タミヤの歴史 (TAMIYA'S HISTORY)

世界一の模型メーカー、タミヤの歴史です。
転載しても構いませんが、その際は出展元を明記してください。

(参考:2008年タミヤモデラーズギャラリー展示 TAMITA'S HISTORY)
関連情報:ミニ四駆歴史年表ダンガンレーサー歴史年表
  ロゴマークの変遷  
 



  年表  
 

 

出来事
1934   俊作氏、静岡県に生まれる。
1946 5月 一般建築材の加工販売を目的とする田宮商事合資会社を静岡市小鹿に設立する。
1948 4月 木製模型の前途有望なのに着眼し木工部門を新設。模型教材の製造販売の業務を併設する。
1953 6月 一般建築材の製造販売部門を解消。木製模型専業メーカーとしてのスタートを切る。
1954   俊作氏、早稲田大学法学部入学。
1955 5月 木製の中型戦車模型を発売、単2乾電池2本とTKKマブチ01モーターを使用し、爆発的な人気を得て木製モーターライズ戦車のパイオニアとも言うべき存在となる。
1956 3月 各種スケールの木製艦船模型の全盛時代に入り、艦船模型のトップメーカーとしてタミヤの知名度が上がる。
1958   俊作氏、大学卒業後、父・義雄氏が経営する田宮商事に入社。模型の企画・設計に携わる。
1960 5月 初のオールプラスチックモデル組立てキットとして1/800戦艦大和を発売する。
1961 12月 1/35戦車シリーズNo.1のパンサー戦車を発売、モーターライズ・プラスチックモデル戦車の第1号が誕生。
1963   M4シャーマンを第1作とする1/21デラックス戦車シリーズ、零戦52型を第1作とする。
    1/50日本傑作航空機シリーズ、零戦32型を第1作とする1/72傑作機シリーズが次々とスタートし、精密スケール・プラスチックモデルのタミヤとしての評価を高める。
1965 3月 アメリカより押し寄せたスロットレーシングカーの流行により、1/24ジャガーDタイプをシリーズNo.1としてその製造に着手、タミヤ独自の設計による高性能レーシングカーの開発を続け、高い評価を得る。
1966 5月 オーストラリアをはじめとし、アメリカ、イギリス、スイス、ドイツその他東南アジア諸国へのレーシングカーの輸出が好調に伸び、これと共に海外の専門誌でもタミヤ製品紹介の記事が増加、ブランドイメージを上げた。
  12月 パンサー戦車を第1作として1/25ビッグスケールシリーズがスタートする。
1967 1月 模型情報誌タミヤニュース第1号を発行(隔月刊)。日本では初のメーカー発行による模型情報誌として好評をもって迎えられる。
  10月 ホンダF-1iRA273を第1作として1/12ビッグスケールシリーズがスタートする。
1968 1月 ドイツのニュールンベルグ国際玩具見本市に初の出展。「ホンダF-1」の出品により、ヨーロッパ各地でのタミヤの評価を高める。
  7月 ドイツ戦車兵セットを第1作として1/35ミリタリーミニチュアシリーズがスタート。情景製作、情景写真発展の契機となる。
  12月 1/100ミニジェットシリーズがミグ19を第1作としてスタート。
1969 12月 1/18チャレンジャーシリーズが、ポルシェ910を第1作としてスタート。
1970 5月 静岡模型教材協同組合共同企画による1/700ウォーターラインシリーズがスタート。タミヤは第1作として巡洋艦鈴谷を発売。
  12月 1/6ビッグスケールオートバイシリーズがホンダCB750を第1作としてスタート。
1974 5月 全ヨーロッパ代理店27名来日、第1回ヨーロッパ地区販売会議を静岡にて行う。
1976 11月 創業者会長、故田宮義雄、勲五等端宝章に叙せられる。
  11月 1/12電動ラジオコントロールカー、ポルシェ934ターボ発売。従来にない本格派の電動ラジオコントロールカー模型のパイオニアとして爆発的な人気を得る。
1977   俊作氏、(株)田宮模型社長就任。
