関東では2015年最初の公式レース。
冬まっただ中ではありましたが、今回も多くのレーサーが駆けつけました。
前回同様、7時45分ごろにエントリーシール配布列に並び始め、もらえたエントリーシールの番号は1600番台。
この時間のペースとしてはオータムと同等ですが、後ろの方を見たら最後尾が間近に見えていたので、
いつもよりは余裕があったような印象です。
なお、最終的には2472名と、オータムより120名増とのこと。
販売コーナーの方に目をやると、こちらはかなりの行列。最後尾は矢印のところ。
いつものように青物横丁方面の広場を直線で並ぶのではなく、イオンの建物にそって喫煙所の方に形成されていました。
こちらが本日のメインコース「2015 HATSUYUMEサーキット」。
各クラス合計2500名を捌き切るため、本日も二面運用です。詳細は後述。
※画像をクリックすると拡大します。
エントリーシールとともに配布される参加ガイド。
表紙は1月に発売されたばかりのライキリです。
→裏面
タイムスケジュール
7:00 受付開始
8:20 競技説明
8:30 オープニング
8:40 一次予選 オープンクラス、ジュニアクラス、ファミリークラス
11:50 お昼休み
12:20 競技説明
12:30 一次予選 オープンクラス、ジュニアクラス、ファミリークラス
13:30 コンクールデレガンス(一次予選同時進行)
14:40 二次予選
15:00 お楽しみ抽選結果発表
15:50 決勝戦
16:30 表彰式
17:00 終了
タイムスケジュールはオータムと同じですね。
ただ、コースアウトが多いレースだったためか、やはり時間が押してしまいました。
ミニ四駆ステーションで開催されたウィンタートライアル2014。
ここで優勝したり、店舗推薦でゲットした、認定証をお持ちの方は、一次予選をパスして二次予選に参加できます。
また、認定証を持ったレーサーの二次予選参加については、下記のように明記されています。
「認定証」を複数お持ちの方や、一次予選に勝って「二次予選参加券」と「シード代表認定証」を両方お持ちの方は、その枚数分だけ二次予選に出場できます。
認定証を複数お持ちの方、認定証を持っていて今日の一次予選も通過した方は、複数エントリーがOKということですね。
では、本日のメインコース「2015 HATSUYUMEサーキット」を見ていきましょう。
2015 HATSUYUMEサーキット
初夢で縁起が良いとされる「一富士二鷹三茄子」が、2015年の運勢を決めるか?
一富士はもちろん『フジヤマチェンジャー』、そして二鷹は『運試し鷹の爪』となるきまぐれウォッシュボードが久しぶりに登場。三茄子は『なすの丸み』として、ドラゴンバックを設置しました。この3つをクリアした後に20°バンク、30°バンクコーナー、そしてデジタルカーブが連続します。
一富士「フジヤマチェンジャー」。
二鷹「運試しの鷹の爪」こと気まぐれウォッシュボード。
三茄子「なすの丸み」ことドラゴンバック。
三茄子!とかいって、三連続ドラゴンバックが来ることがなくて良かった…。
全長164m。
ジャパンカップ復活以降(2012年〜)では最も短いですが、コースアウト率は高め。
先述の通り2面運用。
手前のAコースは熊谷さんと櫻井なるさん、奥のBコースはMCボーズが司会進行を担当されました。
この布陣、おなじみのメンバーではありますが、やはり安定していますね。さすがです。
続いて、各セクションを見ていきましょう。
スタートスロープ。
ここは特に問題なしですね。
スタート直後、ストレート1本からクランクへ。
いきなりやってくる悪夢、フジヤマチェンジャー。
高低差約300m、角度約20〜23度と言われるレーンチェンジが、ジャパンカップ2014、チャンピオンシップ2014を経て、再び立ちふさがります。
横から。
今回はいわゆる「青富士」はなし。
午後になって陽が照ってくると、透明なフジヤマチェンジャーがこのように下のコースに映しだされます。
これが逆さ富士というやつでしょうか。絶景かな。
フジヤマを抜けるとストレート、90度コーナー。
そして2つ目の悪夢、「運試しの鷹の爪」こと気まぐれウォッシュボードが登場。
ミニ四駆GP2013、Final以来の恐怖到来です。
「気まぐれ」を謳うだけあって、今回も各大会ごとに配置が異なります。
初戦の掛川ではついに斜めって配置されるなど、真面目なのか不真面目なのかわからない感じになっていましたが、東京ではこのように真面目で鬼畜な配置に…。
写真手前から奥が進行方向。
手前側がコース右側6mm、奥が左側に11mmとなっています。
角度のある11mmが後というのがやっかいです。
その直後にあるコーナーという嫌らしさ満点の配置は、多くのマシンをコース外に射出しました。
3つ目の悪夢、三茄子「なすの丸み」。
別に紫色だったりすることはなく、何の変哲もないドラゴンバックです。
実況もあまりこだわりがないのか、普通にドラゴンバックと言っていたり。
なすの丸みに見えなくも…ない?
