立山黒部アルペンルートとか(その2)

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その1の続き

2007年5月1日(火) 曇り時々雨


9時00分 富山地方鉄道宇奈月温泉駅
宇奈月温泉で一泊し、いよいよ立山黒部アルペンルートへ。
駅ではかつて西武鉄道を走っていた初代レッドアロー号(5000系)の姿が!

これも何かの縁か…。


途中の寺田駅でスイッチバックした後は景色がめまぐるしく変わり、一気に立山が近づいてきました。
 
なんだかんだで1時間30分くらい乗っていたようです。


10時30分 富山地方鉄道立山駅
富山地方鉄道を降り、いよいよアルペンルートに入ります。

事前にネットで予約していた前売りチケットを窓口で乗車券と交換してもらいます。


気をつけよう…。


10時40分 立山ケーブルカー
立山駅から美女平駅までの距離は1.3km、乗車時間は7分ほど。貨物を引っ張っている珍しいタイプです。

ちなみに標高差は500m、平均勾配は24度。


11時00分 立山高原バス
美女平駅から室堂まで標高差1500mを走る高原バス。乗車時間は約50分。


窓の外は雪景色。
頂上に向かうにつれ、だんだんと雪の量が多くなっていきます。
 
除雪作業はGPSなどを使って、何ヶ月もかけて行うとか。


アルペンルートで最も有名であろう、雪の大谷。
今年は暖冬の影響もあり10m前後とのこと。
 
ちなみにこの区間はマイカーの進入が禁止されています。自動車で来る際は、立山駅などの駐車場で停めてロープウェイとバスで来ることになります。
 
残念ながらウォーキングはできませんでした…。


11時50分 室堂
黒板に室堂とこれから向かう大観峰の気温や天気などが書かれていました。
-0.5度…どうりで寒いわけだ。

バス停前
バス停前その2


12時00分 立山トンネルトロリーバス
室堂から大観峰までは、立山の直下を電気で走る「トロリーバス」に乗ります。
トロリーバスは、大ざっぱに言うとガソリンではなく電気を動力とするバス。日本の法律上は鉄道に分類されます。

日本ではこの立山トンネルトロリーバスと、後で乗る関電トロリーバスの二つのみ。
元々はディーゼルバスが運行していましたが、トンネルからの排気が大変であることと、自然環境への配慮からガスを排出しないトロリーバスを採用したそうです。

後ろからのアングル
走行中の様子(車内から)


電車のように上部にパンタグラフが。


12時10分 大観峰
雨が強く降っており、風も出ているので肌寒いです。
足を踏み外したら転落しそう…。

その2


寒いといいつつアイスクリームを食べる。
塩アイス、250円。


12時40分 立山ロープウェイ
景観保護のため支柱が1本もないロープウェイ。
最近、ロープを張り替えたそうですが、やはり乗っている間は緊張しました。

そういえば、風が出ていたわりにはほとんど揺れを感じませんでした。

ロープウェイから見た黒部湖


12時48分 黒部平
外に出ると記念写真スポットのように、大きな広場になっていました。

がげっぷちには柵がまったくなく、かわりに黄色いポールが打ち込まれていて「ポールから外に出ないでください」という注意書きのみ…。


ロープウェイ駅から出た瞬間のスナップ。
雄大な立山連峰がそびえ立っています。
景色その1
景色その2


雲がすごいわ。
ちなみに山の向こうに青空が見えますが、ココは相変わらず強風&大雨です。


パノラマでどうぞ。


眼下には黒部ダムが。


先ほど乗った立山ロープウェイ。
本当に支柱がない!
下から


昼食はレストラン黒部平でとりました。
串カツカレーライス、1200円。


13時30分 黒部ケーブルカー
日本で唯一の全線地下式ケーブルカー。
黒部平から黒部湖までの0.8kmを5分で走ります。

車内から上を見上げる


13時50分 黒部ダム
黒部川上流にあるコンクリートのダム。
発電に利用する水を確保するために建設されました。

NHK紅白歌合戦で中島みゆきさんが地上の星を歌ったのも、黒部ダムのトンネルでした。

歩けるようになっています
ダムから見た黒部川
黒部湖


どうやら上の方に展望台があるらしい…。
あそこに登るには?


アレか…。


近寄るとますます足がすくむ…。
と、同時にケーブルカーの受付で見た注意書きを思い出しました。


下を見ないようにして時間をかけて登頂。
そしてようやく展望台にたどり着きました。
ふぅ…。

黒部ダムを見下ろす


パノラマ。


もうあんなところ降りたくない!
と思ったら、奥の方に普通の階段がありました。
ラッキー。

嬉々として降ると、途中に遊覧船の案内が。
そういえば遊覧船、乗れなかったな…。
船の名前は気にしないでおこう。

ガルベ
1/186 黒部ダム


14時35分 関電トロリーバス
赤沢岳の直下6.1kmのトンネルを走る電気トロリーバス。
黒部ダムから扇沢までの16分間。


こちらもパンタグラフから電気をとって走行。


トロリーバスの扇沢駅。
パッと見、電車と同じですね。
 
駅周辺は霧が出ていて数メートル先はほとんど見えない状態でした。


15時00分 川中島バス

扇沢駅からJR信濃大町駅までを約40分で結びます。
長野駅行きの方が利用者が多かったですが、こちらもそれなりに人が乗っていました。

その3へ続く