タミヤモデラーズギャラリー2009レポート

2009年7月30日?8月4日まで池袋東武百貨店で開催されたタミヤモデラーズギャラリー2009。
開催初日、翌日は平日だったため、今年も遅れて土曜日となる8月1日に行ってきました。

開催3日目ということもあってか、さすがに開店直後は人がまばらでしたが、お昼に近づくにつれ、だんだんと人が増えていました。
今年も池袋では実車の展示が行われました。
今年は 1/35ミリタリーミニチュアシリーズでモデル化された「シトロエン 11CV」。

重厚な印象かつ高級感を醸し出しており、チープな表現ですが、紳士の乗り物といった感じです。
大正時代に浅草の前を疾走する姿が目に浮かぶようです。(実際には同車は1953年式なので、まったく的はずれな妄想ですが、まぁそれはそれで)

正面から
背面から
シトロエン11CVの諸元。
・年式:1953年式
・全長:4650mm
・全幅:1690mm
・全高:1500mm
・車高重量:1550kg
・総排気量:1910cc(ガソリンエンジン)

車輌展示協力は愛知県にある株式会社 渡辺自動車
シトロエンやジャガーなど欧州車の販売店です。

渡辺自動車の紹介
シトロエンの横には、零式艦上戦闘機のプロペラが。

横浜市に当時お住まいだった方の底引き網により、昭和57年6月21日に横浜沖合にて収納されたそうです。

「海中にあること三十七、八年祖国の繁栄と幸せを願い信じて、太平洋戦争に散華(さんげ)した若鷲の魂が、このプロペラに宿されて、今ここに仝じ(おなじ)人類の戦いのはかなくむなしさを呼びかけている」
ここからはミニ四駆を中心に。

●ミニ四駆コース

まずは会場に設置されたミニ四駆コース。
ジャパンカップジュニアサーキットに加え、今年6月に発売されたジュニアサーキットのオレンジ、イエローと、昨年5月に発売されたスロープセクションを組み合わせたレイアウトです。
右回りしかありませんが、スロープがくせ者。

今回も定期的にレースを開催。
時間は昨年と同じでした。

第1回受付 12:30
第2回受付 14:30
ナイトレース 18:30
(30分後に競技スタート)

それ以外の時間は自由走行OKです。

レース案内板
スロープの下り。
コースアウトが最も多かったのは下り直後のコーナーでした。

ちなみに、この枠に収めるためか、合計4ヶ所でジュニアサーキットを一部カットしたものが使われていました。
(写真の黄色いセクションの間など)

レーンチェンジャー
●販売コーナー

モデラーズギャラリーの魅力の一つ、販売品。
初日を逃したからか、ジャンク品を含め、目立ったものはありませんでした。

このタイミングでHGパーツを補充しようと思ったのですが、それらも売っておらず。無念。
アバンテMk.III ネロ(ブラックメッキ仕様)
定価:1,260円

モデラーズギャラリー各会場で限定販売となる限定キット。
アズールとともに、ミニ四駆レーサーカケルで活躍中ですが、キットとしては軽量センターシャーシをデフォルトで装備したネロの方が上。

アズールよりもネロ派の方にとっては、オータムGPや小学生カップなどで先を越されて悔しい思いをしたかもしれませんが、このブラックメッキはアズールのブルーメッキに負けず劣らずカッコイイですね。
(補足:ミニ四駆やろうぜキャンペーン、アイドリングコラボではメッキボディが登場済みですが、局所的なものなので除く)
バイソンマグナムGスペシャル(ホワイトメッキ仕様)
定価:1,470円

こちらはモデラーズギャラリーに加え、サマーGP2009の各会場で限定販売となる限定キット。
ホビーショーで限定販売されたアバンテX ホワイトメッキボディに続くホワイトメッキとなります。

シルバーメッキのようなピカピカではなく、白みがかったプラチナのような輝きはやはり良いです。
サバンナ レオ ブラックスペシャル(ブラックメッキ仕様)
定価:1,470円

こちらもモデラーズギャラリーとサマーGP2009の各会場で限定販売となる限定キット。
元がブラックスペシャルなので、ほぼ違和感なし。

グリーンメッキのホイールと、青い大径バレルタイヤ。
桃井はるこSpecial Ver.2 ホットショットJr.(MSシャーシ)(ゴールドメッキ仕様)
1,575円

