ジャパンカップ2019東京大会1Dレポート

2019年6月15日に品川シーサイドフォレストで開催された、富士通乾電池提供 ミニ四駆ジャパンカップ2019 東京大会1Dに参加してきました。
先週は梅雨を通り越して夏が来たのではと思うほど暑い日が続いていましたが、今週に入って雨がだんだんと。
そして…。


雨…。


いつも行われるオーバルガーデンもこの通り。
しかも風が強い。


ということで、ジュネーブ広場隣、屋根の下となるイオン前に設営されました。
前日まで中止の可能性があったので心配でしたが、なんとか開催となります。ありがたや。


会場を上から。
写真中央にメインコース、左側に本部テント、奥に車検コーナー。
販売コーナーはオーバルガーデン1F角にあります。


いつもチェックイン受付を行っているジュネーブ広場。
写真でも雨の強さが伝わってくるかなと思います。
最高気温も19.3度と、かなり肌寒い。


チェックインはイオン前。
3枚前の写真でいうと真ん中奥側の位置あたりです。
屋根の下ですが、風が吹くと雨がかかりますが、チェックインがスムーズに行われたので、あまり濡れずに済みました。
今回から新設されたトライアルクラス※、いつものオープンクラスともに、特に列はわかれていません。
どうやって判別するのか気になります。

※トライアルクラス

ミニ四駆ビギナーのための新クラス「トライアルクラス」がスタート!
オープンクラス対象者のうち、大会に初めて参加する、また楽しんで走行させたいなど「ミニ四駆をやってみたい」、まだ競技志向ではないという方向けとして「トライアルクラス」を新設します。
トライアルクラスではオープンクラスなどと同じサーキットを用いて、1次予選、2次予選、決勝と勝ち抜きも楽しめます。
なお、トライアルクラスの勝者には、10月に開催されるジャパンカップ チャンピオン決定戦への代表権は授与されません。また、チャンピオンズ認定も行われません。

トライアルクラスで楽しみながら武者修行するもよし、オープンクラスで強豪選手に挑むもよし。ジャパンカップ2019は、幅広くレーサーに楽しんでいただける夏の祭典を目指します!

★トライアルクラス こんな方におすすめ!
ミニ四駆を始めてみたばかりの方 / ジュニアクラスを卒業した方 / マシンのチューンナップ勉強中の方 / お気に入りのボディやシャーシでレースに出てみたい方 /

※トライアルクラス、オープンクラスは1大会につきどちらかのみ申し込み、参加となります。またジャパンカップ以降の公認競技会でも実施を予定しています。

(原文のまま引用)

引用元
https://www.tamiya.com/japan/mini4wd/japancup.html

 

●チェックイン


その答えはこちら。
TAMIYA PASSPORTでのチェックイン後、画面にあるクラス名に「トライアル」と書かれています。
エントリーシールをもらう際に画面を見せ、トライアルならトライアル用、オープンならオープン用のエントリーシールをもらえるといった流れです。


今日のトライアルクラスのエントリーシールは黄緑。
二次予選に進むと茶色、さらに進むとオープンと同じ薄紙にトライアルクラスと書いてあるモノが渡されます。


参加賞のエンブレムステッカー。
チェックイン体験会でもらえたホログラムではありません。


一緒にもらえたミニ四駆のスマホアプリのシール。
「アプリモヨロシク」とか「アプリヤロウゼ」とか、見ていて恥ずかしくなってきます。
もっとマトモなデザインはなかったのだろうか…。


ブーメラン(RS?)のレッドメッキボディ。
こちらもチェックインして参加費を払うともらえます。


表面側だけレッドメッキが施されているので、ドライバー側は悲しいことに…。


※画像をクリックすると拡大します。


参加ガイド。
エントリーシールと一緒にもらえるA4のペーパーです。
レースに関する注意事項やスケジュールなどの情報が記載されています。
  →裏面はこちら。

【タイムスケジュール】
  11:30〜13:00 チェックイン受付
  12:40〜 オープニング、競技説明
  13:00〜 予選(オープン、トライアル)
  13:30〜  お楽しみ抽選会発表
  15:30〜 二次予選
  16:00〜 決勝
  16:40〜 表彰式
  17:00    終了

●コース


富士通乾電池提供 ミニ四駆ジャパンカップ2019の公式コース「ミラクルバロンサーキット2019」の紹介、いってみましょう。


ミラクルバロンサーキット2019
全長225mのロングコース。
3つのコースレイアウトがノース(北)、イースト(東)、ウェスト(西)と大会の開催地域の区分けによって展開されるという、今までになかったユニークな試みです。
東京大会はこのうち、ノース(北)レイアウトが採用されます。

