御家人346

346氏が切り刻む日常生活

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クレ346(その1)

「天気予報め。また外れたな」

手に持った傘が出番がないのをいいことに、ここぞとばかり体重をかけてくるという
妨害工作を受けながら、携帯電話の小窓を覗きつつ恨みごとをつぶやく。

ふぅとため息をつき、ふと改札の方に目をやると、見慣れた姿が視界に入ってきた。
やさぐれたファッションセンス、よくわからないTシャツ、対照的にぴしっと決めた髪。
ここ半年近く出番がなかった男、346の登場である。

「いやぁ、つい忙しくてギリギリの到着になりました。どうも申し訳ございません」
「何だそのしゃべり方は。あまりにも久しぶりの登場でキャラが変わったか」
「違ぇし。キャラ変わってんのはあさがやだろ。
 この間のイベントで15000円も使いやがって。
 そんなのカトリにやらせときゃいいんだよ
 あさがやに今後は貧乏キャラで売れって言っておけ」

たった一行で化けの皮がはがれる。
それにしてもAKコンビは相変わらず酷い言われようである。
特にあさがやはキャラ転向まで命じられて。他人事ながら同情を禁じ得ない。

「で、今日は何の用事だ?」
「UFOを探そうと思って」
「なんじゃそりゃ。SOS団か」
「世界を大いに盛り上げる346の団!略してSOS団だ」
「もうこの時点でSOS信号を出したいよ。忙しいんならさっさと帰るぞ」
「忙しかったらこんなことしてねぇよ!!」

あ

初出:2009年8月29日 峠の茶屋「クレ346その1」

クレ346(その2)
「じゃあ適当にやって適当に解散するぞ」
「適当じゃダメだ。ちゃんと隅から隅まで探せよ」
「あ、あれUFOじゃないの。ハイ、終了」

a

「アレはあじさい!わかる?あ・じ・さ・い!!適当にやんなっつってるだろ」
「そんなことを言われてもUFOなんて見つかるわけないでしょう」
「まぁ、この人数じゃ厳しいだろうな」
「人数の問題じゃ…」
「安心しろ。そんなこともあろうかと、後輩も後から合流することになっている」

346の強引な勧誘で、また一人被害者が出た模様。
このまま被害を拡大させないためにも、何としてもUFOを見つけださなければ。
与えられた時間はそう長くはない。

初出:2009年8月13日 峠の茶屋「クレ346その2」

クレ346(その3)

その後、見つかりもしないUFOを探すフリをしながら注意深く探しながら、大きな公園についた。
哀れな子羊、悲しき被害者である後輩がベンチの端っこに座っていた。

「こんな休日に呼び出して何の用ですか」

伝えていなかったのかよ!まったくアバウトなヤツだ。
というか、後輩も理由もわからず来るなよな。
まぁ、自分が言えた義理じゃないが…。

「今日は天気もいいことだし、みんなでオリエンテーションをしようと思ってね」
「約束したの昨日ですよね」
「しかもオリエンテーションって何だよ。UF…」
「おっと、カトリの悪口はそこまでだ」
「今の会話にカトリは関係ないだろう」

その瞬間、後輩の目つきが変わった。

「カトリですって…?」
「ひ、人間違いだろ。シンゴー、シンゴーってね」
「あぁ、両津ですか」
「そうそう。両さんの方!」

その覚え方もどうかと思うが。
まぁ、何はともあれ、変なことにならずに済んで良かった。

「で、346。これからどうするの?」
「とりあえずドトールに入ろうぜ。そこで計画を説明してやる」

計画…?
何を企んでいやがる。

初出:2009年8月29日 峠の茶屋「クレ346その3」

クレ346(その4)

ドトールに入店する。

「やっぱりクーラーのある場所はいいな」
「で、計画とやらを説明してもらおうか」
「UFOは探さない」
「…は!?」
「だから、UFOなんていないんだ!」
「…いやいやいや、探さなきゃ!UFO!!」
「P-Mさん、何言ってんですか。UFOなんているわけないじゃないですか」
「早くUFOを探さなきゃ被害が拡大する!」
「はぁ…。暑さで頭がフットーしたんですか?」
「あきらめろよ。P-M」
「あ、あれ…?」

ここでようやく、自分がUFOを必死で探しているような空気になっていることに気付いた。
弁解しても事態は好転しないだろう。
むしろこのまま解散という流れがもっとも面倒くさくなく、後腐れの無い結末を迎えるだろう。
しっくり来ないが。

「よしわかった。今日は解散しよう!」
「その提案は受け付けられませんね」
「ではまた明日…って、えぇ!?」
「先程のUFO話が気になります。未確認飛行物体。もしかしてP-Mさん、その正体をご存知なのでは?」
「えーっ?知らないって!」
「オレもコーヒーがまだ残っているし、せっかくだから聞いてやるぜ」
「さ、サンシローっ!謀ったな!!」
「ではP-Mさん、続きをどうぞ」

そう、346は後輩が隠れオカルト愛好家であることを知っていたのだ。
UFOを探していたという既成事実を作り、今後も後輩を誘い易い状況を作る。
それを利用して良からぬことを考えているらしいが、それを知るまでにかなりの時間を要するのであった。


姿346(その1)



マクドナルドでメガたまごを食べつつ、行き交う人の波を眺める。

「今年もあと少しだなぁ…」

センチメンタルな気分に浸りながら店を後にすると、残響音を響かせながらあの男が登場した。

俺、参上!
「参上じゃなくて346だろう…って、うわっ!!」



「よう、サム」
「なんだソレ?日本製か?ebayで見つけたのか?」
「ここは危険だ。脱出するぞ!」
「私に変形する知り合いなんていません。人違いでしょう」



「さて、今日は何の用だ」
「喜べ。ついに四天王が復活するときが来たぞ」
「四天王?今年の初めにそんな話もあったなぁ…。で、サイアーク、ゴクアーク、レツアーク、キョウアークだっけ」
「違ぇよ!ジュゲム(略)新幹線で、あと2つはシークレットにしていた
「していた!?じゃあホントに完成していたんだ」
「フフフ…。だまされたと思ってついてきな」
「だまされたくないからもう帰るわ」
「あぁもう!ちょっと恥ずかしいものも出すから〜、そんなにすぐに帰らんといて〜」
「しようがないなぁ。じゃあもう少しだけですよ」
「あ、あぁ(何か冷たい…)」

初出:2007年12月23日 峠の茶屋「姿346その1」

姿346(その2)

30分後。

「ところで346よ」
「何だよ」
「なぜ我々は某店のパーツ売り場を眺めているのかね」
「決まってんだろ。四天王の残りを作るためだ」
「残りを作る…ということは、やはり百目魔列車以外作っていなかったのか!?」
製・作・途・中だ!」
「一万年と二千年前から出来ていたのでは?」
「来年から本気出す」
「答えになっていないぞ」
「うっせーな。ハイハイ、出来ていませんよ」
「逆ギレか」
「いいからさっさと選べ。今度はゴツいの作るぞ」
「自分のマシンなんだから自分で選びなさい。しかもゴツいのって何よ」
カトリのメタボ野郎。アレみたいのやってみたかったんだ」
「う〜ん…。その言い方だとカトリがメタボみたいに聞こえるな」

