ジャパンカップ2017東京大会1レポート

2017年6月18日に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催された、富士通乾電池提供 ミニ四駆ジャパンカップ2017 東京大会1に参加してきました。


本日の東京大会1を皮切りに、北は北海道、南は熊本まで約4ヶ月の戦いが繰り広げられます。

6月18日(日) 東京大会1 品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデン(東京都品川区)
6月25日(日) 大阪大会1 京セラドーム大阪・9階スカイホール(大阪市西区)
7月2日(日)  静岡大会 ツインメッセ静岡・南館(静岡市駿河区)
7月9日(日)  熊本大会 グリーンランド・レインボードーム(熊本県荒尾市)
7月16日(日) 東京大会2 品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデン(東京都品川区)
7月30日(日) 愛媛大会 テクスポート今治(愛媛県今治市)
8月6日(日)  仙台大会 仙台サンフェスタ(宮城県仙台市)
8月13日(日) 新潟大会 ハイブ長岡(新潟県長岡市)
8月20日(日) 北海道大会 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(札幌市南区)
8月27日(日) 東京大会3 品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデン(東京都品川区)
9月10日(日) 掛川大会 つま恋リゾート 彩の郷(静岡県掛川市)
9月17日(日) 岡山大会 おもちゃ王国(岡山県玉野市)
10月1日(日) 大阪大会2 京セラドーム大阪・9階スカイホール(大阪市西区)
10月8日(日) 福井大会 福井県産業会館(福井県福井市)
10月開催予定  東京大会EX / チャンピオン決定戦(日程、会場調整中)


開幕戦のステージはおなじみ、品川シーサイドフォレスト。
写真は朝に撮影したのですが、既に雲行きが怪しい…。
ジャパンカップ東京大会1は2013を最後に、天候に嫌われていますね。


雨天時はコースの移動、縮小という可能性があるためか、いつも販売コーナーがあるジュネーブ広場側の入口前は開けてありました。


※クリックすると拡大します。


参加ガイド。
エントリーシールと一緒にもらえるA4のペーパーです。
レースに関する注意事項やスケジュール、販売コーナーなどの情報が記載されています。
下部には今大会のコースとレイアウト。
  →裏面はこちら。

オープンクラスはTAMIYA PASSPORT等での事前応募制。
昨年のジャパンカップよりも多くの応募があったとのことで、参加するのも狭き門になってきた感があります。


エントリーシールと一緒にジャパンカップ2017のロゴステッカーをいただきました。
今年はデクロス01。
ちなみに、近年のシンボルマシンは以下の通り。

2017年:DCR-01(デクロス01)
2016年:ライズエンペラー
2015年:シューティングプラウドスター
2014年:アビリスタ
2013年:ブラストアロー
2012年:エアロアバンテ、アバンテJr.


オープニングセレモニー前の様子。


オープニングの際、バックボードが立ちますのでご了承下さい。


そしてバックボードが立ち、いよいよオープニング。
MC GUY、MCウッツ、櫻井なるさん、そして、MCガッツが登場します。
ジャパンカップ2016オープンクラスで優勝された選手による開幕宣言、各チャンピオンによる試走式を経て、いよいよ開幕です!

一応、私も動画を撮影したのですが、映りがあまりよろしくないので、タミヤのTwitterへのリンクにて紹介とさせていただきます。

開幕宣言
https://twitter.com/mini4wd/status/876226878037671936
試走式
https://twitter.com/mini4wd/status/876229414010273792


メインコースの紹介です。
午前中はいつもの三面運用、午後は二面だったようです。
手前左がAコース、右がBコース、奥がCコース。


コースは「グレートクロスサーキット2017」。
デクロス01のクロスシステムをイメージし、各セクションを組み替えた4パターンのレイアウトです。


タイプA(タイプエー)
基本的なレイアウト。
スタートからルーズロード、オメガバンク、ニューエラターン、ダブルバウンシングストレート(マルチ)、富士通ホップ、クライムチェンジャーの順。


タイプAA(タイプエーミラー)
タイプAのコースレイアウトを反転。
スタートから富士通ホップ、クライムチェンジャー、ダブルバウンシングストレート(マルチ)、ルーズロード、オメガバンク、ニューエラターンの順。


タイプB(タイプビー)
タイプAのコースレイアウト下半分をクロス。
富士通ホップ、オメガバンク、ダブルバウンシングストレート(マルチ)、ルーズロード、クライムチェンジャー、ニューエラターンの順。


タイプBB(タイプビーミラー)
タイプBのコースレイアウトを反転。
ルーズロード、クライムチェンジャー、ニューエラターン、ダブルバウンシングストレート(マルチ)、富士通ホップ、オメガバンクの順。

