ミニ四駆GWGP2012東京大会レポート


2012年4月22日に品川シーサイドで開催されたミニ四駆GWGP2012東京大会に参加してきました。
当日は気温が低く、ときおり小雨もパラつく天気で、4月も下旬にさしかかったというのに冬のような体感。
レーサーにとってはなかなか過酷な環境でした。


品川シーサイドは屋外ではありますが、雨天決行という嬉しい配慮がされた会場です。
そのかわり、今回のように雨天の際は、いつも使用されるオーバルガーデンではなく、イオン1階入り口前に場所を移しての開催となります。
屋根がついているので雨が直撃することはありませんが、風が吹くとコースの方にふりかかってくるのが欠点。


ピットはコースの周囲やオーバルガーデンを囲むようにスペースが用意されました。


いつも使っている聖地(?)、オーバルガーデンはこのように閑散としていました。
最寄り駅であるりんかい線の品川シーサイド駅からあがって、周囲を見渡してもミニ四駆のコースの気配が全く無くてわかりづらいです。
せめて立て札などを設置して、入り口1階へ案内してほしいところ。



レース参加の手順など。


※画像をクリックすると拡大します。


タイムスケジュールは下記の通り。
  9:30〜12:30 オープン、スーパー1シャーシ限定クラス一次予選
12:00〜13:00 お昼休み
13:00〜15:00 ジュニア、オープン、スーパー1シャーシ限定クラス一次予選
15:00〜15:45 二次予選
15:45〜16:15 コンクールデレガンス
16:15〜16:45 決勝
16:45〜17:00 お楽しみ抽選会
 
参加者は600人を超えるほどの大盛況でした。
午前中に二次予選へ進出できなかったレーサーも、午後にもう一度行われる一次予選へ再挑戦できます。
もちろん、二次予選や決勝の観戦や、コンクールデレガンス、お楽しみ抽選会への参加も可能なので、一日中楽しめるイベントとなっています。


※画像をクリックすると拡大します。

大会参加の諸注意。
特筆すべき点はありません。


今回のシャーシ限定はスーパー1シャーシ限定クラス。
初開催ということもあって、このように使えるギヤと組み合わせをわかりやすく掲示していました。



コース紹介にうつります。


今回のメインコースはこちら。
スロープ、2100カーブ、芝、ノーマルタイプのレーンチェンジと、近年ではオーソドックスなセクションが並びます。
最近では珍しくデジタルカーブが配置されませんでした。
  →正面から


別角度から。
大きな特徴である空中回廊上での2100カーブが存在感あり。
「設置が大変だった」とのコメント通り、橋桁が気を使って配置されているように感じます。


ここからは各部を細かく見ていきましょう。
前半戦はスタートからストレート3本の後、180度コーナー、ストレート3本、180度、スロープ上りと続いています。


最初の180度コーナーは立体交差の横にあるので、スタート位置からは見えにくくなっています。
ちゃんと自分のマシンが戻ってきているのかハラハラ。


180度を過ぎるとストレート3本、再び180度コーナーでターン。
直後のスロープを上がっていきます。
アイガーではなくノーマルのスロープなので、コーナー直後とはいえスピードがあまり落ちずに走り抜けます。
それゆえに、今回もっともコースアウトが多かったポイントとなりました。


スロープを上がるといわゆる「空中回廊」へ。
上り直後はストレートが1本しかなく、すぐに90度コーナーという配置はなかなか厳しい。


ストレート2本、90度、そして2100カーブ。
ここらへんはマシンのスピードがモロに出てくるとことなので、間近で見ると迫力があります。
スタート位置からは見えにくいので、自分のマシンでその興奮を味わえないのが悔しい。


2100からの下り。
カーブが緩い分、スピードが出たまま下りに入るので、ここもマシンの安定性が試される危険ゾーンです。


スロープを下るとストレート1本、90度と続きます。
上りスロープからの鋭さと滑らかさをあわせもったレイアウトと、そこをマシンが駆け抜ける瞬間はかなり心に来ます。
そこまで思っておきながら、なぜ自分は動画を撮らなかったのだろう…。