同様に、モデラーズギャラリーとサマーGP2009の各会場で限定販売となる限定キット。

昨年11月に発売された、モモーイこと桃井はるこさん監修のスペシャルキットの特別版。
基本的な仕様はそのままに、ボディがゴールドメッキになっています。

パッケージ
ミニ四駆関連その他の主な販売品

・初音ミクSpecial
・阪神タイガーススペシャル
・読売ジャイアンツスペシャル
・マックスブレイカーCX09ブラックスペシャル
・アバンテMk.IIIレッドスペシャル
ミニ四駆、ミニ四駆PRO各種
・ワイルドミニ四駆各種
・コミカルミニ四駆各種
・完成車各種
・AOパーツ各種
・グレードアップパーツ各種
・ミニ四駆パーフェクトガイド
おみやげにも最適!!タミヤの食品コーナー。

缶ブレッドと焼きとり缶の2つがあり、缶ブレッドの方は試食も出来ました。

缶ブレッドはモデギャラ限定の「タミヤスペースブレッド」が販売。
味はチョコ、はちみつレモン、イチゴの3つでパッケージが特別仕様になっています。
各味441円、3缶セットで1323円。

販売コーナー
ご来場の記念にいかがですか!
箱と中身。
アキモト」とのコラボで、味も補償済み。
実際のところ、なかなかの美味なので、非常食やアウトドア用としてはもちろん、朝食やおやつにも十分いけます。

缶詰たち
RCのボディも限定販売されました。
写真はボルボ850ボディセット。
種類によりますが、2000円?3000円前後と記載されており、タミヤのサイトではボディセットは会場発表とされていました。

トヨタセリカLBターボGr.5ボディパーツセットその1
トヨタセリカLBターボGr.5ボディパーツセットその2
Fボディパーツセット(タイプB)
スカイラインGT-R(R33)ボディセット
ツーリングカーボディパーツその1
ツーリングカーボディパーツその2
●展示コーナー

今年も発売されたミニ四駆シリーズの展示があり。
シリーズごとにわかれており、それぞれを代表するキットが並んでいました。

画像が多いので、それぞれにリンクしておきます。
順番は展示位置上段左から。

【ミニ四駆シリーズ】
エアロソリチュード
プロトエンペラーZX
ウイニングバード
ビートマグナム
ブロッケンギガント
ビクトリーマグナム
バスターソニック
ライトニングマグナム
マックスブレイカー
ディオスパーダ
レーサーミニ四駆シリーズの説明
フルカウルミニ四駆シリーズの説明
【ミニ四駆PROシリーズその1】
ミニ四駆 阪神タイガーススペシャルその1
ミニ四駆 阪神タイガーススペシャルその2
ミニ四駆 読売ジャイアンツスペシャルその1
ミニ四駆 読売ジャイアンツスペシャルその2
スピンアックスMk.II
ダッシュ0号・超皇帝(スーパーエンペラー)(MSシャーシ)
アバンテMk.IIIレッドスペシャルその1
アバンテMk.IIIレッドスペシャルその2
マンタレイMk.II
アバンテMk.II
ナイトレージJr.
アバンテX
アバンテMk.IIIネロ
アバンテMk.IIIアズール
キーンホークJr.
トルクチューンモーターPRO&レブチューンモーターPRO
アトミックチューンモーターPRO&ハイパーダッシュモーターPRO
【ミニ四駆PROシリーズその2】
アバンテMk.IIIネロ、アバンテMk.IIIアズール、バーニング・サン(完成車)
ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)(MSシャーシ)
ダッシュ3号・流星(シューティングスター)(MSシャーシ)
ダッシュ2号・太陽(バーニング・サン)(MSシャーシ)
トライダガーXX
サバンナ レオ
ホットショットJr.(MSシャーシ)
ミニ四駆PROシリーズの説明
バーニング・サンのパッケージイラスト
シューティングスターのパッケージイラスト
トライダガーXXパッケージイラスト

※ロデオソニックとバイソンマグナムは写真を撮り忘れました…。
【ワイルドミニ四駆シリーズ】
ワイルドミニ四駆シャーシ
モンスタービートルJr.
いすゞビークロス チームシオランダー バハ1000仕様
マンモスダンプその1
マンモスダンプその2
ワイルドミニ四駆の説明
ミッドナイトパンプキンJr.のパッケージイラスト
マンモスダンプのパッケージイラスト
ビークロス チームシオランダーのパッケージイラスト


【楽しいトレインシリーズ】
楽トレ各車

【ミニ四駆&コミカルミニ四駆シリーズ】
スズキ ジムニーワイド
三菱パジェロ メタルトップワイド
ワイルド・ウイリスJr.
三菱パジェロV6 3500
トヨタランドクルーザー プラドRZ
いすゞビークロス
ミニ四駆・コミカルミニ四駆シリーズの説明
コミカルミニ四駆、ワイルドミニ四駆のカタログ
電撃ホビーマガジンの展示コーナー。

