2009年10月10日に千葉県の幕張メッセで開催された第49回全日本模型ホビーショーに行ってきました。 今回は「つくる 楽しむ 魅せる」をキャッチフレーズに、模型やホビーの醍醐味を伝えるようで、自分で組み立てるものや、操作して楽しむ、ディスプレイや情景で魅せるといったような、それぞれのホビーの楽しみ方を各社アピールしています。 ※画像をクリックすると拡大します。 |
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10月8日?9日に業者招待日、10日?11日は一般公開日という定番のスケジュールになっていますが、業者招待日の初日に台風が直撃したこともあって、来場者数は厳しい状態だったと聞きます。 そういった意味でも一般公開日である10月10日にかかる期待は大きかったのですが、この日もあいにくの曇り空。昼には雨がぱらついていました。 →入り口 |
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今年もホビーショーの公式サイトでは割引券がダウンロード出来るようになっていました。 通常、大人料金では入場料1000円、中学生以下は無料となっていますが、コレを印刷してチケット購入時に提示すると、300円引きで買うことができます。 直前までホビーショーに行けるかわからなかったので、急いで印刷してみたら、並んでいるときに「2006 プラモデル・ラジコンショー」と書いてあるのを発見。しくじった!…と思ったら、印刷用ページのタイトルが間違っているだけでした。 とか書いていたら、昨年も同じ罠にハマっていたことにレポートを作成時に気付く。 |
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チケットも無事購入し、会場内に潜入。 入るまでは並んでいましたが、会場入りはスムースで、列がサクサク進みました。 |
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会場内の様子。 昨年や一昨年に比べて人が減ったなという印象。通路を歩く際も、人と接触することはありませんでした。 ゲームやホビー業界も苦しいというニュースがありましたが、こういうイベントで目の当たりにすると、いろいろと考えさせられるものがあります。 →別角度から |
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タミヤブースは入り口からちょっと距離があります。 | |
そして到着。 この時点で販売コーナーは列が出来ていたので後回し。 混み始める前にミニ四駆の展示品を確認することにしました。 |
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ミニ四駆は今回も通路側真っ正面という一等地に配置されていました。 注目なのは、新シャーシ「スーパーXXシャーシ」搭載マシン。 今冬のプッシュ商材らしく、ミニ四駆の展示スペース内の半分近くをこのシャーシに割いていました。 お客さんからの注目度も高かったようで、会場で購入できるのか確認されている方を何名か見かけました。 →スーパーXXシャーシ展示スペース →ミニ四駆&グレードアップパーツ |
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ミニ四駆のデモ走行。 サンプルのノーマルマシンが延々と走行しているだけですが、懸命に走っている姿とフェンスに当たる音で「あ、ミニ四駆だ」と気付く方も。 |
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バックにはスーパーXXシャーシを採用したマックスブレイカーブラックスペシャル(XXシャーシ)と、ライジングトリガーホワイトスペシャル(XXシャーシ)がデカデカと。 繰り返しますが、今冬のミニ四駆はXX推しです。 →正面から |
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スーパーXXシャーシ 後述するマックスブレイカーブラックスペシャル(スーパーXXシャーシ)で初採用される新シャーシ。 ベースはエアロミニ四駆やマイティミニ四駆で採用されたスーパーXシャーシ。 読み方は「スーパーダブルエックスシャーシ」です。 写真は表面。 スーパーXがベースだけあって、バンパーやバッテリーカバー、モーターカバーに面影が残っています。 |
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裏面。 MSシャーシと違い、ミニ四駆の基本通り、リヤにモーターが搭載されます。 Xシャーシ同様、モーターはシャーシ上からではなく、下から装填します。わざわざギヤカバーを開けずに済むので、メンテナンス性に優れており、コースによってモーターを使い分けるといった場面で非常に楽です。 |
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横から。 小径タイヤということもあり、低重心ですね。 |
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XXの由来。 シャーシ一体型のバンパーに、着脱可能なノーズガードを被せることができます。 ローラー取り付け位置のワイド化を別売りのグレードアップパーツなしで実現できます。 使い勝手はグレードアップパーツのFRPマルチワイドステーや、後述するフロントアンダーガードの方が良いと思われるので、それを使ってXXの特徴を損なうのをよしとするか悩みどころ。 (もちろん、このノーズガードと組み合わせるのも可能です) |
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フロントバンパー。 ギヤカバー&スイッチ部分にSUPER XX CHASSISの刻印が刻まれています。 |
