ミニ四駆GP2010年間チャンピオン戦東京大会レポート
2010年12月26日に東京の浅草ROX-3スーパーマルチコートで開催された、ミニ四駆GP2010・年間チャンピオン戦に参加してきました。
1日目となる25日にはジュニアクラス、今日2日目にはオープンクラスと大径タイヤ限定クラスという、いつもどおりの日程。
前日は気温が低く、肌に突き刺さるような寒さでしたが、今日はそれよりもマシ。
とはいえ、かなり肌寒い気温でした。
しかし、今年最後の大会ということもあって、非常に多くの方が詰めかけ、参加者は450人前後とのこと。
夏よりは減少しましたが、この時期の屋外イベントとしては文句のない人数ではないでしょうか。
司会進行は声優の櫻井那琉さん、アシスタントは熊谷さんでした。
2010年のナンバー1を決める年間チャンピオン決定戦も行われるため、専用の受付も用意。
選手に貸し出すためのモーターや電池が並んでいました。
コース脇には表彰台が。
この頂点に立つレーサーはたった1人。
※画像をクリックすると拡大します。
レース参加の手順。
タイムスケジュールは下記のとおり。
9:30 〜11:30 オープンクラス、大径タイヤ限定クラス一次予選
11:30〜12:30 昼休み、練習走行
12:30〜14:00 オープンクラス、ジュニアクラス一次予選
14:00〜14:30 二次予選
14:30〜15:00 決勝
15:00〜15:30 コンクールデレガンス
15:30〜16:30 年間チャンピオン決定戦
16:30〜17:00 お楽しみ抽選会
今回は年間チャンピオン戦も行われるため、かなり巻きが入った進行でした。
いつもならば開始前に本番のコースを使った練習走行の時間が用意されていますが、今回はなし。ぶっつけ本番です。
※画像をクリックすると拡大します。
大会参加の諸注意。
今回からタミヤのニッケル水素電池「ネオチャンプ」が解禁。
それに伴って電池の項目が追加。
「電池:アルカリ、マンガン、ニカド電池に加えて、タミヤ・ネオチャンプが使えます。」
の記載がされています。
大径タイヤ限定クラスは次回のイベントではお休み。
それを惜しむかのように多くのレーサーが大径タイヤ側に並びました。
復活の予定があるかはわかりませんが、「要望が多ければ」とのこと。
本日のメインコース。
今年のトリということで、2010年にレーサーを苦しめてきたたくさんのセクションが詰め込まれています。
個人的にはニューイヤーミーティングで登場したバンクが出なかったのが少し残念。
別角度から。
ロングストレートに始まり、芝、ヘアピン、レーンチェンジ、ドラゴンバック、スロープ、アイガー、デジタルカーブと、立て続けにマシンを襲います。
前日のジュニアカップではレーンチェンジの後にデジタルカーブ、ドラゴンバックと続いていましたが、デジタルの位置がアイガーの後に移動。
大阪大会では芝の後、静岡大会はスロープの後と、場所が順々にずれていたので、東京は…と思っていたら、やはりこの位置に来ました。
では、ゆっくりと見ていきましょう。
まずはスタートから始まるロングストレート。
レーシングホビーの醍醐味は、直線を最高速で駆け抜けること。
見ているときも、走らせるときもかなり気持ちが良かったです。
ストレートの後半は芝が3レーン。
実は、芝が3つ並んだのは関東では今年初です。
ストレートを最高速で走ったマシンがここで減速し、抜けた頃には他のマシンに抜かれていたというレースもありました。
芝の直後はヘアピン。
続いてレーンチェンジ。
バーニングブリッジではなく、ノーマルタイプが採用。
再び180度があり、ドラゴンバックが姿を現します。
コーナー直後ということもあってか、ここでつまずくマシンはそれ程多くありませんでした。
ドラゴンバックを抜けると、ストレート、180度。
次はスロープが見参。
上りよりも下りでコースアウトするマシンが多かったです。
スロープからアイガーへ。
間は180度コーナーが繋ぎます。
ストレートや高低差が目を引きますが、コーナーの数もかなり多い複合型コースです。
難関のアイガー。
今回のコースはもちろん、今年のレースで最もマシンを餌食にした強敵。
スロープは下りが危険でしたが、アイガーは上りが怖い。
スピードに乗った状態でそのまま飛んだり、上った直後のコーナーで横Gに耐え切れず吹っ飛ぶといった状況が多かったです。
アイガー直後のデジタルカーブ。
アイガーを上った際にちょっとホップしたマシンがキレイに着地し、デジタルカーブを鋭く切り返す姿はもはや芸術。
シュッ、トン、カカカッ!!