その後、346はセッティングウェイトを大量にわしづかみしてレジに直行した。
「ぐわし」とか言っていたような気がするが、聞かなかったことにしよう。

「まいったか」
「何がだ」
「コレ全部くっつけてオマエのマシンをペシャンコにしてやんよ」
「ぬかせ。重すぎてコースからずり落ちてろ。むしろ陥没してろ」
「黙れ。モーターを買い忘れたこのオレに勝てると思ってんのか?」
「先に言っておくが、パワーダッシュモーターは緑色だ。あと間違えて両軸買うなよ」
「そ、そんなこと知っているんだからね!」←携帯にメモを打ち込みながら
「…。恥ずかしいものってコレのことだったのか…」

初出:2007年12月27日 峠の茶屋「姿346その2」

姿346(その3)

五茂野サーキット

「サァ ツヨイマシンヲ ツクリマショウ」
しゃべる!DSお料理ナビか」

「まずは袋から出して…っと」
「改めてみるとそのウェイトの量、ハンパないな」
メタボなカトリには負けられないからな」
「う〜ん…。その言い方だと完全にカトリがメタボだよね」
「いやぁ、それにしてもこの量を見るだけで達成感があるな
「え!?まだ何もしていないのに!」
「だってこのパーツの山だぜ?」
「この程度で山なんて表現、まだまだ甘いな。カトリなんて(中略)、あさがやでさえ(中略)だから」
だっせーなー
何が!?

パーツの"丘"を凝視しつつ頭を悩ませる346。

「悩むぜ。全然決まらねぇ」
「ムリもない。それだけのパーツだからな。セッティングも難しいだろう」
「違ぇよ。名前に決まってンだろ!
「名前かよ!?」
「当たり前じゃん。まずは名前から決めるのがオレの流儀だ!」
「初めて聞いたよそんなの」
「うっせーな。一緒に考えてくれよ」
「う〜む…。モンスター・ボノはどうだ?」
「却下」
「重佐武 太(おもさだけ ふとし)は?」
「却下」
「贅沢だな。じゃあ姫野カレンは?」
「いいな!ソレ」
「いいのか?コレ」
「決めた。コイツの名前はロードローラーだ!!」
考えた意味ないじゃん…

初出:2008年1月13日 峠の茶屋「姿346その3」

姿346(その4)

雪も降ろうかという寒空の下、作り始めてもいない自称四天王、実際三天王の名前を決定した二人。
現時点でいきなり戒名とならなければよいが…という心配を拭うかのように、ついに制作に着手した。

「まずは袋を開けてくれ」
「あぁ、構わないが…何度見てもえらい数だな」



「仲間外れはどれだ?」
「いきなり!?う〜む…。(普通に考えてダンガンのパッケージである左下だろうが、346のことだ。引っかけに違いない)
「わかったか?」
「よ、よし。右上だ」
「ブー。正解はダンガンのパッケージな左下でした」
「そのまんまかよ!」



「…」
「どうした?」
コレ、どうやってつければいいんだ?
「…まずは説明書を読め。話はそれからだ」
「えぇーっ。面倒くせぇな」

ぶつくさ言いながらも同封されていた説明書を読む。

「なんだよー。ビスでとめなきゃいけないのかよ」
「そうだ」
「最初から穴があいているところはいいが、ここらへん(フロントノーズ)はどうすりゃいいんだよ」
「自分で加工するしかないな」
「どうすんだよ」
「ピンバイスとか電動ドリルとかで」
そんな物騒なこと出来るわけねぇだろう!オレ様のマシンを破壊するつもりか!!
「は…破壊って!?」

初出:2008年1月27日 峠の茶屋「姿346その4」

姿346(その5)

「…。じゃあウェイトをつけるのあきらめるしかないな」
「やるしかないんだろ?仕方ねぇ。覚悟を決めぜ」
「ピンバイスと小型電機ドリルは貸してやるから。気をつけてやれよ」

こうしてウェイトを装着するための穴をボディにあけはじめる346。

「メス!」
「はい(ピンバイス)」
「ガーゼ!!」
「はい…って、手術かよ」
「気分が盛り上がるだろう?」
「残念ながらまったく盛り上がらないが」


「よし、半分くらいいったな。次は電ドリだ」
「ほらよ」
「いくぜ。喰らえッ!カトリーッ!!
「怖いよ!!」


苦節60分。
ようやくボディに約20箇所ほどの穴開けが完了。

「あぁ、オレ様の愛車が傷物に…」
「見事に蜂の巣状態だな」
「でもこれでウェイトを取り付けられるな」
「そうだな。で、それ全部つけるの?」
「当たり前だ。カトリの体重はハンパないだろうしな」
「う〜む…。完全にカトリ本人が重いことになっているな」

ウェイトの取り付けに着手。

「見ろよ。こんだけかさねれば重くなるだろ」
「ウェイトのミルフィーユや」
「ハハハ!あさがや涙目だな!」
「なぜそこであさがやが涙目に!?」
「気にすんな。あ、この長いの(ビス)借りるぜ」
「仕方ないなぁ。あのときビスも一緒に買えばよかったのに…って、あれ?」
「何だよ、人の買い物袋を勝手に覗きやがって」
「いつの間にファイティングアーマーも買ったの?」
とある情報筋から100円で買った」
「情報筋…?一体誰だ?」



よし、完成だ。刮目せよッ!!



「これまたえらい積み方しているな…」
越前(By.あさがや)には勝てる!!」
「まぁ、越前はミニ四駆だからなぁ」
「次はシャーシだ!」
「…」
「どうした?」
「…ちょっと待て」
「何だよ」
「ヒジョーにツッコミを入れたい箇所が一つある」
「それは激闘本編で♪」
「いや、ダメだ。どうしても今入れなければならない」




何だこれは!!

「どうだいこの目玉、めがっさ似合ってると思わないかなっ?どうにょろ?」
「それはもう…わけがわかりませんよ。鶴…グハッ」
「おっと、この話はそこまでだ」

激闘記録本編第八章第3話へ続く

初出:2008年2月9日 峠の茶屋「姿346その5」

姿346(その6)



ドトールで読書にふけりながらコーヒーをすする。
Sサイズを頼もうと思っていたが、間違えてMサイズと言ってしまったため、なかなか量が減らない。
その梅雨が過ぎた直後のダムもどきと格闘していると、
誰が見ても一目でやばいヤツだとわかる人物が、がに股で近づいてきた後、対面に鎮座した。

「いやぁ、この間は楽勝だったぜ」
「346にしては、な」
「本気出したからな!あさがや如きに負けるわけねぇだろう」
「まぁ…その前はケチョンケチョンにやられていたが」
「そのときに受けた精神的苦痛は、この際だから忘れてもいい。いや、忘れたい。お互い忘れよう

比喩的に遠目になっている346と対照的に、自分は現実的に遠くに目を向ける。
すると、遠方に座っていた男女が、なぜかコンピュータらしきものの基盤を組み立てているのが見えた。
大学の研究課題だろうか。
コーヒーショップにはとてもマッチしない光景である。
あまりジロジロ見ると怪しまれるので、視線をテーブルに戻すと、こちらも妙な光景が目に飛び込んできた。

「なぁ、346」
「なんだよ」
「なんでケーキだけしか持っていないの?」
「あぁ、ドトールは水がサービスだからな。水とケーキ、これ最強」
「(わざわざコーヒーショップで水とケーキ?ここにも似つかわしくない人が…)」
「あ、水いるか?水はタダで飲み放題っ!」
「ありがとうございます。346さんの御手で差し出されたものものなら、たとえエビアン以上の品質でも水道水以下です」
「あァ?」

