ミニ四駆GPin浅草ROX(2009年6月)&TPF新橋店レポート

浅草ROX3スーパーマルチコート

2009年6月9日に浅草ROX3スーパーマルチコートで開催されたミニ四駆GPに参加してきました。
28度という6月にしては高い気温で、非常に暑かった1日でした。
それにも関わらず、来場者は600人?700人かそれ以上ということで、ROXで行われたミニ四駆イベントでは過去最多という話も。
当然、500枚あるエントリーカードも完全になくなりました。

前日には同会場でミニ四駆小学生カップ・夏という、小学生限定のミニ四駆レースイベントが行われましたが、この日も小学生と思われるレーサーを結構見かけました。
もちろん、大人の比率が高いのですが、1年前と比べると小学生にもかなり浸透してきたような印象。

隣にあるROX3からスーパーマルチコートを撮影。
店内は撮影禁止ですが、店内から店外の撮影はOKということで、カメラに収めさせて頂きました。
●案内テント

いつものテント。
ここで参加に必要なエントリーカードや、各種パンフレット、誰でも自由に使えるスピードチェッカーが置いてあります。

スピードチェッカー
大阪のTAMIYA SHOWCASEの延期など、タミヤのイベントにも影響があった新型インフルエンザ。
ここ、ROXでもこのような消毒液が、テントの下と車検場に設置されており、自由に使うことができました。

イベント当日は既に落ち着きつつありますが、こういった配慮は参加する方にとっても非常に嬉しいです。
エントリーカードと一緒に配布される大会参加の諸注意。
レギュレーション、コースのレイアウト、その他諸々が記載されている重要な紙です。
いつも通り、表はレース参加の手順裏は大会参加の諸注意が記載されています。

→拡大した画像()

タイムスケジュール
10:00?12:00 オープン/小径タイヤ限定 予選
12:00?13:00 昼休み
  フリー走行
13:00?14:30 オープン/小径タイヤ限定 予選
14:30? 二次予選
15:00?15:30 コンクールデレガンス審査発表
15:30?16:00 決勝
16:00? 抽選会

なお、司会進行は声優の櫻井那琉さん。アシスタントは熊谷さんでした。
●メインコース

最近の大会と比較すると割とコンパクト。
ストレート、コーナーの配置はオーソドックスで、レイアウト自体も複雑ではありません。

しかし…。
順を追ってみていきましょう。

まずはスタート。
5レーンのコースなので、予選ヒートはもちろん5人で走ることになります。

ここからストレートが3本並びます。
続いてデジタルカーブ。
関東ではGWGPに続いて2大会連続での登場となります。
ストレート1本をはさみ、緩やかなコーナー。
そして90度と続きます。

一見単純ですが、走りの基本であるスピードとコーナーリング性能が求められるセクションで、「速い」という声が挙がるマシンは大抵、1周目のこの地点で他のマシンを引き離します。
中盤から後半。
ここから一気に難易度が上がります。
レーンチェンジャーはノーマルタイプ。
コーナーの後と言うこともあり、ココでつまずくマシンは少なかったです。
180度から90度。
マシンが揺さぶられるので、高い走破性が要求されます。

この直後に待っているのは…。
恒例のテーブルトップ!!
しかし、ただのテーブルトップではありません。
テーブルトップの上にドラゴンバックと呼ばれる、凸型のレーンが組み合わさっています。

当サイトのタミヤオープンハウスのレポートで「いつかレースイベントで出て来るという前ぶれなのだろうか…」とか書いていたら、いきなり出てきて卒倒しそうになりました。
横から。

上りスロープとの連係攻撃でコースアウトさせられたマシンは数知れず。
低いタイプのテーブルトップということもあってか、レース開始前の練習走行では7割近くがココで跳ねてコースアウト。本番でも1周目で5台ともコースアウトするレースもあったほど。

もちろん、今日のレースでの要注意ポイントです。
  動画。
テキトーに撮ったので、雰囲気だけでもつかんで頂ければと思います。

2009年6月8日追記
ケンビシ@ぱだわんさんから、様々な角度から撮影した1秒210コマの動画をご紹介頂きました。
ぜひこちらをご覧下さい!!

