ミニ四駆GP2011年間チャンピオン戦東京大会レポート

※試験的に入れていたウォーターマークを入れるのをやめました。


2011年12月4日に五反田TOCで開催されたミニ四駆GP2011年間チャンピオン戦東京大会に参加しました。
今まで、東京のイベントでは浅草ROX-3 スーパーマルチコート、品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンがメインで、ホビーショーは幕張メッセといった流れでしたが、その一角である浅草が改装のためしばらく使用できなくなりました。
その代わりの会場に注目が集まっていましたが、どうやら東京五反田にあるTOCビルに落ち着くようです。

TOCとROXはまったく無関係ではなく、ともにホテルニューオータニ・TOCグループが経営しています。
TOCのサイトからROXへリンクが貼ってあるのはそのためですね。
ちなみに、TOCは「東京卸売りセンター」の略。


外観。
1970年開館というだけあり、なかなか歴史を感じる建物です。
中にはユニクロやABCマートなどの商業店舗だけでなく、郵便局なども入る複合施設となっています。
東急目黒線不動前駅から徒歩6分、東急池上線大崎広小路駅からは徒歩5分、JR五反田駅からは徒歩で8分。
五反田駅からは無料のシャトルバスが8分間隔で運行しています。


エントランスなどではミニ四駆大会の案内がなくわかりづらいですが、会場のグランドホールは13階にあります。
13階についてしまえばこのような立て札があるので、あとは迷うことはありません。


グランドホールといっても映画館や劇場のような大掛かりな施設ではなく、このように部屋で仕切られた催事場となっています。
ROXなど屋外の会場しか経験したことのない人にとってはちょっとしたカルチャーショック?
販売コーナーは後述しますが、写真奥の廊下に展開されています。


入り口にはこのような案内が。
他のホールでは別のイベントが行われており、「◯◯社××説明会」と書かれたものが置いてありました。


グランドホール内は人でごった返しています。
それほど狭い部屋ではありませんが、それでも500名以上の方が入ればこうもなります。
ちなみに、写真右奥が受付と車検。中央奥にメインコースが設置してあります。

オープンコースは残念ながら設置されず。
軽く試し走りしておきたかったのですが、仕方ありません。


メインの部屋に入りきれないのを予想してか、隣のホールも開放されていました。
こちらは広々としていて、ゆったりとセッティングに集中することができます。
ただし、メインのフロアとの移動は廊下を歩かねばならないことと、車検の呼び出しがわからないという諸刃の剣。
次回以降もこの部屋が使えるのであれば、オープンコースの設置や車検の呼び出し番号をこちらにも掲示するなどの改善を図って欲しいところ。


グランドホールに戻ってきました。
今回も司会進行をつとめてくださいました熊谷さん&櫻井さんの後ろには富士山がくっきりと。
富士山が見える会場でレースが楽しめるなんて、かなりの贅沢です。
午前中の途中にボードが落ちてしまったのを修正するため、カーテンが閉じられてしまったのが残念。

屋内の会場なので、暑さや寒さをダイレクトに感じなくて良いのはイイですね。
室内の気温が若干高めかなと感じましたが、冷たい風が吹く中での過酷な環境でないのはかなりありがたかったです。



レース参加の手順など。


※画像をクリックすると拡大します。


タイムスケジュールは下記の通り。
  9:30〜12:30 ジュニア、オープン、スーパーX/XXクラス一次予選
12:30〜13:00 お昼休み
13:00〜14:00 ジュニア、オープン、スーパーX/XXクラス二次予選
14:00〜14:30 決勝
14:30〜14:45 コンクールデレガンス
14:45〜16:00 ジュニア、オープン、スーパーX/XXクラス年間チャンピオン戦
16:00〜16:30 お楽しみ抽選会

今年の王者を決める年間チャンピオン戦が行われました。
その影響で、前のイベントはかなりタイトなスケジュールに。
練習走行なし、一次予選の午後もなしというのは仕方ありませんが、コンクールデレガンスはたった15分という…。
「短時間で目を引くインパクトがあるマシンがいいかも!」というアドバイスも飛び出しました(笑)。




※画像をクリックすると拡大します。

大会参加の諸注意。
これはいつも通りですね。

 



続いてコース紹介。


本日のメインコースです。
今年のラストを飾るビッグイベントだけあって、難関ぞろいです。
もはや恒例となった連続芝、デジタルコーナー、スロープ、ドラゴンバック、夏から常連に加わった2100カーブ、秋からは30度バンク、デジタルバンクと、一年の総決算といった感じでレイアウトが組まれました。


別方向から。
他の会場でも同じレイアウトが採用されるそうなので、静岡や大阪に参加される方の参考になればと思います。


スタート地点。
ここからストレートが2本。


そして襲いかかる30度バンク。
スタート直後にあるので加速が心配ですが、角度もキツくないですし、ここは難なく突破できるはず。


しかし問題はココ。
本日最もコースアウト率が高かった、バンク下り→上りスロープ→半ストレートの連続攻撃。
スピードに乗ったまま突入するスロープは鬼門どころではありません。


