ミニ四駆GP2014Autumn東京大会レポート

2014年11月30日に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催された「ミニ四駆グランプリ2014 Autumn 東京大会」に参加しました。


関東では今年最後の公式レース、そして8月以来の品川での開催。
前日まで雨が降っており、また天気に恵まれないのかと心配でしたが、何とか晴れてくれて良かったです。
明日から12月ということもあって気温は低めでしたが、厳しいほどの寒さではなく風もなし。すばらです。


ブンブンハローSeaside。東京大会3と同じ8時45分ごろに会場到着。
8時50分ごろに並び始めてエントリーシールの番号は1500番台でした。
この日の定員は全クラス合計で2500名、エントリーは2352名だったです。
ジャパンカップと比べると落ちますが、昨年の同時期に開催されたミニ四駆GP2013よりも多くの方が来場しました。
ちなみに、写真は販売コーナーの列。
到着時点で既に、イオン1階入口から北埠頭橋の交差点手前までまっすぐに形成されていました。


関東では最初にして最後の「かっとびウイングサーキット」。
ジャパンカップ東京大会4で電撃発表された、全長198mの高速コースです。


今回は2面運用。
特殊なセクションがないので3面もいけると思いますが、会場のスペースと参加者数の都合か2面となっています。
スケジュールも順調に進んでいましたし、ファミリークラスは追加でもう1回レースが出来たので、今回は2面でちょうど良かったのではないでしょうか。


司会進行はAコースが熊谷さんと櫻井なるさん。
Bコースは午後からMCガッツが登場しました。



※画像をクリックすると拡大します。

参加ガイド。
表紙はZウイングマグナムとしろくまっこです。

タイムスケジュール
  7:00 受付開始
  8:20 競技説明
  8:30 オープニング
  8:40 一次予選 オープンクラス、ジュニアクラス、ファミリークラス
 11:50 お昼休み
 12:20 競技説明
 12:30 一次予選 オープンクラス、ジュニアクラス、ファミリークラス
 13:30 コンクールデレガンス(一次予選同時進行)
 14:40 二次予選
 15:00 お楽しみ抽選結果発表
 15:50 決勝戦
 16:30 表彰式
 17:00 終了
  →裏面

来年のレーススケジュールも掲載されています。
既報通りですが再掲。

ミニ四駆グランプリ2015 NEW YEAR
1月11日(日)掛川大会  東遠カルチャーパーク総合体育館 さんりーな(静岡県掛川市)
1月18日(日)岡山大会 岡山おもちゃ王国(岡山県玉野市)
1月25日(日)東京大会 品川シーサイドフォレストオーバルガーデン(東京都品川区)
2月1日(日)仙台大会 サンフェスタイベントホール(宮城県仙台市)
2月8日(日)大阪大会 ひらかたパークイベントホール(大阪市枚方市)
2月22日(日)広島大会 広島マリーナホップ(広島市西区)

それでは、本日のコース「かっとびウイングサーキット」を見ていきましょう。


全体が『∞』を描く形状となり、ヘアピンが3か所(うち1ヶ所はスロープ?ショートストレートからのヘアピントルネード)、ゆるやかR2100コーナーが2か所、鋭角のZ コーナー、マシンの鼓動を刻むハートビートシケインが組み合わされます。また、気になるきまぐれセクションは設置せず、まさに『かっとび』仕様のレイアウトです。
(タミヤの説明より)



疑り深いミニ四レーサーの皆様に向けた「気まぐれセクションはありません」が逆に怪しさを醸し出していましたが、11月2日の愛媛大会、15日〜16日の静岡大会、23日の岡山大会でその言葉が本当であったことが証明されました。
自分の周りで並んでいた人は「いや、タミヤのことだから…」といった話をされていましたが、隅々まで見て、今日も気まぐれが無いことを確認。
いやぁ、私は最初から信じていましたよ。えぇ。


かっとびウイングサーキット最大の難所、ヘアピントルネード。
詳細は後述。


鋭角のZコーナー。
こちらも詳細後述。


真ん中を突っ切るロングストレートからのハートビートシケイン。
トリッキーなセクションはありませんが、それだけにセッティングのさじ加減が難しいコースとなっています。

続いて、各セクションの紹介。


シグナルは赤から青になったらスタートです。
スタート時、ストップウォッチの使用やカメラ撮影等、スタート行為以外は禁止となっていますので、久しぶりに出場するレーサーはご注意ください。


スタートスロープからストレート3本。


180度コーナーでターン。
何の変哲もないコーナーですが、今日はココでコースアウトするマシンも何台か見かけました。


ヘアピントルネードからの空中回廊。
序盤からのスピード勝負かとおもいきや…。


ヘアピントルネードの入口となる上りスロープ。
30度のノーマルタイプで、これ単品では特に意識することはありませんが、スロープ直後のストレートが1本、さらにコーナーインというレイアウトになっているせいで、多くのマシンがあえなくコース外に消えていきました。
開始数秒で数台コースアウト、生存マシンが1台や2台というのは珍しくなく、全マシンがコースアウトというレースも何度かあったほど。
ほぼフラットなレイアウトに心奪われてスピードを上げると、一気に脅威度が増す恐ろしいトラップです。


