eneloopでUSB経由の充電ができる「eneloop stick booster」

ミニ四レーサーにはおなじみのニッケル水素電池「eneloop」。
くりかえし使えて経済的なうえ、マシンに載せればカッ飛んでくれるので、定番としての地位を築いていました。
ところが、2006年6月にタミヤの公式レギュレーションが改訂され、ニッケル水素電池の使用が禁止になりました。

公式レースでは使えなくなったエネループですが、草レースやマシン調整で使用してきたレーサーも多いと思います。
とはいえ、禁止されてから約4年。
約1000回(現モデルは約1500回)のくり返し可能がウリとはいえ、そろそろヘタってきてミニ四駆で使うのは厳しくなってきたと感じていませんか?

そんな皆様に、今日はこちらの商品を紹介します。


三洋電機から1月21日に発売された、「eneloop stick booster」です。
棒状の物体と電池が付属しているコイツの正体はUSB出力付きハンディ電源。
本体にUSBポートを備え、コレに接続した機器へ給電が可能で、緊急時の充電ができるほか、補助電源としても活躍してくれます。

構成は至ってシンプル。
エネループは1500回くり返し使える新しいモデルです。


上部の白い部分がキャップです。
ネジ式ではなく、1/4回転ほどひねると外れるようになっています。
STARTと書かれている隣に見えるのは給電スイッチ。


左側に移動すると給電モードになります。
この状態のままでは電池が放電されるので、使わないときはOFFにする運用が必要です。
インターフェースはコレだけ。


単三電池2本が必要。
バッテリーは奥に+が来るように入れます。


あとは蓋をしめて、ひねって閉じるだけ。


ニンテンドーDSiを充電中の写真。
ケーブルは付属していないので、Sofmapのワゴンに入っていた200円の安物を使用。
緊急時にはコレで十分かなと。
最近はUSBから給電できるケーブルも多く出回っているので、正式対応を謳っているiPhoneや携帯電話、ゲーム機の充電はもちろん、イー・モバイルのPocket WiFi、色物PCパーツとして人気のUSBライトや扇風機等の携帯電源としても便利そうです。

欠点をあげるならば、質感が安っぽいことと、単体で充電が出来ないことと、
前者は値段が安いのでプラスチッキーなのは仕方ありませんが、後者は別途エネループ用の充電器を用意する必要があるのが地味に不便。
プライマリの電池がなくなった場合に備えて、複数のエネループを持ち歩くなどの運用でカバーするか、出先の量販店などで電池を購入するなどで対処といったところでしょうか。

長くなりましたが、ミニ四駆で使わなくなったエネループをタンスの肥やしにしておくよりは、こういった機器で便利に使ってみるのはいかがでしょうか。
きっとエネループも喜びますよ!!

関連情報:8色セットの「eneloop tones」と「eneloop stick booster」が発売延期
このエントリーをはてなブックマークに追加