それにしても、なすの丸みという名前はシュールですね。
ドラゴ…なすの丸みを通過すると、かっとびウイングサーキットでも登場したコーナーが。
なすの丸みの着地ポイントをミスると、ここで弾かれます。
20度バンク。
ここは特に意識することはありません。スピードとパワーの勝負。
角度はそれほどキツくなく、コースアウトする危険性もありません。
しかし、その後の30度バンクは要注意。
続く30度バンク。
こちらもコースアウトの危険性はありませんが、角度があるのでよりパワーが求められます。
バンク直後はデジタルカーブ。
あとはゴールに向かってまっしぐらです。
といった感じで、HATSUYUMEを見ていきました。
タミヤが用意した、一富士、二鷹、三茄子。
多くのレーサーが不幸な結末を迎えたことは言うまでもありません。
ここからは、特に危険度が高かったセクションを解説していきます。
本コース最大の難所、フジヤマチェンジャー。
先程も述べたとおり、高低差約300m、角度約20〜23度と言われるレーンチェンジに、多くのマシンがコースアウトさせられました。
登場回数が多く、フジヤマブレーキと呼ばれる、コースフェンスより高い位置に右サイドへ取り付けるブレーキセッティングにより対策がとられつつあります。
しかし、それをしたからといって100%コースアウトを防げるわけではなく、ブレーキをつけたのにコースアウトするマシンが後をたちませんでした。
ありもしない6コースへと誘われる…。
何とかコースに戻っても下山でバランスを崩す…。
フジヤマの攻略は一朝一夕で身につくものではありませんね。
ジャパンカップのようにジャンプ着地後のスピードが落ちてからの突入ではなく、平面からの入りとなるので、脅威度はこちらの方が格段に上です。
次にコースアウトが多かったのは鷹の爪、気まぐれウォッシュボード。
進行方向から見て1つ目がコース右側に6mm、2つ目が左側に11mmという配置でした。
最初のボードでマシンが斜めになり、バランスを崩したまま次のボードに突っ込んで転倒というパターンが一つ。
もうひとつは後の11mmでバランスを崩し、直後のコーナーで耐えられずにコースアウトというパターン。
フジヤマの次に多かったのはこちらでした。
11mmでカタパルトの如くコース外に射出されたマシンも…。
ダーゴナイ…ではなく、ドラゴンバック…でもなく、なすの丸み。
配置的にはそれほど無理なものではなく、脅威度は低め。
何度も言いますが、三茄子とか言って三連続ドラゴンバックとかいうゲスの極みが発動せずに本当に助かりました。
コースの端々にはちょっとした段差も。
この程度でコースアウトしていては、公式レースは走れません。
20度、30度バンク。
別角度から。
30度バンクが非常に悩ましいところです。
コレ単体では取るに足りないセクションですが、フジヤマと一緒に登場すると厄介。
フジヤマ対策でスポンジブレーキを装着して思いっきり下げると、ここでブレーキが効いて、大幅な減速もしくは停車してしまいます。
といったところで、コース紹介は終了。
次は販売コーナーです。
限定販売のアストラルスター アルミメタリックスペシャル。
1200円(税別)。
昨年末から他の会場でも販売されていたためか、午後になっても購入可能でした。
また、シャドウシャーク スチールメタリックスペシャルも予告はされていましたが、午後には見かけず。
フルカウルミニ四駆20周年記念 ホワイトタイヤ&ゴールドメッキホイール。
12月に発売。
フルカウルミニ四駆20周年記念 ホワイトタイヤ&グリーンメッキホイール 。