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サイドバンパー。 Xシャーシのような枠組みがされた軽量タイプではなく、強度を重視した形になっています。 このポジションにはマスダンパーを付けるのが定番でしょうか。 |
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リヤ。 モーターと接点の間が斜めになっているのが気になりますが、そこは展示品ということで。 リヤバンパーは取り外しが可能なので、スーパーXシャーシ FRPプレートリヤーローラーステーなどに換装ができます。 |
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ノーズガードは上部に被せるので、フロントバンパーの地上高はスーパーXと変わりなし。 | |
シャーシ比較表。 ミニ四駆PROに採用されているMSシャーシ、新発売となるスーパーXXシャーシ、Xシャーシの3つの特長を挙げています。 この表ではセッティングの拡張性や剛性がXよりも上がっているようです。 ※画像をクリックすると拡大します。 |
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スーパーXシャーシとスーパーXXシャーシ。 注目と書かれている部分が2つの違いです。 →スーパーXシャーシ →スーパーXXシャーシ |
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そして、重要なのはXシャーシとのパーツの互換性。 なんと「スーパーXシャーシ用のパーツがすべて使用可能」とのこと。 あっさり書いてありますが、すべてに対して互換性を保証すると言い切るのは簡単なことではありません。 スタッフの皆様、検証お疲れさまでした。 →スーパーXXシャーシに使用できるグレードアップパーツのご案内 →パーツ取り付け例 |
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マックスブレイカーブラックスペシャル(スーパーXXシャーシ) ITEM:19618 発売日:11月21日 定価:945円 説明: マンガ「レッツ&ゴーMAX」の主人公の一人、一文字豪樹の愛車マックスブレイカーがスペシャル仕様で登場です。ボディは半透明スモークのABS 樹脂製。シャーシはスーパーXを進化させたニュータイプ。フロントローラーステーやバッテリーホルダー、サイドステーなど各部の剛性をアップ。新パーツの 「ノーズガード」も用意し、ローラー取り付け位置もワイド化しています。 →パッケージ →後ろから |
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スモークカラーのABS樹脂製ボディ。 ブラックスペシャルの伝統ですが、公開されている作例にあるように真っ黒ではないので、事前に情報収集していた方の中には、購入後にイメージと違うと思われる方もいるかもしれません。 →上から →真っ黒にするとこんな感じ →ステッカー |
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スーパーXXシャーシはブラック。 レッドカラーの小径ワイドタイヤで、3.5:1の超速ギヤ装備。 モーター付きなので、別売りの単三電池を買って、組み立てれば走らせることは可能です。 →上から |
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ライジングトリガーホワイトスペシャル(スーパーXXシャーシ) ITEM:19619 発売日:12月 定価:945円 説明: マンガ「レッツ&ゴーMAX」で活躍した鷹羽リョウのマシン、ライジングトリガーがスペシャル仕様で登場です。ボディは透明のABS樹脂製。シャーシはスーパーXを剛性アップさせた進化バージョンのスーパー XX 。リヤステーやバッテリーホルダーも含めてホワイトカラーでコーディネート。ホイールはダークシルバー。直径14mmのゴムリングローラーも2個付いています。 →パッケージ →展示全景 |
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ボディはホワイトではなく、透明のABS樹脂製。 作例のように白くするには塗装が必要です。 パッケージが白いボディなので、初見の方はあれ?と思うでしょう。 →ボディ横から →真っ白にするとこんな感じ →ステッカー |
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スーパーXXシャーシはホワイト。 採用第二弾で早くもカラーバリエーション登場です。 ガンメタのホイール、レッドのタイヤ、ダークグレーのゴムリング付き14mmローラーは同じ。 こうなるとシャーシの単品売りを期待したいところですが、スタッフの方曰く「現時点では予定なし」とのこと。 →上から |
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動画。 スーパーXXシャーシ搭載マシンとシャーシの紹介です。 途中で縦横逆になり見づらいですが、そこらへんはそういうものだと思って見て頂けるとありがたし。 |
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まだまだマシン紹介は続きます。 | |
