都電荒川線(東京さくらトラム)三ノ輪橋停留場

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

お盆シーズンの週末となる2018年8月19日。
気温も下がったし、朝に出て夕方に帰れるようなところへ行ってみようと思っていたところ、電車の広告に写っていた風景。
そうだ、三ノ輪橋か。
そういえば一度も行ったことがなかったな。

せっかくだから自動車ではなく、都電荒川線で。


まずは都電荒川線の紹介から。
三ノ輪橋〜早稲田間(12.2km・30停留場)を運行する、東京都交通局が運営する軌道路線です。
王子駅前〜飛鳥山は国道122号上を走る、路面電車のような区間もあります。
途中、JR山手線や京浜東北線、東京メトロ千代田線、有楽町線、日暮里・舎人ライナーなど、意外に他線と交わらない路線との乗換駅があり、私もショートカットで使ったりしています。
2017年4月には利用者アップと沿線の活性化を目的として愛称を「東京さくらトラム」とすることが発表されました。


始発の早稲田駅から乗るべきか考えたのですが、夕方の用事に間に合わないので途中駅から。
大塚駅か王子駅か最後まで迷った結果、ちょうど中間の王子駅から乗車することにしました。
こちらはJR京浜東北線と東京メトロ南北線、そして都電荒川線が集まるターミナル駅。
そしてバスの本数が多いのも魅力です。


京浜東北線を上に見上げる形で並ぶ、都電荒川線王子駅前停留場。
飛鳥山方面は122号線を、自動車と並んで走ります。


車道からやってきました、私を三ノ輪橋までエスコートしてくれる8503号車です。

この日は駅で臨時改札がありましたが、通常はバスと同じように車内で運賃を支払います。
SuicaやPASMOなどのICカードが使用できるので便利。
運賃は区間関係なく大人170円(ICだと165円)と、非常にリーズナブル。庶民の味方です。


揺られること30分ちょっと。
三ノ輪橋停留場に到着しました。

車内は既に多くの方が乗車されていました。
この路線は平日もそうですが、特にお年を召された方が多かったです。
シルバーパスがあったり、巣鴨を通ったりと色々理由は考えられますが、電車やバスのようにスピードを出さないのが心地よいのかもしれませんね。
私もゆっくり移動したいときは、少し遠回りになっても都電荒川線を使います。
ただ、何となく席に座りづらいですよね…。
寝た振りするのもサムいですし、途中で譲るくらいなら最初から立っとるわ!って感じです。


駅は降車用と乗車用で別れています。
到着してからお客さんをおろし、その先(写真手前)に移動。
ここで乗車する方を乗せて、折りかえるような形で早稲田方面に向かいます。


写真右が到着後、降車ホーム。
左のピンク色の電車が乗車後、発車して早稲田停留場に向かっているシーンです。

さて、駅の周りを散策してみましょうか。


駅は広場になっており、雰囲気があります。
駅ナカとか駅チカとかいう境界は関係なく、ホームから普通に並んでいるお店に入れますし、そのまま外に出られます。
完全に溶け込んでいました。


関東の駅百選認定駅だそうです。
他にどんな駅がラインナップされているのだろうと調べてみたところ、
東京駅、上野駅、原宿駅、犬吠駅、日光駅、大月駅あたりは趣があるし納得するところ。
意外なところでは国際展示場駅、お台場海浜公園駅、天王洲アイル駅、センター北駅の名前が。


三ノ輪橋広場。


広場内には見事なバラが姿を見せてくれました。

荒川線沿線といえばバラですよね。
ゆえに、さくらトラムという愛称にはちょっと違和感。


レトロな看板。
亀の子束子。


オロナミンCとボンカレー。


金鳥の蚊取り線香とキンチョール。


広場を外から眺める。


アーチには「三ノ輪橋」のレリーフ。


駅から出ると、これまたレトロな案内板。
東京メトロ日比谷線三ノ輪駅への乗り換えルートです。
シンプルにして明瞭。わかりやすい。


その先にはこの立て札。
ごちゃごちゃしたことは書いておらず、こちらもわかりやすい。


案内通り進むと、建物の下へ。


あとは右に行くよう促されます。
何度も言いますが、わかりやすい。


右に行くと常磐線が。
遠くにスカイツリーが見えますね。
さらに進むと東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅がありました。


少し駅の周りを散策してみます。
駅前の商店街「ジョイフル三ノ輪」。


アーケード街になっており、食料品や衣服、文房具など、色々な個人商店が並んでいました。


商店街にあるパン屋さんから焼き立てで美味しいよと勧められたコロッケバーガー。
朝から何も食べていなかったのでちょうどよかった。うまし。


街灯もシャレていますね。


三ノ輪橋停留場から隣の停留場(荒川一中前)まで戻る途中にあった細い道。
人一人がやっと通れるくらいの幅しかない!
電車が真横を通り過ぎるので、注意して歩かないと。


さらに先の荒川区役所前停留場まで歩いてみました。
途中、ここならスカイツリーと都電が一緒に写せそうだなと目をつけたポイントです。

といったところで、三ノ輪橋停留場の紹介はおしまいです。
読んでいただきありがとうございました。