メイン

姿346 アーカイブ

2008年02月24日

姿346(その6)



ドトールで読書にふけりながらコーヒーをすする。
Sサイズを頼もうと思っていたが、間違えてMサイズと言ってしまったため、なかなか量が減らない。
その梅雨が過ぎた直後のダムもどきと格闘していると、
誰が見ても一目でやばいヤツだとわかる人物が、がに股で近づいてきた後、対面に鎮座した。

続きを読む "姿346(その6)" »

2008年02月09日

姿346(その5)

「…。じゃあウェイトをつけるのあきらめるしかないな」
「やるしかないんだろ?仕方ねぇ。覚悟を決めぜ」
「ピンバイスと小型電機ドリルは貸してやるから。気をつけてやれよ」

こうしてウェイトを装着するための穴をボディにあけはじめる346。

「メス!」
「はい(ピンバイス)」
「ガーゼ!!」
「はい…って、手術かよ」
「気分が盛り上がるだろう?」
「残念ながらまったく盛り上がらないが」
・
・
「よし、半分くらいいったな。次は電ドリだ」
「ほらよ」
「いくぜ。喰らえッ!カトリーッ!!」
「怖いよ!!」


苦節60分。
ようやくボディに約20箇所ほどの穴開けが完了。

「あぁ、オレ様の愛車が傷物に…」
「見事に蜂の巣状態だな」
「でもこれでウェイトを取り付けられるな」
「そうだな。で、それ全部つけるの?」
「当たり前だ。カトリの体重はハンパないだろうしな」
「う〜む…。完全にカトリ本人が重いことになっているな」

ウェイトの取り付けに着手。

「見ろよ。こんだけかさねれば重くなるだろ」
「ウェイトのミルフィーユや」
「ハハハ!あさがや涙目だな!」
「なぜそこであさがやが涙目に!?」
「気にすんな。あ、この長いの(ビス)借りるぜ」
「仕方ないなぁ。あのときビスも一緒に買えばよかったのに…って、あれ?」
「何だよ、人の買い物袋を勝手に覗きやがって」
「いつの間にファイティングアーマーも買ったの?」
「とある情報筋から100円で買った」
「情報筋…?一体誰だ?」



「よし、完成だ。刮目せよッ!!」

続きを読む "姿346(その5)" »

2008年01月27日

姿346(その4)

雪も降ろうかという寒空の下、作り始めてもいない自称四天王、実際三天王の名前を決定した二人。
現時点でいきなり戒名とならなければよいが…という心配を拭うかのように、ついに制作に着手した。

「まずは袋を開けてくれ」
「あぁ、構わないが…何度見てもえらい数だな」



「仲間外れはどれだ?」
「いきなり!?う〜む…。(普通に考えてダンガンのパッケージである左下だろうが、346のことだ。引っかけに違いない)」
「わかったか?」
「よ、よし。右上だ」
「ブー。正解はダンガンのパッケージな左下でした」
「そのまんまかよ!」
・
・
・
「…」
「どうした?」
「コレ、どうやってつければいいんだ?」
「…まずは説明書を読め。話はそれからだ」
「えぇーっ。面倒くせぇな」

ぶつくさ言いながらも同封されていた説明書を読む。

「なんだよー。ビスでとめなきゃいけないのかよ」
「そうだ」
「最初から穴があいているところはいいが、ここらへん(フロントノーズ)はどうすりゃいいんだよ」
「自分で加工するしかないな」
「どうすんだよ」
「ピンバイスとか電動ドリルとかで」
「そんな物騒なこと出来るわけねぇだろう!オレ様のマシンを破壊するつもりか!!」
「は…破壊って!?」

初出:2008年1月27日 峠の茶屋「姿346その4」

2008年01月13日

姿346(その3)

五茂野サーキット

「サァ ツヨイマシンヲ ツクリマショウ」
「しゃべる!DSお料理ナビか」

「まずは袋から出して…っと」
「改めてみるとそのウェイトの量、ハンパないな」
「メタボなカトリには負けられないからな」
「う〜ん…。その言い方だと完全にカトリがメタボだよね」
「いやぁ、それにしてもこの量を見るだけで達成感があるな」
「え!?まだ何もしていないのに!」
「だってこのパーツの山だぜ?」
「この程度で山なんて表現、まだまだ甘いな。カトリなんて(中略)、あさがやでさえ(中略)だから」
「だっせーなー」
「何が!?」

