ナベタベール

2007年10月12日(金)

10月。
読書の秋、運動の秋、ほしのあき、そして食欲の秋である。
多忙ながらも平和な金曜日。
トラブルをメイクすることにかけては右に出る者はいない、あの輩が魔弾丸を打ち込んできた。

346「10月と言えば鍋の季節だ。鍋でも行こうぜ」
P-M「10月は鍋の季節じゃないだろう」
346「鍋食いに行くぞ、鍋」
P-M「聞いちゃいない…。オマエは鍋(容器)だけ食ってろ」
後輩「346さんなら食べかねませんね」
C氏「お、鍋か。いいんじゃないの、うん。今日はハナキン(死語)だしねぇ」
346「よし、決まりだ!じゃあ明日の20時、駅前で待ち合わせだ!!」
P-M後輩C氏今日じゃないの!?
2007年10月13日(土)

P-M「集合5分前到着」
C氏「おつかれ」
後輩「もうみなさんそろっていますよ」
P-M「う〜む、さすが。というよりも、これが普通か」
346「オマエな〜。アイツらみたいな遅刻コンビと一緒にすんなよ」
P-M「コンビといっても、遅刻しているのはムーンブルグだけで、ドムドーラはちゃんと来ているぞ」
346「賊だからな、アイツは」
P-M「賊は関係ないと思うが」
C氏「店は予約してあるのかい?」
346「オウ、バッチリな。どこの店だっけ、後輩」
後輩「私は予約してませんが」
346「…」
P-M「こっち見んな」
C氏「こんなこともあろうかと…」
346「お、さすが!やっぱり年長者は違いますね。それに比べて若い衆は人生経験が足りない」
P-M「346とはタメのはずだが…?」
後輩「346さんにだけは言われたくありません」
346「どうでしょう、Cさん」
C氏「おぉ、あったあった。このサイトだよ。いやぁX02HTはいいねぇ。スマートフォン仲間のP-Mクンもアドエスで調べれば一発じゃないの。GPSのヤツ買ったんでしょ?ボクはまだGPSの買ってないからルート案内は出来ないけど、そのうち買うから」
346「あ、あの、鍋は?」
C氏「いかんいかん、すっかり忘れてたよ。ハッハッハ」
後輩「もう私が調べましたよ。駅から10分くらい歩くとちょうど鍋料理の店がありますね」
346「そこに決定!結局P-Mは何も役に立たなかったな」
P-M「(役に立たない度で言ったらCさんと346と同じだったと思うが)」

鍋料理屋

346「先に言っておく。オレは鍋奉行だ」
C氏「おぉ、頼もしいな!」
346「任せてくださいよ!鍋なんてボコボコにしてやんよ!!」
P-M後輩「(イヤな予感がする…)」

C氏「ところでP-Mクン。頼んでおいた"くさいよね"の答え、わかった?」
P-M「も、もちろんですよ!(すっかり忘れていた。まずい、まずいぞ。まったくの予想外だ)」
C氏「アレ、ボクもわかっちゃったんだよ」
P-M「Cさんもですか?アレはくさいですよね〜」
C氏「ね〜、くさいよね〜」
P-M「あのくさみが何とも言えませんよね(何だ!?さっぱりわからん)」
C氏「ところで今話題のSchool Daysなんだけど」
P-M「これから鍋なのにその話はNGですよ!」
346「なんでだよ。スポーツの話くらいいいじゃねえか」
P-M「恐らく勘違いしているから突っ込んでおく。それはスクールウォーズだ。見たこと無いけど」

後輩「お奉行様、鍋が来ました」
346「うむ、良きに計らえ」
C氏ニクいヤツがやってきた」
346「にくにくにしてあげる♪」
P-M「346、それ気に入っているな」
C氏「初音ミクだね。アレはいいよね」
P-M「そうそう。ナベといえば、我がライオンズの監督が渡辺久信になってさぁ」
346「何だよ。全然あったまらねぇじゃん」
後輩「当たり前じゃないですか。火が着いていませんよ」
346「それを早く言えよ」
C氏「ハッハッハ」
P-M「…なんでだよ。スポーツの話くらいいいじゃねえか」

後輩「お奉行様、煮えたぎってきました」
346「うむ、良きに計らえ」
C氏「タレが二種類あるね。こっちはゴマ、こっちは…何だ?コチュジャン?」
後輩「私はゴマで。P-Mさんは?」
P-M「せっかくだからオレは赤のタレを選ぶぜ」
346「チャレンジャーだな。オレは白にしよう」
P-M「(普通に流されたー。ホントはゴマが良かったのにー!体を張ったギャグだったのにー!!)」
346「鍋といえば闇鍋だな。オマエらやったことねぇの?」
C氏「ないねぇ」
後輩「ありません」
P-M「ない。346は?」
346「オレもねぇ」
C氏「…」
後輩「…」
P-M「…(何のフリだったのだろう)」

後輩「お奉行様、そろそろよろしいでしょう」
346「うむ、良きに計らえ」
P-M「奉行のわりに、さっきから良きに計らえしか言ってないよね」
C氏「ハッハッハ。さっきの"せっかくだから"はデスクリムゾンか」
P-M「え?今頃!?しかもこのタイミングで!!」
後輩「食べましょうか」
C氏「うん」
346「う、うまい!!…ように感じる
P-M「こ、これは…」
C氏「う〜ん…」
後輩「…」

その後、我々は食べた。
ひたすら…そして黙々と。
まさにリアル孤独のグルメである。
違うのは独りで静かで豊かじゃないことと、自由でなんというか救われてないことだろう。

C氏「い、いやぁ、今日は楽しかったねぇ。またやろう」
後輩「そのときはまた私もお誘いください」
P-M「さてと、じゃあ帰りますか」
346「よっこいしょういち」

ガシャーン!!

346のバッグが鍋に引っかかり、ひっくり返してしまった。

P-M後輩「(イヤな予感的中…)」
346「えらいことになってもうた」
P-M「早く拭くんだ!」
後輩「了解」
C氏「ボクは鍋を戻すよ」
346「うぅ…みんなすまねぇ。もうこの店には来られないな」
P-M「いや、いいって。気にするなよ(別の意味で来ることはないと思うから)」
C氏「仕方ないよ。こんなときはボクの胸でお泣き」
346「遠慮します。じゃあ今日は解散…。また月曜日に会いましょう」
P-M「あ、あぁ。おつかれ…」
後輩「346さん、珍しくへこんでますね。月曜日大丈夫でしょうか」
P-M「う〜む…。アレは重傷だな。何であんなにへこんだのだろうか」
C氏「坊やだからさ…」

2007年10月15日(月)

346「いいこと考えた!鍋の会結成するぞ!!」

いつもの346に戻っていた。