ページビューの必要性に関する考察(前編)

「誤解している者がいるなら、みんなにもちゃんと知ってもらうチャンスじゃん!」と考え、ネタとして投稿することとしました。

そもそも、ページビューとは何か

株式会社インセプトが提供しているe-Wordsには、「基本的なアクセス数の指標の一つで、Webページが閲覧された回数を表す」とあります。
人やサイトによっては、たしかに重要な数値なのでしょう。
しかし、当サイトの場合は、この数値にはほとんど意味を見出せません。
所詮は閲覧された回数に過ぎませんので、トップページを見たところで1、イベントレポートでも1、旅行記を見ても1。
内容がどうかに関わらず、数字の変動は無いからです。

訪問者数、ビジット

Webサイトのアクセス統計には「ビジット」というものがあります。
「同一の訪問者による一連のページを1つとして数えたもの」であり、いわゆる「訪問者数」にあたります。
トップページからイベントレポートの目次、SPRING東京1のレポートへ遷移していくと、1ビジット、3ページビューという具合でカウントされます。
たとえば、夢の国に入ってカリブなアレとか、ビッグサンダーなアレ、スプラッシュなアレを楽しんで帰った場合、1ビジット、4ページビューですね。

どちらもプロキシサーバを経由していた場合やブラウザによる挙動の違い等で、正確な数値はとれません。
特に「ページビュー」は、ページの作り方で簡単に偽装が出来ますので、個人的にはコレが多いから何なのという印象でしかありません。
他にもユニークユーザーというものがありますが、今回は割愛。

では、何を重視しているのか

私が重視しているのは、「ヒット数」というものです。
ヒット数とは、「Webのアクセス数の単位の一つで、閲覧者に宛てて送信したファイルの数。ダウンロード数。」です。
ファイルごとにカウントがされるもので、ざっくり言うと、1つのページに3つ画像があった場合、4ヒットということになります。
(詳しく話していくとスタイルシートが〜とかJavascriptが〜となるので省略。)

当サイトの場合、最も画像が多いのがイベントレポートです。
会場の全景からコースの紹介、販売コーナーまで、10ファイル20ファイルはザラです。
そうすると当然、ヒット数も多くなってきます。

「記事によって全然数が違うじゃん。そんな情報を見ても、アクセスが多い、少ないなんてわからないでしょ?」

正解です。
そこで次の説明です。

高負荷と転送量


当サイトにアクセスした際、このような表示がされたことはあるでしょうか。
他にも、「503 Service Unavailable」「Service Temporarily Unavailable」など。
当サイトのサーバ構成がどのようになっているのかわかりませんが、サーバへのアクセスが集中している、負荷が高くて処理しきれない、転送量過多によるものが一般的です。
ネットワーク機器の処理が追いつかなかったりするときも吐いたりしますね。

当サイトは比較的リーズナブルなサービスを利用させて頂いており、他のユーザーさんも共用で収納されたサーバに同居しているような感じです。
負荷がかかって他のユーザーのサイトも表示できなくなってしまうのを防ぐため、ある程度のしきい値を設定して、それを越えるとエラーを出すように、サーバ屋さんが制限をかけているのだと思います。
あまりこの状態が頻発すると、そのうち「オマエ メイワクダカラ デテイケ」と言われかねません。切実ですね。

そこで、私の方でも同時に処理できるリクエスト数を絞る設定をして、ある程度の制限をかけるようにしています。
イベントやショップの入場制限と同じです。
出来る限りサーバへの負荷を減らせればという、涙ぐましい努力ですね。

これの算出で使っているのが、前述したヒット数となります。
このヒット数と、ファイルのサイズから、転送量を想定して、入場制限を設定して503を出さないようにしているのですが、
ホスティングサービスということもあって見えないところが多く、実際はアクセスが集中すると頻繁に503出しちゃっているようですね。申し訳ない。
コレが出たら時間を置いてアクセスしてあげてください。

余談ですが、投稿画面も無慈悲に503が出るので、皆さんが当サイトを閲覧できない=私も投稿、編集が出来ていないという状態に陥っています。
誰がこんな状態を引き起こしたいと思いますか、ということがわかっていただければ、今回の趣旨はOKです。

→後編はこちら


 

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