サイクリングマグナム

全国的に厳しい暑さが続いている。
この日も30度をオーバーし、さらに午後から雨が降るらしい。
こんな日は外に出るのもイヤになるほど…なのだが…。




森林公園。

あぁ…なぜこんなところに…。
7月某日−
346「いやぁ、いい天気ですなぁ。こんな日はプールにでも行きたいなぁ」
P-M「プールか…。そういえば森林公園のプールは去年で閉鎖されたらしいな」
346「森林公園か〜。最近行ってねえな」
P-M「自分は去年、プールに行ってきたが」
346「よし、サイクリングに行くぞ。森林公園へ行くのです!」
P-M「行くのです!ってオマエ…。行くのは構わんが一人で行きな。自分は絶対に行かないからな」
346「冷たいこと言うなや。今度アレを手伝ってやるからさ」
P-M「うぅむ…、アレか…」

そう、事件の影にはやっぱり346。
今回もいきなりの思いつきで森林公園に来ることになったのだ。


P-M「アイツめ、どこに行きやがった」
店員「よくきたね〜。サイクリングならここで自転車をレンタルしているよ」
P-M「自転車?おぉ、そうか。自転車を借りなければな」
店員「マウンテンバイクがよさそうだね。はいよ」




バイセコーM-Style -Shinrin Mix-

P-M手元でギヤチェンジが可能なT字ハンドルにサドルは堅めというセッティング。カギが付いてセキュリティも向上している!!」
店員「スピードが出るからね。気持ちいいよ」
P-M「ありがとうございます。それでは、行ってきます」

意気揚々と乗り込もうとしたところ、失踪していたトラブルメーカーが登場した。

346「あ、ずりー。自分だけチャリをゲットしやがって!」
P-M「ずるくないって。どこに行っていたんだよ」
346「厠(かわや)なんて恥ずかしくて言えるわけないだろ」
P-M「言ってるじゃん!もういいからお前さんも早く借りてきなよ」
346「おうよ」



346「お待たせ♪」
P-M「あぁ、早かったじゃ…って、え!?」




ママチャリ346

P-M「ナニソレ…」
346「イカスだろう?」
P-M「は、はぁ…」


●サイクリングロード



公園内にこのような自転車専用の舗装された道が張り巡らされており、自然の中をサイクリングすることが出来る。
ところどころに施設があるので、それらに立ち寄りながら公園を一周することにした。
ちなみに、入園料は15歳以上が400円、小・中学生は80円。自転車のレンタル料は大人が3時間410円、小人が250円。
詳しくはこちら。

P-M「よし、行くぞ!」
346「ぜー、はー、ちょ、ちょっと待ってくれ」
P-M「えぇーっ、もう疲れたの?だからママチャリはやめておけって」
346「うるさい!いいから進むぞ」


●展望レストラン



高台にあり、レストランの他、展望台やバーベキューが出来る。ちょっとした広場もある。

346「さぁ、メシだメシだ!!」
P-M「急に元気になりやがって。スパゲティにラーメン、カレーか…。いろいろあるな」
346「オレは味噌カツに決まった!」
P-M「味噌カツ?あるわけないだ…って、あるし!!」

346は味噌カツ丼、P-Mはうどんを注文した。



滑川風冷汁うどん(550円)
金ゴマと味噌を合わせたさっぱりしたゴマだれにうどんをつけて食べる。
蒸し暑い日はこういうさわやかな食べ物に限る。


346「お〜い、展望台に登ろうぜ」
P-M「天気が悪いから眺めもよくないだろう」



P-M「…ね?」
346「あぁ…」
P-M「晴れた日は山が見えるらしいよ」
346「あ、あぁ…」
P-M「そろそろ行くか」
346「…あぁ…」


●渓流広場





P-M「せせらぎの音が涼しげに感じるな」
346「水着さえ持ってきていれば!」
P-M「(まさか泳ぐ気だったのか…!?)」


●植物園



P-M「ハーブガーデンだってさ」
346「ハーブと言えば346。マングースと言えばP-Mだな」
P-M「もしかしてハブとマングースとかけたのか?しかもなぜ自分がマングースなのさ」
346http://ipodnano.cocolog-nifty.com/tmp/2006/06/15_171b.html
P-M「ここでそうきたか」



P-M「中もスゴイな。なんか大金持ちの家の庭みたい」
346「いや、どちらかというと大富豪のガーデンっぽい」
P-M「言い方変えただけだよね、ソレ」

ハーブガーデンから出ると急に雨足が強くなってきた。

P-M「346、なんか雨が強くなってきたぞ」
346「時間もないことだし、いっちょバトるか」
P-M「外伝とはいえ、激闘記録。やはりやるしかないのか…」
346「ゴールは南口。どちらが先にゴールへ到着するかを競う」
P-M「望むところだ。ただし、人に迷惑を掛けない範囲でな」

レディ…ゴー!!

P-M「うおぉぉぉぉおおおおおおお!!!」
346「負けるかァァァアアアアア!!!!」

P-M「分岐地点?よし、右だ!」

P-M「ヤツの姿が見えない。別ルートを通ったのか?」


P-M「よしッ!ゴールが見えた!!」

ゴール!!!

P-M「346はいない。勝った、勝ったぞ!!」

5分後。

P-M「ふふ、さすがに本気を出しすぎたか。アクエリアスでも飲んで勝利の余韻に浸ろう」

10分後。

P-M「ま、まぁ、ママチャリだからな。ある程度の差が付くのは仕方あるまい」

15分後。

P-M「遅い…。遅すぎる…ん?」
346「お待たせ♪」
P-M「遅かったじゃん。しかもその余裕はなぜ?」
346「途中の広場で休憩したからな」
P-M「え?勝つ気ゼロ?」
346こんな ゲームに まじになっちゃって どうするの
P-M「たけしの挑戦状かよ!!」



346 VS P-M

ゆるさんぞ346ーッ!!