  4月 1/24スポーツカーシリーズが、ポルシェ935ターボを第1作としてスタートする。
  4月 1/20グランプリコレクションが、タイレルP34を第1作としてスタートする。
  11月 旧タミヤサーキットがオープン。
1978 7月 ドイツ戦艦ビスマルクを第1作として1/350艦船シリーズがスタート。
  10月 田宮商事隣接地に新タミヤサーキット完成。
1979 2月 1/100スペースシャトル、オービターを発売。スペースシャトル計画の話題の高まりの中、内部に至るまでの精密なモデル化で注目される。
1980 5月 タミヤ主催の模型展示会、タミヤ・モデラーズギャラリーの第1回を東京・東急ハンズ渋谷店で開催。以後毎年、全国主要都市のデパートで開催を続ける。
  12月 大型航空機モデル、1/32エアクラフトシリーズの第1作としてトムキャットを発売。
1981 7月 ヤマハYZR500・GPレーサーを第1作として1/12オートバイシリーズがスタートする。
1984   俊作氏、(株)タミヤ社長就任。
  2月 おもしろ工作シリーズ第1作として神だな工作基本セット発売。かしわ手を打つと神様が出てくるユニークな動きでヒット商品となる。
  10月 タミヤ提供による電動RCカーのレース番組「タミヤRCカーグランプリ」がTV東京をキー局にスタート。
1985 3月 英文模型情報誌・タミヤ・モデルマガジン・インターナショナルがイギリスで季刊発行となる。
  10月 第2回国際デザイン展に出展。
1986 5月 ホットショットJr.を第1作としてレーサーミニ四駆シリーズがスタートする。
  10月 1/24サイズのコンパクトRCカー、タムテックRCシリーズがポルシェ962Cを第1作としてスタートする。
1987 5月 モンスタービートルJr.を第1作としてワイルドミニ四駆シリーズがスタート。
  11月 レーサーミニ四駆シリーズが累計生産数1000万キットを突破、記録的なヒットとなる。
1988 5月 新分野の完成RCカー、1/14QDシリーズがサンダーショットQDを第1作としてスタートする。
  7月?8月 レーサーミニ四駆の全国縦断競技会「レーサーミニ四駆日本選手権・ジャパンカップ」の第1回を全国16都市で開催、約5万3000人の来場を記録する。
  11月 タミヤグループ創業者・会長、田宮義雄、永眠、83才。
  12月 第11回パリ-アルジェ-ダカールラリーにチームACPのスポンサーとして参加。2台のタミヤ号はみごと完走して注目を集める。
1989 5月 アメリカでの販売拡大のために現地事務所としてロスアンゼルスにタミヤ・アメリカを設立。アメリカにおける直接販売のための準備活動を開始する。
  9月 ドイツ・ノイスにタミヤ・ヨーロッパGMBHを設立。EC統合をひかえ、ヨーロッパでのタミヤ製品の販売拠点としての活動を開始する。
  9月 小学館の漫画雑誌「月刊コロコロコミック」に連載のレーサーミニ四駆漫画「ダッシュ!四駆郎」がTVアニメ化され、テレビ東京系ネットで放映スタート。
  12月 第12回パリ・トリポリ・ダカールラリーに出場のチームACPの2台のトヨタ・ランドクルーザーのスポンサーとなる。
1990 7月 イギリス・ボービントン博物館の新館が、同館の建設に対するタミヤの資金協力を感謝してタミヤホールと名付けられ、オープン。
  7月 レーサーミニ四駆シリーズの累計生産数が5000万キットを突破する。
1991 3月 チームロータスのスポンサーとして91年シーズンのF-1グランプリでの活動をバックアップすることを決定。
  5月 初の太陽電池応用の工作、ソーラーカー工作基本セットを発売。ソーラー工作シリーズがスタートする。
  10月 マクラーレン・インターナショナル社と同社のF-1マシンについての独占模型化権契約を締結。
  11月 1/28ミニF-1シリーズがロータス102Bを第1作としてスタートする。
1992 1月 タミヤモデルマガジン・インターナショナル、隔月刊となる。
