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Xbox346 アーカイブ

2006年09月02日

Xbox346(その6)

ロッテリアのもみじおろしバーガーを食べながら、休日の昼間をまったりと過ごす。
時間がゆっくりと過ぎるのを感じるのもまた一興。
そんなひとときも、目の前にいるシドの飛空挺を1時間近く探し回っていたヤローのせいでブチ壊しである。

「ミニ四駆PROのモーターってバブルスライムに使えねーの?」

オマエは何を言ってるんだ?


「使えないよ。PROのモーターは両方からシャフトが出ているからダンガ…」
「あ、使えねぇならいいや」
「え?あ、あぁ、そうか。使えないよ、うん」
「あ〜あ、なんかスピードもあってパワーもあって壊れないモーターなんてないもんかねぇ」
「あはは。そんなモノ出たらタミヤさんの商売あがったりだな」

都内某店

「よし、決めた。パワーダッシュモーターにするぜ」
「パワーダッシュか。まぁ、バブルスライムなら合うかもしれないな(色が)」
「で、パワーダッシュってどれよ?」
「緑色のエンドベルのヤツだよ」
「エンドベル?専門用語使うなよ!」
「すまん…って、何だこの理不尽な状況は」
「緑色緑色。お、コレだな♪」
「見つかったか?」
「おうよ。なんとかエンジンって書いてあるぞ」
「…エンジン?」



コレかよ…。

初出:2006年9月2日 峠の茶屋「XBox346(その6)」

2006年08月01日

Xbox346(その5)



空は一面のスカイブルー、手にはかき氷のブルーハワイ。
数時間後に打ち上げられるはずの花火を見ているかのように、空を見上げながら346がふとつぶやいた。

「もうダメだったよ…」
「えっ!?」

な、なんだこの展開は…。
あまりにも唐突な展開に頭がまったく回らない。
何がどうなっているのかわからない。まずは状況を確認しなければ。
混乱しながらもようやくひねり出した精一杯の言葉。

「な、何がダメだったの?」

不安を見せないよう平然を装うが、そのうわずった声は相手に隙を与えるだけだった。
今年の梅雨の如く、よどんだ顔が一瞬にして夏を迎える。
そして発せられた太陽光線。

「ハイパーダッシュ2モーター♪」

あぁ、そうですね。この間のレースで壊れましたものね。
チクショーめ、心配して損した。そしてまたやられたわ。覚えてろ。

初出:2006年8月1日 峠の茶屋「XBox346(その5)」

2006年07月07日

Xbox346(その4)

「カトリが言っていたぞ。"新セッティングはまだか"って」
「なンだと!人がいないのをいいことに悪口言いやがって!!」
「いや、悪口じゃないと思うが…」
「まぁいいや。で、あのMSM-10がセッティングを探っているだと?」
「MSM-10?ゾック…?あぁ、賊(ぞく)ね…ってわかりにくいわ!」
「どうせオレのセッティングをマネしようって魂胆だろうがそうはいかねェ」
「何か秘策でもあるの!?」
「動かざる事山の如し。セッティングを変えなきゃマネされないぜ!」
・
・
・
「ものすご〜く回りくどい言い訳だね」
「皆まで言うな。まさか何もしていないなんて言えないだろう…」

こんな調子で次回のレースまで間に合うのか、346!?

激闘記録第6章第1話「再来」に続く

初出:2006年7月7日 峠の茶屋「Xbox346(その4)」

2006年05月31日

Xbox346(その3)

「あのアメーバ野郎、キャラが被ってンだよ!」
「どうした?」
「アレはアメーバと言うよりもバブルスライムだろう」
「バブルスライムはちゃんと顔がついているじゃん。アレは顔がないから違うでしょ」
「オ…オレのバブルスライムは…ついていない…」
「じゃあソレはバブルスライムじゃないのでは?」
「コイツはバブルスライムじゃない…ウソだ…まさか…って、最初からそんな名前じゃねぇっつーの。本当の名前はジュゲムだジュゲム!!」
「いつの間に"ジュゲムだジュゲム"に改名したの?」
「何のコントだよ」

初出:2006年5月31日 峠の茶屋「Xbox346(その3)」

2006年05月08日

Xbox346(その2)

「どうして電波塔を外しちゃったの?」
「だってロールバーつけたから意味なさそうだったし。そもそも電波塔じゃねぇし」

むぅ、残念だ。
バブルスライム唯一の特徴が撤去されてしまった。

「普通のマシンになってしまったなぁ…」
「とりあえずはね」
「とりあえず?」
「バブルスライムはまだ成長過程だからな。これから次々と新セッティングを編み出してやるから首を洗ってまっとけや」

新セッティング…って、この前変えたばかりじゃなかったの!?

初出:2006年5月8日 峠の茶屋「Xbox346(その2)」

2006年05月01日

Xbox346(その1)

「俺は4分のところを6分待って、ちょっとデロデロにするのが好きなんすわ」

「いや、そんな事はどうでもいい。
なんでお前はウチでカップラーメン食ってんだ」

人の家に入るなり勝手にお湯を沸かし、勝手にラーメンをすする男。
読者の80%は忘れているであろう男。
そう、346である。

「いやぁね、セッティング変えたんスよ。ジュゲムの」
「ジュゲム?あぁ、バブル青田ね」
「そうそう。ジーザス…じゃないよ。バブルスライムだっつーの」
「ちょっと見せてみ?」

続きを読む "Xbox346(その1)" »

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