2009年6月9日追記
YouTubeに上げてみました。
前から。

上りのスロープとの組み合わせなので、まだ救いがあります。
コレが下りとくっついていたら、今日のレースはメチャクチャだったことでしょう。
下りスロープの後はストレート1本。
前のテーブルトップ&ドラゴンバックでジャンプもしくは体勢を崩された後、ココでフェンスにぶつかるなどで着地失敗、運良く着地しても跳ねてジ・エンド。というパターンが多かったです。
後は90度、ストレート、90度と続き、ラップ終了。
お疲れさまでした。


前述したとおり、距離自体は短いのですが、テーブルトップが最大の難関でした。
ハイパーダッシュPROやスプリントダッシュなど、高性能のモーターを使わず、わざとトルクチューンPROやアトミックチューンで挑むレーサーも多かったようです。

しかし、二次予選では、やはり高性能モーターを使用して、かつ安定した走りをするマシンが勝ち上がっており、実力の差が大きく出る展開が大半でした。
●オープンコース

レーンチェンジャーなし、高いタイプのテーブルトップの組み合わせでした。
●販売コーナー

通常のミニ四駆関連商品はもちろん、先行・限定商品の販売も。
まずは限定販売品から。

アバンテMk.IIIアズール レッドメタリックスペシャル(特製ステッカー付)
1260円(税込み)

オータムGP2008で限定60台のみ販売されていたスペシャルキットが、再び限定販売されました。
その時は買えなかったことに悔やみましたが、今日は楽に手に出来たこともあって、結局購入せず。

今、コレを書いていてまた欲しくなってきました。
あぁ、なんてわがままなんだろう。

アバンテMk.IIIアズール ブルーメタリックスペシャル
1260円(税込み)

告知されていなかった限定販売品。
アバンテMk.IIIレッドメッキと対になるメッキキット。
ブルーメッキボディにシルバーのホイールを組み合わせた特別品です。
こちらは普通のアズールと同じステッカー。
トライダガーXXブラックメタリックスペシャル
1260円(税込み)

GWGP2009でも限定販売されたメッキキット。
ブラックメッキボディ、レッドメッキホイールなど。

シューティングスター メタリック仕様
バーニング・サン メタリック仕様
先行販売品。

6月20日の一般販売に先駆けて、フッソコートギヤシャフト、ローハイトオフセットトレッドタイヤ、2段アルミローラーセット(13mm-12mm)が販売されました。

一番人気は2段アルミローラーセット(13mm-12mm)ですが、945円という価格が価格だけあって、派手に数が動いている様子はなし。
ROXと言えば、毎回予想外の割引き販売を仕掛けて来るのが定番ですが、今日はなんと「Q-STEER」が販売されました。

Q-STEERはタカラトミーから販売されている赤外線ラジコンチョロQ。
小型のコントローラでマシンを操作することができるレーシングホビーです。

並んだのはタミヤとのコラボシリーズ。
マイティフロッグ、グラスホッパー、フォックス、マイティフロッグのカスタムツールボックスの計4つです。
通常のセットは定価1890円のモノが500円、カスタムツールボックスは定価4200円が1500円という大幅割引きで販売されていました。
コントロールは難しいですが、カスタマイズも出来る楽しいホビーなので、興味がある方はぜひ。

フォックス
戦車のプラモと
バイクのプラモが1000円で販売。

前回のROXでも売られていたモノですが、正直なところ、あまり動いている様子はなし。
●戦利品

P-Mが今日、購入したモノたちを紹介します。
(毎回参加料代わりに購入しているアルカリ電池は除外)


