ミニ四駆GP2015SPRING東京大会1レポート

2015年3月22日に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催された、ミニ四駆グランプリ2015 SPRING 東京大会1に参加してきました。


3月8日の愛知大会を皮切りに、第2戦の熊本、そして関東初となる東京大会1。
今後は大阪、岡山ときて再び東京、愛媛、フィナーレはコロコロのイベントと共催となる鈴鹿といった予定です。


いつもどおり7時45分ごろに到着。
品川シーサイド駅からあがると、すぐに見えてくる大会本部テントにこのような案内が。
こういうものがあると、初めて参加するレーサーにとっては非常に助かりますね。
特に今日はコースの面数も増えましたし、誰でも安心してレースに参加できるようにする工夫は頭が下がります。


春になって暖かくなってきたこともあり、今日も既に多くのレーサーが列を作っていました。
クラスによって番号わけされていたため、この時間の人数はわかりませんが、オープンクラスのエントリーシールは1500番台でした。


エントリーシールの配布列(青)販売コーナー(赤)の列はこんな感じで伸びていました。
特に目立った先行・限定販売品は無かったのですが、これだけ長く伸びるのはスゴいですね。
会場で購入&セッティングをしようとしたレーサーが多かったのでしょうか。


エントリーシールも無事ゲットしたので、オーバルガーデンに戻ってコースを確認。


本日のメインコース、STEP CIRCUIT 2015 (ステップサーキット2015)です。
昨年のSPRINGで登場したステップサーキットの2015年バージョン。
手前のAコース、Bコースに加え…


Cコースが設置。
品川初の3面運用です。

距離が短くコースアウト率が最近のコースにしては低いとはいえ、定員2800名をどう捌くのかと思いましたが、なんと3面で対策をとってきました。
使用用途はA、Bがオープン、Cがジュニア&ファミリー。
夏の大会を想定してのことでしょうか。

司会進行は櫻井なるさん、熊谷さん、久しぶりに品川でメインをはるMCガッツ。
熊谷さんとガッツは特に固定のコースではなく、Aコースにいたり、Cコースにいたりといった感じでした。

ちなみに、フリーサーキットは設置されませんでした。
 


※画像をクリックすると拡大します。
エントリーシールとともに配布される参加ガイド。
表紙は3月に発売されたミニ四駆 パンダ。
 →裏面

タイムスケジュール
オープン、チャンピオンズ
  7:00 受付開始
  8:40 競技説明
  8:50 オープニング
  9:00 一次予選
 12:00 お昼休み
 12:40 競技説明
 12:50 一次予選
 15:10 二次予選
 15:30 お楽しみ抽選結果発表
 16:30 決勝戦、表彰式

ジュニア、ファミリー
  7:00 受付開始
  8:40 競技説明
  8:50 オープニング
  9:00 一次予選
 11:50 お楽しみ抽選結果発表
 12:00 お昼休み
 12:50 二次予選
 13:20 決勝戦、表彰式

今日の定員は全クラス合計2800名。
品川では最多ということもあり、エントリーシールの配布は午前中いっぱいされていました。
車検呼び出しの番号をチェックしていた中では、オープンのエントリーは番号ベース2200までだったようです。
タミヤの発表では、全クラス合計で2685名とのこと。

かなりサクサクと進んだため、ジュニアは敗者復活戦というか、一次予選を抽選でもう一度行われました。
また、決勝と表彰式終了後、オープンのレーサーも含め、1回だけ走行可能なフリー走行も。
近年の東京大会では複数走行がほぼ絶望的な状況でしたので、このサプライズは嬉しいですね。

●コース

それではお待たせしました。
本日のメインコース「STEP CIRCUIT 2015」の紹介です。


STEP CIRCUIT 2015。
全長170mと、NEW YEARのHATSUYUMEサーキットの164mとほぼ同じ。
長さ自体はそれほどでもありませんが、昨年同様「ステップ」の名を冠するだけあって、アップダウンが激しいコースレイアウトとなっています。


スタート直後に、ジャパンカップ2014で登場したスーパーグライドバンクの小型版、30度のグライドバンクが現れます。


初登場のバーニングチェンジャー20。
20度のバーニングブリッジタイプのレーンチェンジです。


そして、今回の目玉でありまったくの正体不明だった新登場「きまぐれW&W」セクション。
何のWなのかはわかりませんでしたが、先行の大会で「きまぐれウォッシュ&ウォール」であることが判明。
きまぐれを謳うだけあって、他の大会とウォッシュもウォールも位置を変えてきました。


ローアングルから。
標高が高いセクションはありませんが、中規模のアップダウンが小刻みにやってくる忙しいコース。


それでは、個々のセクションを見てみましょう。


スタートスロープ。
いつもどおりの走りをすれば良いです。落ち着いて!


