2004年6月19日に幕張メッセで行われた次世代ワールドホビーフェア。 タミヤブースではダンガン狼GP2004が開催されました。 前回のダンガンスーパーファイト2004が雨で中止となってしまい、関東のレーサーは非常に残念だったと思います。そして、待つこと1ヶ月半。関東では東 京ドームシティで行われて以来のビッグレース。動けないほどの大人数が詰めかけたわけではないものの、たくさんの人数が参加していました。 次世代ワールドホビーフェア自体に目玉といえるものがなかったことがありますが、全ブースの中でも上位にはいるほどの盛況ぶりだったと思います。 |
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まずはパンフから。 今回はローリングファイト、トリプルクロスファイト、オーバルスピードレースの3つからなるポイント制レースでした。 そういえば関東では新レギュレーションが適応されて初めてのビッグレースでしたね。 →パンフレット拡大画像(表) →パンフレット拡大画像(裏) →トリプルクロスファイトコース画像 |
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ローリングファイト、トリプルクロスファイトはおなじみとして、今回初めて登場した「オーバルスピードレース」。 コースを2周して1位でゴールしたら勝ちのスピードレースということで、ちょっと変則的ながら久しぶりにスピードレースの登場です。これがレギュレーション改訂により記述されていたスピードレース項目及びコースについての規則撤廃の正体だと思います。 |
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一見、何の変哲もない平面オーバルコースですが、コレにはレーサーの行く手を阻む様々な罠が…。 まずはスタート地点。 2台同時に走らせるようです。 |
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進んでいくと、なんとフェンスがない!! いや、よ?く見るとわずかながらにフェンスらしきものが(笑)。 そして反対側にはジャンプ台が…。 |
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さらに進んでいくと、ちょっと下りスロープがついています。 そしてコーナーイン…。 |
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内側にフェンスがない!! いや、例によって微妙にあるのですが(笑)。 あってないようなものですね。 |
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コーナーを抜けるとジャンピングスポットが登場。 3つ上の画像で見たとおり、ここから連続してジャンプすることになります。 一見、簡単そうに見えて非常に難易度の高いオーバルスピードレース。特にフェンスがなくなっている箇所はコースアウト続出。完走すら難しい、タミヤからの挑戦状だと思って臨むべし。 |
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フリーサーキットはダンガンタワーが設置されていました。 コースの真ん中に太陽のようなよくわからないモノがくっついていますが、気にしないでおきましょう。 →スラローム画像 →ゆるいコーナー画像 |
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優勝者に与えられるウルフの称号。 その証となるのが、このウルフキャップです。 これを手にしたレーサーは一生の思い出となるでしょう。 |
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販売コーナー。 今回も先行・限定販売の列に並ばなくても、タミヤブースで買うことが出来ました。 以前のホビーフェアの時のような派手な値下げはなかったものの、一通りのパーツは押さえてありました。 |
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先行販売マシン、ダンガンレーサーEVO第3弾「マッドコブラ」。 新型のリヤユニットを搭載した最新マシンです。 ダンガンレーサー第6弾のロードジャベリンと同じイエローカラーのボディは、レースでもかなり目立っていました。 税抜き800円(税込み840円) →タイヤはブロックパターン |
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ボディ。 フロントノーズがポッチャリとしているように見えますが、そこがまたコブラらしくていいじゃないですか。 |
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ウワサの新型リヤユニット。 残念ながら、ローラーがつくような形状にはなっていないものの、マッドコブラのボディとおそろいのイエローカラーはアクセントとしてウイングバルカンなどにつけても楽しめそうです。ちなみに、型番はR?03が刻印されていました。 なお、残念ながらフロントは今までのものと同じF?00とF?01でした。情報にあったローラー付きのユニットはEVO第4弾へ採用されるのでしょうか。 |
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形状はノーマルユニットから微妙に変わっており、後部の三角部分が平面から下に向かって細くなっているような感じになっています。 →別の角度から |
