ミニ四駆公認競技会規則が改訂。部品の原形特定、マスダンパー、バンパーやサイドガードの明確化

ミニ四駆の公式レースで採用されている公認競技会規則(レギュレーション)の改訂が発表されました。
http://www.tamiya.com/japan/cms/serviceregulation/410-regulation.html

変更箇所は以下のとおり。

1.競技車
3.競技車の車体寸法
(変更前)
・マスダンパー:取り付け位置は、前後ガイドローラーの中心軸を結んだ線より内側に、部品全体が収まるものとします。
(変更後)
・マスダンパー:回転するマスダンパーウエイトの取り付け位置は、前後ガイドローラーの中心軸を結んだ線より内側に収まるものとします。

バンパーやサイドガードおよびシャーシ本体に部品を追加延長する場合以下の様に規制があります。
バンパーとサイドガードの定義について
『バンパー』とはMSシャーシの「フロントユニット」「リヤユニット」から「バンパーレスユニット」相当部分を除いた部位とします。MSシャーシ以外では前(後)ギヤボックスより前(後)にあるシャーシ部位を『バンパー』とします。
また、『サイドガード』とは前輪と後輪の間にあり、シャーシ本体より外側に突出した部位を『サイドガード』とします。

規制を受ける範囲などについて
・タイヤ外側を囲む事は認められません。
・フロントバンパー:前輪中心軸より前方に限る
・リヤバンパー:後輪中心軸より後方に限る
・サイドガード:前輪後端から後輪前端までに限る
・シャーシ本体
前輪中心軸より前に追加延長した部品はフロントバンパーと同じ範囲に限る
後輪中心軸より後ろに追加延長した部品はリヤバンパーと同じ範囲に限る
前輪と後輪の間に追加延長した部品はサイドガードと同じ範囲に限る

ただし、タイヤ上空および内側を通る追加部品の規制はありません。


6.改造
(変更前)
3. 部品の加工は、穴あけや切断など原形に追加工作を施すものに限り認められます。
(変更前)
3. 部品の加工は、穴あけや切断など原形に追加工作を施すものに限り認められます。(注1)
(注1)ただし原形が特定できることを必要とします。


といった感じです。
マスダンパーの取り付け位置やバンパー、サイドガードについては定義が曖昧なところがあって、穿った見方をすると人により解釈が分かれるととられかねないところがあったので、この文言と説明図でより厳格化されました。
こちらは特に大きな影響はないと思われます。

いわゆる「改訂」にあたるのは、部品の加工について。
今までは元々のパーツが何なのかわからないほどの加工でもOKな感じでしたが、これにより場合によってはアウトととられかねない懸念も出てきました。
とはいえ、個人的にはココの文言はそういう自由な発想、加工を封じるのが目的ではなく、社外品の排除にあると思っています。
たとえば、いわゆるペラタイヤを見て、何のタイヤを削ったのかわからない!アウト!などという話にはならないはずです。
普通のレーサーはタミヤ製品を使ってレースに出ているでしょうから、こちらも大きな問題にはならないと考えます。

気になる適用日ですが、探してみても見当たりませんでした。
1月11日のミニ四駆GP2015NY掛川大会の[開催クラスとルールについて]に、まもなくご案内と謳われておりますので、この大会からかなと推測されます。

このエントリーをはてなブックマークに追加