180度コーナー。
スロープ、ストレートの直後のコイツは危ない。



すぐにR2100コーナーへ突入。
ここはマシンのスピードの見せ所ですね。


R2100の直後は90度コーナー。
意外にもコーナーがキツいこのコース。


下りスロープで降下。
着地後もストレート1本ですが、このレイアウトでは怖くありません。
コースアウトするマシンもほとんど無し。


2回目のR2100コーナー。
一気に駆け抜けましょう。
今日の一次予選はマシンスピードの差が大きく、ここに来るころにはかなり距離が離れているレースが多かった印象です。


レーンチェンジはノーマルタイプ。


レーンチェンジ直後にショートストレート、180度という配置がまた嫌らしいですね。
ヘアピントルネードに次ぐコースアウトポイントでした。


180度コーナー。


ストレート、鋭角コーナーの波状攻撃、Zコーナーです。
Zウイングマグナムにちなみ、「Z」をイメージしたレイアウト。


ストレートでスピードをあげて高速でコーナーイン。
そこから135度のコーナーで一気に減速という、お約束な展開。


逆方向から。


90度コーナーの後はストレート3本。
空中回廊の下を通過します。


別アングルから。
このストレート直後のハーフコーナーでコースアウトするマシンも、それなりの頻度で見受けられました。


ハートビートシケイン。
ハーフコーナー、90度コーナー、デジタルカーブ×2で構成されています。
デジタルカーブが2連続で連なったセクションは、ウェーブセクションver.2ほどではありませんが、マシンの自力が試される難所です。


最後はストレート2本、90度コーナーでラップ。
冒頭でも書きましたが、ヘルクライムやナイアガラ、大型バンク、芝、フジヤマチェンジャー、ループのような派手な仕掛けはありませんが、高速コースの皮を被ったトラップが襲い掛かる強敵です。
ただ完走するだけなら造作もありませんが、速く走ろうとすると難易度が上がる、玄人好みのコースと言えるでしょう。


今回も動画を撮影しました。
割と長めですので、時間があるときにぜひ。

今日のコースで気になったことをいくつか。


下りスロープ直後。
数ミリ程度の段差になっています。
逆走でのマシン衝突を防ぐためでは?との意見もありますが、真相はいかに。


下りスロープ直後のR2100カーブ。
継ぎ目があらく、カーブとカーブの間隔が広がってしまっています。


ゴール前のストレートとカーブ。
こちらも外に行くほど段差が大きくなっています。


ハートビートシケインのデジタルカーブ。
フェンスの一部が破れてしまっています。


拡大。
この部分は外側ですが、位置的にマシンが内側に向いている箇所ですので、ほとんど影響は無いように見えました。

実車と同様、レースは何が起きるかわかりません。
ジャパンカップ2014東京大会1のように雨の中でのレースとなるかもしれませんし、鈴鹿のように設置場所が傾斜になっていることもあるでしょう。
こういったコースのコンディションにも対応できるよう、余裕を持ったマシン作りを心がけたいものです。

お次は販売コーナー。
本日は先行販売はなく、限定販売と既発商品の販売のみです。
しかし…。


限定販売の予定だったアストラルスター アルミメタリックスペシャル(MAシャーシ)は、予定が変更になったそうで急遽販売中止に。
購入を目論んでいたので非常に残念です。
静岡には行けそうもないので、NewYearで販売してくれると嬉しいのですが…。


過去の大会でも限定販売されたヒートエッジ レッドメタリックスペシャル。


シャドウシャーク スチールメタリックスペシャル。


HG ARシャーシ カーボンフロントワイドステー (2mm金ラメ)。


HG ARシャーシ カーボンリヤワイドステー (2mm金ラメ)。


HG 13・19mmローラー用 カーボン マルチ補強プレート (2mm金ラメ)。
金ラメ3兄弟はあまり動いていませんでしたね。
発売から時間が経っているためか、何か別の理由があるのか(すっとぼけ)。

ちなみに、11月21日に発売されたHG 軽量19mmオールアルミベアリングローラーは、自分が並んだ時には見当たりませんでした。
こちらも購入予定だったので残念。


くまモンとしろくまっこ。
櫻井さんいわく「しろくまっこはタミヤオリジナルのゆるキャラです。モ子ちゃんとは違った可愛さがあります!」とのこと。
違った可愛さってなんだろう(すっとぼけ2)。


夏に放送された「ミニ四駆選手権2014〜目指せ!ジャパンカップ〜」。
テレビ東京系列の一部地域でしか放送されませんでしたが、BSを契約していれば全国どの地域でも観ることができます。
放送は12月14日(日)午後1時から。
放送当時の当サイトでの紹介記事はこちら。



関東では今年最後の公式レース、有終の美を飾って良い年末を迎えたいと思っていたのですが、自分は一次予選、スピード負けで2位で敗退しました。
現地でのコースアウト率にビビってモーターを落としてしまったのが最大の敗因です。
タミヤのサイトの「キミは風になれるか!!」という煽りに、「風になるってコースアウトしろってことか?その手は食わないぞ!」と反骨精神を発揮したのも良くなかったのかもしれません。
12月以降はミニ四駆ステーションや街角のレースで練習して、再び公式レースに戻ってきたいと思います。

スタッフの皆様、参加されたレーサーの皆様、今年もありがとうございました&お疲れさまでした!!
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