4つのうちどれが設置されるかは会場ごとに異なるうえ、当日にならないとわからないという面白くもあり、恐ろしくもある仕掛けです。
東京大会1のは事前に発表されましたが、今後も事前発表があるのかは不明。
さらに、ダブルバウンシングストレート(マルチ)の組み合わせも当日までわからないという、レーサー泣かせの企画です。
バウンシングの組み合わせ(ABAB、ABBA、BAAB、BABA)もカウントすると、そのパターンは16通りに…。
※コースの画像はジュニアニュース Vol.202より。

さて、コースの紹介に戻りましょう。


グレートクロスサーキット2017。
全長は200mで、昨年のウルトラバーニングサーキットより5m短いです。
ナイアガラやヘルクライム、バーティカルチェンジャーのような派手さはなく、ただ完走するだけならば難しくありません。
その分、スピードを上げた時に一気に牙をむく各セクションが手強く、どこまで突き詰めていくかが悩ましいコースです。


記念すべき開幕戦となる東京大会1では、タイプAAが使用されました。
スタートから富士通ホップ、クライムチェンジャー、ダブルバウンシングストレート(マルチ)、ルーズロード、オメガバンク、ニューエラターンの順で周回します。
まずは新セクションを紹介。


新セクション「クライムチェンジャー」。
通常は1台のマシンがバンク走行し、他4台はフラット走行ですが、このチェンジャーは4台がバンクします。


ダブルバウンシングストレート(マルチ)。
NEW YEARで登場したバウンシングストレートが、SPRINGでダブルバウンシングストレートに合体。
さらに、SPRINGで行われた組み合わせが当日までわからないという気まぐれ的な施策が、ジャパンカップでも踏襲されました。
この日はABABという比較的難易度が低い組み合わせ。
コースが設営された前日はダミー的に別の組み合わせだったようで、事前に知られまいとするタミヤ様の意気込みを強く感じました。


新セクション「ルーズロード」。
ストレートが真ん中から外側に緩やかに膨らんだ感じになっており、側面にはウォッシュウォールがランダムに配置。


新セクション「オメガバンク」。
SPRINGのオメガターンが進化し、バンクアプローチから90度、その後逆向きに180度ターンする複合バンク。
マシンが上下左右に激しく揺さぶられます。

これらの新セクションが組み合わさった、グレートクロスサーキット。
続いて、各セクションを見ていきましょう。


スタートスロープ。
ここから戦いが始まります。


富士通ホップ。
今回もスポンサーとなった富士通乾電池の名が冠されたアップダウンです。


特に開始早々現れる上りスロープが、今回最大のコースアウトポイントでした。
ストレートで助走をつけた状態での突入になるので、しっかりとマシンを抑えないとカタパルトしてコースアウトしてしまいます。
AAではオメガバンクから降りてスピードが乗った状態で突入するので、さらに危険度マシマシ。
試走式でもココで3台のマシンが餌食になりました…。


坂がゆるいので、ブレーキがききづらい。



下りスロープ。
スピードに乗った状態ですので、着地にストレート1本分あれども油断できない。


Cコース、フェンスがふにゃふにゃに。


90度曲がってストレート。


そして新セクションのクライムチェンジャー。
前述の通り、通常のチェンジャーは1レーン、1台のマシンのみがバンク走行し、その他4レーンはフラット走行ですが、このクライムチェンジャーは通常のレーンチェンジャーとは逆で、4レーン、4台のマシンがバンク走行し、その他1レーンはフラット走行します。


45度くらいありそう。
スロープを警戒してブレーキを下ろすと、ここと後に出てくるオメガバンクで一気に食われます。


背面から。
1台だけ楽々レーンチェンジします。


クライムチェンジャーを突破し、ヘアピンコーナー。


ダブルバウンシングストレート(マルチ)。
会場ごとに向きが変わる4パターンのバリエーション(ABAB、ABBA、BAAB、BABA)となっており、しかも当日発表。
今回は比較的難易度が低い、ABABの組み合わせでした。
そのおかげか、ここでコースアウトするマシンはほぼ見当たらず。
後ろのセクションも余裕があるので、SPRINGのときほどの脅威は感じませんでした。


別アングルから。


横から。



ルーズロード。
真ん中3レーンが緩やかなストレート、両端が外に膨らむカーブで構成された新セクション。



ウォッシュウォールがランダムに配置され、マシンが急激に揺さぶられる…かと思いきや、思ったほど影響はありませんでした。
確かに右へ左へマシンがふらつきますが、特に大きく減速することもなく突破できます。
このウォッシュも配置が変わったりするのでしょうか。