いつものD大会と同じく、AコースとBコースの二面運用でした。


Aコース。
オーバルガーデン側に配置。
MCガッツと櫻井なるさんが実況をメインで担当。


Bコース。
ジュネーブ広場側に配置。
MC GUYがメイン実況。


風が強かったので、Bコース側は雨の影響を大きく受けてしまいます。
テントで覆って、なんとかコースを守ります。
テントの下を走行するなんてレア体験ですね。


ブルーシートをかぶせて必死にガード。
レース中はブルーシートをかぶせたままではできないので、雨がかかってきます。
スタッフの方が何度もコースを拭いてくれていました。


エントリーシールに書かれた番号が呼ばれたら車検場へ。
車検を通過すると、マシンに番号が書かれたシールをマシンに貼られます。
スタッフの誘導に従って、その番号が書かれた床の上で出番が来るのを待ちましょう。

ところで、このカーペットは今回新調されたモノでしょうか。
販売されたら買いたい。

では、各セクションの紹介とちょっとした解説です。


シグナルが赤から青になったらスタートです。
天候によっては見づらいので、音が鳴ったらマシンを離すのが良いかなと思います。
しっかりとスタートダッシュを決めちゃいましょう!


デジタルゾーン2
スプリングでも多くのマシンを葬ったデジタルゾーンが2となって登場です。
デジタルコーナー、デジタルドラゴンバック×2、デジタルコーナーの組み合わせ。

デジタルゾーン2に入るコーナーでコースアウトするマシンを結構見かけました。
ストレートでスピードが乗った状態で急なデジタルに突入するので、マシンにはかなりの衝撃がきます。
フロントバンパーやローラーがショックで上向いたりする危険がありますし、まったく侮れません。


デジタルゾーン2の中心にあるデジタルドラゴンバック×2。
スロープストレート、ストレート、スロープストレートが1セクションに凝縮された感じのモノが2つ連結されています。
下りと上りが密着しているので、2つ目のデジタルドラゴンバックの入りでバランスを崩さぬよう気をつけたい。


デジタルドラゴンバック直後にデジタルコーナー。
このコースで最大のコースアウトポイントです。
デジタルドラゴンバックでジャンプしてしまうと、このコーナーに入ることができなかったり、バランスを崩した状態で弾かれてしまいます。


デジタルゾーン2をこえると180度コーナーの「ニューエラターン」。
ここは特に警戒しなくて大丈夫でしょう。


スロープ上り
スプリングのサクラロードで使われたあの床が、今度はスロープ、しかも上り側に敷かれました。
ここで適度にすべって減速してくれるので、スロープを大きくはねてバランスを崩すことはありませんが、セッティングによっては大きくスピードが落ちてしてしまうポイントでもあります。


オープンハウスではピンク色でしたが、夏らしい緑色になりましたね。


フラップストレート〜キッカーフラップ
高さのあるストレートが途切れて…ってあれ?


会場到着時点、キッカーフラップが設置されていませんでした。
レース直前まで待つ。


オープニング15分くらい前にスタッフの方が設置していました。
固定に手間がかかるようで、裏から表から丁寧に作業をされていました。


では改めて。

キッカーフラップ
高さのあるストレートが途切れてジャンプする部分にフラップ型の装置。
マシンの重量によってフラップの動きに変化が加わり、軽いマシンはフラップが下がらずに上向きにジャンプ、重いマシンは逆にフラップが下がり平行にジャンプするという可変セクション。
設置箇所は2コースと4コース。


横から。
フラップにマシンが乗ると下に稼動します。
重いマシンほど下を向き、軽いマシンほど上向きのカタパルト状態に。
ただ、今日の様子ではあまり気にしなくて良さそう。


後ろから。


拡大。
フラップの裏面に重りとしてマスダンパーがびっしりとついています。
レースによってこの調整をかえるというウワサも。
硬めの調整がされた場合は大きな脅威となりそうです。


遠くからあれこれ考えていたら、フラップの下にミニ四駆キャッチャーが設置されました。
マシンが逆走してきて壁に激突すると破損してしまいますが、この子達はそれを和らげてくれます。


フラップからの着地はストレートが長め。
しっかりと着地していきたい。


富士通ポップ
ホップではなくポップ。
上りスロープ、ストレート、コーナーからのドラゴンバック、下りスロープ。
特に上りスロープは、ブレーキ緩めのこのコースでは油断なりません。


ドラゴンバックからの下りスロープ。
スプリングではここでコースアウトするマシンを多く見ましたが、今日はそれほどでもありませんでした。


下りスロープ。


スロープの後はストレート。
1本丸々なのでドラゴンバックで大きく跳躍しても大丈夫です。


ライジングファントムチェンジャー
いつかの年末イベントでも登場したファントムチェンジャーが、「ライジングファントムチェンジャー」となってパワーアップしてやってきます。
ライジングチェンジャーが組み合わさって、スピードとパワーの両方が要求される過酷なレーンチェンジとなりました。
デジタルゾーン2と並んでこのコースの危険ポイント。


