ミニ四駆GP2016 SPRING 東京大会1レポート

2016年3月20日に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催された、ミニ四駆グランプリ2016 SPRING 東京大会1に参加してきました。
NEW YEARに続く公式大会となるSPRING。
2月28日の熊本大会を皮切りに、3月13日北海道大会、3月20日東京大会1、4月3日大阪大会、4月17日岡山大会、4月29日鈴鹿大会、5月4日愛媛大会、そして、5月29日の東京大会という日程です。


会場はおなじみ、品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデン。
前日の昼過ぎまで雨が降っていましたが、何とか雨が上がってくれ、前日のうちにコースが設置できたようです。
この日は朝から曇り空で強風が吹き付けてきて、体感気温もかなり低め。
厳しいコンディションかと思われましたが、昼に向けて晴れ間が見え、穏やかなお天気になってくれました。

定員は3,800名。
東京ビッグサイトで開催された、ジャパンカップ2015東京大会3と同数で、
昨年のSPRING東京大会1からは、なんと1000人増という規模です。

自分は8時すぎに会場へ到着し、エントリーシールをもらうまで約30分ほど。
番号は2,200番台でした。
ニューイヤーと同じくらいの参加者数でしょうか。


コースは今回も3面運用。
写真手前左がAコース、右がBコース、奥がCコース。
ABがオープン、Cコースはジュニア&ファミリーが午前中、午後はオープンというのもいつもどおりです。
司会進行は櫻井なるさんとMC GUY。
そして、MCガッツが今年の東京大会では初登場。

冒頭に書いたとおり、この日は強風でした。
そのため、車検看板(車検場にある、受付番号が貼られた黒いボード)とオープンコースは設置されず。
エントリーの呼び出しは、アナウンスとミニ四駆のTwitterにて確認して欲しいとのことでした。
車検場入口にはいつもどおり、エントリー番号が貼られていたこともあり、大きな混乱はなかったように見受けられます。
 

●参加ガイド
 


※画像をクリックすると拡大します。

参加ガイド。
エントリーシールと一緒にもらえるA4のペーパーです。
レースに関する注意事項やスケジュール、販売コーナーなどの情報が記載されています。

裏面はこちら。


●コース紹介




今回のコース「STEP CIRCUIT 2016」。
全長177mと、NYの2016ライジングサーキットより5m長くなっています。
ライジングサーキットの各セクションを形を変えながら取り込んだような印象を受けます。


30度バンクと45度バンク。
レーンチェンジもバーニング20が使われており、ライジングサーキットほど矢継ぎ早に来ることはりませんが、
今回のコースも隙あらばアップダウンを入れ込んできます。


コース最大の危険ポイント、スプリングホップ。
スロープではなくアイガーが配備されたせいで、難易度が大幅にアップしました。

それでは、各セクションを見ていきましょう。


スタート&ゴール。
3本と短めなストレートから、すぐにコーナーイン。


クイックターン
90度コーナーと45度バンクコーナーの組み合わせで、いきなり体力を削りに来ます。


横から。
ピンでの登場なので、ライジングサーキットほどの威圧感はありませんが、
多くのマシンがここでスピードを落としていました。


クイックターンを越え、ストレート1本から90度コーナー。


ストレート1本後にミラージュバンプ…という名のドラゴンバック。
こんなの平気平気…と思いきや、


このセクションの恐ろしさはバンプではなく着地。
ミラージュバンプ後は、半ストレート、30度バンクコーナーが密集しています。
ライジングサーキットでは1本分あったストレートが、半分に減らされてしまい、より着地ポイントがシビアになりました。
しかしながら、レーサーたちがしっかりと対策をしてきたのか、蜃気楼のかなたに消えていくマシンは多くありませんでした。


30度バンクを下ると、スピードに乗ったまま90度コーナー。


そして、このコース最大の難関、スプリングホップです。
アイガー上り、ストレート1本、すぐに左90度コーナー、半ストレート、右90度コーナー、アイガー下りからなるアップダウンセクション。



ライジングサーキットのときはスロープでしたが、角度があるアイガーなので、カタパルトのように勢い良くマシンが飛びやすくなっています。
しかも、バンクの直後でスピードが乗っているのも危険度マシマシ。


アイガー後の着地はストレート1本。
いかに跳ねないか、スピードとの両立が難しいです。


連続コーナーで揺さぶりをかけ…


下りスロープへ突入。
上ってから揺さぶり、そして急降下と、スピードが出ているマシンほどコースアウトの危険が高い難関です。


別角度から。
かなりの高低差。かなりの落差。


横から見ると、急に床がなくなったように見えます。


スプリングホップを通過し、半ストレートからレーンチェンジへ。
レーンチェンジは昨年のSPRINGで初登場した、バーニングチェンジャー20
ライジングサーキットの60と比べると登頂が厳しいということはなく、勢いでコースアウトするマシンもほぼ無し。


