Driving A Go! Go!

P-M「今日はあさがやクンがドライブに連れて行ってくれるらしいが、集合時間になっても現れない…」

ちゃらららん♪ふぁんふぁんふぁ〜ん♪
※この着メロについては第一章第5話を参照

P-M「ん?あさがやからメールだ」




P-Mまたかいな。しかもこの時間…まさか"いまどこだ→家"のパターンか!?」

1時間後…

ブロロロロー

あさがや「お待たせー♪」
P-M「一応聞くがあのメールをどこから送った?」
あさがや「家」
P-M「やはり」
あさがや「…の玄関の前から」
P-M「今までは家の中からだったから、微妙に進歩しているのね…」
あさがや「えっへん!!」
P-M「(無視しながら)ところで、後部座席に置いてあるあの抜け殻は…?」
カトリ「あさがやさん とめてください とめてください もっと ちゃんと…」
P-M「?」
カトリ「ああー おじいちゃんが おじいちゃんが…にげてー!!」
P-M「カトちゃん!カトちゃん!!」
あさがや「ハッハッハ。これくらいでビビっていちゃ絶叫マシンに乗れないぜよ」
P-M「絶叫…って、自分で言うか?」
カトリ「あさがや先生はもっと左右を確認すべきです。できたら後ろも気にしてください…。時々信号や歩行者が見えてない気もします」
P-M「それは全然ダメじゃないのか?」
あさがや「まったくオーバーだなぁ。さぁ乗った乗った。マリオカートDSで鍛える予定のドライビングテクニックを見せてやるよ」
P-M「マンマミーヤ!?」


到着。



あさがや「ついたよー♪」
P-M「…」
カトリ「……」
P-M「…足、はえてる?」
カトリ「……なんとか」
あさがや「よーし、今日はかっとばすぞー」
P-Mカトリあさがや、ぶっとばすぞー!!
P-M「それにしてもここはどこだ?」
あさがや「あそこに埼玉スポーツセンターと書いてあるだろう」
カトリ「あんなにデカデカと書いてあるのに気付かないとは」
P-M「話の展開上仕方なく演じただけなのに、なぜにそこまで言われる必要が…」

あさがや「よし、まずはバッティング対決だ。移動するぞ」



●バッティング対決
バッティングセンターでヒットゾーンに当てたら1ポイント、ホームランで4ポイント。
1ゲームをやって最も多くポイントを獲得した者の勝ち。


P-M「まずは自分から行くぞ」
あさがや「解説のカトリさん、どうでしょうか?」
カトリ「なんと言っても現役時代に4番を打っていましたからね。好成績が期待できそうですよ」
P-M「うぅ…プレッシャーをかけないでくれ…」

P-M「2ポイントか…」
あさがや「しょぼ!」
P-M「だってね、ヒットゾーンの当たり判定が微妙だし、当てたときにワー♪キャー♪キャー♪とか頼んでもいないのに勝手に歓声が沸き起こるのだが、その間は当ててもカウントされないし。アレは応援しているのか邪魔をしているのかわからないよ、ホント」
あさがや「あーはいはい、いいわけはいいから」
カトリ「次は我が輩だ」

カトリ「3ポイント…」
あさがや「しょぼ!」
P-M「賊の異名を持つだけのことはある!」
カトリ「しかしビリはなくなったぞ」
あさがや「ついにエースの登場です」
カトリ「極亜久高校に転校してきたあさがや。甲子園を目指す為に野球部へ入部するが、練習する者は皆無だった。そんなある日、事故であさがやと外藤先輩以外の部員が入院してしまう。以前から野球部を嫌っていた教頭は、これを機に廃部にしようとするが…」
あさがや「ないって、そんな裏設定」
P-M「次はあさがやか」

あさがや「2ポイント」
P-M「あさがや、明日から二軍だ。矢部もな」
あさがや「矢部って誰!?」

カトリ「それにしても3人ともショボいな〜」
あさがや「気を取り直して次行くぞ!次!」

結果
1位:カトリ
2位:P-M、あさがや


●パターゴルフ対決
18ホールまわって最もスコアが良い者の勝ち。

P-M「お手本というものを見せてやる」

コロコロコロ…カラン♪

P-M「P-M選手、見事一打でカップに沈めました。晴天の下、心地よい音があたりに響きます」
カトリ「自画自賛は放っておいて、あさがやにプレッシャーでもかけるか」
あさがや「その必要はない。もう打ったからな」
P-M「その割にはボールが見あたらないが?」
カトリ「まさかあさがやもホールインワン!?」

P-M「あれ、カップの中にはないぞ?」
カトリ「いつの間にあさがやの姿も見えない」
P-M
カトリ!!

なんと、パットゴルフ場の外に転がったボールを必死に追いかけているあさがやの姿が。
あまりにもダサいその光景は、周りの人たちをも爆笑の渦に巻き込んだのだった。
それ以来、あさがやはTALKMANと呼ばれることに…。

あさがや「TALKMAN関係ねー!」
P-M「まぁ、あのOBが無くてもTALKMANがダントツで最下位だったな」
カトリ「TALKMANは手首にスナップを利かせすぎて狙った位置にボールが行ってないのが敗因だ」
P-M「やはりローラーを装着して安定性の向上を…」
あさがや「改造される!?」

結果
1位:P-M
2位:カトリ
3位:TALKMAN(あさがや)



●ボウリング対決
1ゲームのスコアが最も良い者の勝ち。

あさがや「ボリングなんて久しぶりだなぁ」
カトリ「やったこのあるの?」
あさがや「バカにするな。これでも仲間内ではトップだったぞ」
カトリ「成績なんてあるのか…。まさに奥が深いな」
P-M「受付は済ませたから、レーンに行こうか♪」

P-M「お、スコア票が表示されているぞ」
あさがや「順番はP-M、太郎、カトリか…って、あれ?」
カトリ「ん?どうした?」
あさがや「いやいやいや、ちょっと待て。太郎って誰よ!?
P-M「改めて聞くことでもなかろう。阿佐ヶ谷 太郎クン」
あさがや「このHNにはそんなファーストネームが…」
P-M「知らなかったのはキサマだけだぞ」
カトリ「太郎も早く準備したまえ」
あさがや「太郎になったりTALKMANになったり忙しいなぁ…」

ガシャーン!!

カトリ「ガハハ!ストライクじゃー!!」
あさがや「ボウリングでも賊か…」
カトリ「180ですよ〜、フォ〜!」
あさがや「ボウリングでもHGか…」
P-M「180か…。こっちは久しぶりだったから100を超えれば満足だというのに」
カトリ「今日は調子が悪かったな〜」
P-M「調子が悪くてそのスコアかよ」
あさがや「うちらの完敗だ」
カトリ「何言っているの?儂が戦っていたのはキサマらのような無能じゃなく、隣のレーンの連中だよ」
P-Mあさがや「む、無能…」

結果
1位:カトリ
2位:P-M
3位:太郎(あさがや)


P-M「総合順位は1位 カトリ、2位 P-M、3位 あさがやだ」
あさがや「最後の追い上げも及ばず、3位どまりか」
カトリ「なんか上位に食い込んだような雰囲気をだしているが、3位=ビリだからね」
P-M「最下位のあさがやさんは罰ゲームです」
あさがや「仕方ない。罰ゲームとして帰りも運転するか」
P-M「え…?」
カトリ「それってうちらが罰ゲームじゃ…」
あさがや「ウハハハー、2km/hコーナーリングだー!!」
P-Mカトリ「ぎゃー、遅ぇー!!」