さて、そんなこんなで本シリーズもようやく終わりを迎えるわけだが、カトリ氏のニセブログに不吉な文面が書き込まれていた。

346よ、不本意ながら最重量マシンの称号を譲ったが、近々返してもらう。
首でも洗って待っているが良い。

(原文のまま引用)

なんだコレは。犯行予告か。
それを知った346は「即、乱闘だ!乱闘パーティだ!!」と、遠くから聞こえるチープでシュールなビープ音をBGMに、次なる戦いを予感させる頼もしいセリフを言い放ったのだった。

やれやれ。

初出:2008年2月24日 峠の茶屋「姿346その6」

母を訪ねて346(その1)



microSDカードを購入。
トランセンド製。2GBで2980円也。安くなったものだ。

さて、と。
大雨の中、向かった先はリアル絶望先生こと346のホームタウンだった。

「こんな雨の日によく来たな」
「キサマが呼んだのだろうが」
「そうか。あれ?何か買ってきたのか?」
「microSDカードだよ。ほら、ZERO3で使うヤツ」
「これはこれは高価なモノをありがとうございます」
「いや、あげないよ!」

「で、PCが壊れたんだって?」
「なんかヒザがぶつかってから立ち上がらなくなった
「どうせケーブルが抜けたとか、下らない原因じゃないの?」
「甘いぜ。そんなのはとっくに調べたぜ」
「なぜオオイバリ…」

初出:2007年7月14日 峠の茶屋「母を訪ねて346」

母を訪ねて346(その2)

惨死牢よ」
「何その惨たらしい当て字…」
「PCのCPUは何を積んでいるんだ?」
「あ?Celeronだけど」
「…」
「どうした?」
「そこは"PentiumIIIです"と答えるところだろう」
「PentiumIIIじゃねぇよ。Celeronだっつーの」
「ふぅ。わかってないな」
「全然わけわかんねぇよ!まぁいいや…上がって、上がって」
「ていうか346さん」
「ん?」
玄関からもう変なにおいがするんで帰っていいですか」
「来るなり失礼だな、君!
 だいたい"玄関からもう"って何だよ!
 そんなまるで奥に行ったらもっとくさいみたいな言い方やめろ!」
「奥は大丈夫なんですか」
「大丈夫だよ!玄関だって大丈夫だよ!!」
「まぁ異臭はさておき、PCはどこですか」
「異臭って言うなァー!ひと騒ぎおきそうじゃないか!!」

初出:2007年7月15日 峠の茶屋「母を訪ねて346その2」

母を訪ねて346(その3)

「で、患者は?」
「コレです」
「…」
「…」
「ノートならノートだと最初から言え!」
「最初からノートかデスクトップか聞け!!」
「うわっ逆ギレかよ!?」
「う、うるさい!さっさと直せ」
「んな無茶な…。とりあえず立ち上げてみるか」

ポチッ

ウィーン
ぴろりろん♪

「…」
「…」
「立ち上がったね」
「うん、立ち上がったね」
「で、話って何ですか?346さん」
「あ…話?えっと、実は今度、旅行計画を立てることになって、その下見でP-Mをお供にしようかと思って…」
「え?え?あれ?何この急展開。PCの話は?」
「でもやっぱりいいよ…。どうせイヤって言うだろ。オレと一緒に旅するなんて…」
「なぜ聞きもせずにわかるんですか。勝手に僕の答えを決めないでください!」
「え!?じゃあ…一緒に行ってくれるの!?」
「いやですけど…」
チクショー!!

「うぅ…でもそうだよな。苦難の相次ぐ大変な旅になるだろうし」
「苦難の相次ぐ…?」



「やっぱり僕も行きたいです。346さん」
「えっ!?何で急に…」
「いろいろ見たいものがあるんで…」

初出:2007年7月16日 峠の茶屋「母を訪ねて346その3」

母を訪ねて346(その4)



「台風が去っていい天気だな」
「やぁ、助かったぜ。誘っても誰も来てくれないから」
「そりゃあ誰も好きこのんで旅行の下見なんか行かないだろう」

「では、軽井沢へれっつらごー!!」
「元気だな…」
「そうだ、暇だからDSやってていい?」
「構わん。何のゲーム?」
「ドラクエ」
「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー?いつの間に買ったの?」
「昨日の夜」
「へぇ、それは急ですね…って、ソレ、ドラクエはドラクエでもスライムもりもりドラゴンクエストじゃないか!」



「あ〜あ、高速道路に入るとヒマだな」
「こっちはヒマじゃないが…」
「DSやる?」
「いや、だからヒマじゃないって。それ以前に運転中だ!」
「腹減った」
「我慢しろ」
「あ、横川の釜めしって知ってる?」
おぎのやのヤツ?」
「それを食べよう。目的地変更!」
「あ、コラ!軽井沢はどうした!?」
「腹が減っては戦は出来ぬ」
「あのなぁ…」

初出:2007年7月17日 峠の茶屋「母を訪ねて346その4」

母を訪ねて346(その5)

●横川



「ふぅ〜、長旅だった」

「あーあ…ホントに横川に来てしまった。もう知らないからな」
「まぁ、横川に着いたことだし、名物の釜めしを食うぞ」
「なんか調子狂うなぁ…」



「これが峠の釜めしか!さぁ、遠慮せず喰らうがよい」
「喰らうがよいって、自分のお金で買ったのだが…」
シェフを呼べ!おいしいです!!
「シェフ…?」
「この釜、持って帰っていいの?」
「あぁ。持ち帰りOKだから何かのときのために取っておこう」
「被るとかな」
「被らんがな」


↑何かに使ったときの写真(グロじゃないよマグロだよ)


「さて、腹ごしらえも済んだし、そろそろ軽井沢へ…」

「駅前に何かあったよな」
「う…やっぱり行くの?」
「旅行計画に組み込めるかもしれないからな!あ、大人2枚ね!」
「(旅行は軽井沢じゃないのか?)」

●碓氷峠鉄道文化むら



「鉄道の宝石箱や〜」
「へぇ、色々な車両がおいてあるな」
「さすがに新幹線とかはないのな」
「新幹線か…そういえばかなり前に新しいマシン(楽しいトレイン)が完成したとか言っていたが、どうなった?」
「おっ、D51だぞ!いやぁ、黒いな。黒い」
「もしも〜し…」

初出:2007年7月18日 峠の茶屋「母を訪ねて346その5」

母を訪ねて346(その6)

「もういいだろう。さぁ、そろそろ軽井沢へ行くぞ」
「ここから北に行くとめがね橋っていうのがあるらしいぜ」
「ドラクエの住民っぽいセリフはいいから、軽井沢に急ぐぞ」
「めがね橋に行くか? はい/いいえ」
「いいえ」
「すまん。聞こえなかった。で、めがね橋に行くか? はい/いいえ」
「いいえ」
「すまん。聞こえなかった。で、めがね橋に行くか? はい/いいえ」
「…はい」
「そんなに行きたいっていうんじゃ仕方ねぇな。さっさとクルマに乗り込め」
「……はい」

●めがね橋



「めがねめがね」
「探さなくても目の前に見えているだろう。あれがめがね橋だ」
「ガッシリしているな。めがねという名を聞いてヒョロメガネをイメージしていたぜ」
「ヒョロメガネって誰?」
「(無視しながら)橋の上にも行けるらしいぜ」
「まぁ、断ろうにもさっきのドラクエループが出てくるのだろうし、行ってやるか」

●めがね橋上



「疲れたな」
「甘いことを言うな346。こちとらビリー教官のキャンプに参加中で筋肉痛なんだぞ」
「オレだってヒョロメガネのキャンプに参加しているぜ」
「だからヒョロメガネって誰だよ!」
「(無視しながら)やっぱり軽井沢はやめた
「へぇ、やめたのか…ってえぇ?ここまで来ておいて今更!?
「黒部にする」
「確かにあそこはいいぞ…って、そんな簡単に変更していいの!?」
「面倒だしいいや。黒部に決定!」
「いい加減なヤツだな。黒部に行ったことあるの?」
「ない。でもアテはあるぜ。この春にちょうど行ったヤツがいて…」
「"ちょうど"じゃないだろう。まさか人から情報を引き出そうとか思っていないだろうな」
「言うまでもない。頼むぜ」
あんたって人はー!!


