ダブル定額に入っているので電波が入るところではネットを見ているのですが、地下鉄の中では電波が届かず、駅間ではわりとたいくつな時間を過ごしています。
その間を埋めることが出来るのは何か？と考えたところ、モバイルムービーに行き着きました。
必要なモノは以下の通り
・大前提としてモバイルムービー対応の携帯電話（W21Sのほか、A5404S、SO505isなど）
・メモリースティックDuo
・CLIEに付属のImageConverter。1000円で単体販売（ダウンロード販売）もされています。
当方の環境ではCanopusのMTV1200FXというキャプチャボードを使ってテレビを録画しています。
コレはビデオ入力端子もついているので、ビデオデッキやゲーム機から映像の取り込みも出来るので便利。
ほとんどのテレビ番組をMPEG2形式で録画しているのですが、ImageConverterを起動してリストにドロップするだけで読み込ませることが可能です。通常、ImageConverterではMPEG2形式は読み込めないようですが、何の問題もなく読み込ませることが出来ました。
強いて注意点を上げるならば、MTV1200FXでMPEG2録画するとデフォルト拡張子が.m2pとなっているので、コレを.mpgに変更する必要があることくらいです。また、カット編集用のソフトMpegCraftを使って編集したデータを読み込まないことがありましたが、再度エンコードするにチェックを入れることで問題なく読み込めたことも付け加えておきます。
変換の設定は高画質、標準、長時間1、長時間2の4種類がありますが、どの形式でもW21Sで再生することが出来す。サイズや画質と相談しながら決めるといいでしょう。
あとはコンバートを行ってメモリースティックDuoに入れるだけ。直接入れることもできますが、管理の面や書き込んだ際のエラー発生時のリスクを考慮すると、一度ハードディスクに保存してからメモステに格納する方が良いと思います。
なお、Cドライブに保存した場合はC:\MQ_ROOT\100MQV01に格納されます。ここにMOVnnnnn.MQVとMOVnnnnn.THMの2つが作成されます。
メモリースティックにMOVnnnnn.MQVのみを転送します。
保存先は以下の通り。
メモリースティックのドライブ:\MQ_ROOT\100MQV01
なお、画像ではA5404Sに付属した16MBのメモリースティックがささっていますが、現在はSunDisk製の256MメモリースティックProDuoを使用しています。コイツに30分の動画を高画質モードで2本入れています。
W21Sで再生する場合は、[メニュー]−[メモリースティック]−[モバイルムービー]の順で選択。
ココに先ほど作成したムービーが入っているはずですので、コレを選択すれば再生されます。
再生中の画面。
画像に線のようなモノが出て荒くなっているように見えますが、デジカメでディスプレイを撮影したことによるものです。実際はキレイですのでご安心を。
全画面表示も可能。
標準以上で作成すれば、キレイに再生されます。
驚いたのはまったくコマ落ちがなかったこと。最近の携帯は性能がイイですね。
音質についてはイマイチ。過度な期待は禁物。
サーという音（ノイズ？）がバリバリに乗っています。
ちなみに、イヤーホンはSonyのEX51S10を使用。
普通のジャックを平型に変換するアダプタも販売されていますので、手持ちのイヤーホンを使いたい方はそれを購入すれば安上がり。
ZaurusやCLIEほど大きな画面ではないにも関わらず、QVGAという高画質もあってか思った以上にビデオとして使えます。視認性も良好。使い勝手の面ではZaurusのMediaPlayerよりも数段上のように感じました。また、音質はステレオスピーカーの恩恵を受けて、こちらもイイ感じになっています。
残念なのがImageConverter自体の機能。
バッチエンコードが可能とはいえ、時間指定が出来ないのは不便。ぜひ改善してほしいです。
（もしかするとGigaPocketやDo vaioとの連携では可能だったりする！？）