ミニ四駆GP2011東京大会レポート

※画像の圧縮率の指定が誤っていたため、画質がかなり悪くなってしまいました。
   ご容赦願います。
※今回は試験的に画像右下にウォーターマークを入れてみました。


2011年9月11日に東京の浅草ROX3スーパーマルチコートで開催されたミニ四駆GP2011に参加してきました。
1日目となる前日はジュニアクラス&小学生カップ、この日はオープンクラスとシャーシ限定クラスが開催されるという、ROXでは標準的な、そして最後のスケジュールとなりました。

来場者がかなり多く、エントリーシールは550人前後。(9時30分時点で450番前後)
状況によっては参加を締め切るといったアナウンスも行われるほど。
そのため、会場は自由に動き回れたり、芝の上に座れるスペースが少なくなってしまっていました。
また、会場内は気温や湿気が高く、人が多いこともあってか、かなり蒸し暑かったです。

まずはレース参加の手順など。

※画像をクリックすると拡大します


タイムスケジュールは下記のとおり。
   9:30〜11:30 オープンクラス、スーパーX/XX限定クラス一次予選
 11:30〜12:30 練習走行
 12:30〜14:30 オープンクラス、スーパーX/XX限定クラス一次予選
 14:30〜15:00 二次予選
 15:00〜15:30 コンクールデレガンス
 15:30〜16:00 決勝
 16:00〜16:30 お楽しみ抽選会
 
レース開始前の練習走行はなし。
昼の練習走行は一人につき一回。2周まで走行できました。

※画像をクリックすると拡大します

大会参加の諸注意。
特筆すべき点は無し。


前述したとおり、今日のシャーシ限定はスーパーX/XX。
オープンと比べるとやはり参加者はかなり少数でした。


今日のメインコース。
中央に見える高低差が激しいセクションが今回の鍵を握りました。
別角度から


奥からバーニングブリッジ型のレーンチェンジ、45度バンク、45度バンク。
二連続バンクはサマーGP2011秋田大会でも使われましたが、バーニングブリッジがセットになったのは、今まで記憶にありません。今回が初でしょうか。
2008年の年間チャンピオン戦のときに使用された30度よりも角度がキツいのに、これが波状攻撃で来るとは…。


さて、一つ一つ見ていきましょう。
まずはスタート地点。ここからストレート、90度コーナーに入っていきます。


コーナー直後には第一の関所、バーニングブリッジが。
5コースからスタートする方は、スピードが乗り切っていない中で突入。
ここからさらに、イジメとも言える猛攻にさらされます。


冒頭でも触れた二連続バンク。
見ての通り、バーニングブリッジに密着しているので、下りから助走なしで上りと、かなりハードなことになります。
しかも、バンク側はもっとも距離がある外側のレーンを走るため、半周しないうちから他のマシンに大きく差を広げられます。


5レーン以外のマシンはレーンチェンジ下の180度コーナーを一気に駆け抜け、45度のバンクに突入。


バンク同士が密接しているため、パワー不足のマシンはここでリタイアか超減速。
ここをいかに高速でクリアできるかが、勝負の分かれ目だったように感じました。


背面から。
やはり厳しい。


バンクから一気に降りて、スピードに乗ったところにデジタルカーブが。
勢いがついたところで、ガッツリとスピードが落ちます。
デジタルカーブ


デジタルカーブの後にドラゴンバック、二連続芝。
デジタルで減速しているため、いつもの怖さはありません。安全に通過。


そしてスロープへ。
ここも芝で減速しているため、いつもの驚異は無し。


上り→ストレート1本→下りという配置。
トラブルの発生率はバンクに次いで高かったとのことですが、いつもよりは格段に低い。


スロープの後もストレートが2本あるので、かなりの親切設計です。
その分、バンクの凶悪さが引き立つわけですが…。


最近の常連、2100カーブ。
後はストレート、90度コーナーでフィニッシュ。

ドラゴンバックやスロープ、それらの前後のセクションの配置も恵まれていたため、安定性はそれほど考慮する必要がなかったことから、完全なスピードレースになりました。
MSシャーシではマッハダッシュモーターPRO&超速ギヤ、大径マシンが多数。
それでもコースアウト率はかなり低かった印象を受けました。

