ダンガンレーサーを作ってみよう
「説明書を見てもよくわからない」「ワンランク上を目指してつくってみたい」などなど…。どんなレーサーも基本をしっかりと押さえれば、大会で優勝する事も夢ではない。さぁ、未知の可能性を秘めた「ダンガンレーサー」の世界に足を踏み入れよう!!
大雑把に言うと単三電池だけです。しかし、速いマシンにするためには、それなりの準備が必要です。準備といっても大げさなものではなく、誰でも簡単にできるものばかりなので、気軽にやってみましょう。
プラスドライバー、ニッパー(はさみでもOK)があれば作れます。あれば便利なものは、ヤスリ(つめきりの裏でもよい)、接着剤。それだけあれば、そこそこのマシンが作れると思います。
まずは箱を開けて身を確認しましょう。ここからはサーフローラーを例にして作っていきますが、どのマシンも作り方は同じです。

箱の中に、シャーシがついている「Aパーツ(画像右上)」、白いプラスティックの「Bパーツ(画像右下)、タイヤがついていてゴムで出来ている「Cパーツ(画像右中)」、ボディ(車体)がくっついている「Dパーツ(画像左上)」、白黒の紙の「説明書(画像左中)」、光っている「シール(画像中央)」、そして、モーターなど細かい部品が入っている袋が入っているかを確認。もし、足りないものがあったら、購入したお店の人に言って交換してもらいましょう。
説明書に書いてあるD1とかB1などは、その英字がプラスティックの端っこに書いてあります。これを見ながら、説明書どおりに一個一個切り離していきましょう。先に全部切り取ってからやっちゃうと、判らなくなるので注意。あせらずに順番を守る事。

Dパーツを袋から出し、ニッパーなどでボディを切り取ります。このボディがマシンの外見を決める、大事な部分です。心をこめて作業します。
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ワンポイントアドバイス |
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切ったばかりのボディを見ると、少しデコボコが残ってしまいます(画像の赤円のところ)。これをヤスリで磨いてなくしてあげるとかっこいい。 |
その後は、三つに分かれたものを説明書を見ながらくっつけていきます。
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ワンポイントアドバイス |
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右の画像をよ〜く見てください。ボディの真ん中に隙間が空いています。この隙間を接着剤で止めると、ボディの強度が大幅にアップします。ぜひやりましょう。 |
説明書ではここで貼る事になっていますが、あとの楽しみに取っておきましょう。丸の中に書いてある番号は、シールに書いてある番号と同じです。対応した番号のシールを貼ってあげましょう。
この金具はモーターと電池をつなぐ、大事な役割を果たしています。しかし、ここで注意。金属部分に直接触れてしまうと、人間の脂がついて電気の流れが悪くなってしまうのです。どんなにきれいに洗った手でも、直に触らず、手袋などをして作業しましょう。
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ワンポイントアドバイス |
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接点をドライバーで起こしてあげると、電池との接地部分が増え、伝導性がアップします。 |
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左が起こす前、右が起こした後。青い部分がその差です。これが結構、スピードに影響します。 |
ここは簡単ですね。しかし、油断は禁物。ナットを入れ忘れてしまう人がたくさんいます(自分だけ?)。ここは忘れずに入れましょう。
白くて丸いこのパーツ。これがダンガンレーサーの前部分を支えている重要なパーツ「スキッドホイール」です。ここの回転の良し悪しがマシンのスピードを左右します。
モーターはダンガンの心臓部です。モーターの種類によってマシンの性格が変わります。なお、キットに入っているものは「FA−130モーター(別名ノーマルモーター)」といって、スピードはイマイチですが、バッテリーの持ちが良いという特徴を持ちます。
モーターには金色の接点部分がついています。これを少しだけ起こしてあげると、伝導性が高まります。
長い棒に黄色いギヤーが両端にくっついている。これが「プロペラシャフト」です。コレが、モーターの力を後ろ側のタイヤに伝えています。説明書を見ると、グリスをつける絵が描いてありますが、まだ塗らないこと。今塗ってしまうと、手がべたべたになってあとの作業に響くし、大切なマシンが汚れてしまいます。さらに、いらないところにまでグリスがついてしまい、マシンの性能がダウンしてしまうので要注意。
ここでもグリスは禁物。軸受け部分(金色のはとめと、それを入れるプラスティック)は真っ直ぐに入れましょう。
ギヤーの選択は、マシンの性格を決定付ける重要なものです。小さい方がスピードコース用、大きい方がパワーコース用です。
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ギヤー比というのは、モーターが何回回ったところでギヤーが何回回転するかを表しています。例えば、4:1ならモーターが4回転したところで、初めてギヤーが1周します。ちなみに、ギヤー比が高い(右の数字が大きい)ほうがパワーがあり、少ない方がスピードが出ます。
表の×は全然ダメというわけではなく、○に比べたら劣るということですので誤解しないように…。
続いて、タイヤの装着。タイヤはゴム製でグリップが大変良いです。他にも別売りのスポンジ製のものがあります。
タイヤはホイール(白いもの)につけて、ようやく本来の役割を果たします。説明書を読んで、向きをまちがえないように。削れている方が外側です。(マシンによっては逆につけるセッティングも可能)
先ほど選んだギヤーにシャフトをいれて、ギヤーケース(8で作ったもの)の向きに気をつけながらタイヤをはめます。ホイールの軸穴が痛まないように、繊細な気持ちで。
判りにくいですが、説明書どおりはめます。