パーツの"丘"を凝視しつつ頭を悩ませる346。

「悩むぜ。全然決まらねぇ」
「ムリもない。それだけのパーツだからな。セッティングも難しいだろう」
「違ぇよ。名前に決まってンだろ!」
「名前かよ!?」
「当たり前じゃん。まずは名前から決めるのがオレの流儀だ!」
「初めて聞いたよそんなの」
「うっせーな。一緒に考えてくれよ」
「う〜む…。モンスター・ボノはどうだ?」
「却下」
「重佐武 太(おもさだけ ふとし)は?」
「却下」
「贅沢だな。じゃあ姫野カレンは?」
「いいな!ソレ」
「いいのか?コレ」
「決めた。コイツの名前はロードローラーだ!!」
「考えた意味ないじゃん…」

初出:2008年1月13日 峠の茶屋「姿346その3」

2007年12月27日

姿346(その2)

30分後。

「ところで346よ」
「何だよ」
「なぜ我々は某店のパーツ売り場を眺めているのかね」
「決まってんだろ。四天王の残りを作るためだ」
「残りを作る…ということは、やはり百目と魔列車以外作っていなかったのか!?」
「製・作・途・中だ!」
「一万年と二千年前から出来ていたのでは?」
「来年から本気出す」
「答えになっていないぞ」
「うっせーな。ハイハイ、出来ていませんよ」
「逆ギレか」
「いいからさっさと選べ。今度はゴツいの作るぞ」
「自分のマシンなんだから自分で選びなさい。しかもゴツいのって何よ」
「カトリのメタボ野郎。アレみたいのやってみたかったんだ」
「う〜ん…。その言い方だとカトリがメタボみたいに聞こえるな」

その後、346はセッティングウェイトを大量にわしづかみしてレジに直行した。
「ぐわし」とか言っていたような気がするが、聞かなかったことにしよう。

「まいったか」
「何がだ」
「コレ全部くっつけてオマエのマシンをペシャンコにしてやんよ」
「ぬかせ。重すぎてコースからずり落ちてろ。むしろ陥没してろ」
「黙れ。モーターを買い忘れたこのオレに勝てると思ってんのか?」
「先に言っておくが、パワーダッシュモーターは緑色だ。あと間違えて両軸買うなよ」
「そ、そんなこと知っているんだからね!」←携帯にメモを打ち込みながら
「…。恥ずかしいものってコレのことだったのか…」

初出:2007年12月27日 峠の茶屋「姿346その2」

2007年12月23日

姿346(その1)

マクドナルドでメガたまごを食べつつ、行き交う人の波を眺める。
 
「今年もあと少しだなぁ…」
 
センチメンタルな気分に浸りながら店を後にすると、残響音を響かせながらあの男が登場した。
 
「俺、参上!」
「参上じゃなくて346だろう…って、うわっ!!」
 
 
 
「よう、サム」
「なんだソレ?日本製か?ebayで見つけたのか?」
「ここは危険だ。脱出するぞ!」
「私に変形する知り合いなんていません。人違いでしょう」
・
・
・
「さて、今日は何の用だ」
「喜べ。ついに四天王が復活するときが来たぞ」
「四天王?今年の初めにそんな話もあったなぁ…。で、サイアーク、ゴクアーク、レツアーク、キョウアークだっけ」
「違ぇよ!ジュゲム(略)と新幹線で、あと2つはシークレットにしていた」
「していた!?じゃあホントに完成していたんだ」
「フフフ…。だまされたと思ってついてきな」
「だまされたくないからもう帰るわ」
「あぁもう!ちょっと恥ずかしいものも出すから〜、そんなにすぐに帰らんといて〜」
「しようがないなぁ。じゃあもう少しだけですよ」
「あ、あぁ(何か冷たい…)」
 
初出:2007年12月23日 峠の茶屋「姿346その1」

PR



アーカイブ

リンク

About 姿346

ブログ「TEA-League増刊号」のカテゴリ「姿346」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリは母を訪ねて346です。

次のカテゴリはクレ346です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページやアーカイブページも見てください。