2012年10月14日に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催されたオータムカップ2012東京大会1に参加してきました。
ジャパンカップ2012と同じく、開幕戦はここ品川の地が選ばれました。
秋晴れの中、堂々のスタートといきたかったところですが、朝から嫌な曇り空。
降水確率は20%〜30%と表示されていましたが、果たして…。
さすがに規模が違うのでジャパンカップほどの来場はありませんでしたが、それでもエントリーシールは約1100番まで配布。(自分が最後に確認したのは1079番)
4桁の大台突破と、まだまだ勢いは止まりそうもありません。
今回もUstreamで生中継されました。
MEGAWEBではMacBookProを使用していましたが、今回はいつものHP製ラップトップが活躍。
今日はイレギュラーに販売コーナーから紹介。
まずは先行販売から。
10月17日に発売されるブラックストーカー(ローラー用13mmボールベアリング4個付き)とレイホークガンマ(ローラー用13mmボールベアリング4個付き)が、ホビーショーに続いて先行販売。
11年ぶりの復活!ということで、懐かしさに目を細める方を結構見かけました。
13mmボールベアリング4個とのセットを考えると定価ベースでお得ではありますが、やはり1470円という金額ですし、あまり動いていませんでした。
→このキットの詳細はホビーショーのレポートにて
こちらも先行販売。
パーツケースセット ミニ四駆オータムカップ2012モデルです。
スモークのケースとエアロサンダーショットが描かれたオータムカップのロゴが物欲をそそり、ついつい購入してしまいました。
なお、一般販売は11月10日。
13mm オールアルミベアリングローラー(ブラック)。
10月27日発売予定です。
→これらの詳細もホビーショーのレポートにて
続いて限定販売。
オータムカップ会場限定商品 ARシャーシFRPフロントワイドステー オータムカップスペシャル。
タミヤのサイトには限定販売品として書かれていなかったものです。
いわゆる「※限定販売アイテムは事情により変更になる場合があります」でしょうか。
ITEMナンバーは94919。定価340円。
オータムカップ会場限定商品 ARシャーシFRPリヤワイドステー オータムカップスペシャル。
こちらもタミヤのサイトには記載なし。
ITEMナンバーは94920。定価380円。
タミヤのロゴとAUTUMN CUP 2012の文字がプリントされています。
限定キットのスーパーセイバー オープントップ シルバーメタリック仕様。
1575円。
シルバーメッキのボディとブルーメッキのホイールの限定キットです。
その他の主な販売品は下記のとおり。
・キーンホークJr.(MSシャーシ) パープリメタリック仕様
・桃井はるこ Special Ver.2 ホットショットJr.ゴールドメタリック仕様
・ジャパンカップ会場限定品がオータムでも
・レッツ&ゴー!!、ダッシュ四駆郎スペシャルキット
・ソフトローハイトタイヤ&カーボン強化ホイールセット(5本スポーク)
・タミヤグッズ、AOパーツ、キット、グレードアップパーツ各種
ホビーショーで展示されたエアロサンダーショット、ライジングエッジ ブラックスペシャル、スラッシュリーパー レッドスペシャルの3台が出張してきました。
やはり、注目度ナンバー1はエアロサンダーショット。
オータムカップ2012のリードマシンなので、ここで先行販売されなかったのは非常に残念。
販売コーナーのレジに置いてあった、オータムカップのポスター。
タミヤのサイトやホビーショー会場のポスターなどでは伏せられていたナイアガラスロープver.2が取ってつけたように明るみになっています。
この違和感がなければ見逃すところでした。
続いてレース、コースの紹介。
※画像をクリックすると拡大します。
参加ガイド。
裏面は大会参加の諸注意になっています。
スケジュール
8:00 受付
9:20 競技説明
9:30 オープニング
9:40 オープンクラス、ジュニアクラス一次予選(午前)