マンタレイMk.IIホワイトスペシャル ITEM:94709 発売日:11月28日 定価:1155円 説明: ミニ四駆PROの中でも人気の高いマンタレイM k.IIの限定バージョン第2弾が登場です。ABS樹脂製の半透明ホワイトボディは、ブルーのラインとピンクの花のマーキングで仕上げられ、ライトブルー のシャーシを組み合わせたポップでさわやかなカラーリングが特徴。さらにシルバーメッキの大径ナローライトウェイトホイールにはホワイトのバレルタイヤを 装着しました。 →展示全景 →パッケージ →上から →横から →後ろから |
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半透明のABS樹脂製ホワイトボディ。 ツルツルテカテカで清潔感があふれる、石けんのような印象です。 サンダーショットMk.IIピンクスペシャルで女性レーサーからの需要に手応えを掴んだのか、ブルーのラインとピンクの花のマーキングが女の子レーサーにもオススメとアピールされています。 女の子レーサー「にも」とあるとおり、男の子レーサーが使っても、恥ずかしくないくらいセンスのあるマシンです。 →横から →ステッカー |
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ライトブルーの強化シャーシ。 ホワイトのボディとマッチしています。 |
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ダッシュ X1・原始皇帝(プロトエンペラー) (VSシャーシ) ITEM:94708 発売日:11月28日 定価:1155円 説明: 数あるミニ四駆の中で幻のマシンとして人気の高い鬼堂院陣のプロトエンペラー。「ボディパーツ」でしか商品化されなかったこのマシンがシャーシ付きキットで登場です。シャーシは小型・軽量でショートホイールベースの VSを採用し、ポリカABS樹脂製の強化タイプ。シルバーメッキ仕様の大径ナローライトウェイトホイールに、大径ナローバレルタイヤを装着しました。 →横から →パッケージ →展示全景 |
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ボディ。 過去のジャパンカップやメモリアルボックスで入手された方もいらっしゃると思いますが、基本に忠実な作りとなっています。 スーパーXXシャーシに対応した方が大きな目玉になったと思うのですが、改修規模を考えるとVSシャーシが落としどころなのでしょうか。 →横から |
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ただのVSシャーシではなく、ポリカABS製強化シャーシ+大径ナローバレルタイヤ&シルバーメッキの大径ナローウェイトホイールという特別仕様。 →横から |
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2010年 干支ミニ四駆「寅年」 ITEM:94711 発売日:12月 定価:1155円 説明: 今やコレクターズアイテムとしてすっかり定着した干支ミニ四駆。来年の干支、トラをモチーフに仕上げました。ベースとなったのはレーサーミニ四駆ファルコンJr.。ルーフを穴開け加工した組み立て& ステッカー貼り込み済みのボディに、塗装済みのトラのドライバー部品をセット。シャーシはタイプ1。イエローカラーのホイールにベーシックスリックタイヤを組み合わせました。 →横から →パッケージ →展示全景 |
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ボディ。 トラが乗っていますが、残念ながらトラッキーではありません。 ボンネットのリアルな「寅」とのギャップが面白いです。 →タイプ1シャーシ |
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フロントアンダーガード ITEM:15405 発売日:12月 定価:378円 説明: ジャンプ後の着地でフェンスに乗り上げてもすぐに復帰でき完走率を高めるパーツです。スキッド角が付けられフロントブレーキ効果も発揮。ノーマルとワイドのローラーセッティングに対応した3分割構造を採用しました。 |
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自分の中ではスーパーXXシャーシよりもマークしていた新製品です。 「スロープ対策に効果バツグン。フロントブレーキ効果も発揮します。MS/VS/XXシャーシに対応」 とあり、新登場のスーパーXXシャーシにも対応しているそうです。 工夫次第では他のシャーシでも使えそうな気がします。 |
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謳われている「乗り上げてもすぐに復帰でき完走率を高める」というのをどう実現するのか。 仕組みは単純で、このガード自体に傾斜(スキッド角)が付いていて、フェンスに乗り上げてもマシンをコース側に向けてくれるというもの。 さらに、ビスの取り付け穴がくぼんでいるのでビスの引っかかりがなく、前述したフェンスはもちろん、最近採用されている芝セクションでも有利になります。 低い位置にあるので、説明に書かれている通り、テーブルトップ(スロープ)の上りでも程よく擦って、スピードを落としてくれそうです。 もう少し早く出してくれれば…と心の中でつぶやいたのはここだけの話。 写真はノーマルローラーセッティング・小径タイヤ仕様。 |
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ワイドローラーセッティング・大径タイヤ仕様。 ローラーセッティングに応じて、2つのタイプを使い分けます。 コレは欲しいな。 先行販売で買っておこう。 |
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HG ローハイトタイヤ用アルミホイール(4本) ITEM:94710 発売日:12月 定価:1260円 説明: 高品質なアルミ削り出し製ホイールです。精度、剛性ともに高く、回転中のホイールのブレが少なく、万一のクラッシュでも樹脂製ホイールに比べて変形が少ないのも特長。マシンの足もとを引き締める効果も抜群です。 |
