「RCを庭で走らせてもいいよ」と、総務省が50年振りに規制緩和へ



ちょっと古いですが、触れようと思ってそのままだった話題。
7月28日のMSN毎日インタラクティブより。

・MSN毎日インタラクティブ「ラジコン:庭で遊んでもOK 50年ぶり規制緩和へ」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070728k0000e040004000c.html

あたり前じゃんと思った方、多いと思います。
毎日によると、

1957年に制定された現行制度では、電波の混線などを防ぐため、屋外でラジコンを動かす場合、建物から500メートル以上離れることが決められている。
(原文のまま引用)


とのことで、どうやらRCカーなどを屋外で走らせるときには、建物から500m以上離れなければならないそうです。
ウラを取ろうと総務省のページを覗いてみると、同省が定める「免許を要しない無線局の用途並びに電波の型式及び周波数」というものが見つかりました。

1.用途
模型飛行機、模型ボートその他これらに類するものの無線操縦用発振器(以下「ラジコン用発振器」という。)又は有線式マイクロホンのかわりに使用される無線電話用送信装置(以下「ラジオマイク」という。)であって、壁で囲まれた建築物の内部において又は建築物から500メートル以上離れた場所において使用するもの
(抜粋)


とあり、確かに同ページに記載されている電波の型式、周波数にRCカーなどが該当していることがわかります。

とはいえ、建物から500mも離れた場所というのはなかなかありません。

今の規則を厳格に適用すると、都市部ではラジコンを操作できる広い空き地がほとんどない。
自宅の庭でも遊べなくなり、ラジコンを外で遊ぶ場所は極めて限られることになる。
屋内のラジコン走行は認められているものの、デパートの屋上にあるような自動車ラジコンのレース場で走らせることも「グレーゾーン」(同省)。このため、同省は問題が起きなければ黙認する姿勢をとっていた。
(原文のまま引用)


上記のように毎日が述べている通り、厳格に適用するとほとんど走らせる場所がなくなってしまいます。

これが規制緩和により、ようやく大手を振ってRCを楽しめるようになりそうです。
昨今の混線を防ぐ技術の向上から、来年2月までの規制の対象となる500mより距離を短縮する方向で総務省が検討しているとのこと。
タミヤRCカーグランプリはどうだったかと考えると、気になるところではありますが、そこか総務省が「空気を読んで」黙認してくれたのでしょうか。

ソース:MSN毎日インタラクティブ当該記事

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