ミニ四駆GP2013Final&年間チャンピオン決定戦レポート


2013年12月15日に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催されたミニ四駆グランプリ2013Final東京大会に参加してきました。
今年最後の公式レースということで、年間チャンピオン決定戦も同時開催。
2013年を締めくくるビッグイベントになりました。


この日の定員は1700名。
11月のミニ四駆GPよりも枠自体は少ないですが、多くの方が来場していたようです。
ちなみに、自分が到着した午前9時時点でエントリーシールの番号は約950番、その後にやってきたカトリ氏は約1020番、最終的には1555人が参加しました。
ジャパンカップと比較すると若干おとなしいペースではありますが、昨年同時期のイベントよりは多かったように感じます。



午前中はときおり風が強く吹いていたため、オーバルガーデン1階の扉は締め切られていました。
1桁台の気温の中、木々が揺れるほどの風が来るとさすがにこたえます。
午後は一時期日差しが出て、暖かかった時間もあったのですが。


本日のコース、フェスティバルサーキット2013。
クリスマスフェスタとかけてか、まさに難セクションがお祭りのように押し寄せてきます。


ベースはジャパンカップ2013のスーパークライムサーキット2013とされていますが、各セクションの配置が大きく異なり、難易度もアップしています。
コース全長は229m。
1月〜3月のミニ四駆GPのスーパーコブラサーキットが204m、スプリングGPのクライムサーキットが205m、ジャパンカップのスーパークライムサーキットが213m、11月のミニ四駆GPのハイパーシャークサーキットが203mを超えるロングコースです。


そびえ立つ2つの山、ヘルクライム&ナイアガラver.2、スーパーデルタバンクがマシンの行く手を阻みます。


※画像をクリックすると拡大します。
  →裏面はこちら

なぜか表示はダイナホークGXブラックスペシャル。
この日は先行販売されたわけでもないのに…。

【タイムスケジュール】
  8:00 受付開始
  9:10 競技説明
  9:20 オープニング
  9:30 一次予選 オープンクラス&ジュニアクラス
 13:00 お昼休み
 13:30 二次予選 オープンクラス&ジュニアクラス
 13:35 コンクールデレガンス(二次予選同時進行)
 14:15 決勝戦 オープンクラス&ジュニアクラス
 14:55 ミニ四駆グランプリ表彰式
 15:00 年間チャンピオン決定戦/表彰式
 16:00 お楽しみ抽選発表
 16:00 フェスティバルサーキット、チャンピオンズロード フリー走行
 16:40 終了
 ※チャンピオンズロード2013気まぐれウォッシュボードストレートの位置決定は14時以降

マキが入りましたが、イベントは取りこぼしなくすべて行われました。
二次予選はエントリーシールの番号での呼び出し順ではなく、「二次予選参加券を持っている方は車検場に並んでください」との案内でした。
非常に長い列が出来てしまいましたが、呼び出しを待つ必要がなく、自分のペースで出られるのは嬉しいですね。


コースは今回ももちろん二面運用。
Aコースの司会進行は熊谷勇希さん&櫻井那琉さん。BコースはMCボーズ。
MCガッツは登場しませんでした。

●メインコース


それでは、戦いの舞台「フェスティバルサーキット2013」を見ていきましょう。


スタートからのロングストレート。
スタートスロープ位置を含めて、6レーン。


5、6レーン目にはウォッシュボードストレートが登場。
タミヤのサイトや参加ガイドなどで事前に発表されていた場所と位置が異なっていました。
進行方向で6mm、11mmの順で配置。


存在感はほぼなしに等しい状態。
自分が観戦していた中では、ここでコースアウトしたマシンはいませんでした。


ウォッシュボードをよ〜く見ると切り込みが入っています。
4月のスプリングGPではなかったので、気まぐれで使うために分割したのでしょうか。


ウォッシュボードを抜けると、90度コーナー、そして久しぶりのノーマルレーンチェンジャーです。
数年前はコースアウトポイントでしたが、現代では特に意識する必要もありませんね。


ヘルクライム。
2012年以降、もはや定番となった難セクションです。
コースアウトするマシンはだいぶ減りましたが、難所である事実は変わりません。
ナイアガラとあわせて当コースで最もコースアウトが多かったポイントです。


ナイアガラスロープver.2。
慣れてきた頃が最も危険です。着地に失敗してコースアウトするマシン多数。


一山こえるとまたしてもアップダウンが見えてきました。


上りスロープ&下りスロープ。
ナイアガラ直後という嫌らしい位置に配置された上りスロープ、180度ターンして突入する下りスロープ。
しかし、フェスティバルサーキットではそれほど危険ではありません。そう、このコースでは…。


スロープからのターン。


特に難しい仕掛けもなく、単純なスロープです。


スロープを下るといよいよ登場する、2013年を象徴する「スーパーデルタバンク」。
正面に立つと、もはや神々しく見えます。


ジャパンカップで初登場した、高さ160mを誇る超巨大バンクセクション。
今回はジャパンカップとは逆のルートで攻略することになります。
直線で上がり、斜めに下る。


これだけの高さを一気に駆け上がるわけで、パワーの差がモロに出ます。


どこから見ても存在感抜群。
背面から観戦してしまうと、レースがもっとも盛り上がるセクションが見られないという。


ここも意外と侮れません。
スーパーデルタバンク直後の連続コーナー。
最もスピードが出た状態で突入するため、揺さぶりに負けてコースアウトしないよう注意。


こちらもジャパンカップで初登場した、ウェーブセクションver.2。
スーパーデルタバンクからの流れで超高速で突破です。


そしてラップ。お疲れさまでした。


本日のレースでは、マーシャルさんがミニ四駆キャッチャーを積極的に使用されていました。
後述するフリー走行でも「こちらをお試しください」とアピールするだけあって、使い勝手が良いです。
自分も11月のミニ四駆GPで使ってみて、購入を決意しました。
これでマシンをキャッチするときに手を痛めることがなくなりそうです。
折りたたんでポータブルピットに入れてあげれば、いつでも持ち出せます。
発売は2014年2月。定価588円。


今回も二次予選へ進出できました。
二次予選は完全にスピード負け。だって速いもん!