  2月 前年に引き続き、チームロータスのスポンサーとして92年シーズンの活動をバックアップすることを決定。
  5月 ヨーロッパ12ヶ月の選手が参加してタミヤのRC・F-1によるヨーロッパ選手権「タミヤ・ユーロカップ」を行い、ヨーロッパチャンピオンをはじめとする代表3名を11月に日本に招待、国内の日本選手権代表選手とのレースを開催。
  6月 新分野の完成ダイキャストモデル、1/20コレクターズクラブの第1作としてロータス102Bを発売。
  9月 ソーラーバッテリーを使用した初の本格的RCカー、ソーラーイーグルを発売。
  9月 タミヤRCカーによる全日本選手権を開催。国内各地での予選大会で選抜された代表選手が静岡に招待され、タミヤRCカー日本一が競われる。
1993 2月 ソーラーカー工作基本セットがドイツ、バーデン・ビュルテンベルグ州産業庁主催の国際デザインコンペでグッドデザイン賞を受賞。
  7月 カスモサウルス情景セットを第1作として、1/35恐竜世界シリーズがスタート。
  9月 タミヤ・フィリピン設立。
  10月 エンジンRCカーシリーズがTR-15Tを第1作としてスタート。
1994   俊作氏、静岡模型教材協同組合理事長に就任。
  7月 マグナムセイバーを第1作として1/32フルカウルミニ四駆シリーズがスタート。また小学館コロコロコミックで、フルカウルミニ四駆漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」が6月から連載開始される。
1995   俊作氏、(財)タミヤ奨学会理事長に就任。
  3月 タミヤ・アメリカ主催による全米プラスチックモデル製作コンテスト、タミヤ・コンがスタート。
  6月 故田宮義雄の遺志を継ぎ、財団法人タミヤ奨学会を設立。静岡県内の高校からの大学進学者への奨学制度を発足させる。
1996 1月 小学館コロコロコミックのフルカウルミニ四駆漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」がTVアニメ化され、テレビ東京系ネットで放映スタート。以後、全国に順次放映局を拡大。
  5月 静岡県掛川市に、研究開発施設タミヤR&Dセンター掛川及び敷地面積約7000m2、コース全長320mの世界最大級の規模で、タミヤ掛川サーキットがオープン。
  5月 タミヤ・アメリカによる全米プラスチックモデル製作コンテスト、タミヤ・コンの優秀作品制作者を静岡ホビーショーに招待するとともに、作品をクラブ合同展示会場に展示。
  7月?8月 フルカウルミニ四駆の爆発的な人気により、ミニ四駆日本選手権ジャパンカップは全国15会場で30万人の過去最高の動員を記録。
  11月 アメリカでタミヤRCカーによる全米選手権がスタート、代表選手を日本に招待し、全日本選手権、ヨーロッパ選手権ユーロカップ代表選手とともに、ワールドチャンピオン決定戦を行う。
  11月 製品情報やイベント情報を発信するタミヤホームページを開設。
1998 4月 21世紀初めに打ち上げが予定されている日本版スペースシャトル、ホープ・エックスのために伝統陶芸技術を応用した耐熱タイルを開発。宇宙開発事業団と実用化に向けての契約を締結。
  11月 タミヤRCカー・ワールドチャンピオン決定戦が、全日本選手権、ヨーロッパ選手権、全米選手権の代表に加え、新たにスタートしたアジア選手権アジアカップの代表選手を日本に招待して開催。名実共にタミヤRCカーによる世界一を競うレースイベントとなる。
  11月 第一回タミヤフェア開催。
2000   アメリカの模型雑誌「ファインスケールモデラー」主宰の年間優秀キット「リーダース・チョイ ス・アワード」に1/48フェアリー・ソードフィッシュMk.I、1/72F-84Gサンダージェット、1/35ドイツ18tハーフトラックFAMO、1 /35ドイツキューベルワーゲン82型(アフリカ仕様)、1/16ドイツ冬期装備歩兵、1/16ドイツ戦闘歩兵が選ばれる。