12:30 お昼休み
13:00 オープンクラス、ジュニアクラス一次予選(午後)
15:20 オープンクラス、ジュニアクラス二次予選
15:30 コンクールデレガンス(二次予選と同時進行)
16:00 オープンクラス、ジュニアクラス決勝戦
16:45 お楽しみ抽選会
17:00 終了
オータムカップで使用されるコース「ウルトラサンダーサーキット2012」の全景。
定員1200人ということで、ジャパンカップのときと同じく、同一レイアウトのものを2面敷いて同時進行されます。
→左側コースのアップ
全長203メートルの超ビッグサーキットが日本全国を巡回します。今回のポイントはバックストレートに設置される、ナイアガラスロープ Ver.2(バージョン2)。ジャパンカップ2012で登場したスペシャルセクションがアップデートした姿で再び登場!さらに20°・20°・30°・45°のバンクで構成された、雷の形をイメージした4連サンダーバンクセクションがファーストコーナー後に現れるぞ。
(タミヤの説明資料より)
クセモノは4連サンダーバンクセクションと、
ヘルクライム、クリヤーブリッジ、そして新セクションであるナイアガラスロープver.2。
ジャパンカップで多くのレーサーを絶望の淵においやったナイアガラスロープがver.2となって登場しました。
それでは、各セクションを見ていきましょう。
まずはスタート地点。
ここからダッシュを決めたいところではありますが…
すぐに直角コーナーへ。
そしていきなりの4連サンダーバンクセクションがマシンを揺さぶってきます。
→別角度から
まずは20°のバンクカーブ。
もういっちょ、20°バンクでターン。
まだまだ続く。
今度は角度が上がって30°のバンクカーブ。
最後は45°でシメ。
直角である90°の半分なので、なかなかの急角度。
ここを超えられないで止まってしまったり、連続バンクでバランスを崩してコースアウトするマシンも。
別角度から。
パワー不足のマシンはいっきに差をつけられてしまう、見た目以上に恐ろしいセクションです。
三国藤吉もびっくりの雷っぷり。
サンダーバンクセクションの次はダブル芝セクション。
この芝がなかなかやってくれます。
小径のマシンや低い位置にパーツをつけているマシンが足をとられるのはもちろん、バンクからのスピードを削ぎ落とされて、次にひかえるヘルクライム登頂の体力を奪ってきます。
上位のマシンは逆にこれをうまく利用して、ヘルクライム突入前に適度にスピードを落として、コースアウトの危険性を抑えていました。
→バンクから芝へ
→芝からヘルクライムへ
ジャパンカップに続いて難関のヘルクライムがやってきました。
→逆方向から
→正面から
実は要注意ポイントとされていたナイアガラスロープver.2よりも、このヘルクライムでのコースアウトが最も多かったのです。
おそらく今回のレースでのコースアウトの8〜9割はここでしょう。
ここを走行中の様子を定点撮影しましたので掲載させていただきます。
ャパンカップでは今回ほど猛威を振るっていなかった印象ですが、マシン全体のスピードがかなり速かったためか、餌食になるマシンが次々と…。
ヘルクライムのヘルクライムたる所以を世に知らしめました。
クリヤーブリッジ。
こちらもジャパンカップのウルトラエアロサーキット2012からの続投です。
Twitterでおかしなことを書いてしまいましたが、このセクションの長さは変わっていません。
何を書いていたのか自分でも(略
橋を渡ると、いよいよ注目の「ナイアガラスロープ ver.2」が見えてきます。
着地面が平淡ではなく前傾に。
傾斜角が37度から23度へとなったほか、全長が120cmから240cmと2倍になりました。
色々な角度から見ていきましょう。
ジャパンカップのナイアガラスロープとは違い、傾斜が緩やかになっているおかげか、コースアウト率が大幅に低くなっていました。
クリヤーブリッジから急に足場がなくなるような落ち方ではなく、スピードが速いマシンでも緩やかに降下できていた印象です。
誤解を恐れず言うとすれば、「大きなアイガー」「巨大なスロープ」でしょうか。