比較的まじめなレポートはこちらに掲載しております。
もしよろしければ。

初出:2007年7月29日 峠の茶屋「母を訪ねて346その6」

母を訪ねて346(オマケ)

●道の駅みょうぎ



「あ、P-M」
「おまたせしました」
「もう用事は済んだの?」
「ええ」
「こんな知らない場所で用事って何だったの?まーいーや。早くおみやげ買おう」
今買ってきました


用事って…

初出:2007年7月29日 峠の茶屋「母を訪ねて346オマケ」

時をかける346(その1)

時をかける少女。
2006年7月に上映され、口コミにより瞬く間に人気が出たアニメ映画。詳細はこちら

2007年4月下旬に近所のレンタルショップでDVDのレンタルが開始されたものの、いつ行っても貸出中。
しばらく待つかと思って過ごしたゴールデンウィークあけの週末に、ようやく借りることができました。



ははっ、346のヤツめ。悔しがるだろうな。
メールで自慢してやろう。

P-M >時かけ借りられた。さまーみろ。
346 >よし、上映会だな。場所は確保しておく。
P-M >は?

初出:2007年5月13日 峠の茶屋「時をかける346」

時をかける346(その2)

翌日、某駅。

「なぁ、346。この駅で集合ということは…」
「場所なら確保しておいたぞ。あとはオーナーを待つだけだ」
「何となくこの後のパターンが読める…ん?」

たたたっ

「先輩方、遅くなりましてすいません」
やっぱりだー!!

予想通り、登場したのは後輩だった。
ちなみに後輩は背が小さい。あとauが嫌い。特に意味はないが。

「まったくいきなり明日行くからなんて急すぎますよ、P-Mサン」
「え、今なんて?」
「ですから346サンから聞きましたよ。P-Mサンがいきなり上映会の場所をウチに指定してきたって」
「…」
「な、なんだよ。オレを疑うのか!?」
「346しかいないだろう。こんなことするの」
「何の根拠もなく疑うのはよくないぞ。人という字は支え合っているんだ」
「どうでもいいですよ。で、346サンなんですか?犯人は」
ハイ、ボクデス…
認めるの早ッ!

初出:2007年5月15日 峠の茶屋「時をかける346その2」

時をかける346(その3)

だらだらと歩きながら後輩の家に着いた一行。

「あがってください」
「遠慮なく。って、デカッ!」
「コ、コレが噂のAQUOS37V(購入価格210,000)!」
「あれ?先輩方、
「あぁ、そうさ。ブラウン管29インチ(購入価格39,000)だよ。だいたい液晶なんて反応速度遅いし寿命も短いし。ぜ、全然悔しくなんかないんだからね!ほら、346も何か言ってやれ」
「オレも液晶だぜ?」
「え?」
「しかもP-M、まだアナログ放送見てんの?時代遅れだな」
「その言い方はまさか、346も液晶テレビを買ったのか?」
「ほら、P-Mサン。346サンですら液晶テレビ持っているんですよ」
正直言って悔しい…
「ちなみに346サンはどこのメーカーですか?」
「三洋。今日持ってきたから見せてやるよ」
「持ってきたってテレビらしきものは担いでいなかったじゃん」
「担ぐ?まったくこれだから原始人は。ほらよ、じっくりみやがれ」

「携帯電話…。なんだよワンセグかよ…」
「まぁ確かに液晶でデジタル放送ですから。ウソは言っていませんね」

初出:2007年5月17日 峠の茶屋「時をかける346その3」

時をかける346(その4)

さくさくさく
「(346のヤツ、座るなりいきなりポテロングを食べ始めたぞ)」
「で、今日は何の上映会なんですか?」
「さく…P-M…さくさく…例のブツを…さくさく」
「はいよ。って、食べるか喋るかどっちかにしろ」
「"時かけ"ですか。私も気になっていたんですよ」
「さくさく」
「では、さっそく見ようか」
「さくさくさく」
「舞台は夏ですか。さわやかそうですね」
「さくさくさくさく」
「…」
「……」
「さくさくさくさくさく」
「ポテロング、うるさいぞ」
「まぁ待て。あとちょっとで食べ終わるから!」
「そういう問題では…」

初出:2007年5月20日 峠の茶屋「時をかける346その4」

時をかける346(その5)

その後、346は公約通りポテロングを食べ終わり、全員がその映像に集中した。

「終わりましたね…」
「あぁ…」
「さくさくさく…」
「せっかく感慨にふけっていたのに、終わったと同時にポテロングを食うな
「346サン、ポテロングいくつ買ったんですか?」
10個。特売だったからな」
「じゅ、じゅっこ!?」
「あげないぞ」
「いや、いらない」
「あとで欲しいって言ってもあげないからな」
「あとであげるって言ってももらわないからな」
「何やってんですか…2人とも…」
「何やってんだろうな」
「何やってんだろうね」

「よし、じゃあさっそく感想を語れや。P-Mから」
「ま〜たそんな無茶振りを。まぁいいや。気になるところはあったけど面白かったよ」
「…」
「……」
「…え?なに、この間?もしかして外しちゃった!?」
「まったくつまんねー感想だな」
漠然としすぎですね」
「なッ!そこまで言うならオマエらが述べろ」
「私は空気感の出し方がうまいなと思いましたよ。舞台が夏と言うことでセミの声が聞こえてくるのがいいですね」
「う〜む…。確かにその場にいるような感じがしたな。的を射た感想だ。で、346は?」
「画面が大きいのはいいな。ちょうだい」
テレビの感想かよ!!
「くれよ」
「あげませんよ」

初出:2007年5月23日 峠の茶屋「時をかける346その5」

時をかける346(その6)

「じゃあ夜も遅くなってきたので解散にしましょう」
「そうだな。突然おじゃまして悪かった」
「いいえ、悪いのは全部346サンですから
「で、次の映画研究部はいつにする?」
「何だよその映画研究部って」
あさが野球部に対抗して発足するぜ。どうせ幽霊部員なんだろ?」
幽霊部員じゃない。部自体が幽霊なんだ
「どうでもいいですけど、次からはちゃんとアポとってくださいよ」
「そうだぞ、P-M副部長」
オマエは何を言ってるんだ?

