被災地域から皆さまへ

N-paさんからメールでご連絡をいただきました。ありがとうございます。

東北にお住まいのレーサー、N-paさんから今の東北の現状ということでご寄稿いただきました。
原文はミニヨンクラブ内の日記になります。
http://mini4wd.jp/11463/diary/2011031720583306601

ミニ四駆が楽しめるという平和な日常と、被災した地域の現実。
じっくりと読んでいただきたいと思います。

平成23年3月11日に発生の宮城県三陸沖を震源とした「東北地方太平洋沖地震」におきまして、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
私たち家族も、この大きな地震に遭遇し、家族を守るだけで頭いっぱいでした。
幸いにして電気・水・ガスが無い3日間ですんだ私たち家族は、岩手内陸だったので家財道具の倒壊のみですみましたが、今、窓の外を見て広がる山の向こうの海側は皆様もテレビやラジオで知れ渡る悲惨な状況があります。
私たち家族も、電気が復旧した地震発生から三日目(14日)に初めて、各地の悲惨な状況を映像で見る事が出来ました。
ですが、残念なことに、まだ電気も復旧していない地区では、「今外で何が起きているのか分からない」人たちも多いのです。
そして私個人事ではございますが、 岩手沿岸の親戚や、仙台地区の友人や親戚、福島浪江地区の友人、南相馬市の友人はいまだ安否の確認が出来ていない状況です。
数年前に岩手・宮城で起きた1年に2度にわたる大地震の記憶が未だ新しいのに、今回またなぜ地震?と言う気持ちでいっぱいです。

今回の大地震で
迫りくる大津波に全てを飲込まれた方々、
何もかも失い絶望を感じている方々
生きている事に希望を持ってください。

いまも目の前の花巻空港から、大きなC130輸送機や陸自のヘリが昼夜を問わず飛んで行きます。
決して諦めないで下さい。
救助や救援はあともう少しで絶対にあなたの前に届きます
いや、届いてほしい。
生きて下さい。どんなに困難でも生きてて下さい。

こうして、生きてページ書いている私、そしてこのページを読んで頂いている方々に出来る事は、、、
救援物資が一人にでも多く届く様な行動をお願い致します。
さっき、地元のラジオ番組でも呼びかけていました。

平成23年3月15日の地元ラジオの呼びかけ。。。
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「ガソリンの争奪でもの凄い渋滞です。救助の為の自衛隊車両が進めません。」
「このラジオを聞いているドライバーさん、ガソリンを諦めて下さい」
「諦めてくれれば、渋滞が解消して救援物資が被災地域に届くんです。」
「そして、責任の無い発言で申し訳ありません。ラジオを聴いている事業者、事業主のみなさんへ、
急ぐ仕事でなければ、仕事を今から1日でも2日でも休んで下さい。」
「残された命の時間がもう無いのです。」
「お願いします。ガソリンで並ぶのを諦めて下さい!!」

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スポンサーあってのラジオ番組なのに・・・・・・

みんな一人でも多くの人を助けたい気持ちなんです。

節電・または消費燃料の節約なんでもいいんです。
ラジオを聴くため単三電池一本でも被災地では欲しいのです。
皆さんの気持ちに一つだけでもいいです。今明日も活きようとする被災地の皆さまにご協力して頂けたらありがたいです。
そして、東北はまだまだ寒いです。
雪が降っています。
灯油もガソリンも被災してから7日目ですが、届きません。
寒い中、毛布1枚で過ごす、避難者が大勢います。
お願いします。
買占めをしないでとは言いません。
皆さんも危機感があっての行動でしょうから、気持ちは一緒だと思います。
その買った中でもいいです。ひとつの食べ物だけでも一滴の燃料でも構いません、なんとか被災地の皆様にまわして上げて下さい。
お願いします。
なんとかお願いします。
私も病院勤務なのですが、薬を運ぶ為の車の燃料もありません。
でも、みんなで知恵を絞って活動して、被災地から運ばれてくる患者の受け入れをしています。

ですが、今はこうしてネットを使用した呼び掛けだけかも知れません。
物資を送りたいのですが、運送業者は稼働していません。
今出来る事は、このネットを通しての呼びかけと、
今後の復興支援の手助けならなんとか出来るかもしれません。

今の自分は、同じ岩手県住まいでも命があった事、
被害が少なかった事、わが子が笑ってくれる幸せが感謝しています。

そして、こんな事をみんなが楽しむヨンクラで書く事ではない事は、重々承知です。

私はミニ四駆を通じて東北のほぼすべてのレースに参加して歩いて、多く友人が出来ました。
そして、今日のN-paを作って頂きました。
そして、N-paとしていま出来る事。

みんなとまた逢いたいのです。

だから、これを読んでくれた皆さま、東北を助けて下さい。
私もがんばりますので何とかお願いします。少しでもご協力をお願いします。

最後に、この度の被災地区において、日夜を問わず被災者救助や災害対策に全力を尽くしていらっしゃる自衛隊、警察、消防、世界各国からの救助隊、自治体他関係者、同じ被災者としてのボランティア皆様に敬意と感謝を敬意致します。
そしてまた甚大な被害に逢われた被災地の皆様におかれましては、一日も早く普段の生活に戻れますよう、皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。

みんながんばろう、みんなまたあいましょう。

平成23年 3月17日(木)
N-pa Factory
N-pa

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