上のようになればOK。
11.パイプとワッシャーを止める
ドライバーが必要。ビスの中に順番に気をつけて入れます。そして、ギヤーケースとシャーシをビスで止めます。その2つをつめる役割とともに、ボディを止める役割も持っている重要な部分です。
ダンガンは単三電池で動きます。ここでも向きを間違えないようにします。その後、バッテリーホルダーを止めて、スイッチををONにしてみましょう。動く事が出来れば、成功。動かない場合は、上記1〜11のどこかを間違えたか、バッテリーがもう無い可能性があります。新品のバッテリーに交換して、再度チャレンジ。

これであなたのマシンは一応、完成です。あとはステッカーを貼って、自分だけのマシンにしてあげてください。
動力系を仕上げる
マシンを組み立て終わったら、今度はブレークインとグリスアップを行います。
ブレークインとはモーターの準備体操のようなもので、慣らし運転ともいいます。
慣らしてあげることにより、モーターとギヤーは緊張がほぐれて、本来の力を発揮する事ができます。
また、グリスアップとはギヤーなどに油を塗ることにより、滑りを良くして回転をスムースにすることをいいます。
というように、この2つの作業はマシンの動きを滑らかにしてスピードを上げる、重要な「改造」であることがわかります。
では、実際にやってみましょう。
14.ブレークイン

まずはモーターだけを回転させる為、プロペラシャフトは外しておきましょう。(上の状態にする)
また、モーターにヒートシンクを付けておくと、熱を放射してモーターの寿命を延ばします。
実際のレースでも使ってみてください。
では、電池(使い古しのものを使う)を入れてスイッチをオンにしてみましょう。
モーターだけ回転しているはずです。(ここでタイヤも回っていたらプロペラシャフトがついたままの可能性があります。)
そのまま10分入れっぱなしで置いておきます。
10分経ったら一度スイッチを切り、プロペラシャフトを装着します。
その後、20分間空転させれば、ギヤーの角が削れて滑らかな噛み合いになります。
音で判断して「シャーッ」という音になったら成功です。
「ガリガリ」や「ギギギ」という音がするようなら、マシンを少し傾けたりして続けてください。
これにてブレークインは終了です。
ちなみに擬音は、自分がそう聞こえただけなので、あくまでも参考程度に(笑)。
15.グリスアップ
続いて、グリスアップにうつります。
グリスには基本的に以下の3つの種類があります。
| ノーマルグリス | セラミックグリス | チタングリス |
| キットに付属のグリス。 手軽だが、量が少なく効果も薄い。 |
潤滑性、磨耗に強い。 パーツが長持ちする。 |
金属を配合し、滑りをよくする。 現在もっとも使われている。 |

スプレーなどの潤滑油もありますが、パーツの磨耗が激しくマシンを痛めかねないので、当HPではチタングリスを推奨いたします。
さきほどのブレークインの際に発生した「ギヤーが削れた粉」をふき取ってからグリスを塗り始めます。
グリスを塗る場所は、説明書のグリスマークが書いてある部分です。
各部品がこすれあうところのほとんどに塗ることになっています。
注意しなければならないのは、あくまでも薄く。厚く塗り過ぎないように。
金具やベアリングには絶対につけてはいけません。
そこにグリスを塗ると、性能は下がるは耐久性は落ちるはで全く良い事がありません。要注意。
16.自慢のマシンでレースに出場
マシンが完成したら走らせましょう。
近くの模型店でダンガンレースを行っているところがあるかもしれません。お店の人に聞いてみましょう。
また、ダンガンサーキットを購入すれば、自分の家でも白熱したレースが楽しめます。
友達を呼んでレース大会というのも盛り上がりますよ。
慣れてきたら、ダンガンラボラトリに載っている改造にチャレンジしてみてください。レースの幅が一気に広がります。
そして、目指すはダンガン日本一。
田宮模型主催の全国大会(サマーGP、ドームGPなど)に出場し、栄光をつかもう!