…来年に明確な課題が出来ました。

●オープンコース


オープンコースはハイパーシャークサーキット2013が姿を見せました。
気まぐれウォッシュに阻まれるという不甲斐ない結果でループを走られなかったので、リベンジの機会をもらえたのは嬉しいです。


ループ・ザ・ループ。


憎き気まぐれウォッシュはメインコースに行っているのでいません。
鬼のいぬ間に走行。
無事、ループを回りきれたので安心しました。


隣はジュニアサーキットがジュニアクラス専用のオープンコースとして開放されていました。

●販売コーナー


各レジの1回のお買い上げ合計金額が500円以上のお客様に「シャドウシャーク(ARシャーシ)特別ボディをプレゼント!!」
まだ残っているのか、ハードルを下げてきました。
昼前には全て無くなったようです。


限定キット各種。


限定販売のエアロマンタレイ ブラックメッキ仕様。
1260円。


限定販売のエアロマンタレイ ゴールドメッキ仕様。
1260円。


限定販売のエアロサンダーショット シルバーメッキ仕様。
1260円。 


限定販売のHGカーボンマルチワイドステー(1.5mm)J-CUP2013。
987円。


限定販売のHGカーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm)J-CUP2013。
1029円。


先行販売のFRPフロントワイドステー(フルカウルミニ四駆タイプ)。
定価273円。
一般販売は2014年1月11日。


先行販売のHG AR カーボンフロントワイドステー(2mm青ラメ)。
定価966円。
一般販売は2014年1月11日。


先行販売のHG AR カーボンリヤワイドステー(2mm青ラメ)。
定価1008円。
一般販売は2014年1月11日。

この青ラメがクールに輝いてかなりそそられます。
自分は予約済みなので購入しませんでしたが、店頭で実物を見てみてください。
魅了されてレジまで持って行くことうけあいです。

以下、発売中の商品たち。


AR強化シャーシ(ホワイト)。


トルクルーザー スペアボディセット(カーボンパターン) 。


ARシャーシ サイドボディキャッチアタッチメント。


13mmオールアルミベアリングローラー (レッド)。


13mmオールアルミベアリングローラー (ブルー)。


19mmプラリング付アルミベアリングローラー(5本スポーク)(ライトブルー)。


プレートウェイト(シルバー)FRPマルチワイドステー付き。


全国的に品薄となっているニッサンBe-1も少量販売。
なんとか確保出来ましたが、9時30分〜10時ごろには完売してしまいました。


今回購入したのはこのBe-1のみ。
シャドウシャークの特別ボディはこれで3つ目です。

●年間チャンピオン決定戦


2013年のトップを決める、年間チャンピオン決定戦。


決戦の舞台はミニ四駆GPのコース、フェスティバルサーキット2013をベースにした「チャンピオンズロード2013」。


スーパーデルタバンクやヘルクライム、ナイアガラver.2などはそのまま。


ナイアガラver.2後の上りスロープのあとが、逆バンクに変更されています。


この逆バンク。
ナイアガラ着地後というポジションと、上りスロープの直後からすぐに下向きになったフラットのストレート、そしてバンクの組み合わせが嫌らしすぎます。
スロープを上った直後、マシンが足場を無くして浮くような状態になり、コーナーに入っていきます。
スピードがあればあるほど、スロープから飛ぶ距離が増え、そのままコースアウトということも。
ヘルクライムほど傾斜がないので、マシンが速ければ速いほど脅威となる、非常に難しいセクションです。


もう一つ、気まぐれウォッシュボードストレートが呼んでもいないのにやってきました。
14時以降公開とアナウンスされていたボードの配置は、このように覆われたまま。
結局、年間チャンピオン決定戦の直前まで明かされませんでした。


そして公開されたボードの配置。
勝利を意味するVictoryの頭文字か、スーパーデルタバンクの姿を模した山の形か!?


ウォッシュボードは1コース2つのみ。
5、6レーン目に設置され、進行方向から11mm、6mmという配置。
年間チャンピオン決定戦に出場した歴戦の勇者たちにとっては造作も無いかのように、完全に空気と化していました。

年間チャンピオン決定戦終了後、表彰式、お楽しみ抽選発表、そしてスタッフ1人1人から今年の締めくくりということでご挨拶がありました。
こういった試みは珍しいですね。
普段お世話になっているスタッフの方の顔が見えて、非常に好感が持てました。

●フリー走行


最後はフリー走行。
フェスティバルサーキットとチャンピオンズロードが開放され、どちらか自由に選択できました。
時間的に1人1〜2回が限度。
自分は最初にチャンピオンズロード、2回目にフェスティバルサーキットを走らせることができました。
両コースとも無事に完走できました!


あたりは真っ暗。
幻想的なイルミネーションがオーバルガーデンを彩ります。
LEDをつけたマシンがキレイに走っていました。


皆様、メリークリスマス。
スタッフの皆様、参加者の皆様、今年もお疲れさまでした。
また来年もがんばりましょう!


最後はいつものアングルから。
ありがとうございました!!

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