ミニ四駆スプリングGP2011東京大会レポート


2011年4月24日に東京の浅草ROX-3スーパーマルチコートで開催された、ミニ四駆スプリングGP2011に参加してきました。
2日間の日程で、前日はジュニアクラス、本日はオープンクラスとシャーシ限定クラスが行われました。

当イベントは3月12日、13日に開催予定でしたが、3月11日に発生した東日本大震災の影響で一時は中止が発表されました。
しかし、余震が続いているものの開催の目処が立ったということで、復活開催という異例な措置がとられ、行われる運びとなりました。

本来ならばこの日は、仙台ビジネスサポートセンターでスプリングGP2011宮城大会が開催されていたはずでした。
被災された多くの皆様のことを考えると、複雑な思いもあります。
いつの日か宮城大会も復活開催が行われることをお祈りします。


司会進行は声優の櫻井那琉さん、アシスタントは熊谷さん。
TPF新橋店で行われているミニ四駆フェアとの掛け持ちでお忙しい中、その疲れを見せずにこなしていました。


オープンクラスとシャーシ限定クラスが開催。
今回はVSシャーシ限定クラスでした。
オープンと比べて参加者は極めて少ないので、サクっとレースに出たい方や、低い競争率を利用して上位入賞を目指す方は今後のレースでご検討を。


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レース参加の手順。
タイムスケジュールは下記のとおり。
 10:00 〜12:00 オープンクラス、VSシャーシ限定クラス一次予選
 12:00〜13:00 練習走行
 13:00〜14:00 オープンクラス、VSシャーシ限定クラス一次予選
 14:30〜15:00 二次予選
 15:00〜15:30 コンクールデレガンス
 15:30〜16:00 決勝
 16:00〜16:30 お楽しみ抽選会

レース開始前には練習走行の時間もあり、一人につき一回。3周まで走行できました。


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大会参加の諸注意。
今回も2011年ミニ四駆GP・大会特別ルールが適用されました。
また、本紙には書いてありませんが、地震が発生したり、避難が必要な際は放送でアナウンスがされると説明がありました。
すぐに外へ避難できる会場ですが、出入口が2ヶ所しかなく、600人近くの来場者がそこに殺到すると非常に危険です。そうなった場合は落ち着いた行動を心がけましょう。


本日のメインコース。
公式大会スタッフ日記に書かれていたレイアウト(ジュニアクラスのレイアウト)から芝の位置などが変更されています。
一見、それ程難しくなさそうですが、奥のドラゴンバック→ストレート(0.5本)→コーナーが実は強力なトラップ。
コースアウト率が非常に高く、多くのマシンが餌食になりました。


じっくりと見ていきましょう。
まずはスタート地点から。
ストレート2本、連続コーナーといった平凡な組み合わせ。


2本のストレートには芝が敷かれています。
前日は後述するジャンピングヒルとドラゴンバックを挟むように配置されていましたが、「ただのストレートじゃ満足しないと思って」という理由からここに。


レーンチェンジはバーニングブリッジ。
直前の芝で思いっきり足を取られてからの急斜面はなかなかハードです。
車高を思い切り落としているマシンには拷問。


別角度から。


もういっちょ。
45度のバンク角が際立ちますね。


バーニングブリッジを抜けた直後、さらにマシンを傷めつけるセクションが。


4連続デジタルカーブ。
マシンが大幅にスピードダウンするうえ、芝、バーニングブリッジの直後ということもあって、バッテリーやモーターにかなりの負担がかかります。
それだけ自力が問われるので、一周目にも関わらず、ここを抜けた頃には5台のマシンはかなりの差がついていました。


コースは後半へ移ります。


スロープとドラゴンバック。
ここも前日と変わっており、より嫌らしくなっています。
[変更前]
スロープ、半ストレート、ジャンピングヒル、芝、ドラゴンバック、芝、半ストレート
[変更後]
ストレート、スロープ、半ストレート、ジャンピングヒル、ストレート、ドラゴンバック、半ストレート


