2013年11月24日に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催されたミニ四駆グランプリ2013東京大会に参加してきました。
肌寒いお天気でしたが、風はなく、日が当たるところは暖かかったです。
いつもの場所から。
人が少ないように感じますが、朝一でコースの設営中であり、販売コーナーが開いた直後のためですね。
レースが始まるとご覧のとおり大盛況。
とはいえ、エントリーシールの配布状況は8時45分時点で760番前後、10時ごろで1000番弱、午前終了時点で1390番と、参加者は最近のイベントでは当たり前のように続いていた2000人オーバーとはいきませんでした。
東京ホビーショー、ジャパンカップとここのところ立て続けでしたし、来月には年間チャンピオン戦もひかえています。ここは谷間の一休みといった感じでしょうか。
本日のメインコース「ハイパーシャークサーキット2013」。
「全長203メートルのハイスピードサーキット」という触れ込みですが、2つの恐ろしいワナがスピードを出させてくれません。
気まぐれウォッシュボードストレート。
地味な見た目とは裏腹に、ヘルクライムやナイアガラを超えるコースアウト率を誇る、2013年最凶のセクションです。
クリヤーループチェンジャー2013。
21年ぶりに復活したループ型のレーンチェンジ。
この2つが攻略のカギといえるでしょう。
※画像をクリックすると拡大します。
→裏面はこちら
【タイムスケジュール】
8:00 受付開始
9:00 競技説明
9:10 オープニング
9:20 一次予選(エントリーシール1〜1200)オープンクラス&ジュニアクラス
11:50 二次予選(エントリーシール1〜1200)オープンクラス&ジュニアクラス
12:30 お昼休み
13:00 一次予選(エントリーシール1201以降)オープンクラス&ジュニアクラス
14:00 コンクールデレガンス(一次予選同時進行)
14:30 お楽しみ抽選会結果発表(一次予選同時進行)
15:00 二次予選(エントリーシール1201以降)オープンクラス&ジュニアクラス
15:30 決勝戦オープンクラス&ジュニアクラス
16:10 表彰式
16:20 終了
参加者数がいつもより少なかったので、ジュニアクラスは一次予選2回チャレンジ可、オープンクラスも抽選で一次予選の敗者復活があったようです。
では、ハイパーシャークサーキット2013の紹介から。
今回も二面運用です。レイアウトはどちらも同じ。
オープンクラスは手前のAコース、ジュニアクラスは奥のBコースが行われ、ジュニアが終わるとオープンで両面を使用しました。
Aコース。
司会進行はMCボーズと櫻井那琉さん。
Bコース。
こちらは熊谷勇希さんがご担当されました。
2階からの眺め。
そうそう、同行のカトリ氏に言われて発見したのですが、スタートシグナルが新しくなっていました。
いつからかはわかりませんが、たしかジャパンカップの時は従来のものだったかと。
信号機と同じLEDになって、筐体もコンパクトになりました。
従来のスタートシグナル。
夏場には故障が多くなっていたので、寿命だったのでしょうか。
今回は片方のコースが新型、もう片方が旧型でしたが、いずれ両方ともリプレースされるのかもしれません。
新型の動画を撮影しました。
どんな感じで動くのか参考にしていただければと思います。
では、ハイパーシャークサーキット2013の各セクションの紹介です。
スタートスロープを含め、6面のロングストレート。
普通なら一気にマシンが加速するところではありますが、そうはいきません。
気まぐれウォッシュボードストレートがその幻想をぶち壊してきます。
ウォッシュボードストレートを分割し、フェンス際に配置されています。
「気まぐれ」というだけあって、配置は当日公開という気まぐれっぷり。
東京大会では進行方向から見て、右11mm、左6mm、左6mm、右11mmという配置でした。
走行中の様子。
ウォッシュのある方が浮き、マシンが傾いているのがわかります。
この直後の90度コーナーとあわさり、2013年で最も鬼畜なセクションに変貌を遂げました。
コースアウト率はヘルクライムやナイアガラを上回っていたと思います。
動画を撮影しました。
後のループレーンチェンジャーのせいでブレーキが装着できないこともあり、スピードがあればあるほど脅威となります。
90度の後はストレート2本。
ゆるやかなR2100コーナー。
直後に90度と続きますが、ウォッシュボードの衝撃の後では穏やかなレイアウト。
連続コーナー。
ここも特に気にすることは…と思いきや、コースアウトするマシンが何台か。
よく見るとコースの継ぎ目が荒く、段差になっていました。
後で紹介するデモ走行のマシンもコースアウトしていたほど。
こういった見えないギャップも意識し、耐えられるマシン作りが重要なのだと改めて思い知らされました。
そして、今回の目玉。
クリヤーループチェンジャー2013の登場です。
1992年のザ・ジャパンカップ'92で登場したスペシャルセクションが、21年ぶりに復活。
螺旋状のレーンチェンジで、5レーン目のマシンがこの中で4回円を描き、1レーンに移行します。
スピード、パワーのないマシンが登り切れず力尽きて落下したり、全長ギリギリだったり、ステーやアンダーガードを装着したマシンはそれが干渉して登ることすらできなかったりと、ストイックなトラップです。
ここを一気に通過するとカッコよかったりします。
ループの上り。
ループしないマシンたちは、その下を通過して隣のレーンに移動。
このレーンチェンジも曲者で、フェンスが緩やかではなく角張っています。
ここで弾かれてコースアウトするマシンも何台か見かけました。
ループの中をマシンはこのように回転していきます。
ループ内の走行距離はかなりあるので、途中まで大差をつけていたマシンがループを過ぎた頃には最下位に転じているということが多々ありました。自分のマシンの順位を把握するのは至難の業です。
またしても動画です。
ループレーンチェンジャーの動画を撮影しました。
嵐のような序盤〜中盤を抜け、いよいよ後半へ。
90度、ストレート1本から、本日2つ目のR2100、ストレート2本。
デジタルの180度コーナーから、ジャパンカップ2013から連続出演のウェーブセクションver.2へ。
この2つをあわせて「ダブルウェーブ」と呼ばれていました。
マシンを一気に揺さぶられ、パーツが外れたり、コースアウトするマシンも。
あとはゴールを目指すのみ。
お疲れさまでした。
シンプルなレイアウトではありますが、クリヤーループチェンジャーと気まぐれウォッシュボードストレートのコンビは背筋が寒くなりますね。
またまた動画を撮影しました。
デモ走行でコースアウトした様子も写っています。
●オープンコース
こちらはオープンコース。
昼休みを除く午前、午後に走行可能で、基本的には5人1組で走行します。
フリーダムに走らせられるわけではなく、キチンと並ぶ必要があります。
来月のミニ四駆GPでも登場するヘルクライム&ナイアガラver.2が設置。
ここを練習できるのは良い経験になります。
高いっ!
