激闘記録「オータムカップ2012東京大会2」

カトリ「前回のオータムカップ東京大会1では久しぶりにタスキをゲットできた。だが、この結果に満足するオレ様ではない。まずは新マシンだ」



カトリ「ついに完成したぞ。ARシャーシ用ファーストトライパーツをベースに、ありあわせのパーツを装着してやったわ。イメージとしては…」
あさがや「で、その回想は長いの?」
カトリ「まだ序章に過ぎない。オレの戦いはこれからだ!」
P-M「変なフラグを立てているところ悪いが、そのバッグの口から見えるものは何だ?」
カトリ「あぁ、これか」


芝!!


P-M「人工芝!?」
カトリ「これで芝セクションでのブレーキの食い付きを見ることができる。もう芝は恐くない!あとはヘルクライムとナイアガラver.2だけをマークすれば勝利は見えたな!!」
P-M「どれどれ。おぉ、自分のマシンはあまり芝で引っかからないようだな。リヤにブレーキを追加したから心配だったんだ」
あさがや「では越前も失礼して…ん?」
P-M「どうした?バッグの中を漁りだして」
あさがや「…な、ない」
カトリ「まさか…」
あさがやマシンを家に忘れてきた!!
P-Mカトリ「はぁ!?」
あさがや「家を出るとき、机の上に置いてあるのを見たんだ!はっきり覚えている!」
P-M「キミ、それ完全に置き忘れだよね」
カトリ「オレのマシンでよければ見てもいいぞ。絶対に貸さないが」
あさがや「こ、こうなったら!邪王心眼!!



ドサドサッ!!

P-M「現地調達ときたか」
あさがや「1時間くらいあればそれなりのマシンが出来るだろう!」


1時間経過



1時間30分経過
P-M「じゃあちょっくらレースに出てくる」
カトリ「同じく」
あさがや「あぁ。すぐに後を追う!」



2時間経過


2時間20分経過
スタッフ「オープンクラス参加者の方はもうすぐ締め切りますのでお急ぎください」
あさがや「で、出来たぁ!!」
P-M「ギリギリ完成したか。ほら、急げ!」
あさがや「我が名はダークフレイムマスター、闇の炎に抱かれて消えろ!」
カトリ「どうでもいい小ネタ挟んでないでさっさと行け!」



午前一次予選の結果
P-M
  追加したリヤのブレーキが芝セクションに思いっきり干渉し、スピード負け。
  完走はしたものの、5人中4位と惨敗。
カトリ
  一周目、ダブル芝セクションの真ん中付近でゆるやかに停止。
あさがや
  突貫で作ったマシンで出場したが、ブレーキがコースに接触する凡ミス。
  ノロノロと走り続けたものの、ヘルクライムを登り切れず終了。



あさがや「二人揃って芝って…。あの持参した芝はなんだったのか。しかも冒頭のエアロアバンテ使っていないし!」
カトリ「まぁ、タミヤの芝はタイヤの跡がついているし、形状も凹んでいるし、目の粗さが違うし」
P-M「だがこれでわかった。リヤのブレーキを外さないと走れない。バッテリーも交換だ」
あさがや「こちらもセッティングを見直すか…って、パーツがないからブレーキを外すくらいしか出来ない…」
カトリ「よし、これで芝は突破できるだろう!」



午後一次予選の結果
P-M
  スタート直後から2位をキープ。
  芝セクション、ヘルクライム、ナイアガラもほぼ安定して走破した。
  左目で自分のマシンを追いつつ、右目で1位のマシンがコースアウトするよう
  呪いをかけ続けた効果が出て5周目でバランスを崩すも復帰。
  そのチャンスに追いつけず惜敗。
カトリ
  一週目、ダブル芝セクションの真ん中付近でゆるやかに停止。
あさがや
  なぜか比類なき安定走行っぷりを発揮し、トップを独走。
  ゴールが目前にせまった5周目のヘルクライムで着地に失敗。
  そのままナイアガラを落下し、ジ・エンド。



あさがや「チクショー!惜しかった!!」
P-M「午前、午後ともスピード負けとは…。無念だ」
あさがや「カトリの部分、コピペしたままになっているよ」
P-M「違う…コピペではない」
カトリ「…」
あさがや「まさか午前と同じ場所で…」
カトリ「し、芝なんてキライだー!前回のセッティングに戻すしてやる!!」

Special Thanks
 画像提供:カトリ氏