デジタルコーナーでターン。
ここを通り過ぎるときの「カコカコッ」という音が好きな方、挙手!
 →真横から


デジタルを通りすぎて下りスロープへ。
今日はここでのコースアウト率は低かったです。


前半から山あり谷ありの展開でかなり忙しいです。
マシンとしてはもう少しゆっくりしたいところでしょうが、そうは問屋が卸さない。


45度のバンク。
コーナー部分にはデジタルカーブが使われており、「デジタルバンク」と呼ばれていました。
ただでさえスピードが削ぎ落とされるデジタルカーブにバンクがタッグを組んだとなれば、パワーのないマシンにとってはたまりません。
ここをいかにして早く通過するかが、レースの展開に影響を与えたのは言うまでもありません。
ちょい横から

2011年12月4日 21時追記
バンクの角度を30度と記載していましたが、正しくは45度です。ご指摘ありがとうございました。
 

レーンチェンジはノーマルタイプ。
バンク直後に配置されているのが嫌らしいですが、コースアウトするマシンはほぼ無し。


後半戦。
もうちょっとだけ続くんじゃ。


ストレートからドラゴンバック、連続芝と続きます。
昔ほど猛威を振るわなくなったとはいえ、油断できないセクションであるのは間違いありません。
前述したスロープに続いてコースアウトするマシンが多かったです。


最後は今年の象徴とも言える2100カーブで決め。


動画を撮影しました。
一次予選のレースをいくつかと、スロープ、デジタルバンク、ドラゴンバックを定点撮影したものです。
HDでも観られますので、興味がある方はぜひご覧ください。


最後は販売コーナーなどを。


販売コーナーは廊下に展開されていました。
こじんまりとした印象を受けがちですが、実際はROXと同じかそれ以上の面積が使われています。


一般発売が12月10日から17日に延期されたスーパーアバンテRS(スーパーIIシャーシ)は、しっかりと並んでいました。
延期発表後も先行販売として売られたということは、昨年のマグナムのような不具合ではなく、純粋に数量を準備できなかったのか、戦略上の都合か、あるいは差し替えなどで簡単に修正がきくような類のものだったのかもしれません。


タミヤフェア2011で限定販売されたビクトリーマグナムスペシャルキット クリヤーブルー仕様が並んでいました。1365円。


中身はこんな感じ。
残念ながら、バンガードソニックプレミアムのクリヤーレッド仕様は見当たりませんでした。


特別販売のライトニングマグナム ブラックボディ。
背面に1999 TAMIYA、ランナーには19612の文字が刻まれていました。
105円。


先行販売など。
スーパーアバンテRSと同日に発売される予定だった60mm中空ステンレスシャフト、ブレーキスポンジセットが先行販売。
11月に発売されたHGカーボンマルチワイドステー(1.5mm)、HGカーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm)、17mmアルミベアリングローラー(ディッシュタイプ)の各色も一緒に並んでいました。


タミヤグッズとパワーチャンプ、ネオチャンプなど。

この中から、ライトニングマグナムと60mm中空ステンレスシャフトだけを購入しました。
今日はあまり散財せず。


12月以降のミニ四駆イベント。
 →パンフレット版はこちら。

12月10日 ホビーのまち静岡 ツインメッセ静岡
 ミニ四駆グランプリ2011年間チャンピオン戦・静岡大会(予選のみ)
12月11日 ホビーのまち静岡  ツインメッセ静岡
 ミニ四駆グランプリ2011年間チャンピオン戦・静岡大会
12月18日 大阪ビジネスパーク・TWIN21アトリウム
 ミニ四駆グランプリ2011年間チャンピオン戦・大阪大会
1月14日 五反田TOCグランドホール
 ミニ四駆ニューイヤーグランプリ2012
1月15日 五反田TOCグランドホール
 ミニ四駆ニューイヤーグランプリ2012



2012年のレギュレーションと大会開催クラスについて。
 →パンフレット版はこちら。

2012年レギュレーションについて
 ●公認競技会規則の追加・変更はございません。
 ●2011年大会特別ルールを引き続き 2012年も採用いたします。

2012年大会開催クラスについて
 ●ジュニアクラス
   レギュレーションの追加・変更はございません。
 ●オープンクラス
   レギュレーションの追加・変更はございません。
 ●シャーシ限定クラス
  ・大会開催シャーシ
    VSシャーシシャーシ
    スーパーX/XXシャーシ
    スーパーIIシャーシ
    スーパー1シャーシ
 ・年間チャンピオン戦ではシャーシ別に優勝者を決定します。
 ・複数のシャーシで出場権を獲得した場合、
    各シャーシクラスへのチャンピオン戦に出場が可能です。

 
シャーシ限定クラスにスーパー1が加わりました。
スーパーIIという後継シャーシを出しておきながら、Xと同じようにスーパー1/IIシャーシ限定としなかったのは、何か新しい展開があるということでしょうか。
夏からFMやスーパーFMの強化シャーシを出していたので、てっきりFM系シャーシ限定が来ると、密かに予想していたのですが、どうやらハズレだったようです…。

また、あまりにナチュラルすぎて見逃しそうになりましたが、来年も年間チャンピオン戦が開催されるようです。
来年もミニ四駆は続いてくれるようで安心しました。

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