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9月に発売された大径ナローアルミホイール(4本)と同じく、ホイールブッシュが8個付属。 大径、ローハイトと来たら、残るは小径ですが…。 →装着した図 |
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2段アルミローラーセット(13-12mm)ブラック ITEM:94714 発売日:11月21日 定価:1050円 説明: 公認レースで装着率の高い2段アルミローラー(13-12mm)にブラックアルマイト処理を施しました。精悍なカラーがマシンのスピード感を演出。もちろん、高いスタビライザー効果を発揮して、コーナーでのマシンの転倒を防ぎます。 |
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2段アルミローラーセット(9-8mm) ITEM:15403 発売日:10月31日 定価:945円 説明: 公認レースでの装着率が高く、人気の2段アルミローラーセットに9-8mmタイプが加わります。13-12mmタイプに比べて小さいため、ローラー重量が約1/2という軽さも特徴。セッティングの幅を広げます。 |
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これらのパーツを組み合わせた作例。 前後のローラーで900円+1000円=1900円。 前後のホイールが1260円。 この時点で3160円(税込みだと3318円)。 これらは上級者向けのパーツではありますが、それを考慮しても「最近のミニ四駆のパーツは高い」とお客さんから突っ込まれるのもムリはないです。 低摩擦プラローラーのような、初心者にもオススメできる安価で使えるパーツをそろそろお願いします。 →上から |
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ローラー用13mmボールベアリングセット(6個) ITEM:94703 発売日:11月21日 定価:1260円 説明: グレードアップパーツの中でも人気の高い13mmボールベアリング。フロントに2個、リヤはダブルローラーとして4個使用するのに最適な、お得な6個セットです。外径13mm、厚さ3mmと薄く、軽いのもポイントです。 |
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ミニ四駆の規定上限である6個がセット。 金額が大きいので躊躇しがちですが、13mm固めや予備としてストックしておく方は、2個セット(500円)を同数揃えるよりも安価なので、こちらがオトク。 |
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スーパーX ナット止め小径メッキホイール&ブルーバレルタイヤ(低摩擦ワッシャー付) ITEM:94706 発売日:10月31日 定価:630円 説明: 走行中にタイヤが脱落する心配がなく、走りの信頼性を高めるナット止めホイールの小径タイプです。5本スポークデザインに精悍なブラックメッキを施し、ライトブルーカラーのワイドバレルタイヤをセットしました。 |
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スーパーX ナット止め大径メッキホイール&パープルバレルタイヤ(低摩擦ワッシャー付) ITEM:94707 発売日:10月31日 定価:630円 説明: 両ネジシャフトにロックナットでホイールを確実に固定できるナット止めホイールの大径タイプです。パープルカラーのナローバレルタイヤをセットして、シルバーメッキ仕上げのメッシュホイールとともに足もとを引き立てます。 |
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ナット止めメッキホイールに付属するフッ素樹脂製の低摩擦ワッシャー。 ホイールとシャーシの間にセットして、摩擦抵抗を軽減する効果があります。 写真では6枚ですが、実際は8枚ついてきます。 Twitterでコレだけ単品売りして欲しいとのつぶやきがありましたが、自分もそう思います。 「フッソコート低摩擦ワッシャー(8枚)」なんてどうでしょう。 出たら買いますよ。 |
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スーパーXXシャーシにももちろん対応。 →装着例アップ |
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オーバルホームサーキット 立体レーンチェンジタイプ スペシャルカラー(ブラック/オレンジ) ITEM:94712 発売日:12月 定価:9240円 説明: 2レーンのミニ四駆公認コース、オーバルホームサーキット< 立体レーンチェンジタイプ> にスペシャル仕様が登場です。ストレートとレーンチェンジセクションをブラック、カーブをオレンジで仕上げた鮮やかなコントラストがポイント。もちろんタ ミヤのビッグレースでもマシンセッティングがそのまま生かせます。レーンチェンジ部にはマシンの飛び出しを防ぐ透明カバー付き。 →初回限定発売 |
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メイン展示とは別の場所でもミニ四駆を発見。 こちらは新製品ではなく、既に発売されたキットたちが並んでいました。 →トライダガーXX →アバンテMk.III アズール →アバンテMk.III ネロ |