別角度から。


最後はS from S
シャレた名前がついていますが、連続S字です。
危険度ゼロ。


180度ターンでゴール。
お疲れさまでした。


コースアウトポイント


今回のコースアウトポイントは、スプリングホップ。
両端のアイガーがマシンに牙をむきました。

まずはアイガー上り。
ストレート1本という限られた着地範囲の中から、いかに安全な位置で着地できるか。


ジャンプしすぎてカタパルト状態になったり、着地時できてもバランスを崩してしまうとアウト。




ストレートの後半までジャンプしてしまうとすぐにコーナーへ入るので、
マシンへかかる負担が大きく、横転しやすいです。


アイガー下りも気を抜けません。



少しでもスピードが出ていると、アイガーの斜面にタイヤは接地せず、マシンがジャンプする感じになります。
ここを抑えるのは難しいので、着地しても跳ねないようにしたいところ。

飛距離を抑えようとブレーキに頼るとバンクに足を取られてしまうので、このさじ加減が難しいですね。
見た目以上に手強いコースです。


そうそう、コレに触れるのを忘れていました。
ガムテで地面に貼り付けられた棒。
上の写真でもところどころに写っているので、気になっていた方もいらっしゃるかと思います。
コースアウトしたマシンがあっちこっちに走り回らないよう、ストッパーの役割をしてくれるものなのです。
今日のレースでも、コースアウトしたマシンをしっかりと止めていました。
地味ながら堅実な仕事をしてくれる、頼れる相"棒"というわけですね。

●販売コーナー



今回もエントリーシールの番号で入場制限がありましたが、11時前には自由に入場できるようになっていました。


HG カーボンフロントステー(1.5mm) フルカウルミニ四駆20周年記念、 HG カーボンマルチワイドステー (3mm)、 HG カーボンリヤステー (3mm) 、ジャパンカップ 2015 ロゴステッカーセット。


タミヤロゴステッカー (モノクロ)、(透明)、 (ゴールド)、 (シルバー) も。
400円くらいかと思ったら、200円なのね。今度買おうかな。


限定キットも販売。
といっても、おなじみの顔ぶれです。


フレイムアスチュート レッドメタリック


フェスタジョーヌ ゴールドメタリック


シャドウシャーク レッドメタリック


ブラストアロー クリヤーブルースペシャル


アビリスタ クリヤーパープルスペシャル


スラッシュリーパー クリヤーオレンジスペシャル


スーパーアバンテ ブラックスペシャル


爆走兄弟レッツ&ゴー!! RETURN RACERS!! のZウイングマグナム ゴールドメッキキット、クリアファイル特典付きver. も販売されたようですが、9時前には売り切れてしまったようです。


色々なお店で普通に購入できるので、プレミアがつくような印象はありませんが、
限定Ver.は本当に初回限定で、増版がかからないそうです。
(よくある「皆様の期待に応えて再生産!」とかができないらしい)
定価ベースで2500円とかなり割高な感じがしてオススメしづらいところもありますが、
迷って後悔してしまうくらいなら、今のうちにゲットしてしまった方が良いかも。

●その他


お楽しみ抽選会の景品たち。

ラインナップは以下。

・ミニ四駆キャリーピット
・スラッシュリーパーボディ(レッドメッキ)
・シューティングスター(MS)ゴールドメッキ
・ホットショットJr.(MS)ボディ(ブラック)
・コンカラーJr.ボディ
・MSシャーシ(イエロー+ブラック)
・VSシャーシ(オレンジ)
・ドライバー人形
・ポールキャップ(パープル)
・大径バレルタイヤ(イエロー)
・ダンガンレーサー ラリーブロックタイヤ(金ラメ)
・ラジ四駆ナット止めホイール
・小径ナローホイール(ブラックメッキ)
・大径ナローホイール(ブラック)
・大径ワンウェイホイール(ブルー)
・レーサーズBOX用ショルダーベルト


レポートは以上です。
参加されたレーサーの皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。
そして、撮影時に気を遣ってスペースをあけてくれた方、ありがとうございました!
 



以下、個人的な感想。

この前参加したステーションのレースでの敗戦がかなり悔しかったので、リベンジに燃えていました。
正直な話、一次予選突破の自信があったのですが、結論から言うとさっさと敗退…。

スタートしてクイックターンに入ったころからマシンを見失って、いつの間にかコース外に置かれていました。
観戦していたあさがや氏によると、ミラージュバンプからのバンクはうまく行ったようですが、
アイガーの下りで横転しながら滑降していったとか。
スタート直後から他のマシンをブッちぎって、コースアウトしたころには3レーンほど差をつけていたそうなので、
おそらく、アイガー上りで飛びすぎてバランスを崩して、そのまま斜めったのでしょう…。
ギヤの噛みあわせが気になって、会場で調整したのですが、うまく解消されて思った以上にスピードが出てしまったようです。

一方のあさがや氏。
割と近くに並んでいたそうですが、全然気づきませんでした。

午前中はおもむろに3mmのカーボンステーを2袋も開封。





さっそく装着するも、「今日はこのマシン出さない。」と。
出番がないサブマシンの方が金かかっているのではなかろうか。
さらに昼食で「担々麺と半チャーハンのセット。半チャーハンは大盛りで。」と訳の分からないオーダーをして、
店員さんを困らせた時点で、今日の敗北は見えていたかに思われました。

しかし、レースではトップのスピードで走行、ライバルが次々とコース外に消える中、安定した走りをし、
もはや勝利が見えたかに思われた4周目の上りアイガーで爆裂魔法を放ち、コース外に消えていきました。
あと少し着地が手前だったらと悔やまれるところですが、過去に類を見ない(あさがやらしくない)走りで興奮しました。

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