三洋とウィルコムがエネループ1本で動くPHSの試作品を発表


三洋電機とウィルコムが8月24日に、グッドデザイン賞の審査会場を公開して開催するデザインショー「グッドデザイン・プレゼンテーション2007」の会場で、プロトタイプのPHSを発表しました。
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/08/24/035/index.html
http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/08/25/1242.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/36006.html

三洋電機の充電池「エネループ」をイメージした円筒形のデザインのジャケットに、PHSモジュール「W-SIM」を装着することで、通話が可能。
本モデルは何と言っても単三型のエネループ1本で動作することができるのが特徴。
消費電力が少ないPHSであることと、W-SIMを使ったことによる端末の自由度の高さ、エネループの自己放電特性を抑制する能力、約1000回の充放電、継ぎ足し充電が可能な点があわさって実現したものです。
(現在の携帯電話は小型で軽量なリチウムイオンが使われていますが、バッテリの劣化が早く、自動放電などには弱いというデメリットもあります。 )

連続通話時間が約5時間、連続待ち受けは約250時間と、最近の携帯電話と同程度。
ディスプレイがないのが消費電力の低さにつながっていますが、単三電池1本でここまでというのはなかなかです。
昨日のワールドビジネスサテライトでは、実際に使用しているシーンが放映されていましたが、残念ながら製品化は未定とのこと。

現時点ではミニ四駆やダンガンでニッケル水素電池の使用は禁じられていますが、レギュレーションが改定されることがあれば、エネループとのコラボレーションを期待したいです。
さらにウィルコムとも組んで、「ミニ四駆フォン」なんてどうでしょう?
電話にしなくても、W-SIMを使ってマシンの情報やタイムなどをミニヨンクラブのサーバとやりとりするとか。考え的にはGPシステムの延長線上です。
バクシードのようにPCも不要ですし、高価な機材もいりません。
今は夢物語のようですが、数十年後、いや、数年後の"新世代ミニ四駆"にいかがでしょうか。

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