駅。

「お、ちょうど電車が来たな」
「ではまた今度」
「気をつけて帰ってください」



「…なぁ、346」
「ん?」
「画面…デカかったな」
「あぁ」
「なんだろうなこの敗北感は…。液晶テレビ…欲しいな」
「この前、PCの中身全取っ替えしたばっかりじゃねーか!」
「そうだよなぁ…はぁ」
「コレやるから元気を出せ」


チップスター チーズオニオン

「ありがとう。ポテロング以外も買っていたのね」
「飽きるからな」
「5箱も食べていたくせに」
「言ってろ。オレ様の顔を思い浮かべながら食えよ、ソレ」
それだけは断固拒否する

※ちなみに5月26日現在、このチップスターはまだ未開封である。

初出:2007年5月26日 峠の茶屋「時をかける346その6」

こだま346号東京行き(その1)



ドトールでカフェ・ド・ショコラを飲み、ツナチェダーチーズを食べる。
冬の寒空を見ながら、暖かい店内でささやかな平和を楽しむ。

木々もだいぶ葉が落ちてきたなと窓の外に目をやると、
邪悪の化身が負のオーラを纏いつつ、ぬくもり空間という結界をぶち破って侵入してきた。

「引っ越し対決以来だな」
「何が対決だ。結局あの後、かっぱ寿司で全額払わされたじゃないか」
Wii買ったんだって?」
「ゼルダがなかなか難しくてさぁ、最初のダンジョンで…」
Green Shirtは元気?」
「あぁ、元気だよ…って、あれ?Wiiの話はどこへ?」

めまぐるしく変わる会話の内容に必死でついていく。
引っ越しから始まり、最終的には宇宙の創生期まで話が及んだ。
そんなこんなで会話が一段落したとき、ヤツの口から驚くべき言葉が発せられた。

楽しい新幹線シリーズだっけ、アレ」

楽しいトレインシリーズだろう…」
「あぁ、それそれ♪」
「なぜに新幹線限定…。しかし346のくせに良く知っていたな」
「オレだってダンガンレーサーの端くれ。それくらいの情報収集はやっているぜ」
「いや、それ、ダンガンじゃないんですケド…」

初出:2006年12月7日 峠の茶屋「こだま346号東京行き」

こだま346号東京行き(その2)

12月16日。

今日はポセイドンXブラックスペシャル楽しいトレインシリーズの発売日である。
久しぶりにむかし通っていた模型店へ行くことに。

ちゃんと入荷しているだろうか。
そのお店はダンガンはやめてしまったとカトリ氏から聞いたので不安である。

焦り…。

不安……。




346………。




なぜこの男が隣に!?
「どうせ買いに行くなら一緒の方が楽しいじゃねぇか」
「まったく楽しくない」
「まぁ、そういうなって。お、あの店か」
「あまり期待するなよ。カトリが行ったときは既にダンガンをやめてしまったらしいから」
「そうやってデマを流してその店に近づけない作戦じゃねぇの。バレバレだぜ」
「まぁカトリのことだから、その可能性は否定できないな」

店に入る二人。

「昔と同じならこの辺に…」
「あったか?」
「えーっと…あ、あったーッ!!」




ポセイドンX ブラックスペシャル!!


「そっちかよ!トレイン探せよトレイン!」
「あぁ、楽しいトレインシリーズね。楽しい工作シリーズの方にでもあるんじゃないか」
「何だよ投げやりだな。それでもダンガンサイトの管理人かよ」
「いや、楽しいトレインはダンガンじゃないって言っただろう。そもそもウチはダンガンサイトでは…」
「どうでもいいよ」
「ど、どうでもいいって…」



「オイ、コレじゃねぇか」
「どれどれ。おぉ、それだ。結局ダンガンのコーナーにあったじゃん」
「700系と300系が…それぞれ1個ずつ…」
「…」
「……」

最初はグー!ジャンケンポイ!!

「ズコー」
「ははっ、346クン。日頃の行いの差が出たようだね。じゃあ自分は700系をいただこう」
「フン!オレは最初から300系が欲しかったんだよ。アホか
「アホ…」



かくして、我々は楽しいトレインを無事、ゲットできたのである。

初出:2006年12月16日 峠の茶屋「こだま346系東京行き(その2)」

こだま346号東京行き(その3)

第6章第6話後。

勝った!また勝った!!

「何に?」
「あさがやにだよ」
「え?惨敗だったじゃん」
「だってアイツは楽しいトレイン持ってねぇじゃん」
「あぁ、買ってないらしいね」
「だからオレの勝ち。不戦勝ってやつだ」
「ハハ…。でも今度買ってくるようなことを言っていたぞ」
賊だ!また賊だ!!
「いや、賊はカトリ…」

初出:2006年12月24日 峠の茶屋「こだま346系東京行き(その3)」

こだま346号東京行き(その4)

「なぁ…346」
「ん?」
「新年早々、ウチに来てセッティングとはおめでたいな」
「あけましておめでとうございます」
「おめでとうございます…じゃなくて!」
「仕方ねぇじゃん。DSLite買うためなんだから」

まさかウチに押し掛けてくるとは…。
こんな事になるなら、近所のお店でDSLが入荷するなんて教えなければよかった。


「あ、この折れ曲がっている金属片貸してくれ」
注:ローラーワイドマウント

ペアリング貸してくれ。ローラーにするから」
注:ベアリング

「お、このぶっといタイヤいいな。貸してくれ」
注:ミニ四駆用後輪小径タイヤ
 しかも右がフルカウル付属、左はエアロ付属という謎な組み合わせ

回転する金属球ねぇの?」
注:ベアリング内蔵スキッドホイール

「オマエなぁ…。人のパーツを次から次へと」
武闘会に勝つためだ。オラに力をわけてくれ!」
「は!?武闘会って何?」

初出:2007年1月2日 峠の茶屋「こだま346系東京行き(その4)」

こだま346号東京行き(その5)



なんでじゃー!!!

「Gに耐えきれずにコーナーでマシンが浮いたようだな」
「重くすればいいのか?何かパーツねぇの?」
「オマエは人のパーツばっかりアテにするな」
「お、コレ何?」
「それはセッティングウェイトといって、簡単に言うと重り。わざと重くしてマシンを安定させるパーツだな」
「オレのジュゲム(=バブルスライム)、カトリのゴツいヤツみたいにしたら面白くねぇ?」
「安定性がないのは新幹線の方じゃ…」
「新幹線はアレでいいんだよ。
 スピードは速いけどコースアウトしやすいって欠点があった方が個性があって面白いだろ」
「確かに見ている分には面白いな。だが、残念ながら新幹線はあまり速くな…」
「よっしゃ、武闘会までには重りをひっつけるか!」
「人の話を聞け。しかもこの前から武闘会武闘会って何を言っているんだ!?」


この後、半ば強引に武闘会が開催されることに…。

初出:2007年1月27日 峠の茶屋「こだま346系東京行き(その5)」

こだま346号東京行き(その6)

「あっそ」

冷たく言い放ち、その場を後にする346。

「346クン、あっちで"薄い反応だなー"ってぼやいている人がいますが」
「放っておけばいいンだよ」
「この出だし、本編の第6章第9話(下)と繋がっているのね」
「まぁな。あの後、ショックを受けたカトリがソニックブームを連発して大変だったよな」
「えっ?そんなことしていたっけ?」
「悪い。ヨガフレイムだった」
「それも違うと思うが」

「と、まぁどうでもいい話はおいといて、346は予想通り惨敗だったな」
「うっせーな。四天王が全員揃えばP-Mになんて全勝だったぜ」
「いや、すでに二連敗していたから全勝はムリ…」
「カトリなんて逆走してもオレに勝てねぇだろう」
「そりゃ逆走した時点で負けだし…」
「あさがや如きオレが走るまでもないぜ」
「あぁそうだね。不戦敗だね」

初出:2007年4月13日 峠の茶屋「こだま346系東京行き(その6)」

今度は引っ越し対決?(その1)

