紙のような「曲げられる電池」、米研究者が開発

米レンセラール工科大学(ニューヨーク州)が、丸めたり、曲げたり、折ったり、さらには様々な形に切ったりしても使える紙の電池を開発したそうです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/14/news021.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070814i402.htm

主な特徴は以下の通り。
・電池の90%以上は新聞紙やノートなどの紙に使われているセルロースでできている
・紙にカーボンナノチューブを配置し、これらのナノチューブが電極の役割を果たす
・リチウムイオンバッテリーとスーパーキャパシタの両方の機能を持ち、従来の電池に匹敵する長時間の安定した出力と、迅速なエネルギー放出を実現する
・リチウムの電極を載せ、リチウムイオン電池に別の特殊な素材を組み合わせると高性能のコンデンサーにもなる
・重ねれば出力を高めることも可能
・紙のように軽くて薄く、柔軟性があるので、機能や効率を損なわずに丸めたり、曲げたり、折ったり、様々な形に切ったりできる
・電解質には水を含まないイオン液体を使っているため、凍結や蒸発はなく、最高でカ氏300度(セ氏149度)、最低でカ氏マイナス100度(セ氏マイナス73度)まで耐えられる


といった感じで、良いことばかり。
カーボンナノチューブが効果であり、また、量産の方法が開発されていないとのことですが、これが普及すれば未来のミニ四駆に搭載される日がくるかもしれませんね。
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