からバスも出ています。
>パンフレットありがとうございました!!
オマケ。
RCトライタミヤのブースに置いてあった段ボール。
ジャンク市のロゴが手書きで…。
余談ですが、販売コーナーではオータムの際に紹介したシャア専用も発見できました。
レポートは以上です。
参加された皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした!!
その他、当サイトでは紹介していない優勝者のマシン等はミニ四駆の公式Twitterでも随時上がってくるものと思われます。そちらもぜひ。
https://twitter.com/mini4wd