ミニ四駆GP2016オータム東京大会レポート

2016年12月4日に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催された、ミニ四駆グランプリ2016 オータム 東京大会に参加してきました。
関東では今年最後の公式レース。
ジャパンカップでは天気に恵まれなかったこの地ですが、今日は12月にも関わらず、日差しが眩しく温かい1日でした。


開会セレモニー時の様子。
さすがにジャパンカップと比べると来場者が減りますね。


コースは三面運用。
写真手前の右がAコース、左がBコース、奥がCコース。
AとBが終日オープンクラス、Cコースはジュニア&ファミリーが午前中、午後はオープンで使用されました。


今回もニューエラのパネルが設置されていました。
ジャパンカップに引き続いてスポンサーをされたのか不明。
なお、富士通乾電池は見当たらず。
 

今回もTAMIYA PASSPORTあるいはフォームからの事前応募制。
当選した方は、1階ジュネーブ広場でチェックインの手続きをし、エントリーシールをもらいます。
今年の5月に開催されたSPRING東京大会2から採用された方法ですが、スタッフも参加者もだいぶ手慣れた様子でした。


※画像をクリックすると拡大します。


参加ガイド。
エントリーシールと一緒にもらえるA4のペーパーです。
レースに関する注意事項やスケジュール、販売コーナーなどの情報が記載されています。

 →裏面はこちら。

タイムスケジュールは以下の通り。

08:40〜 オープニング
09:00〜11:30 予選(オープン、ジュニア、ファミリー)
10:45〜11:00 コンクールデレガンス受付、お楽しみ抽選発表
11:30〜12:00 お昼休み
12:10〜 オープニング(午後)
12:20〜14:00 予選(オープン)
12:45〜13:20 お楽しみ抽選発表、コンクールデレガンス発表
14:00〜 二次予選
15:00〜 決勝
16:00〜 表彰式

ジャパンカップやSPRINGでは18:00すぎに表彰式が行われていましたが、全体的にいつもよりも早めのタイムラインとなっていました。
お昼休みの時間が11:30からとなっているため、イオンのお客さんと被らず、だいたいのお店では並ばずに入れたようです。
また、午後のレースも開始が早く、お昼から戻ってきていない参加者が多かったためか、車検がガラガラ。
ガンガン受付番号をカウントアップして呼び出してくれたので、午後だった自分にはありがたかったです。


オープニングセレモニーの様子。
MCガッツ、櫻井なるさん、MC GUYの3名がメイン進行でした。
ガッツとなるさんは主にBコース、GUYはCコースを担当。


番号が呼ばれたら、車検の列に並んでレースに出場します。
こちらはCコースの受付入口。
受付中の番号と、電池に関する注意書きがあります。
車検場へはマシンに電池をセットした状態で向かいましょう。


セッティングボックスもだいぶくたびれてきました。
こちらに入れると、マシンの寸法が規定におさまっているかがわかります。
大丈夫だと思っていても、車検に入る前に念のため入れてみましょう。

●コース紹介



オータムの公式コース「ステップバーニングサーキット2016」。
熊本大会と今日の東京大会でのみ使用されたものです。
全長は167m。
160m台は2015 HATSUYUMEサーキットの164m以来。
もちろん、今年の公式コースでは最短。


まずは、注目のセクションたちを。
ジャパンカップでも登場した45°グライドバンク。
意外にも左回りは初。


Fall in S。
アイガー上りからストレートとコーナーが連続してS字を描きます。


ライジングチェンジャー60。
バーティカルの小型版といった感じのレーンチェンジです。


そして、久しぶりの登場となるデジタルコーナーを嫌がらせのようにつなげたDigi4コーナー。
ジャパンカップチャンピオン決定戦でも、このようにデジタルが敷き詰められていましたね。

といった感じで、ジャパンカップほど激しいアップダウン、鬼畜セクションはないものの、
マシンを減速させるセクションがあったり、飛ばしすぎると牙をむくセクションがあったりと、
なかなか気が抜けないコースレイアウトとなっています。


それでは、各セクションを見ていきましょう。


スタートスロープからストレート4本。
ここで加速した後、90度コーナーへ入ります。



橋の下をくぐって…


グライドバンク45°。
繰り返しになりますが、左回りのグライドバンクは初登場。
攻略法が大きく変わるわけではないと思いますが、「ジャパンカップでは影響がなかったブレーキの位置なのに、思わぬ減速をした」と近くで観戦していた方が話していました。


バンクを降下し、短めのストレートから90度コーナー。


Fall in Sへ突入。
前半はアイガー上り、ストレート2本、1/3ストレート、90度コーナー。


アイガーを斜め横から。
何の変哲もないアイガーですが、それだけにスピードの出しすぎに注意したいところ。


マシンがカタパルトのごとく飛んでいき、コースアウトしてしまうマシンも。
着地が長いのでついついスピードを出したくなりますが…。


90度コーナーからストレート2本。


90度でクイッと曲がって、


下りのアイガーにてFall。
上りアイガーで跳びすぎるか、下りアイガーで着地に失敗するのが、このコースで多かったリタイアでした。


コーナーからのアイガーを別角度で。
アイガーの路面にタイヤが設置せず、飛び越すような感じで走っていたマシンも多かったです。


着地はストレート2本分。
バランスを崩さなければ大丈夫。


ここから後半戦にうつります。


ライジングチェンジャー60。
ジャパンカップのバーティカルチェンジャーを小型にしたような感じのレーンチェンジ。
バーティカルチェンジャーほどの存在感はないので、それほど苦戦しないかに見えましたが、アイガーからの着地直後だったり、ブレーキの位置を見誤ったりと、坂の途中で止まってしまったマシンを何台か見かけました。