電撃から出している趣味系の雑誌や、電撃ホビーマガジンで連載中のオトナミニ四駆の紹介など。

電撃ホビーマガジン9月号表紙
オトナミニ四駆のページ
エンペラーの改造マシン
アバンテMk.IIIネロの改造マシン
サンダーショットMk.IIの改造マシン
エヴァンゲリオンとのコラボ商品「ミニ四駆PRO アバンテMk.IIIアズール エヴァンゲリオン初号機Special」。

9月に発売される宮沢模型流通限定の特別キット。
試作品、製品版サンプル、改造例、パッケージデザインなど、ファンフェスで出展されたモノが展示されました。
※左の画像をクリックすると拡大します。

電撃ホビーマガジンでの紹介記事
9月中旬発売/定価1680円(税込)
試着ステッカー装着。
発表当初に姿を見せたのはこのマシンです。

思えば最初の発表から2ヶ月半も経っているのか…。
発売の延期があったとはいえ、我々の手に届くまでにはまだまだ時間がありますね。
製品版サンプル。
パッと見ではまったく違いがわかりません。

電撃屋の先行予約でもらえる蛍光グリーンのホイールではなく、宮沢模型流通限定販売のホワイトのホイールを装着しています。

上から
斜め前から
改造例。
電撃ホビーウェブで掲載された「エヴァンゲリオン初号機Special強化計画 2009年度上半期編集部オススメセッティング」で紹介されたものです。

HGカーボンプレートや2段アルミなどをふんだんに使い、エヴァ四駆のポテンシャルを高めています。

上から
横から
パッケージデザイン。

パッケージは黒を基調としており、全面にキットの実写、後ろに初号機が描かれているほか、EVANGELION 2.0、山下いくとデザイン、エヴァのタイトルのようなフォントで「ミニ四駆PRO アバンテMk.IIIアズールエヴァンゲリオン初号機Special」の文字が配されています。
ロボクラフトのリングも設置されていました。
対決している親子がいて、その子供が「日頃の怨みだ!くだばれ」といいながらパンチを繰り出した矢先、親から「ふざけんな」と直接ゲンコツを喰らっていたのには吹き出しそうになりました。
8月14日にお台場で行われるトークイベント「タミヤナイト!」の案内。

開催日:2009年8月14日
時間:[開場]18:30 [開演]19:30
会場:東京カルチャーカルチャー

※画像をクリックすると拡大します。

 

会場内では「タミヤの動く戦車プラモデル大全」の展示もされていました。

2008年5月に発売された書籍で紹介されたプラモデルたちが展示されるという、動戦車ファンにはたまらない催しです。
詳細に紹介したいのは山々ですが、TEA-Leagueは戦車を扱っているサイトではないので、多くを語ることは出来ません。
というわけで、ミニ四駆の心臓部として今も使われているモーターと電池を中心に採り上げることにします。
展示の一角。
モーターと電池はココに集められていました。

戦車の展示としてはコレだけではなく、もっと広いスペースが確保されており、山のように戦車が展示されています。
動く戦車の心臓部 マブチモーターの変遷。
※画像をクリックすると拡大します。

ワールドタンクからミニ四駆まで、タミヤの製品には欠かせなくなったモーター。その変遷を紐解いています。
モーターの種類。
130というのが、ミニ四駆でも使われているタイプです。
当時のポスター。
「動きとスピードのヒーロー」のキャッチコピーの後ろに描かれている時代を感じさせる絵柄が印象的です。
※画像をクリックすると拡大します。
電池。
Nationalの電池が中心ですが、Maxell製品も。

ミニ四駆で使われている単三電池ではなく、単一、単二が主流です。
戦車いろいろ。
動くだけではなく、細かいディティールは当初から群を抜いていました。
有線のリモコンボックスと、モーター&ギヤボックスを載せた戦車が一世を風靡し、そのリアルな動きと思い通りに動かせる操作性は、業界に多大な影響を与えたそうです。
2009年。
無線でコントロールでき、手ごろな価格で楽しめるようになりました。
最後に、当時のキャンペーンを紹介。
「タミヤのタンクでテープレコーダーが当たる」というもので、対象商品を購入して応募すると、抽選で当時高価だったテープレコーダーがもらえたそうです。

規模は下記の通り。
ステレオ:1名様
テープレコーダー:100名様
マブチモーター:1000名様

※画像をクリックすると拡大します。
金賞(1名)は
「ナショナルSE-2300型ステレオ
(AM・FMレコードプレーヤー一体型 真空管Hi-Fiステレオ)」
コレが現物。
うまい例えが見つからないのですが、ジュニアサーキットの箱と同じくらいでしょうか。
 
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