「もういいだろう。さぁ、そろそろ軽井沢へ行くぞ」
「ここから北に行くとめがね橋っていうのがあるらしいぜ」
「ドラクエの住民っぽいセリフはいいから、軽井沢に急ぐぞ」
「めがね橋に行くか? はい/いいえ」
「いいえ」
「すまん。聞こえなかった。で、めがね橋に行くか? はい/いいえ」
「いいえ」
「すまん。聞こえなかった。で、めがね橋に行くか? はい/いいえ」
「…はい」
「そんなに行きたいっていうんじゃ仕方ねぇな。さっさとクルマに乗り込め」
「……はい」
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「で、患者は?」
「コレです」
「…」
「…」
「ノートならノートだと最初から言え!」
「最初からノートかデスクトップか聞け!!」
「うわっ逆ギレかよ!?」
「う、うるさい!さっさと直せ」
「んな無茶な…。とりあえず立ち上げてみるか」
ポチッ
ウィーン
ぴろりろん♪
「…」
「…」
「立ち上がったね」
「うん、立ち上がったね」
「で、話って何ですか?346さん」
「あ…話?えっと、実は今度、旅行計画を立てることになって、その下見でP-Mをお供にしようかと思って…」
「え?え?あれ?何この急展開。PCの話は?」
「でもやっぱりいいよ…。どうせイヤって言うだろ。オレと一緒に旅するなんて…」
「なぜ聞きもせずにわかるんですか。勝手に僕の答えを決めないでください!」
「え!?じゃあ…一緒に行ってくれるの!?」
「いやですけど…」
「チクショー!!」
「うぅ…でもそうだよな。苦難の相次ぐ大変な旅になるだろうし」
「苦難の相次ぐ…?」
・
・
・
「やっぱり僕も行きたいです。346さん」
「えっ!?何で急に…」
「いろいろ見たいものがあるんで…」
初出:2007年7月16日 峠の茶屋「母を訪ねて346その3」
「惨死牢よ」
「何その惨たらしい当て字…」
「PCのCPUは何を積んでいるんだ?」
「あ?Celeronだけど」
「…」
「どうした?」
「そこは"PentiumIIIです"と答えるところだろう」
「PentiumIIIじゃねぇよ。Celeronだっつーの」
「ふぅ。わかってないな」
「全然わけわかんねぇよ!まぁいいや…上がって、上がって」
「ていうか346さん」
「ん?」
「玄関からもう変なにおいがするんで帰っていいですか」
「来るなり失礼だな、君!
だいたい"玄関からもう"って何だよ!
そんなまるで奥に行ったらもっとくさいみたいな言い方やめろ!」
「奥は大丈夫なんですか」
「大丈夫だよ!玄関だって大丈夫だよ!!」
「まぁ異臭はさておき、PCはどこですか」
「異臭って言うなァー!ひと騒ぎおきそうじゃないか!!」
初出:2007年7月15日 峠の茶屋「母を訪ねて346その2」