激闘記録 第5章第2話「異世界からの来訪者」

カトリ「で、言ってやったんだよ。店ごと買ってやるってね」
あさがや「HA-HA-HA」


「お〜、オマエらがうわさのBAKAコンビか!!」

カトリ「前後のBとAは余計だ…って、そもそもコンビじゃない…じゃなくて、あぁ、もう、誰だ!?」
????「キサマらに名乗る名前はない!」
あさがや「その手に持っているのはダンガンか?」
カトリ「蛍光グリーンのジェットバルカン…?」
あさがや「ま…まさか…」
????「フフフ…」
カトリあさがや誰?

P-M「お約束のボケをありがとう。おかげで三途の川を五往復しそうになったよ」
カトリ「知り合い?」
P-M「紹介しよう。彼の名は346(サンシロウ)。ブログを読んでいる方はすでにご存知だと思う」
カトリ「あぁ、P-M氏を無理矢理ポッドキャストに出演させて鬼とか悪魔とか言われていた人ね」
あさがや「あぁ、新宿にミニ四駆を買いに行ったのに、なぜかダンガンを買った人ね」
カトリエンペラーをサンダーバードと言ったり
あさがや「あれや」
カトリ「これや」

ゴゴゴゴ…

346「ヲイ…コイツラ…ダメダ…モウ…ヤルシカナイ…」
P-M「もう手遅れなのは同感だが、それはアンタも同じだから」



●五茂野サーキット

346「これがウワサに聞いた五茂野サーキットか」
あさがや「初心者め…。ティーリーグの洗礼を受けるがよい」
カトリ「ヒッヒッヒ…悪鎖蛾屋、お主もワルよのう…」
346「まぁ何したってオレ様のマシンが勝つのはわかりきっているけどね(ニヤリ)」
カトリ「そんな安い挑発に誰が…」
あさがやムキーッ!ゆるさん!!ゆるさんぞカカロット!!!
カトリ「…」
P-M「うんうん。仲良くやっているようだな」

カトリ「こうなったら鉄の掟により、レースで白黒つけるぞ」
346「いいぜ。あさがやには勝てるだろうし」
あさがや「な、何だとッ!手加減しないからな!!」

P-M「今日のレースは346が初参加なので、オーソドックスにいこうか」

ルール
・コースはダンガンサーキットの基本構成である8の字を使用。
・コース上の離れた位置から3台同時にスタート。
・残り2台になるまで他のマシンをコースの外にはじき飛ばす。(残り2台になるまでは何回パスされてもOK)
・残り2台になったら先に相手を2回追い抜くかはじき飛ばせば勝ち。

カトリ「346クン、どうかね?」
346「アイツらのマシンを倒せばいいわけだろ?ラクショー、ラクショー」
あさがや「いちいちカンにさわる人だなぁ。さっさとマシンを見せなさい」
346「仕方ねぇな。ほらよ!」





カトリあさがやドカーン!!

346「どうだ!ビビったか!?」
あさがや「正直、想定外だ…」
346「だろう?」
カトリ「この火薬量…。通常の特撮ヒーローもので使える予算では不可能だ。ということはCG?」
346「はぁ?CG?何言ってるの?」
P-M「346…。キサマが出そうとしたのはこっちじゃないの?」
346「へ?あ、あぁ…間違えた。スマンスマン」




346「マシンの名前は"ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレカイジャリスイギョノスイギョウ マツウンライマツフウライマツクウネルトコロニスムトコロヤブラコウジノブラコウジパイポパイポパイポノシュウリンガンシュウリンガングウリンダイグウリ ンダイノポンポコピーノポンポコナーノチョウキュウメイノチョウスケ"って言うんだ」
P-M「長いからバブルスライムでいいよ」
346「えぇっ!?毒に冒されてるの?」
あさがや「(ひそひそ)カトリ。センターにあるパワーバーは何の意味が…?」
カトリ「(ひそひそ)むぅ…理解できん。転倒復帰がしやすくなる…?いや、バーの長さが同じでは効果がない…」
あさがや「実はもの凄い攻撃力があるとか?」
カトリ「まったく読めない。こんな敵は初めてだ。とりあえずレースで効果を確かめるしか…。

今回の出走マシン
あさがやアサガヤバルタン
カトリバーニングフォース
346バブルスライム

レディ…ゴー!!

あさがや「必殺!左幅寄せ!!
P-M「いきなり得意技を出してきたか」
カトリ「左に幅寄せをすることによって相手を精神的に追いつめるとともに、運が良ければコース外に弾くあの技か」
346「邪魔だよ」
あさがや「うわっ!」
カトリ「あれは…。幅寄せしたマシンを押し返すことによって相手を精神的に追いつめるとともに、運が良ければコース外に弾く伝説の必殺技"幅寄せ返し"!!」」
P-M「いやいや。伝説の必殺技なんて大したモノじゃないと思うが」
カトリ「やはりあのパワーバーはすさまじい威力を持っている。うかつに近寄れないな」
あさがや「いや、ここはあえて攻めるッ!」

346「やべっ。あさがやなんかに追いつかれた」
あさがや「なんかとはなんだー!!」
カトリ「待て!罠だッ!!」

ガシャーン!!

あさがや「なんとぉー!」
P-M「あさがやがコースアウトした!」
346「あぶねー。こういう勝ち方もあるのか」
カトリ「クッ…。どうする?」
346「スピードだけならあさがやの方が上だったか」
カトリ「スピード…?そうか!ヤツのマシンはスピードがないため、コーナーで内側を走る。対してスピードが速い我がマシンは外側を走る。つまりコーナーで抜ける!!」
346「カトリマシンが近づいてきた!」
カトリ「今だ!!」

勝車、バーニングフォース

P-M「アウトから抜いたー!」
カトリ「URYYYYY!!!」
346「チクショー!!!」

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346「今日は楽しかったぜ。初心者でも勝てるもんだな」
P-M「ダンガンは初心者でも上級者に勝てる。無改造のマシンでも勝てないことはないからね。それが面白さであって怖さでもある」
カトリ「あさがやが負けたのは笑ったが」
あさがや「ふん。今日はわざと負けてやったのさ」←ウソ
346「ハァ?負け犬が何を言ってんの?」
あさがや「ぐぬぬ。こそは覚えていろ」
P-M「ちょ、ちょっと、次って何よ?346はレギュラーメンバーじゃないのだが…」
346「いいだろう。次で決着をつけてやる」
P-M「勝手に話を進めるんじゃない!って、あぁ、もう好きにしてくれ!!」


カトリ「最後に聞きたいのだが、そのパワーバーってどういう効果を狙ったんだ?」
346「あぁ、コレ?何となく。せっかく買ったのにつけないともったいないじゃん」
カトリ「何となくって…。必死にマークして損した…」


SpecialThanks:346氏(爆発画像提供)