12月に発売。
販売品は特にサプライズはありませんでした。
昨年から続く製法がかわったメタリック系のコンプリートを目指し、アストラルスターのキットのみ購入しておきました。
パッケージ。
専用のデザインではなく、ノーマルキットと同じ、これはちょっと残念。
プリントではなく、シールが貼られています。
中身。
アルミメタリックボディとマットブラックメッキホイール。
アルミメタリックボディは、よく見るとシャドウシャークのスチールメタリックと違いがわかります。
両方持っている方は比較してみると面白いかなと。
以下、その他。
今回のイベントのボード。
いつものように階段に設置されるのではなく、会場中央に移動。
お楽しみ抽選会の景品たち。
ラインナップは以下。
・ミニ四駆オーバルホームサーキット
・ミニ四駆マグカップ
・エアロサンダーショットボディ(レッドメッキ)
・エアロサンダーショットボディ(シルバーメッキ)
・ウイニングバードフォーミュラークリアボディ
・ファイヤードラゴンクリアボディ
・アスチュートJr.クリアボディ
・サンダーショットJr.クリアボディ
・マグナムセイバークリアボディ
・MAシャーシ(ブルー)
・MAシャーシ(クリアーレッド)
・スーパーXXシャーシ(クリアーブルー)
・爆走兄弟レッツ&ゴー ラバーストラップコレクション
配布されたチラシ。
爆走兄弟レッツ&ゴー!!
ブシモ
TAMIYA
これは…?
※画像をクリックすると拡大します。
ついにミニ四駆がスマートフォンゲームに登場!!
爆走兄弟レッツ&ゴー!!
2015年1月26日より事前登録受付開始!
レッツ&ゴー!!のスマホ用ゲームが出るようです。
その名も「爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆ワールドランナー」!
ミニ四駆のゲームとしては、ケイブと組んでやっていたオンラインレーサーやGPX以来。
といっても、ミニ四駆のゲームというよりも、レッツ&ゴー!!のゲームという感じでしょうか。
…事前登録受付1月26日って明日じゃん!
URLは下記。
http://let-go.bushimo.jp
※このレポート作成時は、飛んでも何もありませんでした。
対象がiOSなのかAndoroidなのかも現時点では不明。
個人的にはスマホ用ゲームと聞くと、課金というイメージがあるのですが、そのあたりはどうなのでしょうね。
サイクロンマグナム 600円とかやめて欲しいな…。
今日の戦績
一次予選。
ようやく組み上がった新マシンで挑戦。
今まで最低地上高を警戒していましたが、今回はフジヤマとバンク対策で底上げしたので無問題。
そのかわり、フジヤマブレーキで全高を意識することに。
今までミニ四駆で全高を警戒したことなんてなかったのに…。
寸法がギリギリだったので、若干不安でしたが、問題なく車検をパス。
レースは3コースからスタート。
いきなりトップでブッチギリはじめて、鷹の爪やなすの丸みでの消滅もよぎったものの、無類の安定性を見せてくれて難なく突破。
マークしていたバンクもスピードダウンすることなく走り切りました。
このあたりはミニ四駆ステーションでのレースの経験も活きました。
レース中盤、とうとう最大の難所、フジヤマチェンジャーに差し掛かる。
しっかりと減速。
ブレーキが効いた証拠だと心のなかでガッツポーズした矢先、下りにさしかかったところでマシンが横転。
そのまま復帰できずに下山失敗という結果でした。
セッティングがほぼ決まっていただけに、非常に悔しい敗戦となりました。