パナソニック、三洋電機を子会社化へ向け5日からTOB

2009年11月4日、パナソニックが三洋電機を子会社とするための株式公開買い付け(TOB)を5日に始めると発表しました。

三洋電機株式会社株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ(パナソニック)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn091104-4/jn091104-4-1.pdf
パナソニック株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ(三洋)
http://jp.sanyo.com/news/2009/11/04-1.pdf

先日、エネループ製造の子会社をFDKに売却したとのニュースを紹介しましたが、これにより中国などの独占禁止法の審査を通過。 ようやくTOBにこぎ着けました。

期間は12月7日までの22営業日。
三洋の発行済み株式総数の過半数で応募が成立し、12月中旬に子会社化となると、連結売上が約9兆円という、国内首位の日立製作所に肩を並べる巨大電機グループが誕生します。

パナソニックは、三洋が得意とする太陽電池や充電池事業を新たな事業の柱に据える方針ということで、エネループとエボルタの夢のタッグが見られるかもしれません。
現時点では、ニッケル水素電池がミニ四駆のレギュレーションで認められていないのが残念ですが、その技術はアルカリ電池でも有効に活用されると思います。

関連情報:三洋電機、エネループなど製造の子会社を富士通子会社へ売却

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