後半戦。
高低差がほぼないので、一気に駆け抜けるのみ。


二連続芝セクション。
振り込んだ小雨のせいで、多少ウェットな感じに。


レーンチェンジはノーマルタイプ。


最後は2100、ストレート、90度でシメ。

前述したとおり、レイアウトとしては突飛なものではなく、むしろオーソドックスです。
しかしながら、その配置が時にやさしく、時に厳しく。
特に上りスロープとその前後は飴と鞭をうまく使い分けたような組み合わせになっており、多くのマシンをその毒牙にかけていました。

ちなみに、スーパー1シャーシ限定クラスの参加者はオープンと比較するとかなり少なめ。
とはいえ、今回の単発ではなく、今後も行われるということなので、スーパー1をお持ちのレーサーは、競争率の高いオープンよりもこっちを狙ってみるのも手かもしれませんね。


オープンコースはメインコースの横に設置されました。
いつも以上にコンパクトで、何の仕掛けもないレイアウトでした。



次は販売コーナーの紹介です。 


一般販売の5月26日よりも一ヶ月以上先行販売されたセイントドラゴン プレミアム (VSシャーシ)。
「聖龍」ことセイントドラゴンJr.が発売されたのは1989年10月ですが、流線型のエアロボディは今でも古臭さをまったく感じさせない洗練されたデザインです。


バンキッシュ クリヤースペシャル(ポリカボディ)。
こちらも一般販売は5月26日。


スーパー1シャーシ(オレンジ)。
近年は新マシンが出ていないスーパー1シャーシの限定カラーであることや、一般販売は4月28日ということもあってか、一週間後には手に入ることもあってか、セイントドラゴンやバンキッシュと比べると動きは鈍かったです。


スーパー1シャーシ(ライトブルー)。
オレンジと同時発売。


限定販売のサンダードラゴン プレミアム (VSシャーシ) シルバーメッキ仕様。
1365円と高価であるにも関わらず、かなりの勢いで売れていました。


ダッシュ1号・皇帝(エンペラー) (MSシャーシ)のブロンズメッキ仕様。
見本のみこのように置いてあり、このキットと後述する2つのみ、買いたい人はスタッフの方に言って出してもらうといった形式でした。
一人一個までという個数制限を守らない人が多いためでしょうか。


ダッシュ01号・超皇帝(スーパーエンペラー) (MSシャーシ) ブロンズメッキ仕様。


アバンテMk.III アズール ブロンズメッキ仕様。


3月24日に発売されたゼンキッシュ プログレス (VSシャーシ)。
アゼンテ、ホライゼンの発売中止が決まったため、唯一のプログレス前マシンとなりました。


3月17日に発売されたトライダガーXX クリヤースペシャル。


またしてもミニ四駆 72mm六角チタンシャフト付属の、ビス止めのシャフトストッパーが。

4月21日に発売されたダークブルーローハイトタイヤ&シルバーホイールセット(フィン)と、レッドローハイトタイヤ&ダークシルバーホイールセット(ディッシュ)は売り切れてしまったのか見当たらず。
買おうと思っていたのに。


仕方が無いので、ローハイトタイヤ&ワンウェイホイールセットを購入して、物欲ゲージを抑えることにしました。




※画像をクリックすると拡大します。


今後の予定はタミヤのサイトで既出のものでした。

4月28日
 ミニ四駆ジュニアカップ・トレッサ横浜杯2012[春]
4月30日
 ミニ四駆ゴールデンウィークグランプリ2012 大阪大会
5月6日
 ミニ四駆ゴールデンウィークグランプリ2012 鈴鹿大会
5月19日 ・20日
 ミニ四駆ジュニアカップ2012 静岡大会
6月17日
 ミニ四駆グランプリ2012 東京大会


参加された皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした!!

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