ハードなコースであったため、走行中にパーツが外れてしまったマシンが大量発生。
タイヤ、ローラー、ローラーステー、モーター・ギヤカバーの順で多かったようです。


気温が暑く、湿度も高かったため、コース脇には扇風機が設置されていました。
下にある水を吹きかけると、ミストのように広がります。

お次は販売コーナーの紹介へ。


9月17日発売に先駆けて先行販売されたサンダーショットMk.II ピンクスペシャル。
再販品であるためか、先行販売品として明記されていなかったので、ウチではちゃんと紹介しておこうと思います。


こちらも9月17日に発売されるサンダーショットMk.IIブラックスペシャル。再販品です。

その他の主な販売品は以下のとおり。

【先行販売】
 ・シャイニングスコーピオン プレミアム(スーパーIIシャーシ)
  中身
 ・ハイスピードEXカウンターギヤセット
 ・カラーシャーシ
 ・ファーストトライ パーツセット
【限定販売】
 ・TRFワークスJr.パープルメタリック仕様 (※確認した時点では既に売り切れ)
 ・ブロッケンギガント+1ボディ
 ・キーンホークJr. パープルメタリック仕様
 ・キーンホークJr. レッドメタリック仕様
 ・アバンテMk.II ブルーメタリック仕様
【一般販売】
 ・イグレスRS
 ・マスダンパーセット(ヘビー・シルバー)、(ヘビー・ブラック)
 ・マスダンパーセット(シルバー)、(ブラック)
 ・HG アルミセッティングボード
 ・ミニ四駆、ミニ四駆PROキット各種
 ・グレードアップパーツ各種
 ・AOパーツ各種


ミニ四駆 72mm六角チタンシャフト(ITEM:94326)に付属していた、ビス止めのシャフトストッパーが再びジャンク販売。サマーGPのときと同じく100円でした。


ダンガンで使うため、2つゲット。

販売品は以上です。


櫻井さん曰く「異例のこと」という、未発売製品のサンプル品展示。
展示というほどちゃんとしたものではなく、販売コーナーの空き時間にひっそりと置いてあったような感じです。
右がテラスコーチャーRS、左が13mmオールアルミベアリングローラー。
ともに2011年10月29日発売予定。


テラスコーチャーRS(スーパーIIシャーシ)。
タミヤのサイトではわかりませんでしたが、ギヤカバーもホワイトのパーツが使われていますね。
ライジングエッジやスラッシュリーパーの影に隠れつつありますが、レーサーミニ四駆からのオールドファンにはこちらもソソるキットではないでしょうか。


13mmオールアルミベアリングローラー。
実際に手に持って触ってみましたが、アルミ削り出しなおかげでなかなか手触りも良く、通常の13mmボールベアリングのようにシールが剥がれる心配もないですし、強度もありそうでした。
ベアリングは520が埋めこまれていて、簡単に取り外しが出来ないようになっています。
購入後即脱脂…とか考えている方も多いでしょうか。


裏面…といっても、表裏同じ形ですね。
厚さは13mmと同じ。製品版ではローラーが2つ、ビス2本、スペーサー4枚がセットになります。
スペーサーは13mmボールベアリングに付属しているブッシュではなく、19mmベアリングローラーなどと同じ形。
したがって、AOパーツの「AO-1018 ベアリングローラー用スペーサー(20個)」が使用できます。 


キャラホビで発表された新マシン。
ミニ四駆PROの新マシン2台、ライジングエッジとスラッシュリーパー」と紹介されていましたが、額面通り受け取ると、スラッシュリーパーもMSシャーシなのでしょうね。


今日のレンタルマシンたち。
見るたびに装備が充実しているような…。


※クリックすると拡大します

会場の浅草ROX3スーパーマルチコートは建て替えのため、2011年11月より解体されます。
ミニ四駆のイベントでは10月16日のミニ四駆GPが最後です。
完了予定は2013年6月とのことで、その間、関東のミニ四駆イベントがどこで行われるのか気になりますね。
ホビーショーは幕張、オータムは品川だとして、年間チャンピオン戦はどうなるか。


次回のROXには参加しないので、ひと通り撮影しておきました。
改装工事ということで無くなるわけではないのですが、ちょっと寂しいです。

長い間、たくさんの思い出をありがとうございました!!

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