とはいえ、油断大敵。
後の大会でダブルルーズロードとして進化し、猛威を振るうことになるかもしれません。


新セクションのオメガバンク。
見ての通り、いろいろな意味で今コース最大の山場です。
タミヤの説明では「SPRINGに登場したオメガターンがさらに進化」とありますが、もはや別物でしょう。
遠くから見ても、ひときわ存在感を放っています。


別アングルから。
左右に曲がりながら登るのは、実はマシンにとってかなりキツいのです。


横から。



背面から。


この超巨大バンクを降りると、いよいよゴールが見えてきます。


一気に急降下。
下りながら連続コーナーを曲がるので、転倒して落下しないようローラーで支えていきたい。


最後はニューエラターン。
名前は冠していますが、昨年同様、特別な仕掛けはありません。

といったところで、コース紹介は以上です。

午後からは雨天の可能性を考慮し、オーバルガーデンからジュネーブ広場へコースを移動。
二面運用になったようです。
その後、天気予報通り降雨。
正しい判断でしたが、二面運用では全スケジュールの消化は厳しく、一次予選のみと発表されました。

https://twitter.com/mini4wd/status/876276772668657669
「只今から1階へコースを2面移設します。レース再開は14時を予定しますが、1次予選終了が18時頃となり以降のレースが続行出来なくなる可能性があります。都度判断してご案内いたしますが、宜しくお願いいたします。」
https://twitter.com/mini4wd/status/876332449197936640
「現在1次予選進行中ですが、終了時刻が18時半以降となり、以降のスケジュール消化は難しいと判断いたしました。大変申し訳ありませんが1次予選の終了にて、ジャパンカップ2017東京大会1も終了といたします。」
https://twitter.com/mini4wd/status/876333346032422913
「2次予選エントリシールの取り扱いは誠に申し訳ありませんがオープンクラスは持ち越しすることができません。ジュニアクラスにつきましては次回7月16日東京大会2にて使用頂けます。明日以降HPでもご案内予定です。」

※ミニ四駆公式Twitterより

一次予選で敗退した私がコメントするのも何ですが、二次予選救済措置無しはなかなか厳しい判断ですね。
雨天にも関わらず一次予選のレーサーはみんな走れたですし、大会運営や安全面を考慮した結果なので仕方ないとはいえ、二次予選に進出したレーサーのやり場のない感情も理解できます。
無料での開催にも関わらず規模も大きく大変だと思いますが、改善に向けてがんばってください!タミヤ様!!

それにしても、東京大会1はなかなか恵まれませんね。
梅雨時の開催は厳しいでしょうし、安価で大人数が収容できる屋内会場があれば…。


誰でも走らせられるオープンコース。
右へ左へ揺さぶってきます。



販売コーナー。
関連アイテムが続々と。


特にこの缶バッヂが嬉しい。
昨年はコンプリートまで時間がかかってしまいましたが、今年は早めに会場入りしたこともあり、サクッと購入できました。


デクロス01、トライゲイル J-CUP2017。


ライキリのJ-CUP2016も。


アストラルスター アルミメタリックスペシャルなど、限定キットも並んでいました。


6月17日に発売されたばかりの新パーツたち。


パーツ各種。
カーボンプレートや、徐々に各店舗でも手に入りやすくなってきた、ステンレス皿ビスも並んでいました。


HG 角度調整チップ、ネジ付きベアリングブッシュセット。


チェックボックス。
一つ買っておきました。


今では珍しい、13mmオールアルミベアリングローラー(ゴールド)もゲット。

サプライズ展示がありましたので最後に紹介しておきます。


ラウディーブル(FM-Aシャーシ)
2017年9月発売予定のミニ四駆REVのニューマシン。
メディアミーティング、ホビーショーで発表されたフロントミッドシップ型の新シャーシ「FM-Aシャーシ」を採用した初のマシンです。
展示されていたのは「キット化されるのと近いバージョン」。


実写系ボディ。
ボックスアートで見るよりもスリムな印象でカッコイイ。
ブラックのFM-Aシャーシ、ローハイトタイヤ、シルバーメッキホイールもイイですね。


このボンネットの下にモーターが埋まっているとは思えない、非常に自然な形状。

以下、色々な角度から。























新シャーシに目が行きがちですが、ラウディーブルのボディも物欲を刺激します。
シャーシ取りなどと言わず、1台作ってみるか。

レポートは以上です。
参加されたレーサーの皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。
そして、撮影時に気を遣って移動してくれた方、ありがとうございました!

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