と、いきなりやってくるのはグライドバンク30。
ジャパンカップ2014で登場したスーパーグライドバンクのストレートが短いバージョン。


コースアウトの危険はありませんが、のっけからパワーを要求されます。
一気に駆け上がりたいところ。
ブレーキを装備したマシンには厳しいですね。


結構な急角度。


横から。


マシンが斜めになりながら走るので、転倒にも注意したいですね。


グライドバンクを下ると、S字コーナー。
スピードが出ているので、それを活かして減速せず曲がっていきたい。


S字を抜けると上りスロープ。


スロープはノーマルタイプ。その後はストレート1本。
実はココが一番のコースアウトポイントでした。
高速コースなのでブレーキに頼らないセッティングをしたレーサーが多かったためか、スロープで跳ねた後の着地に失敗したり、勢い余って飛び出してしまったり。



ストレート1本の後は90度コーナー、そして下りスロープ。
最もキツい1レーン目(内側)、スピードに乗りやすい5レーン目(外側)のコーナーで曲がりきれないマシンは数知れず。
後で出てくるきまぐれW&Wよりもよっぽど強敵でした。



スロープを下って間髪入れずにやってくるアップダウン。


久々に登場するバーニングタイプのレーンチェンジセクションですが、角度は20度。
過去に45度、60度はありましたが、20度は初登場です。


角度がゆるいので、バーニングだからと油断していると勢い余って星になります。


特に5レーン目は着地からチェンジャー入りまでストレート1/3しかないので、しっかりと抑えていきたい。


グライドバンク30とバーニングチェンジャー20を横から。


中盤戦が終わりましたが、まだまだクセモノが登場します。


きまぐれW&W。
当日まで非公開のきまぐれ配置。
ウォッシュ&ウォールのとおり、壁に耳あり障子に目あり。
縦に横にと貼り付けられています。
ウォッシュボード祭りか!?


AコースとBコースはオレンジのウォッシュボード。




Cコースは赤のウォッシュ。
こちらは市販と同じタイプですね。


ウォッシュの角度は不明。
見た感じでは10mmの方に見えますが…。


ダブルウォッシュの方は公式レースで使用されたもの。
手前が6mm、奥が11mm。


コースアウトしたりバランスを崩すマシンもいましたが、ほとんどのマシンはサクッと通過していました。
ノーマークで良いとは言えませんが、事前情報ほど警戒しなくて良さそう。


連続コーナーを抜けると、やってくるのは45度バンク。
スロープやきまぐれW&Wを気にしすぎてプレートやブレーキの位置を落とすと、ココで大減速をしてしまいます。
何の変哲もないバンクですが、他と組み合わさると一気に嫌な存在になりますね。


横から。
こうしてみるとかなりの急勾配。
ブレーキを落とすと下りでも減速してしまうので注意。


バンクを下ると直後にデジタル。
この位置が非常に厄介ですね。
NYと同じく、ここで大減速してまくられるマシンを何度も見かけました。


ストレート、デジタル、連続コーナーでラップ。
お疲れさまでした。

といった感じでSTEP CIRCUIT 2015の紹介でした。
セッティングの読みが大きく異なっていたせいか、一次予選ではレースごとにスピードの差が大きく、速いマシンに追いつかれたり周回遅れになるマシンも多かったような印象です。


なんやかんや言っても、一番難しかったのはオーソドックスなこの場所。
いかにスピードをあげて、かつ安全に、スロープから着地してコーナーインできるかが非常に難しいですね。

●販売コーナー

次は販売コーナーの紹介です。


ミニ四駆 パンダののぼり。
上りスロープは憎たらしいですが、こっちののぼりは愛嬌があってカワイイですね。


しろくまっこ。
何度も言いますが、タミヤのオリジナルキャラクターです。


動物シリーズ。
くまモンはコラボですしわかります。
しろくまっこもまぁ。
その次にやってきたのは、なぜにパンダ!?
くま系に似ているっちゃ似ている…のか?



イベント限定販売はアストラルスター アルミメタリックスペシャル。
何回か続いているので、見慣れた感じがします。


先行販売のミニ四駆ウォッシュボードセクション 5mm・10mm各2枚。
大会で使われたセクションが先行販売というのは上手いですね。
今後も市販のセクションが大会で使われるようになれば、相乗効果で面白くなると思います。
ミニ四駆ステーションのレースでも、このセクションが使われていきそうですね。


ネオトライダガーZMC クリヤーボディセット(ポリカ)。
発売中。


フルカウルミニ四駆20周年記念 ホワイトタイヤ&グリーンメッキホイール 。
ゴールドとともに先日、各店舗にも再入荷したようですので、欲しかった方は近所のステーションを覗いてみてはいかがでしょうか。

●抽選会


お楽しみ抽選会の景品たち。
ラインナップは以下。
・ミニ四駆オーバルホームサーキット
・ミニ四駆マグカップ
・エアロサンダーショットボディ(レッドメッキ)
・エアロサンダーショットボディ(シルバーメッキ)
・エアロマンタレイボディ(ブラックメッキ)
・アスチュートJr.クリアボディ
・ホットショットJr.(MS)ボディ(ブラック)
・MAシャーシ(イエロー+ブラック)
・MAシャーシ(ブルー)
・MAシャーシ(クリアーレッド)
・スーパーXXシャーシ(クリアーブルー)
・小径タイヤ(グレー)
・小径タイヤ(パープル)
・小径タイヤ(蛍光オレンジ)
・大径バレルタイヤ(イエロー)
・ミニ四駆ポスター

●その他


今日のレースですが、久しぶりに一次予選を突破しました。
SPRINGより、チケットではなくエントリーシールを渡す形になったようです。
(最初に配布されたエントリーシールと交換)
ちなみに、午前組は紫、午後組は橙。

一次予選は自己レースでは過去に類を見ないほどの圧勝っぷり。
これに気を良くして二次予選に臨んだのですが、壁は分厚かったです。完全にスピード負け。
地力が違いすぎるような感じさえしました…。
コレからどう修正していくか、重くて大きな課題となりました。
松本に相談しようか、でもたぶんひやかされるからやめとこう。


先行販売のウォッシュボードと、消耗品的なパーツをいくつか購入。
ウォッシュは別に予約をしていましたが、ウォールも再現したくなって手を出してしまいました。


以上、レポート終了です。
参加された皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした!

 

このエントリーをはてなブックマークに追加