横から。
背は低いですが角度はあります。


頂上はバーティカルチェンジャーと同じく、マシン落下防止のためか内側のフェンスがちょっと反っています。


チェンジャーを通過すると、個人的にはこのコース最大の難所と思っているDigi4コーナーが待ち構えます。
デジタルコーナーを4個連続でつなげた、嫌がらせとも言えるセクション。
久しぶりに登場ということで盛りに盛っています。

ここをスムーズに突破するには、やはりスライドダンパーの力を借りるべきでしょうか。
1月にはスライドダンパー用カーボンステーが発売されますし、来年もどこかのタイミングでデジタル的な何かが打ち込まれてきそうな予感がします。


あとは普通のストレートとコーナーで終了。
お疲れさまでした。

●オープンコース


久しぶりにオープンコースが設置されました。
場所はエレベータ横。
スーパーファミコンのシャイニングスコーピオンに出てきそうなレイアウトです。


オープンコースご使用上の注意点。

●販売コーナー


今回だけの特別限定!といったサプライズはなく、見慣れたメンバーが並んでいました。
12月10日ごろに発売予定の低反発スポンジタイヤや、ビッグバンゴーストプレミアムの先行販売も無し。


強いて言うなら、エアロアバンテのバイオレットスペシャルでしょうか。


軽量プラスペーサーが目立つ場所にありました。

●その他


当サイトでも紹介しました、concours d'Eleganceの公認アプリ化。
PCでも使えるようになってくれるとさらに嬉しいのですが、厳しいでしょうか。


余談ですが、TAMIYA PASSPORTでも下の方にバナーが表示されています。
この連携ぶりはスゴいですね。


会場で配布されていた2017年1月の新製品情報。
こういうサプライズがあると、イベント会場に来た甲斐があります。
思わず買う予定がなかったパーツをいくつか買ってしまいました。

・トライダガーWX(ARシャーシ)
  発売日:2017年1月14日  定価:1000円(税別)
・エアロマンタレイ ホワイトスペシャル(ARシャーシ)
  発売日:2017年1月21日  定価:1000円(税別)
・ヒートエッジ グリーンスペシャル(MAシャーシ)
  発売日:2017年1月21日  定価:1000円(税別)

ちなみに、トライダガーWXのWXは「ワイルドエックス」と読みます。



・ステンレスビスセット(15・20・25・30mm)
  発売日:2017年1月21日  定価:400円(税別)
・HG フロントワイドスライドダンパー用カーボンステー(2mm)
  発売日:2017年1月14日  定価:960円(税別)
・HG リヤワイドスライドダンパー用カーボンステー(2mm)
  発売日:2017年1月14日  定価:960円(税別)
・ミニ四駆 セッティングゲージ(ブルー)
  発売日:2017年1月21日  定価:1200円(税別)


また、タミヤ春の見学会開催のチラシもありました。
3月29日、3月30日にタミヤ本社にて。
募集は2月上旬頃から開始されるとのことです。


お楽しみ抽選会の景品たち。

ラインナップは以下。

・ミニ四駆キャリーピット
・アスチュート ボディ(レッドメッキ)
・トムゴディスペシャル ボディ(イエロー)
・ホットショットJr.(MS) ボディ(ブラック)
・コンカラーJr. ボディ
・ナイトロサンダーボディ
・ドライバー人形
・アルミワイドプレート
・FRP マルチ補強プレート(ナチュラル)
・ポールキャップ(パープル)
・ラジ四駆ナット止めホイール
・小径ローハイトホイール フィン(ブルー)
・大径ナローホイール(ブラック)
・大径ワンウェイホイール(ブルー)
・小径ローハイトタイヤ(ライトブルー)
・大径バレルタイヤ(イエロー)


お昼休みにジュネーブ広場へ来たら、赤色灯をともしたクルマが停まっていました。
違法駐車や何らかのアクシデントかと思いきや、交通安全のキャンペーンだったようです。


シートベルト横転体験。
ミニ四駆のついでに、体験している親子の姿も。

レポートは以上です。
参加されたレーサーの皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。
そして、撮影時に気を遣って移動してくれた方、ありがとうございました!
 



以下、個人的な感想など。

久しぶりかつ今年最後の公式ということで、当選して良かったです。
このチャンスを活かすべく、セッティングを悩みに悩んだのですが、結果は一次予選でスピード負けの2位着。
アイガーを意識するあまり、モーター、ギヤ比とも思い切りが足りなかった…。

あとは、デジカメの調子がちょっとよろしくないのですよね。
撮影に失敗していたり、SDカードを認識しなかったり。
何年も使っているものだし、そろそろ厳しいだろうか。



最後に、唐突な商品紹介。
タミヤ瞬間接着剤(高強度タイプ)です。
カーボンプレートを削ったので、弱くなった部分を補強しようかと思い購入してみました。
プラスチックと金属パーツの接着にも使えるそうで、使ってみるとたしかにしっかりとくっついてくれますし、
安物のように白くなったりせず、容量が3gと多すぎないのもイイ感じです。

興味がありましたら。

 タミヤ瞬間接着剤(高強度タイプ)
http://www.tamiya.com/japan/products/87139ca_cement/

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