  5月 文庫版「田宮模型の仕事」(文春ネスコ)出版。「田宮模型全仕事ビジュアル版1」(文春ネスコ)出版。
  5月 第1回タミヤオープンハウス開催。
  6月 「DR-1フラッシュトリガー」を第1作としてダンガンレーサーシリーズがスタート。小学館コロコロコミックではダンガンレーサーの発売に合わせてマンガ「音速バスターDANGUN弾」連載開始。
  7月 「田宮模型全仕事ビジュアル版2」(文春ネスコ)出版。
  8月 1/16RCタイガーI型発売。マイバッハエンジンの音まで再現されたフルアクションモデルとして話題を集める。
  9月 「田宮模型全仕事ビジュアル版3」(文春ネスコ)出版。
  12月?4月 栃木県のツインリンクもてぎ内のホンダコレクションホールにて「田宮模型プラモデル展」を開催。
2001 5月 「タミヤニュースの世界」(文春ネスコ)出版。
  6月 1/32スケールの日本海軍零式艦上戦闘機52型を発売。新世代のモデルとして注目を集める。
  10月 タミヤ・フィリピン社と中央・フィリピン社合併。
  12月 MASTER MODELER(英語版「田宮模型の仕事」:講談社)出版。
2002 2月 東京原宿でヤマハ発動機が運営するコミュニケーションスペース「エクスレルム」にて「バイクプラモ展」開催。
  3月 東京渋谷のパルコパート3にてタミヤ製品や広告、オリジナルグッズなどの歴史や情景作品などを紹介する展示会「I LOVE TAMIYA」展を開催。その後名古屋、福岡、札幌、大阪を巡回展示。
  4月 人形改造コンテストの30回目を記念して東京日本橋の丸善にて「人形改造コンテスト作品展」を開催。
  5月 南アフリカで開催されたIFMAR主催のRCカー世界選手権レース「ISTCレース」にてTRF414Mが優勝。
  12月 1/32零戦52型リアルサウンドアクション発売。世界に唯一現存する栄21型のエンジン音再現とプロペラ回転の同調など、音と動きが話題を集める。
2003 8月 イギリスで編集、発行している模型情報誌「タミヤモデルマガジン」が通巻100号を迎える。
  8月 大阪日本橋の、ジョーシンスーパーキッズランド内に、「タミヤワールド」オープン。
  8月 タミヤ・クリエイティブ・マスター エンジニアリング LTD設立。
2004 3月 コロコロコミックで新しいダンガンレーサーコミック「ダンガンウルフ」の連載開始。
  8月 中国語版「田宮模型の仕事」出版。
  9月 「田宮模型をつくった人々」(文藝春秋)出版。
  10月 アメリカで開催された電動RCカー世界選手権レース「IFMARツーリングカー世界選手権」でTRF414MSがマーク・ライナート選手の操縦で優勝。タミヤRCカーによる世界選手権2連覇を達成。
  12月 タミヤ・フィリピン社 金型工場竣工。
2005 3月 財団法人日本産業デザイン振興会「デザイン&ビジネスフォーラム」主催の「デザイン・エクセレント・カンパニー賞」を受賞。
  7月?8月 静岡県三島市にある佐野美術館にてタミヤの歴史を紹介する「田宮模型の仕事展」を開催。
  12月 インターネットショッピングサイト「TAMIYA SHOP ONLINE」開設。
2006 1月 ミニ四駆ネットワークス株式会社 設立。
  4月 コンパクトサイズのRCバギー「タムテックギアシリーズ」の第一弾「タムテックギア マイティフロッグ」発売。
  6月 タミヤ東京オフィス開設。
  7月 浜松市美術館にて、「田宮俊作展」開催。
元ネタからの修正
・TAMIYA'S HISTORYでは1953年と1954年が逆になっていたので修正しました。
・1980年12月の記載箇所がずれていたため修正しました。
・1995年3月のタミヤEアメリカをタミヤ・アメリカと記載しました。
・その他全般に渡って若干修正。

履歴
2008年8月3日:公開
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