「あー、モシモシ。P-Mサンですか?」

眠気が襲う午後の一時。
後輩から電話がかかってきた。

「実はですね、P-Mサンに折り入ってお願いがあって…」
「んー、何?」
「あ、ちょっとここじゃ話しづらいんでまた後で」

プツッ

…。
話しづらいって電話じゃないか。
しかもそっちから掛けておいて…。

数秒後。

「あー、モシモーシ、P-Mサンですかー?」
「そうですよー」
「いやね、お願いというのは手伝って欲しいんですよ」
「手伝って欲しいって?」
「今住んでいるところから別の場所へ移り住む」
「ストレートに言え。引っ越し…だな」
「正解!」
「うん、じゃあがんばってね」
「あ、ちょっと待ってくださいよ!一人じゃムリだから手伝って欲しくて」
「こんなパワーGの選手をつかまえてどうする気だ」
「いつなら都合がつきそうですか?」

聞く耳持たず。

「待て。まだOKしていないぞ」
「ダメですか?」

どこかのチワワみたいなウルウル目が思い浮かんだ。
そこら辺の使い方がうまい。うますぎる。十万石まんじゅう。

「で、日付なんですけど」

もはや選択肢無し。

仕方なく引っ越し作業を手伝うことになってしまった。
なんで自分の周りはこんなのばっかりなのか。

「あ、そうそう。346サンにも声をかけておきますんで♪

ますます行きたくなくなってきた。

初出:2006年10月10日 峠の茶屋「今度は引っ越し対決?」

今度は引っ越し対決?(その2)

案の定346からメールが来た。






文字化け…?

何の暗号だ?

…。

わかった!
負けたらかっぱ寿司おごりな!」だ!!

わかってもまったく嬉しくないこの屈辱感。

負けたらって意味が分からない。
しかも何だ。件名の「あ」って。

初出:2006年10月12日 峠の茶屋「今度は引っ越し対決?(その2)」

今度は引っ越し対決?(その3)



いい天気ですなぁ。
こんな日はどこかに遊びに行きたいところである。

「お早い到着ですね」
「あぁ、来たか。とっとと作業を始めようか」
「あれ?346サンは?」
「あぁ、来ないって。アイツはダメだ」
「まったくいい加減な人ですね」

作業に取りかかろうとしたその時。

ちゃらっちゃちゃらららちゃらっちゃっちゃら♪(スペランカーの音楽)

この着メロは…。

「もしもし」
オレオレ。もうすぐつくから。じゃあな!

プツッ。

「切れた…」
「誰からですか?」
「オレオレ詐欺」
「いまだにそんな事している人がいるんですね」
「気を取り直して作業に取りかかろうか」

作業に取りかかろうとした矢先、あのお騒がせ男が登場した。

「いやぁ、待った?」
「346サン!?今日は来ないはずじゃ?」
「オマエらだけに任せておけないからな!」
「来られないなんて言って驚かせるつもりだったんですね」
「あははは」
「チッ…キヤガッタカ(ぼそ)」
「キョウハマケナイカラナ(ぼそぼそ)」

初出:2006年10月15日 峠の茶屋「今度は引っ越し対決?(その3)」

引っ越し対決?(その4)

ラダトームは今日も曇りか…
「どうしたんですか?P-Mサン。携帯なんて覗いてないで早くやりましょうよ」
「いやぁ、だってさ。テトリスのようにあんな段ボールが高く積み上がってるのを見たら…」
「何言ってるんですか!346サンはもう作業に取りかかってますよ」
「何?あのサボり魔346が!?」
「さっきからずっとかがみ込んで荷物を纏めてくれています」

「346、ちょっと手伝うよ」

「どうした?そんなに肩を振るわせて。もう疲れたのか?」

「そうかそうか。笑いがこみ上げてくるほどテンパっているのか」

前言撤回。やっぱりいつもの346だ

見つけた漫画を読みふける!
あるある探検隊!あるある探検隊!!

「古いネタだという自覚はあるぜ」
「まったく…。作業を始める前からそんな事じゃ先が思いやられるな」
「これは孔明の罠じゃ」
「ははは。こやつめ」

二人とも、マジメにやってくださいっ!!
「ス…スイマセン…」

初出:2006年10月22日 峠の茶屋「今度は引っ越し対決?(その4)」

今度は引っ越し対決?(その5)

何だかんだで作業を順調にこなす一行。

「あとはこの一箱だけか」
「そういえば箱男ってどうなったんだっけ?」
「箱男?あぁ、電波少年ね」
「まぁどうでもいいか」
「そうだな」

何の生産性もない会話を繰り広げた後、
近所のファミレスで一休みすることに。

「P-Mサン、346サン、お疲れさまです」
「いやぁ、疲れたなー」
「よし。オレは生ビールでも飲…」
「ダメですッ!」
「え…?何でだよ?」
「いいですか346サン。体内に入ったアルコールはまず肝臓に(中略)
 アセトアルデヒトに分解され(中略)…わかりましたか?」
「あーはいはい。酒は飲んでも飲まれるなってことだろ?」
「(うわっ!346のヤツ絶対に聞いていないな)」

「…」

重い空気が約数秒間(体感346秒前後)流れた。



「まぁとにかく午後のために万全な状態で臨みましょう」
「午後!?」
「もちろんですよ。今度は引っ越し先の部屋の中に入れないといけませんからね♪
「…え?」

初出:2006年10月30日 峠の茶屋「今度は引っ越し対決?(その5)」

今度は引っ越し対決?(その6)

「よし、ここはいったん身を退いてだな…」
「この荷物はどーすんですかっ!」
「だよなぁ…ハハハ」

346のヤツ、圧倒的に押されている。面白いなぁ。
え、私?私はもう観念していますので。
こうなったら抵抗するだけムダってヤツですわ。

346必死の抵抗もむなしく、後輩のマンションに到着。
いきなり青ざめるP-Mと346。

「1、2、3、4…」
「16階建てですよ。そこに書いてあるじゃないですか」
「そ、そうだよね…」
「(346の肩を叩きながら)まさか16階まで運ぶんじゃないだろうな」
「まさか!」
「だよね〜」
「よかった。本当によかった」
「ほら、あそこです。1の字が見えますか?」
「1階か。楽勝だな」
「その斜め上です♪」
「…。まぁ、エレベータで運べば…」
「エレベータは点検中らしいですよ」
「…」

仕方なく階段で荷物を運ぶ一行。
なぜかいきなり346のテンションが上がっていた。

アバカム!
 カギがかかっていないだけだ。

バイキルト!荷物も片手で楽勝だぜー」
 その中に入っているのは調味料だけだから。

ピオリム!足が軽くなってきたぜー」
 ニフラム!ニフラム!!

10分後。

燃え尽きたぜ…
「早ッ!!」

と、史上類を見ないチームワークで全作業を終えた。
開始時刻:9時30分
終了時刻:17時15分





「お二人ともありがとうございました」
「いいってことよ」
「腹減った。これからかっぱ寿司でも行こうか」
「賛成!」

なぜかP-Mがおごるはめになったのは言うまでもない…。

初出:2006年11月12日 峠の茶屋「今度は引っ越し対決?(その6)」

Xbox346(その1)

「俺は4分のところを6分待って、ちょっとデロデロにするのが好きなんすわ」

「いや、そんな事はどうでもいい。
 なんでお前はウチでカップラーメン食ってんだ」

人の家に入るなり勝手にお湯を沸かし、勝手にラーメンをすする男。
読者の80%は忘れているであろう男。
そう、346である。

「いやぁね、セッティング変えたんスよ。ジュゲムの」
「ジュゲム?あぁ、バブル青田ね」
「そうそう。ジーザス…じゃないよ。バブルスライムだっつーの」
「ちょっと見せてみ?」





!?