ナイアガラver.2を通過し、一気に終盤へ。
→正面から
デジタルカーブ。
レーンチェンジはバーニングブリッジ。
幾多のバンクとヘルクライム、ナイアガラを突破したマシンなら楽勝ですね。
後はゴールを目指して走るだけ。
ナイアガラver.2がそれほどの脅威ではないためか、マシンのスピードはジャパンカップの比ではありませんでした。
ジャパンカップの時以上に、「なぜこんな速いマシンがこんなに安定しているのか?」と思うことが多く、非常にハイレベルなレースでした。
初心者や中級者は完走できるかもしれませんが、上級者の走りが半端ないので、まったく通用しないでしょうね…。
と言う反面で、ほぼノーマルのエアロアバンテで一次予選を突破したレーサーがいたり、やはりレースは何が起きるかわかりません。
ジャパンカップ、オータムカップと立て続けにナイアガラが来て、年間チャンピオン決定戦では1コースに2つのヘルクライム&ナイアガラが来る可能性もありそうですね…。
なんて不吉なことを言ってみたり。
冒頭で空模様の話をしましたが、不安が的中。
午後になって雨がぱらついてきました。
コースを拭きながらレースは継続。
アクリルで出来ているクリヤーブリッジは、水滴が目立ちます。
このバッドコンディションで、普段なら突破できるような箇所でタイヤが滑って横転したり、芝が重くなってマシンのスピードをいつも以上にそぎ落としてきたり、ローラーがフェンスに噛まなくなったり…。
バンクで滑り、ヘルクライムで滑り、クリヤーブリッジの着地で水がはね、レースは大荒れ。
13時30分すぎから雨足が強くなってきて、午後の一次予選の途中で一時中断へ。
協議中の様子。
今後どうするか話し合っているのでしょうか。
雨が止むことを祈りつつ、タミヤのスタッフの方達はコースを拭いていました。
しかし、雨はどんどん強くなり…。
コースには水たまり、F-1風に言うと「川」が出来てしまいました。
誰もいない車検場。
「雨は必ずやむ。
それまでは少しでもコースに水が貯まるのを防ごう!」
という話があったのか、ビニールで防護することに。
このビニール、有りものではなく、透明のポリ袋をカッターで切断したものです。
この機転はさすが。
全体にビニールが覆いかぶされました。
→スタート地点
→4連サンダーバンクセクション
→ダブル芝セクション
→ヘルクライム
→ナイアガラスロープ ver.2
→デジタルカーブからバーニングブリッジ
Ustream中継は雨の中でも継続中。
中継を切らさぬようにと、ビニールを被ってまでPCを操作してがんばっています。
プロです。
動画の「雨よやめ!」のタイトルは胸が熱くなりました。
14時15分ごろ、みんなの願いが通じたのか雨が弱くなりました。
そしてレース再開が発表。
ビニールを取り外し、コースを拭いて、各所をチェック。
スタッフ、レーサー関係なく、一丸となって作業を行いました。
自分も微力ながらビニール剥がしと雑巾がけを手伝いましたが、何というかこういう一体感は心地いいですね。
「では、レースを再開します!」
ガッツの宣言と共に大きな拍手が沸き起こりました。
みんなで磨いたナイアガラ。
どんなに綺麗になってもヘルクライムの憎たらしさは変わりませんでした。
その後、何度か雨が強くなりましたが、コンクールデレガンスも二次予選、決勝レースもすべてほぼ予定通りに終了。
中止という判断もあったと思いますが、レースを継続してくれたのは心を打たれました。
皆様、本当にお疲れ様でした&ありがとうございます!!
雨でのレースだったので、各パーツのサビにはご注意を。
このテンションで紹介するのも何ですが、最後にイベント情報など。
※画像をクリックすると拡大します
オータムカップ2012。
次週は大阪大会です。
※画像をクリックすると拡大します
ラジコンホビーショー。
タミヤは出展しますが、ミニ四駆はなさそうです。
一般公開日は10月28日、業者招待日は29日。すみだ産業会館にて。
→会場配置案内
ジュニアニュース vol.146。
表紙はエアロサンダーショットとエアロアバンテのREVコンビですが、中身はライジングエッジ ブラックスペシャルがメインです。
終わり