ミニ四駆とは?ミニ四駆をはじめよう!

ミニ四駆って何?
ミニ四駆とは、田宮模型が世に送り出す、四輪駆動モーターレーシングホビーである。
シャーシにモーターにギヤとシャフト、タイヤ、バッテリーが組み込まれ、その上にボディが載せられたシンプルな構造だが、その絶妙な配置と奥の深いギミックは天才的。
元々は外で走らせるためのものだったが、手軽かつ安価に楽しめるレーシングホビーとしてコロコロコミック誌上で紹介され、一大ブームとなる。

ミニ四駆の醍醐味は改造である。
グレードアップパーツと呼ばれる様々なチューンナップアイテムを追加したり、ボディやシャーシに加工を加えることで、世界に一台の、自分だけのマシンを作ることが出来る。
こうして年々進化を続けるミニ四駆は、発売されて10年以上経過した今でも幅広い年齢層に支持されている。

そして2007年。
PC用オンラインゲーム「ミニ四駆オンラインレーサー」がβリリースされました。

ミニ四駆の種類
ミニ四駆はシリーズは数多くのシリーズが発売されている。
ここではほんの一例を紹介。
もう少し細かい表は以下をご参考のこと。
ミニ四駆マシンリストミニ四駆パーツリストミニ四駆歴史年表

ミニ四駆シリーズ
1982年に発売されたミニ四駆シリーズの原点。

発売当時は実車をモデルとしたものだったが、モーターと単三電池を中心とした機構は現在と変わらない。

レーサーミニ四駆シリーズ
RCを小型化した形状で、当初はオフロード走行をメインに考えられていた。
後にスピード勝負、オンロード競技への需要が高まり、専用のサーキットを走行する方向へ特化していく。
この後、スーパーミニ四駆やフルカウルミニ四駆など、多くのミニ四駆シリーズが誕生した。

ミニ四駆PROシリーズ
三分割シャーシ、縦置き両軸モーターなど、従来のミニ四駆とは異なる仕組みを採用した、最新のミニ四駆シリーズ。

基本的には従来のミニ四駆のボディは搭載することが出来ないが、改造を施すことによって載せることが出来るようになる。

何を買えば良いのか?
先ほど説明したとおり、たくさんの種類が出ているミニ四駆シリーズ。
2007年現在で既に200車種もあるので、選ぶのは大変だろう。
基本的には自分が気に入ったマシンなら何でも良い。
デザインで選ぶもよし、名前で選ぶもよし。

それではちょっと冷たいので、選ぶ際の参考基準を下記に挙げてみた。
購入の際の参考にされたし。
●組み立てキットと完成車
組み立てキットと完成車というものがある。
前者は自分で組み立てるもの、後者は最初から組み立ててあるものと思っていただいて間違いない。

・組み立てキット
横長のパッケージにパーツが入っている。
接着剤を使わずに組み立てられるので、説明書を読みながら作れば間違いはない。
ほとんどのレーサーはこの組み立てキットでマシンを作る。

・完成車
縦長のパッケージで外からマシンが見える。
はじめから作られた状態で販売されている。
コレと単三電池2本だけ買えば走らせることができるので手軽だが、組み立てキットよりも価格が高い。
また、他人が作ったマシンなので、トラブルが起きたときに初心者は解決しにくい。



●どんなマシンがよいのか?
最初に言っておくと「最強のマシン」なんてものは存在しない。
人間と同じようにどのマシンも長所、短所がある。

・ミニ四駆とミニ四駆PRO
もちろん気に入ったマシンを選んで欲しいが、今の時代を最も楽しむならPROシリーズがよい。
新発売されるグレードアップパーツがほぼ全て対応し、過去のパーツもある程度使用できる。

・タイヤの大きさ
最も違いがあり、選別が簡単なタイヤの大小について述べておこう。


左がバイソンマグナム、右がマンタレイMk.II。
タイヤの大きさが全然違うことがわかる。
タイヤの大小はそれぞれ得意分野が違い、小径(小さいタイヤ)はコーナー、スタートなどパワーが必要なコースに強く、逆に大径(大きいタイヤ)はストレートなどスピードを要求されるコースに強い。
ミニ四駆のレースでは大径を装備して力押しで一気に突破できることが多い。
しかし、小径タイヤ専用のレースというのが行われており、それには小径マシンしか出場できない。どのレースにも出場したい場合は小径のマシンを作ろう。

※ボディの形や土台となるシャーシの違いが大きなウェイトを占めるのは否定しないが、現在主流のミニ四駆PROは全てMSシャーシという共通のものに統一されているので割愛。

ちなみに、P-MがオススメするマシンはアバンテX。
シャーシに普通のものより強度が高い素材が使用されており、大径タイヤなのでスピードもあり。
さらに名車アバンテの流れをくむスタイリッシュなボディが魅力。




●専用コース
ミニ四駆はどこでも走らせられるが、専用のコースを買うとより楽しめる。
写真のオーバルホームサーキット(ナイトロサンダー・アバンテX完成車付)を買えば、組み立て済みのミニ四駆2台と、コースがセットになっているので、単三電池4本を買えばレースが堪能できる。
2007年12月8日発売。定価10290円。


また、ミニ四駆ステーションと呼ばれるミニ四駆の認定ショップでは、コースが設置されているお店もある。
たくさんのレーサーや親切な店員さんがいるうえ、ミニ四駆の最新情報も手にはいるので足を運んでみよう。
http://www.tamiya.com/japan/mini4wd/mini4_station.htm

●その他、必要なもの
まずは単三電池。これがなくてはミニ四駆を動かすことができない。
あとは組み立てるための工具も必要。(参考:メンテナンスツール一覧
完成車を買う方も、工具はあるにこしたことはない。
世界でたった1台のマシンを作れ!!
マシンをパワーアップするためのパーツやユニットも多数発売されている。これらは攻撃力を高めたり、コースを高速で駆け抜けるための強力なアイテムだ。
悩みたくなければ、グレードアップパーツセット(基本強化)と、グレードアップパーツセット(コーナリング強化)の2つをあわせて買えば、それなりに勝てるマシンが作れる。

ある程度なれてきたら、自分のマシンをどういったタイプに育てたいのかを決めて、それにあったグレードアップパーツをチョイス。世界にたった1台、自分だけのマシンを作っていこう!!

参考リンク:ミニ四駆PROを作ってみよう
レースに出て腕試し!!
公認競技会というタミヤ主催のイベントやミニ四駆ステーション各店でもレースが開催されている。
競技会に出場するためには、規定(レギュレーション)に沿ったマシンを作らなければならない。従って、すべてのレーサーが同じ規定で走るという公正なレースである。規定の範囲内でどれだけ速く強いオリジナルなマシンを作れるかの腕の見せ所だ。
また、ミニ四駆用のコースはお店で買うことも出来る。
お店で走らせて物足りなかったらコースを購入して仲間でレースを楽しむのも面白い。


タミヤ主催のイベント会場。ビッグコースがレーサーたちを待ち受ける!!
その他、イベントでは先行販売や限定販売などもあったりする。
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