電波塔がないッ!!

初出:2006年5月1日 峠の茶屋「Xbox346(その1)」

Xbox346(その2)

「どうして電波塔を外しちゃったの?」
「だってロールバーつけたから意味なさそうだったし。そもそも電波塔じゃねぇし」

むぅ、残念だ。
バブルスライム唯一の特徴が撤去されてしまった。

「普通のマシンになってしまったなぁ…」
「とりあえずはね」
「とりあえず?」
「バブルスライムはまだ成長過程だからな。これから次々と新セッティングを編み出してやるから首を洗ってまっとけや」

新セッティング…って、この前変えたばかりじゃなかったの!?

初出:2006年5月8日 峠の茶屋「Xbox346(その2)」

Xbox346(その3)

あのアメーバ野郎、キャラが被ってンだよ!」
「どうした?」
アレはアメーバと言うよりもバブルスライムだろう」
「バブルスライムはちゃんと顔がついているじゃん。アレは顔がないから違うでしょ」
「オ…オレのバブルスライムは…ついていない…」
「じゃあソレはバブルスライムじゃないのでは?」
「コイツはバブルスライムじゃない…ウソだ…まさか…って、最初からそんな名前じゃねぇっつーの。本当の名前はジュゲムだジュゲム!!」
「いつの間に"ジュゲムだジュゲム"に改名したの?」
「何のコントだよ」

初出:2006年5月31日 峠の茶屋「Xbox346(その3)」

Xbox346(その4)

「カトリが言っていたぞ。"新セッティングはまだか"って」
「なンだと!人がいないのをいいことに悪口言いやがって!!」
「いや、悪口じゃないと思うが…」
「まぁいいや。で、あのMSM-10がセッティングを探っているだと?」
「MSM-10?ゾック…?あぁ、賊(ぞく)ね…ってわかりにくいわ!」
「どうせオレのセッティングをマネしようって魂胆だろうがそうはいかねェ」
「何か秘策でもあるの!?」
動かざる事山の如し。セッティングを変えなきゃマネされないぜ!」



「ものすご〜く回りくどい言い訳だね」
「皆まで言うな。まさか何もしていないなんて言えないだろう…」

こんな調子で次回のレースまで間に合うのか、346!?

激闘記録第6章第1話「再来」に続く

初出:2006年7月7日 峠の茶屋「Xbox346(その4)」

Xbox346(その5)



空は一面のスカイブルー、手にはかき氷のブルーハワイ。
数時間後に打ち上げられるはずの花火を見ているかのように、空を見上げながら346がふとつぶやいた。

「もうダメだったよ…」
「えっ!?」

な、なんだこの展開は…。
あまりにも唐突な展開に頭がまったく回らない。
何がどうなっているのかわからない。まずは状況を確認しなければ。
混乱しながらもようやくひねり出した精一杯の言葉。

「な、何がダメだったの?」

不安を見せないよう平然を装うが、そのうわずった声は相手に隙を与えるだけだった。
今年の梅雨の如く、よどんだ顔が一瞬にして夏を迎える。
そして発せられた太陽光線。

ハイパーダッシュ2モーター♪

あぁ、そうですね。この間のレースで壊れましたものね。
チクショーめ、心配して損した。そしてまたやられたわ。覚えてろ。

初出:2006年8月1日 峠の茶屋「XBox346(その5)」

Xbox346(その6)

ロッテリアのもみじおろしバーガーを食べながら、休日の昼間をまったりと過ごす。
時間がゆっくりと過ぎるのを感じるのもまた一興。
そんなひとときも、目の前にいるシドの飛空挺を1時間近く探し回っていたヤローのせいでブチ壊しである。

ミニ四駆PROのモーターってバブルスライムに使えねーの?

オマエは何を言ってるんだ?


「使えないよ。PROのモーターは両方からシャフトが出ているからダンガ…」
「あ、使えねぇならいいや」
「え?あ、あぁ、そうか。使えないよ、うん」
「あ〜あ、なんかスピードもあってパワーもあって壊れないモーターなんてないもんかねぇ」
「あはは。そんなモノ出たらタミヤさんの商売あがったりだな」

都内某店

「よし、決めた。パワーダッシュモーターにするぜ」
「パワーダッシュか。まぁ、バブルスライムなら合うかもしれないな(色が)」
「で、パワーダッシュってどれよ?」
「緑色のエンドベルのヤツだよ」
「エンドベル?専門用語使うなよ!」
「すまん…って、何だこの理不尽な状況は」
「緑色緑色。お、コレだな♪」
「見つかったか?」
「おうよ。なんとかエンジンって書いてあるぞ」
「…エンジン?」



コレかよ…。

初出:2006年9月2日 峠の茶屋「XBox346(その6)」

supernova(その1)

CAFE de CLIEで新発売のアップルパイラテを飲みながら、朝の優雅なひととき。
あぁ、このまま落ち着いた休日を過ごしたい…。

「で、スピード仕様にしたいと思ってるんだけど」

休日返上。一気に現実に戻された。
目の前にいるのは先日のP-M氏ポッドキャスト出演事件の主犯、346である。
この度、ミニ四駆PROを購入するとのことで、仕方なく相談に乗ることになった。

「やっぱりミニ四駆と言えばスピードだよね」
「…。池袋のまんぼう寿司はどうなったのかね」
「このトーストサンドハーブチキンで勘弁してくれ」
「ダメだ」
「ストロベリーのタルトもつけよう」
「こ、今回だけだぞ…。今回だけ…」





新宿にあるヨドバシカメラ ゲーム・ホビー館。
その名の通り、ゲームとホビーの専用店舗である。
全7階で構成されており、模型やフィギュアは地下一階で売っている。

「お、あったあった。これがミニ四駆PROか。最近のミニ四駆ってはじめからできあがっているんだな」
「それは完成車だ。そのマシン(ナイトロフォース)はできあがった状態で販売されている"完成車"と、従来のように自分で組み立てる"組み立てキット"があって…」
「あー、組み立てる方がいいや!」
「え、あ、そ、そうなの?しかしココには売っていないようだぞ」←説明中断による不完全燃焼
「しかたない。地元で探そう」

何の為に新宿まで…。

初出:2006年2月18日 峠の茶屋「supernova(その1)」

supernova(その2)

「やっぱりミニ四駆にはパワーも重要だよなぁ…。迷うぜ」

この輩、パーツの山を目の前に躊躇しているようだ。
目に付いたものは手当たり次第購入するアノ人に見せてやりたい。

「どう思う?」
「自分が好きなパーツを買えばいいんじゃないか」
「それもそうだな。じゃあコレとコレにしよう」

パーツ選びに精を出している姿を横目に、店の外で待つことにした。

数分後。

「買ってきたぞ」
「何を買った?ナイトロフォース?ナイトロサンダー?」






ミニ四駆じゃないし…。

初出:2006年2月18日 峠の茶屋「supernova(その2)」

supernova(その3)

ヤツが購入したパーツ。
下は本人の選定理由。



・ハイパーダッシュ2モーター
 スピードもパワーも欲しいという欲張り根性
・ベアリング内蔵メタルスキッドホイール
 ベアリングという響きに惹かれた
・タイプ2シャーシゴールドターミナル
 基本
・パワーバー
 名前が強そう
・スライドアタック ファイティングタイヤ
 名前が超強そう

ポイントを押さえたような押さえていないような…。
見たところローラーレス、バランス重視のマシンにするつもりなのだろうか。
しかし、いきなりこれだけのパーツをチョイスしたのは正直驚いた。

心の中で不覚にも感心していた直後、驚くべきセリフが我が身を襲った。

初出:2006年2月19日 峠の茶屋「supernova(その3)」

supernova(その4)

うん、そうだね…って、え?
誰かと戦うつもりなの!?