ジャンピングヒル。
このように裏側から見ないと、普通のスロープと区別がつきません。


ドラゴンバック、半ストレート、コーナーときて、ストレート2本、コーナーでラップ。
ドラゴンバック単体ではそれほど驚異ではありませんが、その後のストレートが0.5本分しかなく、さらに90度が続くレイアウトはかなりの難所。
この日、コースアウト率が最も高かったポイントです。
ドラゴンバック後の着地でバランスを崩し、直後のコーナーで耐えられずコースアウトしたのが多かったように感じました。


会場内に設置してあるフリーコース。
今までは会場中心の横にありましたが、今回は入口付近にポジショニング。
メインコースの近くは混雑しますし、個人的にはこの位置の方が良いと思います。


続いて、販売コーナーの紹介。
限定販売はキーンホークJr.レッドメタリック仕様、先行販売はアバンテMk.IIIアズール クリヤーボディセットしかアナウンスされていませんでしたが、他にも色々なモノが販売されていました。


バイソンマグナム Gスペシャル シルバーメッキ仕様。
シルバーメッキボディにゴールドメッキホイール。
ハイパーダッシュモーターPROが付属。


ファイターマグナムVFX ブラック仕様。
スモークボディにゴールドメッキホイールという限定バージョン。


サンダーショットMk.IIパープルメッキ仕様。
パープルメッキのボディとホイールを採用した限定キット。
ニューイヤーGP2011で販売されたモノです。1260円。


キーンホークJr.レッドメタリック仕様。
レッドメッキのボディにシルバーメッキのホイールという仕様。
スプリングGP2011各会場で限定販売。1260円。


アバンテMk.III ネロ パープルメッキ仕様。
パープルメッキボディの限定キットです。
今日販売されたメッキキットの中では一番人気でした。


ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)(MSシャーシ) グリーンメッキ仕様。
グリーンメッキボディの限定キット。


次は先行販売品を紹介。
5月28日に一般販売されるアバンテMk.IIIクリヤーボディセットが、一ヶ月以上早く販売されました。462円。


事前アナウンスがなかったA4マルチバッグ(ボックス3個入り)も並びました。
一般販売は5月28日。2100円。


購入してさっそく使っている方もいらっしゃいました。
タミヤの製品情報では「マルチバック」と「マルチバッグ」といった複数の表記がありますが、タグを見る限りでは「マルチバッグ」が正しいようです。


続いてアウトレット品。
ミニ四駆PROなどに同梱されている大径ライトウェイトホイールのレッドメッキ仕様が出ました。
税込みで250円。


フルカウルミニ四駆などの小径ホイールのレッドメッキ仕様も。
こちらも250円。


サバンナ レオのパープルメッキ仕様。
ボックスがないものの、説明書やステッカーもついていて600円というお値頃価格。
元のキットが945円ということを考えると、メッキでこの金額というのは魅力的です。



最後に、自分が購入したモノからいくつか紹介しておきます。




レッドメッキホイール2つ。
あまり深く考えずに買いましたが、今思うとかなり割高感が…。


A4マルチバッグ。
Amazonで予約していたのに、先行販売の言葉につられて購入してしまいました。


ナイロン製のバッグにプラスチック段ボール製のボックスが入っています。
正直なところ、高級感は皆無。耐久性もたまり高くないので、あくまで道具としての用途として割りきった方が良さそうです。
ミニ四駆やツールをフル装備で持ち歩きたい方は、7月に発売予定のポータブルピットをオススメします。まさにミニ四駆のために作られたものですので。
ミニ四駆以外にも使いたい、少しでも安くという方はこちらで。
カジュアルに持ち歩くだけならばそんなに変わりません。


プラスチック段ボール製のため、ドライバーやニッパーなどの工具を乱雑に入れるのはちょっと不安。
壊れたり穴があくといったことはなさそうですが、何らかの袋に入れてあげた方が良い気がします。

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