太陽光でエネループを充電する究極のエコロジー充電器

ちょっと古い話ですが、インプレスで三洋電機の「eneloop solar charger NC-SC1」のレビューが掲載されました。 http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2006/12/26/305.html

今、巷で三洋電機の充電池「eneloop」が飛ぶように売れているそうだ。

グッと来るつかみからスタートするそのレビュー。
「使い捨てない電池」のキャッチフレーズで登場した充電式ニッケル水素電池「エネループ」。
その扱いやすさから子どもにも安心して使わせることができるため、Wiiリモコンとセットでエネループを購入する方が多いようです。

eneloop は、三洋電機のエコロジービジョン「Think GAIA」の第1弾商品として、「使い捨てない電池」というキャッチフレーズで送り出された充電池だ。現在も広く利用されている一般的なニッケル水素充電池は、充電してもしばらく放置しておくと、自己放電によって使用できる電力が大きく減少したり、メモリー効果によって、利用できる容量が減るという欠点があった。それに対しeneloopでは、それら欠点が改善されており、長時間保管しておいても電力が残っている、継ぎ足し充電してもメモリー効果が発生しないという特徴がある。

 つまり、一般的な乾電池と同じような感覚で利用でき、しかも充電することで繰り返し利用できる充電池なのである。

とあり、ミニ四駆やダンガンレーサーをやっている人にも、今一度エネループの仕組みを勉強できる文章が多く書かれています。

さて、そんなエネループを太陽光で発電した電力で充電できるソーラー充電器「NC-SC1」が2006年10月31日より、エネループの製造元である三洋から発売されています。
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0610news-j/1031-1.html

NC -SC1は、その名からもわかるとおり、太陽電池で発電した電力を利用してeneloopを充電するという、ソーラー充電器だ。それも、外部電源の利用が一切考慮されておらず、100%太陽電池のみで発電し、eneloopを充電するという、ストイックなまでにエコロジーを突き詰めた充電器だ。完全にクリーンなエネルギーのみでeneloopを充電して利用できる、まさにエコロジー充電器といっていいだろう。

(中略)

太陽電池には、単位面積あたりの発電量として世界最大を誇る「HIT太陽電池」を採用。そして、単3型または単4型のeneloopを最大4本同時に充電可能となっている。それだけでなく、電力供給用のUSB端子も用意されており、USBケーブルを利用してポータブルプレーヤーや携帯電話などの充電も可能だ。

なんだかもの凄く便利な製品に見えます。
屋外でのレース会場でも、コレさえあればいつでも充電可能。
定価は21,000円。買っちゃうか?

しかし、早とちりは禁物。
よくよく読んでみると、実用的ではないレビューが…。

実は、内蔵のリチウムイオンバッテリをフル充電するには、秋の晴天下に設置した場合で約6日かかるとされている。つまり、太陽光線があまり強くないうえに日照時間の少ない冬場では、2日程度では到底フル充電は不可能というわけだ。

(中略)

太陽光を利用しても内蔵リチウムイオンバッテリをフル充電するのに6日以上かかる(夏場は4?5日程度でOKかもしれないが)ことを考えると、毎日発電、毎日充電と、AC電源を使った充電器のように、日常的に使うのは難しそうだ。

ガクッ…。
残念ながらミニ四レーサーのニーズにはあわないようです。
技術の進歩に期待…ですね。

(太字は原文のまま引用)


ソース:コラム: 家電製品レビュー三洋電機「eneloop solar charger NC-SC1」
ソース:?「エネループ」の世界が広がる「エネループ ユニバース」第一弾 ?太陽光で充電できる「ソーラー充電器」と使い捨てない「充電式カイロ」を発売

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