…といった感じです。
伝わるでしょうか。わかる方だけわかればよし。うん。
あとはストレート2本、コーナーで1周終わり。
最後に、今回のコースの目玉である高低差のあるセクションを眺めておきましょう。
3つが横並びになっており、小中大の順で配置されているのが面白いです。
反対側から。
マスダンパーのありがたみを感じます。
アイガーとスロープの定点撮影動画。
マシンがバランスを崩してしまっているのがわかります。
反対側から見ると、アイガーとスロープは結構高さが違いますね。
最後に、一次予選のレースの模様を動画で紹介。
2010年を締めくくるのにふさわしい、走りがいのある難コースでした。
販売コーナーの紹介。
オータムGPで限定販売されたファイターマグナムVFXブラックメタリック仕様をはじめ、バイソンマグナムやサバンナ・レオなどのメッキキットが販売されました。
また、12月23日に発売され、店舗によっては品切れが発生しているマグナムセイバープレミアム(スーパーIIシャーシ)も陳列。
会場ではスーパーIIシャーシでレースに参戦している方もいらっしゃいました。
自分も前日に購入したマシンを持っていって、フリーサーキットで走らせてみたのですが、早くもボディキャッチが半壊してしまいました。う〜む…。
グレードアップパーツ。
スーパーIIシャーシゴールドターミナルも並びました。
前述したマグナムセイバープレミアムと一緒に購入していた方も多かったです。
12月18日に発売された19mmプラリング付アルミベアリングローラーのライトブルーとオレンジ。
さわやかな色がイイですね。
告知がされていませんでしたが、2011年1月22日に発売されるアルミ六角マウントセット(レッド 10mm・15mm)が先行販売。
定価630円。
アルミ六角マウントセット(ブルー 10mm・15mm)も仲良く並びました。
同日に発売が予定されているソニックセイバープレミアム(スーパーIIシャーシ)は残念ながら姿を見せず。
最も早く手に入るのは、2011年1月9日にボウルアピア郡山で行われるミニ四駆ニューイヤーグランプリ2011郡山大会となります。
ミニ四駆初のニッケル水素電池 ネオチャンプ。
今大会でも使用でき、来年の重要アイテムとしても有力視されています。
発売直後は品薄傾向が続いていましたが、じわじわと店頭に並ぶようになってきました。
ネオチャンプの電池単品、マグナムセイバーP、スーパーIIシャーシゴールドターミナルあたりがよく動いていた印象。
反面、ネオチャンプのあおりを受けたパワーチャンプは重そうでした。
ラジ四駆のボディがアウトレットとして特別販売されました。
ステッカーとのセットは315円。
出ていたのはインプレッサやプジョーなど、初期のキットのみ。
ステッカー無しは263円。
タミヤグッズも販売。
ストラップはセッティングゲージと組み合わせて使えますので、オフィシャルグッズで固めたい方は。
※画像をクリックすると拡大します。
タミヤプラモデルファクトリー限定販売のロゴ入りエネループグッズが出張販売。
充電式カイロ、ネックウォーマー、ソフトウォーマーの3種。
この間紹介したばかりなので、当サイトをご覧くださっている方にとっては記憶に新しい方も多いかと思います。
ネオチャンプはeneloop liteのOEMという線が濃厚ですが、本家eneloop製品にタミヤのロゴが描かれたものを見ると、その信ぴょう性が増してきますね。
会場内では携帯カイロを持ってきていた方も多かったです。
冬のレースはマシンにとってもレーサーにとっても過酷な環境ですので、参加される方はお体を崩さぬよう、体調に注意してください。
以下、その他。
今日のレンタルマシンたち。
各マシンのセッティングが、過去のイベントから少しずつパワーアップしているのが面白いです。
※画像をクリックすると拡大します。
ネオチャンプとオールインワンスターターセットのパンフレット。
会場内にも貼り出されていました。
「たくさん走ればたくさん勝てる」というキャッチコピーはイイですね。
今日の購入物。
先行販売されたアルミ六角マウントセット(レッド 10mm・15mm)をゲット。
キラキラした赤ではなく、アルマイト特有のしっとりしたワインレッドに近い色合いがイイです。
今日は金がないと言っていた某K氏は、何だかんだ言って3…おっと誰か来たようだ。