アバンテMk.IIIアズール ブルーメタリックスペシャル。
レッドメッキと最後の最後まで悩んだ末に選びました。
後でツレが同じモノを買っていたのを聞いて、レッドメッキにしておけば良かったかと若干後悔。
ブルーメッキは水色のような薄い色ではなく、群青色に近い濃いめのカラー。
ハッキリ言ってオリジナルよりもカッコイイです。

この色、輝きを見ると、買って良かったと思います。わがままだなぁ。
2段アルミローラーセット。

520ベアリングが合計4つ付属しているとはいえ、この価格設定は高いと言わざるを得ません。
限定品やボックス、アタッシュケース、バッテリーなどを除くと、歴代グレードアップパーツではダントツで最高値です。

大切に使おう…。

タミヤプラモデルファクトリー新橋店

ROXでのレースが終わった後、新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー新橋店に移動しました。

ココに来るのは3月のミニ四駆フェア2009以来、3回目です。
●コース

お目当てはコレ。
直営店ということもあり、イベント以外で5レーンのコースが置いてある貴重な場所です。

3000円以上購入するともらえるタミヤプラモデルファクトリー新橋店イベントフロアパスポートか、当日1000円以上購入したレシートがあれば入場無料。

新橋で走らせるのは初めてですが、セッティング用に机が設置されており、広いスペースでゆっくり作業が出来るので居心地がよいです。
コースは凶悪です。
特にこのテーブルトップのような何か。

スロープが急なので、スピードを出すとジャンプして下った先にあるストレートに落ちます。
しっかりと着地出来れば良いのですが、よほどうまくセッティングしなければ、毎回うまくいくことはありません。

安全に通過するなら、スピードを落とすこと。


レイアウトはだいたい月一のペースで随時変更しているそうなので、色々なパターンが楽しめますね。
  動画。
ストイックさが伝わってくるでしょうか。

2009年6月9日追記
YouTubeに上げてみました。
●展示品

覚えている方はいらっしゃるでしょうか。
ミニ四駆25周年 ミニ四駆まつりで展示された「シャーシ裏面FRPプレート」と「フランジベアリングローラー」です。
若干パーツの配置が違いますが、まさしくあのシャーシです。

「未来のミニ四駆コーナー」で同様に展示されていたバンパーレスユニットはN-03・T-03バンパーレスユニットとして発売。フロントCFRPプレート、リヤプレートはHG カーボンワイドステー (N-03ユニット用)、HG カーボン リヤワイドステーとして7月に発売が予定されています。

次に製品化されるのは…?
2007年12月8日に静岡のグランシップで行われたワールドチャンピオン戦のオープンクラス優勝マシン。

ダイナホークGXをベースに、スーパーXシャーシの能力を極限まで高めたセッティングです。
横から。
Awarded only to the best...
賞状
TAMIYA PRIZE

RANKING:優勝
PLASE:グランシップ
CLASS:ワールドチャンピオン戦 オープンクラス
DATE:2007.12.8

TAMIYA INC.
タミヤフェア2008で開催されたミニ四駆ワールドGPのオープンクラス優勝、シンガポール代表・アラン選手のマシン。

ホットショットJr.(MSシャーシ)がベースです。

※画像をクリックすると拡大します。
こちらは準優勝のシンガポール代表・リム選手のマシンです。

ベースはMSシャーシですが、ボディはクリヤーボディのウイニングバード・フォーミュラを使用。

※画像をクリックすると拡大します。
●配布物

プラモデルファクトリー新橋店では、オトナ向けのミニ四駆ナイトレースを毎週開催。

会社帰りにちょっとひとっ走り。
タミヤミニ四駆カタログ。

最新版と言うことで、グレードアップパーツの価格は改定後の情報に。

これらの新製品も掲載されています。
スピンアックスMk.II
ライトダッシュモーターPRO
MSシャーシマルチブレーキセット

 

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