今度は引っ越し対決?(その5)

何だかんだで作業を順調にこなす一行。

「あとはこの一箱だけか」
「そういえば箱男ってどうなったんだっけ?」
「箱男?あぁ、電波少年ね」
「まぁどうでもいいか」
「そうだな」

何の生産性もない会話を繰り広げた後、
近所のファミレスで一休みすることに。
「P-Mサン、346サン、お疲れさまです」
「いやぁ、疲れたなー」
「よし。オレは生ビールでも飲…」
「ダメですッ!」
「え…?何でだよ?」
「いいですか346サン。体内に入ったアルコールはまず肝臓に(中略)
アセトアルデヒトに分解され(中略)…わかりましたか?」
「あーはいはい。酒は飲んでも飲まれるなってことだろ?」
「(うわっ!346のヤツ絶対に聞いていないな)」

「…」

重い空気が約数秒間(体感346秒前後)流れた。



「まぁとにかく午後のために万全な状態で臨みましょう」
「午後!?」
「もちろんですよ。今度は引っ越し先の部屋の中に入れないといけませんからね♪
「…え?」

初出:2006年10月30日 峠の茶屋「今度は引っ越し対決?(その5)」