激闘記録 第5章第9話「あさがやvsP-M(オンラインレーサー編)」

かいひんまくはり〜、かいひんまくはり〜

あさがや「やってきました幕張メッセ」
P-M「カトリ、その荷物は?」
カトリ去年のように長蛇の列に並ばされたらたまらんから、ジュースを大量に買い込んでおいた」
P-M「賢明な判断だね。脱水症状になったら大変だし、水分の用意は重要だよ」
あさがや「よし、気合いを入れて並びましょうか」


係員「会場へ入る方はこちらからお入り下さ〜い」
カトリ「あれ?"お並びください"じゃなくて"お入りください"なの?」
P-M「あらま。全然並んでいないじゃん。拍子抜けだね」


駅から出て約20分で会場にはいることができた。ラッキー♪


タミヤブース



カトリ「今日はあまり金を使わないからな。期待してもダメだぞ。いいな」
あさがや「誰も期待なんてしていないから。いいから早く前に進んでよ」
カトリ「わかればよろしい。アバンテMk.IIだけ買ってレジに進もう…ん!?これは!アンダースタビヘッドにMSシャーシのゴールドターミナル!先行販売されているのか。買う!買っちゃう!!あぁ、ついでにアレもコレも」
あさがや「結局いつもと同じじゃねーか」

P-Mオラオラオラオラーッ!!
????無駄無駄無駄無駄無駄ァーツ!!


※この写真でプレイしているのはP-Mではありません。念のため。

P-M「何をするだァー」
????「貧弱!貧弱ゥ!」
カトリ「あ、あのぉ…。買い物終わりましたが…」
P-M「おお、今日は早かったじゃん。どうだった?」
カトリ「いやぁ、2,000円しか使わなかったよ」
P-M「"しか"って、かなりの大金だと思うが」
カトリ「それは別として、さっきロボクラフトで対戦していた方は誰?」
P-M「いや、知らないよ。気付いたら殴り合いになっていたんだ」
カトリ「へぇ、見ず知らすの人と対戦か。面白そうだな。で、勝負の結果は?」
P-M「あさがやはどこへ消えた?」
カトリ「(負けやがったな)」


オンラインレーサー



あさがや「…」
P-M「あ、いたいた」
あさがや「…」
カトリ「画面にじっと見入っている。あさがやめ、オンラインレーサーに本気で入れ込むつもりなのか?」
P-M「まだβテストすら始まっていないのに。しかし、こんな真剣なあさがやは久しぶりに見た」
あさがや「(昼飯は何を食べようかな〜。牛丼にするか麺類にするか迷うぜ)」

P-M「あさがやがそこまでやる気なら、こちらも受けてたとうじゃないか。勝負だ!!」
あさがや「え?何のこと!?」
カトリとぼけて相手を油断させる作戦か。今日のあさがやは一味違うな」
P-M「席に着け。ゲームだからと言ってあさがやに負けるつもりはないぞ」
あさがや「あ、う、うん」
P-M「(ストレートが多いこのコースなら、大径アルミに大径タイヤ、モーターはレブチューンがいいだろう)」
あさがや「(客が多い駅前のレストランなら、牛丼にギョク、調味料は七味というすぐ出来る食べ物がいいだろう)」

・P-Mマシン
ボディ:バンキッシュJr.
ローラー:大径アルミベアリングローラー
タイヤ:大径タイヤ
モーター:レブチューンモーター

・あさがやマシン
ボディ:スーパーアバンテ
ローラー:大径アルミベアリングローラー
タイヤ:大径タイヤ
モーター:レブチューンモーター

カトリ「ボディ以外同じセッティングだ!!」
P-M「やはりあさがやも考えは同じかッ!?」
あさがや「ま、まぁな。適当に選んだわけじゃないぞ。断じて違うからな!」

スタッフ「シグナルの合図にあわせて左クリックでスタートします」
P-M「タイミングの勝負か。絶対に負けぬ」
あさがや「汗が冷えてきたな」

レディ…ゴー!!

あさがやハックション!!
P-M「なッ!?」
カトリ「あさがやが絶妙なスタートを切った!!」
P-M「なんだあのタイミングは!?」
あさがや「お〜、スーパーアバンテがリードしているじゃん。ラッキー」
P-M「同じセッティングだから差を詰められない!」
カトリ「それどころかじわじわと差が広がっている…。ボディ重量の差か?」
スタッフ「さぁ、最終コーナーを回って…」


ゴーーール!!


画像提供:カトリ氏

カトリあさがやのスーパーアバンテが勝った!!」
P-M「ぎゃぼー!」
あさがや「うん。ま、まぁ、綿密な計算に基づいたセッティングによる完璧な勝利だったな」
カトリ「そこまで計算していたのか!」
P-M「あの偶然を装ったスタートも計算づくだったわけか…悔しいが完敗だ」
あさがや「勝負も終わったし、駅で牛丼でも食べて帰ろうか。ハッハッハ」
カトリ「牛丼一択!?食事にもまったく迷いがない。やはり今日のあさがやは一味違うな」