「決まってンじゃん。激闘記録に出るンだよ!」

…。

……。

………。


えぇーッ!?

初出:2006年2月20日 峠の茶屋「supernova(その4)」

supernova(その5)

激闘の話はひとまず置いておくとして、マシン制作に取りかかった。

「スピードでブッちぎるならどういうセッティングがベスト?」
「ベストなセッティングなどないし、知っていたとしてもそれは教えられない。
自分で工夫していろいろな組み合わせを試してこそ、自分のマシンじゃないのか」
「…」
「な、なに?」
「いいこと言うなぁ…」
「べ、別にアンタのために言った訳じゃないんだからね!」
「いやいや、心に響いたよ。で、お願いなんだけどパーツが足りなくて…」
「ふん。ちょっとだけなら交換してやらなくもないけど」

といった感じでヤツのヨイショ攻撃にまんまと乗せられてしまった。
トレードしたパーツは以下の通り。

あげた
・ジェットバルカン蛍光グリーンボディ
・ミニ四駆PROキット付属プラローラー
・R-01 ノーマルユニット
・F-04付属プラローラー
・アルミローラーステー
・L字フィン
・ビス、ワッシャー複数

もらった
・スプリントダッシュモーター
・えびフィレオセット

損したのか得したのかわからん…。

初出:2006年2月23日 峠の茶屋「supernova(その5)」

supernova(その6)

「よし!完成したぞ!!」

喚起の雄叫びと共に披露されたそのマシン。
ごく普通のマシンは、ごく普通の走りをし、ごく普通のレースをしました。
でも、ただ一つ違っていたのは…



頭上に変なパーツがついていたのです!!



激闘記録第5章第2話「異世界からの来訪者」に続く

初出:2006年2月24日 峠の茶屋「supernova(その6)」

ポッドキャスト出演(その1)

ここ数年、携帯音楽プレーヤー市場はApple社のiPodが独占状態にあるようです。
管理ソフト「iTunes」との強力な連携、iTunesMusicStoreのオープンと立て続けに魅力的なコンテンツを提供し、他社を寄せ付けない同社の魅力的な戦略は多くのユーザに支持されました。
最近のiPodがはデザインが洗練されてきて、私自身もその魅力に惹かれてつい先日iPodユーザの仲間入りをしたわけですが、そんなにわかiPoderに過酷な指令が…。

「オレがやっているポッドキャストのゲストで呼ぶから」

…は?

初出:2006年2月5日 峠の茶屋「ポッドキャスト出演(その1)」

ポッドキャスト出演(その2)

いや、ポッドキャストはおろか、ネットラジオすらやったことないよ。
やろうと思ったことはあったが…。

「大丈夫。
 聞かれたことに正直に答えればいいから」


取り調べをする警察官じゃあるまいし。
タメとはいえ、遠慮という言葉を知らない鬼のようなヤツである。

「で、いつよ?」
2月4日

にがつのよっか…って、明日じゃん!!
あぁ、わかった。
鬼じゃない。悪魔なんだ。

初出:2006年2月6日 峠の茶屋「ポッドキャスト出演(その2)」

ポッドキャスト出演(その3)

「明日なんていきなり言われてもムリに決まっているじゃん」
「そこを何とか。どうしても出てもらわなきゃいけない理由があって」

この輩がこれだけ困っている姿は見たことがない。
理由を聞くのもヤボなので、しぶしぶ引き受けることに。

「この貸しは高いぞ」
「池袋のまんぼう寿司で勘弁してくれ」
「それで手を打とう」

ウダウダやっているヒマはないので先週の放送を聴いてみることに。

「来週のゲストはTEA-LeagueのP-M氏です♪」

これが理由か…。

初出:2006年2月7日 峠の茶屋「ポッドキャスト出演(その3)」

ポッドキャスト出演(その4)

そして運命の日がやってきた。

「思ったよりも本格的なセットじゃないか」
「でも自宅でやるのは初めてだぞ。いつもはよそでやって撮り溜めしている」

なんてこった。
記念すべき第一号になっちまったよ。

「今日のテーマはコレでいくから」
「なになに、"私が語るサイト運営"? 割とマジメなテーマだな」
「あたぼうよ!」

ここで気付くべきだった…。
この悪魔がまともなことをやるわけがないのに…。
なぜ気付かなかったのかッ…。不覚ッ!!

そして収録がはじまった。

「今日のゲストはTEA-LeagueのP-M(←呼び捨て)です」
「こ、こんにちはッ!」

なぜか1オクターブ上がる。
しかもキモいテンションっぽい。

「TEA-Leagueといえばアレね」

皆様から頂いた貴重な情報を…と模範解答を用意していたそのとき。

激闘記録!!
ハッ!?ゲキトウキロクデスカ!!??

唐突な展開にさらに1オクターブ上がる。
いや、むしろ声が裏返った。

初出:2006年2月8日 峠の茶屋「ポッドキャスト出演(その4)」

ポッドキャスト出演(その5)

「昔のミニ四駆を引っ張り出してくるから勝負しようぜ」
「動くの、ソレ? マシンは何よ?」

昔も似たようなことがあったような気がすると、
ぼんやりと思い出せる余裕を取り戻したそのとき。

「あ〜、あれあれ、サンダーバード!!
「サンダーバード!?」

それはプールから出動したり地中に潜ったりするアレじゃないか。
言っておくがそんなマシンはない。

「それってサンダードラゴンのこと?それともライジングバードとか?」
四駆郎が使っていたヤツ。ダッシュ1号の
それはエンペラーだ…。かすってもいないじゃないか」

と、こんな感じで収録は終了。
何だかんだ言って楽しかったが、人生の汚点なのでURLは絶対に公開しない。
もし聴いた方がいたら即座にDelキーを押すことを強く推奨する。

初出:2006年2月9日 峠の茶屋「ポッドキャスト出演(その5)」

バブルスライムセッティング遍歴

346のエースマシン(といってもコレともう1台しか持っていない)の刻々と変わるセッティングをチェック。

初登場時。
せっかく買ったから何となくつけたというセンターのパワーバー、通称「電波塔」が特徴。
本 人曰く、マシン名は「ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレカイジャリスイギョノスイギョウマツウンライマツフウライマツクウネルトコロニスムトコロヤブラコ ウジノブラコウジパイポパイポパイポノシュウリンガンシュウリンガングウリンダイグウリンダイノポンポコピーノポンポコナーノチョウキュウメイノチョウス ケ」とのこと。
余談だが、ボディを含めたいくつかのパーツはP-Mが交換したモノである。

第二形態。
唯一の特徴だった電波塔が撤去されたが、本人曰く成長過程なので変化していくとのこと。
余談だが、蛍光ピンクのロールバーはP-Mが提供したモノである。

第三形態。
ボディ上部にフロントスライドダンパーを装備。
本人曰く、前を走っているヤツにぶつかって跳ね返ってコースアウトしたら頭来るから付けたとのこと。
余談だが、ダンパーはP-Mが貸した(あげていない)モノである。

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