横から。
かなりの急勾配。
ロスを無くして駆け上がらないと、パワー不足で登り切ることができません。


スロープから大きく飛ぶとキツい角度の位置に着地してしまい、登るのが厳しい状況に。
しかも、幅が広がっているので、マシンが正面を向いて飛ばないとマシンが暴れて直進できずに終了。


さらにコース幅があるので、タイヤが滑ってマシンが横を向いてしまうと外側のフェンスをそって走ることができず、後は下に滑り落ちていくだけ。


ライジングファントム以外のレーンはただのコーナーです。


バランシングストレート
3レーンのみに設置。
ストレートの両サイドの幅が広がっており、さらにマシン幅ギリギリのストレートの両サイドにある路面が低くなっています。
モヒカンストレートはコース真ん中が盛り上がっていましたが、こちらは両サイドが凹んでいます。
マシンが横にブレるとシャーシが路面に接触し、スピードロスにつながります。


正面から。


斜めから。


入口側拡大。
スロープから登った後にマシン1台分の幅を残して両サイドがくぼみます。


その状態が続く。


出口側。
横にぶれてフェンス側に寄ったマシンは、ここで急に内側へ向かされるので、バランスを崩しやすいです。
序盤のデジタルと同じですね。

今日のところは、ほとんどのマシンがこのセクションを楽に突破していました。
自分が見た範囲でも、コースアウトしたマシンは片手で数えられるほど。
ココを警戒してセッティングをするよりも、ライジングファントムチェンジャーやデジタルドラゴンバックに目を向けた方が良さそうです。


着地部分はフェンスに覆われてどうなっているのかわからず…。


下を向いているスロープ的なものが見える…。


正面付近から見たら、このようになっていました。
わかりづらく表現すると、下向きのスロープが途中で途切れているといった感じでしょうか。
下のキャッチャーは逆走時のガード用途。


余談ですが、バランシングストレートのロゴが好み。


後はラストターンを曲がって終わりです。

以上、コース紹介でした。
初回ということもあってか、感想率はかなり低め。
5台とも1周走りきれなかったレースも多々ありました。
安定志向でいくのもアリかもしれませんが、後半戦になるとしっかり攻略してくるレーサーが増えていくのがジャパンカップ。
いつも以上にスピードと安定、完走を目指したセッティングのさじ加減が難しいコースだと思います。
スピードを上げていくのに大きな壁となるのが、デジタルゾーン2。
デジタルドラゴンバックからのデジタルコーナーの存在が驚異です。

●販売コーナー


販売コーナーはいつものD大会と同じ13時から。
電池だけは12時から買えます。


バロンビエント ジャパンカップ2019(FM-Aシャーシ)。
6月29日の一般販売に先駆けて購入できます。


今年も出ました。
ジャパンカップ2019記念カンバッチセット。


コロコロアニキで応募者全員サービスのサイクロンマグナム ブルーメタリックVer.とブロッケンギガント ブラックメタリックVer.がサプライズ販売。
応募者全員サービスではなかった、コロコロコミックのおまけステッカーが付属。
どちらもAR…ん?


再度訪れたときには、FM-Aシャーシに修正されていました。


こちらも事前発表なしのスペシャルアイテム、タミヤグラス(J-CUP2019)。
正面はレーサーミニ四駆のロゴ、背面はミラクルバロンサーキット2019がプリント。


サンプル。


カンバッチ。


いつかのジャパンカップでは売り切れてしまったので、そうなる前に確保しておきました。


限定キットたち。


限定キットたち2。


先行&イベント限定キットたち。

●その他


お楽しみ抽選会。


コースに貼ってあったスプリングのエンブレムステッカー。
令和バージョンが見られるかと思ったのですが、残念ながら☆☆でした。


しかし、こちらはしっかりと令和。
使い回しではなく、新調されているのですね。さすがです、富士通乾電池様。


こ、これは!?


静岡からやってきた富士山コーン
ここにきてまさかの再会です。
ホビーショーのレポートで松坂屋静岡店さんを紹介した際に、まったく触れることができなかったのですが、今回はしっかりと触れておきましょう。


富士山コーン
design by AD Line

アドラインオリジナルデザイン。
同社の通販サイトFUJISAN SHOPで購入することもできます。


雨からコースを守るかのように。


開放禁止!


といったところで、今回のレポートは以上です。
読んでいただきありがとうございました。
また、参加されたレーサーの皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。
そして、Twitter等でリツイートやコメントを下さった皆様、現地での撮影時に気を遣って移動してくれた方々、ありがとうございました!

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