ヘルクライム登頂完了のジャンプ!
コース横には来年2月発売予定のミニ四駆キャッチャーが置いてありました。
「ご自由にお使いください」ということなので、お言葉に甘えて。
しなやかな薄いプラ素材で割れる心配も低いです。非常に軽い。
ポータブルピット下段に収納できるサイズも良いですね。
ステッカーや塗装をしたマイキャッチャーをレース会場に持っていくのもオシャレ。
キャッチャー底面のリブで、車両の減速と共にキャッチ後のタイヤロックを防止。
タイヤが空転してくれました。
キャッチ時の衝撃は、内側の衝撃吸収板で和らげてくれますし、手とマシンの間に衝撃吸収板と外装面があり、二重構造で安全性を高めています。
●販売コーナー
販売コーナー。
「タミヤフェア特別販売」と書かれたボードは、先日のタミヤフェア2013の使い回しですね。
限定販売のエアロサンダーショット シルバーメタリック仕様、エアロマンタレイ ゴールドメタリック仕様。ともに1260円。
先行販売のダイナホークGX ブラックスペシャル。
静岡でも早々に売り切れ、この日も11時ごろには売り切れてしまうなど、大人気のキットです。
一般販売は12月21日。定価1155円。
パッケージが似ているキットが並んでいます。
この配置は狙ってやったのでしょうか。
先行販売のベルダーガ スペアボディ(カーボンパターン)。
先行販売のARシャーシ サイドボディキャッチアタッチメント。
先行販売のプレートウェイト(シルバー)FRPマルチワイドステー付き。
スポット再販のHGアルミセッティングボード。
こちらも大人気で、午前中には売り切れてしまいました。
【速報】ダイナホークGX完売
【速報】HGアルミセッティングボード完売
●その他
会場内に掲示してあった、ミニ四駆GP2013クリスマスフェスタとファイナルの告知。
写真はチャンピオン決定戦で使用されるコース「チャンピオンズロード2013」。
気まぐれウォッシュボードストレート、ヘルクライム、ナイアガラver.2、スロープ、逆バンク、スーパーデルタバンク、ウェーブセクションver.2と、2013年の総決算といった内容です。
詳細はタミヤのページでも公開されていますので、ぜひチェックを。
http://www.tamiya.com/japan/cms/mini4wdevents/2673-mini4wdgpdecember.html
11月、12月のスケジュール。
ジュニアのレーサーなら、トレッサ横浜でハイパーシャークサーキット2013にもう一度挑むことができます。(気まぐれウォッシュボードはなし)
エントリーシールの配布の横で、二ツ星駆動力学研究所のケンタロウこと林健太郎先生とオシカさんがTMFLのステッカーとチラシを配布されていました。
良いモノをありがとうございます。家宝にします。
購入したものその1。
ベルダーガスペアボディセット。
購入したものその2。
プレートウェイト(シルバー)FRPマルチワイドステー付き。
ダイナホークGXブラックスペシャルは手を出しかけたのですが、すでに予約済みなので泣く泣く断念。一般販売を待ちます。
●今日の戦績
自分のマシンは抑え気味にしたつもりだったのに、1周目からぶっちぎり。
戸惑いつつ他者に大差をつけたまま、2周目の気まぐれウォッシュボードで気の迷いを起こして爆死しました。
せめてクリヤーループチェンジャーを走りたかった…。
同行したカトリ氏は、接線の末、ストレート1レーン分もの超絶大差をつけられて終戦。
ドヤ顔で「惜しかっただろう」とのたまった後、「次もループがイイね!」などとSNSかぶれな感じを醸し出す始末。そういうセリフは勝ってから言うんだな。
スタッフの皆様、参加された皆様、お疲れさまでした!
体調を壊さぬようお体に気をつけてください。
なお、ミニ四駆の公式Youtubeには、オープン、ジュニアの優勝決定レースの動画が早くもあがっています。こちらも必見です。
http://www.youtube.com/user/TamiyaMini4wd