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シャーシ全景。 ちょっと違和感が(笑)。 注)改造途中のためフロントユニットはアクティブローラーユニットに、タイヤはヘキサクロー、モーターはアトミックチューンに取り替えてあります。実際にはノーマルユニット、ブロックパターン、FA-130モーターですのでお間違えのないよう。 |
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作り終わった後に一つだけあまったパーツ。 何に使うんだろうと思って説明書を確認すると、どうやらリヤユニットのカバーを開ける際にツメにひっかけるために使用するモノのようです。 マッドコブラは新型のリヤユニットと同じように、後部が三角になっているため、はバルカンやアトラスのようにむき出しにはなっていません。そのため、カ バーを外すときはボディを外すか、この部品を使用してボディの上部にあいている穴から引っかける必要があります。どちらの方法でも、ウイングは結局外さな ければダメですが(笑)。 →リヤユニット近辺 |
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先行販売のF-03 アクティブローラーユニット。 スキッドホイールの動きをギヤで伝えてローラーが回転するという仕組みになっています。 スキッドホイールには丸穴ボールベアリングなどを内蔵することができ、より攻撃性を重視したセッティングが可能です。 税抜き340円。(税込み357円) 会場では350円で販売されていたような気がする。 |
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先行販売のモータークーリングシールド。 モーターに取り付けることによって、熱を逃がしてパワーダウンを防止することが出来ます。 表向きにはEVOシャーシ専用となっていますが、タイプ2などでもやってやれないことはないです。 税抜き260円。(税込み294円) |
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先行販売のフッソコート8Tピニオンギヤ&HGギヤシャフト。 フッソコートで回転がなめらかになり、スピードのロスを減らすことが出来ます。 税抜き180円(税込み189円)。 |
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フフフ…。 前回のスパイラルフィンに続いてパドルフィンもゲット。 残るはブロックパターンとヘキサクローだ。 150円也。 |
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バッテリーケース。 150円か180円だったような気がします。 単三電池を6セット入れることが出来ます。レーサー図ボックスに入れておくと便利。 |
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水性マーカー。たしか200円。 ダンガンのボディなどにも塗ることができ、ラメのような感じで色鮮やかですぐ乾く。販売員さんイチオシでした。 写真は緑ですが、赤や青など結構たくさんの色がありました。 |
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展示コーナー。 EVO用の各種パーツが展示されていました。 →ファイティングレース専用設計だ →アクティブローラーユニット →ノーズガードローラーユニット →フルメタルワイドホイール →モータークーリングシールド →フッソコート8Tピニオンギヤ&HGギヤシャフト →ツインビートユニット |
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マッドコブラ。 ノーズは意外とシンプルな形になっているので、スタビフィンやローラー系パーツを取り付けやすそうです。 カラーリングは結構ハデ。黒の縦縞を入れて寅年仕様にしてみると面白いかも。 →別の角度から →ファイヤーアトラス →ウイングバルカン |
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ファイヤーアトラスとウイングバルカンの完成車。 電池を入れてすぐに遊べる!と書いてありますが、壊れた場合のメンテナンスは誰がするんだ? 作り方を知らないと難しいと思うのだが…。う?む。 |
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マッドコブラの改造例。 といっても、それほど思い切ったことはやっておらず、パーツを取り付けてみただけという感じ。 アクティブローラーユニットの色が金色になっています(製品版は水色)が、自分としてはこの色で出して欲しかったなぁ。 →ファイヤーアトラス改造例 →ウイングバルカン改造例 |
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おはスタに登場したマシンたち。 |
ダンガンEVOの登場により、レースは劇的に進化していくようです。
今回のオーバルスピードレースを見た際に、今後はこういった普通のスピードレースに障害物走のようなエッセンスを加えたモノが展開されていくのかなと思っ たりもしております。これがミニ四駆初期への「原点回帰」の一つの形なのかもしれません。といいましても、マッドコブラ、各種グレードアップユニット、 パーツの登場を見ると、まだまだファイティングレースを基本とした進化をするのは間違いないようです。
現在は試行錯誤といった感じで、いろいろと探っている段階ですが、今年の末や来年にはもっとスゴイことになっているかもしれませんね。
おわり
オマケ。タミヤさん、この旗は一体…?